のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

≪当麻寺≫で、今年最後の“紅葉狩り” (2)

2014-11-30 09:05:35 | 日記

 小高い丘の回遊路から、『西南院』周辺の塔・建物・紅葉を思う存分楽しんだあと、私は西南院の“書院”に戻った。

 そこで、抹茶の接待を受けながら、今度は中から、西南院の庭園を楽しんだ。

             

 

                    

 

                     

      

 

 

 そろそろ帰ろうかと席を立ってフト後ろを振り返ると、部屋の障子が外の紅葉を映して、ピンク色に染まっていた。私は思わずシャッターを押した。

                       

 

 

 落ち着いてよく見ると、黄葉の前の障子は、薄い黄色に染まっている。

 そこで今度は、障子の部分を大きくして、撮ってみた。

            

 

 

 

 西南院を後にして、しばらく境内を歩く。

 途中ふらりと立ち寄ったある塔頭の前庭で、「ふうせんとうわた」という、ちょっと変わった植物に出会った。

 そのちっちゃな花が、とっても可愛かった。

                     

 

 


 

 

 その後私は、別の塔頭『中の坊』にも入ってみることにした。

 『中の坊』のお庭からは、≪東塔≫が間近に見られるというので。

 でも東塔の前景を飾るのは大きな枝垂れ桜で、東塔の全景を写そうとすると、枯れた枝垂れ桜が邪魔をしてしまう。

 そこで、東塔と紅葉を一緒に写そうとしたら、こんな写真になってしまった。

                       

 

 

 中の坊の庭園で美しかったのは、池の水面に浮かぶ、スイレンの葉やモミジだった。

                  

 

                    

                  

 

 

 水面は、折からの青空と白雲を映して、さらに色彩豊かになった。

         

 

 

                  

 

                         

 

 

 お庭の真っ赤なモミジは、バックの苔の緑によって、よけいその赤を際立たせている。(左)

 (白雲を浮かべた)青空と逆光のモミジの対照も、なかなかステキだった。(右)

          

 

 

 お庭の中に、清楚な白い花を見つけた。(名前は分からない‥)

                       

 

 

 お庭の外に出ると、そこにも、色とりどりのモミジの風景が広がっていた。

                 

                      

 

 

 『中の坊』の池や紅葉などを存分に楽しんだ私は、中の坊を後にした。

 中の坊の玄関を出たところに置かれた手水鉢が、くっきりと青空や周りの木々などを映していた。

                    

 

 

 空を見上げると、木々の向こうにも、気持ちのいい青空が広がっていた。 

                        

 

                  

 

 


 

 最後に、帰りの参道で撮った写真。 

                    

      

 

           

 

 

          

 

 


≪当麻寺≫で、今年最後の“紅葉狩り” (1)

2014-11-29 14:59:32 | 日記

 今年の紅葉狩りは、この間の嵐山で終わろうと思っていたが、先日のNHKテレビで紹介された当麻寺の紅葉を見て、昨日急遽出掛けることにした。

 でも、NHKの(だけではなく、他のテレビ局でもあることだが)桜や紅葉の紹介には、時として騙されることがある。

 私(たち)にも、かつて苦い経験があった。

 数年前、やはりNHKで、当麻寺の美しいしだれ桜の映像が流され、私たちはそれに誘われて当麻寺に出掛けたのだが、実際はちょっとハズレだっ

たのだ。

 写真もそうだが、テレビの映像は、美しいところを上手く切り取って写すので、実際以上に素晴らしく見えることがある。

 同じ当麻寺ということもあり、ちょっと不安がないではなかったが、今回は大丈夫だろうと信じて出掛けることにした。

 

 ※当麻寺の紅葉の前に、昨日の朝はラジオ体操に公園に行ったのだが、その帰りに撮った2枚の写真を載せておきます。

       

        (近くのビルの壁に、見事に映った街路樹)                (木を前景にした、我がマンション)

 

 


 

 

 当麻寺の駅には、11時半頃着いた。

 駅から当麻寺に向かっては、1本の参道が貫いており、道の両側には、伝統を感じさせる立派な家並みが続いている。

 その中で私の興味を引いたお家の玄関先を、無断で撮らせていただいた。

            

 

 

 話が前後するけれど、当麻寺駅に向かう電車の中から、二上山とその周辺の色鮮やかな紅葉の風景が見えて、私の心は躍った。

 元気があれば、当麻寺の帰りに二上山まで足を伸ばして、間近にその紅葉を見たい!と思う程だった。

 当麻寺に向かう道からも、その二上山は見えるには見えたが、光と距離の関係から、電車の中から見たような鮮やかさはなかった。

 でも一応記念に撮っておいた。

                  

 

 

