入院時に放置して行ったベランダや部屋の植物(と言っても僅かなものですが)は、退院時はみじめな状態になっていました。
部屋の中に置いておいたハイビスカスだけは、それでも元気よく花を咲かせて、私を喜ばせてくれましたが。
その他のベランダの植物は、丈夫なのが取り柄のカポック(カポックくん、こんな言い方をしてごめんなさい!)を除いて、ほとん
ど枯れかけ同然で、ベランダ自体も汚く荒れ放題でした。
退院はしたもののまだ痛みも治まらず、左手は全く使えない状態だった私は、とりあえずベランダの掃除を、「まちとも」という大阪
市北区のボランティア組織に依頼することにしました。
4月3日にそのボランティアさんが来られました。
植物が大好きと言われるそのボランティアの方は、来られるとすぐベランダの整理に取り掛かられ、見る影もなかったベランダは
アッという間にきちんと整理されていきました。
もう枯れてしまったと諦めていた鉢植えの植物も、枯れ葉や枯れ枝を取り除き、場合によっては植えかえられて、残った僅かの
命を大切に生き返らせてくださいました。
私はその見事な作業ぶりを、ただただ驚嘆の思いで眺めているだけでした。
その時はほとんど写真を撮ることができませんでしたが、枯れてしまって捨てるしかないと思っていたシマトネリコの枝から、早く
も出始めた新芽を見た時ばかりは、感動のあまり思わずシャッターを押しました。
<5月2日のベランダ>
去年買った鉢植えのガクアジサイに蕾が付いて、なんと花が開きかけました!
これも去年買った(私だったら捨てていた)鉢植えのガーベラが、まっ赤な花を咲かせたのには、本当に驚きました!
カポックにも可愛い芽が出、ハイビスカスには次々に花芽が付いています。
<5月13日>
ガクアジサイの花(本当は花ではないらしいのですが)が、ますます大きくなりました。
こんなふうに、鉢植えの植物たちが甦ったのは、ひとえにボランティアさんの素晴らしい働きのおかげです。
本当にありがとうございました♡♡♡