 15分くらい歩いて、当麻寺の仁王門に到着した。

 その仁王門と、境内に入ってすぐのところに建てられた、日本最古の鐘楼(右奥に二上山の一部が見える)の写真。

                           

                 

 

 

 私は広い境内を横切って、今回NHKで紅葉の名所として紹介された、『西南院』に向かった。

 『西南院』には、“書院”の奥に、広い“回遊式庭園”が造られていて、近くには“西塔”も建っている。

 庭園は、庭園の後ろの小高い丘に通された回遊路から見下ろせるようになっている。

 回遊路の周りには色とりどりの紅葉があり、途中には展望台もあった。

 その展望台からは、二つの塔(“西塔”と、はるか離れたところにある“東塔”)が望めた。

               

                  

      

                 ≪西塔≫                                 アップで撮った、≪東塔≫

 

 

 回遊路の周りの紅葉。

              

 

 

 

 次に、紅葉と塔や建物が織りなす情景の幾枚かを紹介します。

    

 

                  

 

                   

 

         

                        

 

 

                     

                                   

                   

                     

     

                   

 

 

 

 回遊路を大きく回って西塔に一番近い所辺りに来ると、目の前に色とりどりの紅葉の世界が広がった。

                

                       

 

 

 そこからは、遠くに二上山も望める。(やっぱり写真を撮ってしまう)

                    

 足元に植えられた“千両”の緑が、逆に目を引いた。

                        

 

 

 最後に再び、紅葉の世界。

                    

 

                

           

      

 

 

 

 

 

      

 

 

 

                                               


今朝の中津公園

2014-11-27 13:42:44 | 日記

 今朝は昨日のダンスの疲れがまだ残っていたが、思い切って公園に行くことにした。

 それは、今年も皇帝ダリアを見事に咲かしてくださったHさんに、直接お礼を言いたかったし写真も渡したかったから。

 公園に着くと、もう終わっているのではと思っていた皇帝ダリアが、まだ沢山花を開いていた。

 皇帝ダリアの写真は今まで沢山載せてきたので、ちょっと違った角度で(黄葉と一緒に)撮ろうと思ったが、結局変な写真になってしまった。

 (でもせっかくなのでその写真と、今公園の中心の花の菊を、次に載せさせていただきます。)

              

 

     

 

                      

 

 

 次は、公園から淀川の堤防を眺めた写真。

                 

 

 

 今朝の公園の黄葉と落ち葉。

             

 

 

 ケヤキ並木では、落ち葉の量が一段と多くなっている。

           

 

 

 落ち葉の上を歩く鳩。

                  

 

 

 その他の、今朝の紅(黄)葉の風景。

              

 

                  

 

            

            

    

             

 

 

 

               

           

 


京都・嵐山の紅葉 ≪後半≫

2014-11-22 20:42:55 | 日記

 『嵐山公園』では、いろんな色の紅(黄)葉が見られる。

                

 

                  

                  

 

      

 

                  

 

 

 公園の中で、この時期には珍しいツツジの花が、紅葉をバックに咲いていた。(左下)

 公園の中には、木々の間に、万葉集などの歌を記した歌碑が置かれている。(右下)

         

 

 

 嵐山には、外国の観光客もたくさん来られている。

 中国人の観光客の集団が、盛んにカメラを紅葉に向けられていた。(左下)

 公園の中で猫ちゃんを見つけた。猫好きの私は、ためらわずシャッターを押した。(右下)

       

 

 

 再び、嵐山公園の紅葉の写真を何枚か。  

                    

          

                     

                

 

                         

 

               

 

 


 

 

 

 存分に紅葉を堪能した私は、嵐山公園を降りて、もと来た路を嵐山駅へ向かった。

 その途中で撮った写真。

     

 

                  

                   

 

                   

 

 

 帰り道で逆方向から渡月橋を眺めると、橋の上にはまだかなりの観光客の姿があった。

                 

 

 

 最後に、川の浅瀬の鳥と、橋のたもとから勢いよく流れる水。

                     

                   

   

 

      

 

 

 

 

 

 


京都・嵐山の紅葉 ≪前半≫ 

2014-11-22 19:31:35 | 日記

 昨日(21日)は、嵐山の紅葉を見に一人で出掛けた。

 本当は、朝早くに出掛けて、朝日を受けて輝く嵐山の紅葉を見るつもりだったのに、到着したのは、結局お昼過ぎだった。

 お日様はすでに嵐山の背中側に廻り、嵐山の紅葉部分は日陰になってしまっていた。

                       

 残念無念!

 

 それでも、紅葉した嵐山の上から、一筋の白い雲(飛行機雲?)が、青空に向かって伸びているのは嬉しかった。

      

 

 

 (次からは、嵐山付近で撮った写真を、順番に載せていきます。)

      

 

 

                  

 

 

                  

                         

 

 

 

 昨日は紅葉シーズンまっただ中の晴天とあって、渡月橋の上も下も、人で一杯だ。

 その人たちを待ち受ける人力車がズラリ!

                   

 

                        

 

 

 嵐山の紅葉が期待どおりに撮れなかった(私が悪いんだけれど)ので、私は、嵐山のもう一つの紅葉スポット・『嵐山公園』に向かって歩いた。

 途中の路で、まっ赤なドウダンツツジの中、ピンクの山茶花が一輪咲いていた。

                      

 

 

 

 『嵐山公園』は、川沿いの路から崖を昇った、小高い場所にある。

 公園から嵐山(川)の方を見ると、木々の葉が、日の光を透かして輝いていた。

                   

 

 

 下を流れる川、そして川面に浮かぶ舟が、木々の間から透けて見える。

                    

      

                  

                  

 

 

                   

                   

 

    

        

 

 

 

 

 

 

        

     

   

   

  

   


なんでやねん!

2014-11-22 18:11:17 | 日記

 昨日、衆議院が解散された!

                      

 

 昨日に先立って、衆議院解散・総選挙が行われるもようだという報道に接したとき、私は驚きとショック、そして激しい怒りに襲われた。

 

 安倍首相は、一体何を考えているんだ!?

 今は、山積しているさまざまな問題の解決を目指して、首相はじめ国会議員には、奮闘してもらわなければならない時期なのだ。

 それなのに、あえて政治的空白を作り、巨額の選挙資金(国民の税金だ!)を使って、総選挙とは!

 どんなにきれいごとを言っても、首相を初めとする与党の政治家が、国民の生活のことなど、露ほども考えていないことは明らかだ!

 あるのは、自分たちの利益を守ることと、政権の延命以外の何ものでもない。

 

 かてて加えて、総選挙が行われた場合、橋下大阪市長が大阪選挙区から出馬する可能性を示唆したことには、本当に開いた口が塞がらなかっ

た。

 橋下市長の常識外れの言動には、今までもずいぶん驚かされ、激しい怒りを感じてきたが、又か!って感じ。

 府知事の任期途中であるにもかかわらずその職を辞して市長戦に出馬し、当選すると、人権を無視してのやりたい放題!

 自分の考えが市議会で拒否されると、市民の意見を直接聞きたいなどと言って、市長を辞職して再選挙。 (この時も巨額の選挙費用を使った。)

 そして今度は、2度も選挙をして得た市長の職を又途中で投げ出して、国会議員に立候補とは!?

 

 安倍首相にしても橋下市長にしても、自分の考えを押し通したい時にのみ、選挙で国民(市民)の信を問いたい!などとのたまう。

 政治家って、いったい何なんだ!?

 

 総選挙の実施が決定した今、今度こそ私たち国民は、騙されることなく、国民のことを本当に考えてくれる人を選ばなければ!と強く思っている。

 

                    


Yさんと奈良を歩く 3) ≪平城旧跡のススキ≫

2014-11-21 07:32:10 | 日記

 以前から私は、今年こそ、ススキの風景を見に行きたいと思っていた。

 ススキと言えば、曽爾高原か葛城山だが、どちらもチト遠すぎる。

 それに、この間の兄の法要のときに三瓶山でススキを見たから、今年はこれでいいか‥という思いも無くはなかった。

 でもやはり、せっかく奈良に行くのなら、せめて平城旧跡に広がるススキの原っぱを見てみたいという思いも捨てがたかった。

 Yさんにそのことを話すと、彼女は快く承諾してくださった。

 

 私たちは、近鉄奈良駅の次の新大宮駅で降りて、そこからススキを見ながら平城旧跡を突っ切って、西大寺駅まで歩くことにした。

 新大宮駅で下車してしばらくのところに、佐保川が流れている。

 春になって、佐保川の両岸の桜並木が満開になると、佐保川はさながらピンク色の長い長い帯になる。 それは見事な光景だ。

 今は、桜モミジもほとんど葉を落としていたが、春の情景が懐かしく思い出されて、写真を撮った。

                      

 

 

 電車から見ると、新大宮から平城旧跡まではすぐの感じだったが、歩くとなると、道も複雑で結構な距離があった。

 それでもTさんのお陰で、スムーズに、旧跡の周りに広がるススキの原っぱに着くことができた。

 

 西の方にカメラを向けると、逆光の夕日を受けて、ススキが白く揺れている。

                   

                  

                 

     

 

 

 東の方を向くと、まだ夕陽を受けて、割と明るいススキの景色が広がっていた。

                 

 

                   

 

                 

 

 

 朱雀門辺りに、夕陽が落ちていった。

 その後朱雀門は、夕陽の残照の中で、次第にシルエットになっていった。

                     

 

                    

                 

              

 

 

 かなり暗くなったススキの原のなかを進んで行くと、大極殿が見える所まで来た。

 そして大極殿は、しばらくすると、ライトアップされた。

                  

 

                    

 

                    

 

 

 私たちは、大極殿が見える所を後にして、すっかり暗くなった路を、西大寺駅に向かって歩いた。

                  

                        

 

 私たちは5時半ごろ、やっと西大寺駅に着いた。

 

 お天気にはあまり恵まれなかったけれど、奈良公園付近の紅葉と平城旧跡のススキの両方が楽しめて、大満足の一日だった。

 付き合ってくださったYさん、ホントにありがとうございました!

 

 

              

 

                     

                 

 

              

 

 

 

 

 


Yさんと奈良を歩く 2) ≪奈良公園辺りの紅葉(後半)≫

2014-11-21 05:41:01 | 日記

 食事を終えた私たちは、若草山の前に広がる大きな広場辺りを中心に、再び散策を開始した。

                   

 

           

 

 

 この広場からは、すでに葉っぱを落とした木々を前景に、東大寺の大仏殿も望める。

                   

 

 


 

 

 

 広場から、少し小高い所(丘)に上ってみた。

 そこでの紅葉など。

                     

 

            

 

 

 赤に慣れた目には、緑が意外に新鮮に見える。

           

 

 

 再び、紅(黄)葉。

             

 

 

 丘からは遠く、『興福寺の五重塔』が望めた。

                  

 

 


 

 

 

 再び、下の広場に戻る。

 広場を中心にした、紅葉の情景。

                       

 

                         

                  

 

 

 あっ、鹿さんをまだ1枚も撮っていなかった!

 そこで、鹿さんがチョコッといる写真を一枚。

                    

 

 

 最後に、広場辺りの風景を更に何枚か。

                    

 

                    

 

    

      

    

         

                     

                  

 

          

                        

                  

    


Yさんと奈良を歩く 1) ≪奈良公園付近の紅葉(前半)≫

2014-11-20 14:30:59 | 日記

 Yさんからランチでもいかがとお誘いがあった。(ちょっとした用事もあって)

 そこで私はYさんに、せっかくなら奈良で会って(Yさんは奈良の方)食事し、その後奈良公園辺りでも一緒にぶらついてもらえないかと、お願いした。

 Yさんは快く承諾してくださり、18日(火)、私としては久しぶりの奈良行きとなった。

 

 近鉄奈良駅前で落ち合い、奈良公園に向けて、食事場所を探しながら歩いた。

 この日の奈良の紅葉は、早い所ではもう盛りを過ぎており、反対に、まだ十分に色づいていない所もありで、イマイチの感はあった。

 それに、途中までは曇り空で、色づいた紅葉が日の光を受けて輝く、あの何とも心弾む情景を見ることは、残念ながらできなかった。

 でもとにかく、自然の中を歩くのは、やっぱり気持ちがいい。

 

 私たちは、周りを眺めながら歩いていった。

 その途中で目にした、紅葉etcの様子をランダムに。

       

 

                    

                       (上)せっかくの若草山も、こんな暗い色調にしか撮れなかった。

      

 

       

 

     

 

 


 

 

 食事場所は、『依水園』入り口にある≪三秀≫というお料理屋さん(たまたま行き当たった)にすることになった。

                        

 

 ≪三秀≫で案内されたお部屋は、ふるびた造りの和室だった。

                     

 

 

 私たちはその部屋でお庭を見ながら、奈良らしい“麦とろご膳”をいただいた。 

                   

                          

                           

                                                                                                                                                                                                                                                                                 

 

            

      

  

 

 


3回連続の皇帝ダリア(で、ゴメンナサイ!)

2014-11-15 10:15:03 | 日記

 一昨日公園に行ったときは時間が遅くて、皇帝ダリアと下弦の月を、一緒には撮れなかった。

 そこで今朝は、一昨日より早めの7時過ぎに、公園に行った。

 果たして、今日は!?

 

 皇帝ダリアの前に、今日も、紅葉しかけた桜の木に心惹かれて、写真に撮った。

 特に、黒くて力強い桜の幹と、淡い赤や黄色・緑の葉っぱとの対比が、美しいと思った。

                  

 

 

 さて、皇帝ダリアは!?

 今日は何とか、お月さまとのツーショットを撮ることができた。

                        

                   

 

 

 

 木々の葉っぱが、太陽の光を透かして輝いている。

            

 

 

 市営住宅のお庭のサボテン。サボテンの造形には、自然の妙を感じる。

    

 

 

 

 ちょっと変わった形のゼラニュームの葉っぱと、もう実を付けた千両。

      

 

 

 最後に、なんとも力強い、ケヤキの幹。

                              

   

                           

 


きょうの中津の青空

2014-11-13 17:32:14 | 日記

 朝9時頃ゴミを出しに下に降りた時ふと空を見上げると、下弦の半月が薄く、我がマンションの向こうの青空に浮かんでいた。

                         

 

 

 慌てて部屋に戻って取ってきたデジカメで上の写真を撮ったあと、私は急に、そのままデジカメを持って付近をブラついてみようと、思い立った。

 表通りに出てみると、ビルの上にも、街路樹のケヤキの上にも、青空(&白雲)が広がっていた。

               

 

 

 

 そのあと私の足はやっぱり、中津公園に向かった。。

 途中、私の好きな建物(マンション)に行きついた。 建物を下から見上げる。

 建物の最上階に植えられた木々が、青空に映えている。

                    

 

 

 

 公園に近づくと、色付きかけた桜の葉もチロリアンランプも、青空をバックに一層輝きを増している。

         

 

 

 私が急に公園に行こうと思ったのは、“皇帝ダリアの花の向こうに浮かんでいる半月の写真”が、もしかしたら撮れるのでは‥と、期待してのことだった。

 でも、それには時間が遅すぎた。

 2本ある皇帝ダリアのうち、この間まではまだ花を咲かせていなかった方の木も、今朝は沢山花をつけていた。

 でも、その花たちの向こうには、残念ながら、半月の姿は無かった。

 (皇帝ダリアの写真は、この間のブログにも載せたばかりですが、今朝の花をもう一度‥。)

          

 

 

 下弦の半月は、公園の木々の上(間)に、かすかにその影を見つけることができた。

                          

                  

 

 

 

 (青空とは関係ないけれど…)公園の花畑で久しぶりに、畑の手入れをされているHさんに遭った。

 Hさんは私と同じ一人暮らしで、優に80歳を越えられている。

 昨年は愛猫を亡くされたうえに、ご自身も癌の手術を受けられた。

 癌は幸い早期発見で、術後の経過はいいみたいだが、それにしても、朝から畑の手入れをされるなんて、本当にスゴイナ!と思う。

 私なんかHさんのようにはとてもできないだろうけれど、少しでもHさんの気力を見習いたいと思った。

 (下の写真・左が、畑の手入れをされるHさん。右は、淀川の土手に停まっていた工事用の車と、その向こうの青空。)

       

 

 

 


皇帝ダリアと落ち葉

2014-11-11 15:20:12 | 日記

 法要の日は雨だったけれど、帰ってきて翌朝目覚めてみると、快晴の日和だった。

 もう皇帝ダリアが花を開いているに違いない!

 そう思った私は、ラジオ体操には間に合わなかったけれど、中津公園に行ってみた。

 

 公園の入り口で毎年上品な花を咲かせる山茶花が、朝陽を浴びて、眩しげに花を開いていた。

                    

 

 

 雌株の銀杏は黄色く色づき、葉やギンナンを落とし始めている。

            

 

 

 皇帝ダリアは、やっぱり花を開いていた!

    

 

 

 桜の木は、その根元に、いっぱい葉っぱを落としている。

           

  

              

 

 

 ケヤキ並木の路は、朝日を受けて、光と影のコントラストが鮮やかだった。

                    

 

           

 

 

 帰り道の歩道の影が面白くて、又シャッターを押してしまった。

                      

  

          

                      


法要で大田へ (2)“湯元旅館”~法要~帰途

2014-11-11 14:07:26 | 日記

 私たちが今回泊まった『湯元旅館』は、三瓶温泉の源泉に最も近い、鄙びた温泉宿だった。

 かつては、この一帯にも沢山の温泉宿があったらしいが、交通の便がイマイチだったりして、湯元旅館以外は廃業を余儀なくされたようだ。

 湯元旅館は、きれいさや便利さから言うと、お世辞にも良しとは言い難かったが、温泉はとっても気持ちがよかった。

 それに、私が何より感動したのは、料理の美味しさだ!

 野菜はすべて自家製の無農薬だと、おかみさんが胸を張って言われるだけあって、どの野菜もそれが本来持っている濃厚な生命力に溢れた味で、とて

も美味しかった。 (私はこんな味の濃い野菜は、久しく食べていないような気がした。)

 味付けも薄味なのに旨みに溢れていて、どの料理も、本当に美味しかった!

 下は夕食の一部。(沢山あり過ぎて写しきれなかったし、一見平凡な料理に見えるけれど‥。)

                    

 

 翌日の朝食も又、とても美味だった。

 私は長いこと卵かけご飯などというものを食したことがなかったが、お米(ご飯)と卵(烏骨鶏)の美味しさにつられて、久しぶりに卵かけご飯なるものを

食べた。 (メッチャ美味しかった!)

 お味噌汁もお漬物もホウレンソウのおひたしも焼いた鯵も‥どれもどれも、生きた素材の味がした。

 こんな食事をしていると、体の中からキレイに健康になり、生きる力が湧いてくるような気がした。

 

 この宿で、私がもう一つ感じたのは、自然の中に身を置くことの素晴らしさだ。

 都会のマンション暮らしで私は、いつも人工的な音や光に取り巻かれて生きている。

 この日、夜中の3時くらいに目覚めた私は、久しぶりに静けさの中で降る雨の音を聞いた。

 (マンションは気密性が高く、少々の雨の音など、全く聞こえない。)

 昔ながらの日本布団に包まれて、雨の音を聞きながら横たわっているのは、とても幸せな気分だった。

 

 


 

 

 

 今回の法要には、上から2番目の姉が体調イマイチで参加できなかったが、あとの姉妹は、その旦那・(一部の)子どもも含めて可能なかぎり参列した。

 姉妹の中で一番下の私が、もう70歳。

 なので、姉たちは、当然のことながら、更に高齢だ。

 実年齢と健康とは、必ずしも一致しないけれど、もしかしたらこのように集まれるのは、今回が最後になるかも知れないという思いが、誰の心にもあっ

た。

 その中でも今一番心配なのが、お義姉さんの健康状態だ。

 足が悪く、歩くのも苦労されている。

 その上、耳が悪いので、意志の疎通がとても困難だ。

 そんな状態の中で、今回の法要を一人で準備されたのは、さぞかし大変なことだったろうと、遅まきながら思い、これからのことが心配になった。

 義姉には二人の娘がいるけれど、二人とも東京暮らし。

 今は、大好きな猫2匹(ゴン太と茶太郎)といっしょに暮らされている。

 お義姉さんは、いつも、この2匹を見送ってやらないと死ねない、とおっしゃっている。

 どうか、2匹の猫とお義姉さんの平穏な生活が、できるだけ長く続きますように!(私には、祈ることしかできない)

 

 (そのゴン太と茶太郎は、私たちが行ったとき、お義姉さんのベッドで、仲良く並んで横たわっていた。 でも、茶太郎の方は、何処へともなく姿を隠してし

  まった。なので、ゴン太くんの写真だけ載せておきます。 ゴン太くん、どうかお義姉さんをヨロシクね。) 

                           

 

 


 

 

 

 法要が終わった後は、場所を変えて、皆で食事した。

 そして、姉夫婦と私は、その日のうちに大阪に帰るべく、2時過ぎには席を辞した。

 (同じくその日のうちに東京に帰る姪一人といっしょに。)

 私たちはタクシーで大田市駅に向かった。

 

 次は、駅のホームから撮った写真。

 その日は雨がずっと降り続いていて、周りは靄がかかったように霞んでいた。

                    

                    

    

 

 飛行機で東京に帰る姪とは出雲で別れ、私たち3人は、行きと同じコースで帰阪した。

                    

                            

 

                    


法要で大田へ (1) 1日目…初めての≪三瓶山≫

2014-11-11 11:47:43 | 日記

 11月9日は、長兄の七回会(浄土真宗では「忌」を使わずに「会」と言う)と母の23回会の法要が、亡き兄が住んでいた島根・大田の家で行われること

になっていた。

 

 私は法要の前日(Tさんのお通夜に参列した翌日)の朝早く、姉夫婦と一緒に、新大阪を出発、伯備線・山陰線を乗り継いで、島根・大田に向かった。

 (法要は、9日の10時半から始まるので、当日出発したのでは間に合わないから‥)

 私たち姉妹は、島根県の出身なのに、島根の最高峰(と言っても、1100メートルちょっとだけれど)の三瓶山には、まだ行ったことがなかった。

 なので、この機会に、できるだけ早く大田に着いて、初めての三瓶山を楽しみたいと思ったのだ。

 

 しかし、山陰・大田への交通は不便で、朝7時35分の新幹線で出発したのに、大田市駅に着いたのは、午後1時を過ぎていた。

 昼食を車中で済ませていた私たちは、観光案内所の方の助言を受け、大田市駅からタクシーで、早速三瓶山巡りに出発した。

 

 三瓶山は、大田市駅から車で30分は掛かるそうだ。

 大田市駅を出発して20分くらいのところにある『さひめ湖(三瓶ダム)』で、やっと三瓶山がチラッとその姿を現した。

 

                                    さひめ湖の噴水

                   

                        

 

 

 わずかに顔を覗かせた三瓶山の山頂。

                          

                   

 

 

 噴水とは別の、さひめ湖の情景。

                           

                    

 

 

 タクシーはさひめ湖を後にして、三瓶山に向かった。

 途中の紅葉。(三瓶山の紅葉は、山頂ではもうその盛りを過ぎていて、麓はまだまだだった。)

                    

 

                

 

 

 三瓶山の麓に到着。

 草紅葉(と言うにはちょっと早いが)を前景に、三瓶山はどっしりと座していた。

 あまり高くはないけれど、山にはやはり威厳のようなものがある!

                

 上の写真は、左が『男三瓶(おさんべ)』で、右が『女三瓶(めさんべ)』。 (他に、『子三瓶』や『孫三瓶』もあるそうだ。)

 

                           

                  

 

 

 車はさらに進んで、『浮布池』に着いた。

 浮布池を前景にした三瓶山。

                    

    

              

                  

 

 

 麓の道をぐるりと回っていくと、三瓶山は、今度はススキの衣装をまとった姿で現れた。

                   

                     

 

                   

 

                   

 

 

 更に回って、三瓶に上る観光リフトが設置された場所に到着した。

 リフトに乗って三瓶に上ってみたかったが、今回はその時間が無い。

 その場所から振り返って見た、三瓶の反対側の山並み。

                   

 

 そこで三瓶の麓巡りは終わり、車は、その夜の宿・『湯元旅館』へと向かった。

 

 

                   

                 

                          

                              

                      


古稀の誕生日は、友との永訣の日に‥。

2014-11-06 11:47:05 | 日記

 Tさんは、私とは小学校と中学校を共にし、ここ数年は大阪で、(他の同郷の友だちも一緒に)お花見や食事を楽しんだりしてきた、かけがえのない幼馴

染みだ。

 Tさんは、中学時代からバレーボール部で活躍され、大阪で結婚された後も、ずっとママさんバレーを続けておられた。

 すぐ疲れる私なんかと違って、疲れを知らぬタフな体力と気力の持ち主だった。

 

 その彼女が昨夏、突如大腸がんを宣告され、手術を受けられることになった。

 かなりの大手術だったと思うが、彼女は術後も元気で、引き続く抗がん剤やX線治療にも、しんどさを表には見せず耐えられた。

 しかし、手術前から転移があった骨の癌が、徐々に牙をむき出してきて、今年の夏頃からは、激しい痛みとなって彼女を苦しめ始めた。

 その間も彼女はしんどい体に鞭打って、気丈に一人で病院に通われ、辛い治療を続けられた。

 私(たち)は、時々お家にお邪魔し、或いは近くのレストランに行って、ランチを一緒にしながら他愛無いお喋りをした。

 私と同じくらいお喋りが好きなTさんは、お喋りをしているときだけはしばし痛みを忘れられるように見えた。(実際は痛かったと思うけど…)

 

 その彼女が、10月頃から、次第に病院に一人では行けなくなった。

 家が割と近い私は、たまに彼女の病院行きに付き添ったりもした。

 

 (前のブログに書いたように)10月20日は、中学時代の同窓会。

 私なんかより数段故郷の友だちと繋がりが強かったTさんは、さぞかし同窓会に参加したかったに違いない。

 でもそれはとても叶う状態ではなかった。

 それにもかかわらず彼女は、同窓会の途中で友だちから掛かってきた電話に、「病気を治して又大阪で同窓会をするからね!」と、元気に話されていた

とのこと。

 

 彼女の様態が急変したのは、同窓会から程なくの10月30日のこと。

  (同窓会から帰ってきてからも、私は2,3度は電話で話したりメールのやり取りをしていた。そのときは、以前とそう変わりはなかった。)

 でも30日のお昼過ぎに電話したときは、彼女の様子が今までと全く違っていた。

 それまでは、多少喋りづらそうだったものの意思疎通に問題はなかったのに、その日は、彼女が何を言っておられるのか、全く聞き取れなかったのだ。

 私はビックリ仰天して、迷ったあげく「喋るのしんどいやろから、今はユックリ休んで。」と言って電話を切った。

 その後の数時間、私の心臓はドキドキと激しく打ち続けた。 (彼女の様子を知ろうにも、彼女の携帯以外連絡のしようがなかったから…。)

 そしてその日の夕方5時半、息子さんが彼女の携帯を使ってメールを送ってくださって、彼女の入院を知ったのだった。

 

 私は、(やはり幼馴染みの)Aさんに連絡して、翌日(31日)早速病院に行った。

 私たちはTさんの状態がどうか分からず不安な気持ちでいっぱいだったが、極力心を落ち着けて病室に入った。

 恐る恐るカーテンを開けた私たちの正面のベッドに、Tさんは点滴を受けながら横たわっておられた。

 私たちの怖れと違って、点滴で痛みが和らいでおられるのか、Tさんの表情は穏やかだった。

 物は言えない(食べ物も水も飲み込めない)ものの、表情はしっかりしていて、私たちが言ったことに、手の動きと表情で、しっかり答えてくださったの

だ。

 Aさんと私は、ホッとして病院をあとにした。

 

 ところが‥

 その翌日の11月1日の夕方、息子さんからメールが来て、「部屋が変わったので、よかったら顔を見せに来てほしい」とのこと。

 そこで私は、翌日の2日の午後、病院に行くことにした。

 

 


 

 

 2日、私が慌ただしく病院へ行く準備をしているところに、玄関のチャイムが鳴って、宅急便が同時に2つ届いた。

 実は翌3日は、私の誕生日。(今年は古稀の誕生日だ!)

 なので、宅急便の一つは花束、一つは果物のプレゼントだった。

 本来だったら、喜びをかみしめてプレゼントを開くところなのに、この日の私にはその余裕がなく、もどかしく包装をほどき、花束はそのままバケツに、果

物は分けて冷蔵庫に入れて、家をとび出した。

 (でもその前に写真だけは撮っておいたのは、いつもの習いか…?)

                   

 

 病室(個室に変わっていた)に入って、私は愕然とした。

 なか一日しか経っていないというのに、Tさんの姿は全く変わっていた。

 鼻には酸素のチューブを付けられ、眼はうつろに開かれている。

 目を時々つむられることもあるが、眠るわけでもなく朦朧とした感じ…。

 それでもこの日は、私が彼女の顔の正面から呼びかけると、うなずいたりの反応はあった。

 私は息子さんと二人で、時に彼女に呼びかけたり手を握ったり、顔の汗をぬぐったりして、娘さんが来られるまでの間、5時間くらい彼女につき添った。

 娘さんが来られたあと、「また明後日来るからね!」と言って、病院をあとにした。(明後日と言ったのは、翌日は親しい友人のUさんが来られると聞いて

いたから)

 


 

 

 翌3日…私の古稀の誕生日。

 私はこの日は、前から家でユックリ過ごすつもりでいた。(家でしなければならない事が山ほどあったし…)

 朝も公園に行くつもりはなかったが、あまりのお天気の良さに公園にだけは出掛けることになったけれど。(前のブログ)

 

 公園から帰ってきた私は、お祝い電話を掛けてくださった方と喋ったり、お祝いメールに返信したりして、お昼頃までグウタラ過ごしていた。

 

 ところが、午後1時半過ぎ、息子さんからメールが来た。

 「お母ちゃんが危なそうです、良かったらお願いします。」(原文のまま)と。

 私は、取るものも取りあえず、病院に急いだ。

 

 病室に入ると、3人の子どもさん(息子さん2人と娘さん)が、お母さんのベッドの周りを、悲愴な顔で囲んでおられた。

 チューブが酸素マスクに変わり、マスクの中で、彼女は必死に呼吸を続けられている。

 喉に痰がからまっているのか、呼吸される度にゴロゴロと喉が鳴って苦しそうだったが、体全体の痛みがなさそうなのが、せめてもの救いだった。

 

 同じ状態がかなり続いて、夕方になった。

 夕方になって、「長いこと来られなくてごめんね!」と、以前ご近所だった友だちがお見舞いに来られ、それからしばらくしてUさんが来られた。

 それから程なくして、喉のゴロゴロの音が少し静かになった。

 私は愚かにも、呼吸が楽になったのかと喜んだ。 それが、呼吸ができなくなる前触れだということも知らずに‥。

 

 それから間もなくして、呼吸も心拍も、完全に止まった。

 2014年(平成26年)11月3日、午後6時17分永眠。 享年70歳。

 眠っているような、安らかなお顔だった。

 

 私は何よりも、子どもさん3人に囲まれて彼女が逝かれたことを、ヨカッタと思った。

 そして、(私も含めて)友だち3人が子どもさんと一緒に彼女を見送ることができたのも、賑やかで(?)よかったのでは‥とも思った。

 

 斎場がいっぱいで、通夜・葬儀はずいぶん遅くなるもよう。

 通夜…7日、葬儀…8日。家族でこじんまり行われるそうだ。

 大阪在住の花見仲間4人は、7日のお通夜に行かせてもらうことにした。

 


 

 

 今日は6日。

 Tさんが逝かれてからもう3日が経つことになる。

 その間、私は何もする気にならず、呆然と過ごした。(何もする気がしないのは、彼女の死のためだけではなく、私にはよくあることだけれど‥)

 

 昨日になって私はやっと、バケツに放りこんであった花束を、3つの花瓶に分けて入れた。

                 

                  玄関                     (花瓶の手前のイヤリングも誕生日のプレゼント)

 

                    

              (左上の壁に掛けてあるのは、白内障手術の折にKさんから戴いたお見舞いの時計) 

 

 

 こうして、私の古稀の誕生日は、はからずもTさんの旅立ちの日になった。

 今のところまだ、彼女の死のことが頭を占めていて、古稀を迎えた感慨などというものには心が行かない状態だ。

 まあ、しばらくはボーッとユックリ過ごすことにしようと、思っている。