のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

たぶん、今年最後の紅葉狩り…“箕面”へ。

2012-11-29 17:52:49 | 日記

 今年の紅葉は、当初の予想に反して、時期が早まった。

 長く続いた夏の暑さの後、10月の終わりから11月の初めにかけて、朝晩が急に冷え込んだ。

 そのため今年は、紅葉の時期が早まり、十年に一度の色づきの良さになったのだそうだ。

 

 それなのに私は、今年、いわゆる紅葉の名所と言われる所には、ほとんど行けていない。

 毎年行く嵐山を始め、京都の紅葉の名所には、どこにも行っていないのだ。

 

 27日(火)は、11時から美容院。

 1時半ごろ終わって一旦家に帰ったが、この日はお天気もよく(でも凄く寒かった)、どうしても、今年最後になるだろう紅葉狩りに、行きたくなった。

 京都の東福寺にしようかしら、それとも久しぶりに、万博公園に行こうかな?

 あれこれ考えたが、結局、時間的に一番早く行けそうな、箕面に行くことに決めた。

 

 私は早速、スカートをパンツに穿き替え、ブーツをスニーカーに履き換えて、阪急・宝塚線に乗った。

 石橋駅で箕面線に乗り換え、終点の箕面駅で下車。

 そこから、箕面の滝を目指して、一目散に歩き始めた。

 

 歩き始めた私をすぐに、きれいな紅葉が迎えてくれた。

       

 

 

 箕面の滝への道は、川沿いの緩やかな登り坂だ。

 川の流れの音を聞きながら、自然の懐に抱かれて歩くのは、何とも気持ちがよかった。

           

 

              

              

 

 

 川面は、周りの紅葉や木々を、クッキリと映している。

              

 

 

 そして、歩みを進める私の前に、いろんな色・いろんな姿の紅葉が、姿を現してくれた。

        

 

 

 

     

  

 

 

 道の途中に赤い橋があり、その橋の赤と、周りの紅葉や山々が、うまく調和していた。

    

 

 

 歩いていると、紅葉の手前にピンクの花(たぶん山茶花)が、一つポツンと咲いていて、なんか、とっても新鮮な感じがした。

                

 

 

 周りの木々は、様々な色どりを見せている。

    

 

 

 

 1時間ぐらい歩いて、やっと滝が見えてきた。

                   

 

 

 滝は、真っ赤な紅葉に彩られ、豊富な水量で勢いよく流れ落ちる。

     

 

 

 滝壺に落下した水は、落ち葉をのせた岩の間を、勢いよく流れ下っていく。

     

 

 

 

 しばらく滝の水しぶきを浴びた後、うす暗くなってきた道を、私は箕面駅へと、とってかえした。

 道の傍らのお店の窓には、すでに明かりが灯り、提灯の上の紅葉も、なんだか少しボヤけて見えた。

        

 

 

 駅近くまで来たところで、私は、主に果物を売っておられた露店で、大好きなイチジクや柿、みかんや佃煮などを買ってから、電車に乗った。

        

        

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 


大阪城公園のあと、ブーニンのリサイタルへ。

2012-11-29 14:49:05 | 日記

 JR環状線で大阪城公園駅から福島駅に行き、そこから歩いてシンフォニーホールへ向かった。

 シンフォニーホールの前の小さな公園の並木(何の木かな?)も少し色づき、その並木の向こうにホールが見えてくる。

     

 

 

 その日のコンサートは、(前のブログ冒頭に書いた)ブーニンの「幻想」と名付けられたピアノ・リサイタル。

             

 

 ブーニンは、(確か)1990年のショパン・コンクールの優勝者。

 彼のコンサートには、私は以前一度行ったことがある。

 

 私は、今回のコンサートでは、ベートーヴェンの「月光」・ショパンの「幻想即興曲」・シューベルトの「即興曲」を、楽しみにしていた。

 でも、シューベルトの「即興曲(2曲)」は、当日、ショパンの「幻想曲」に変更になった。

 最後に演奏された、シューマンの「クライスレリアーナ」は、私の知らない曲だった。

 

 ブーニンさんには悪いけど、私は、演奏中に彼が足を踏み鳴らされる音が気になって、せっかくの音の世界に没入できなかった。

 そう言えば、前のコンサートの時も、(それまで忘れていたが)その音が気になったのを思い出した。

 もちろん、ずっと足を踏み鳴らされるわけではなく、強い音を出そうとされると、どうも左足に力が入って音が出るようだ。

 名ピアニストの彼が、どうしてそういうことをされるのか、私にはよく分からない。

 他の人たちは、どう思っておられるのだろう?

 

 今回のコンサートで一番良かったのは、ショパンの「幻想即興曲」。

 「月光」は、残念ながら、私の思い描いているのとは、ちょっと違ったような気がする。

 私の感じ方が間違っているのかもしれないけれど、上に書いたような事から、今回のコンサートは、私にとって、ちょっと不満足なものになってしまっ

た。

 

 

             


24日(土)は、まず大阪城公園へ。

2012-11-25 21:30:32 | 日記

 24日(土)は、ブーニンのピアノ・リサイタルの日だった。

 私は初めそのリサイタルに行く予定ではなかったのだけれど、券をとっておられたKさんが緊急入院で行けなくなったため、私が行かせてもらうこと

になったのだ。

 

 リサイタルは、5時開演。

 それまでの時間をどう使おうかしら?

 私は当日になって急に、大阪城公園の紅葉(黄葉)を見に行くことにした。

 その日は、天気も体調もあまり良くはなかったけれど、その日を逃したら、今年の大阪城公園の黄葉を見るチャンスが無くなりそうだったから。

 

 

 大阪城公園にはいろんなルートで行けるけど、その日はJR森之宮駅から行くことにした。

 それは、先に森之宮駅から程近いホテル・KKR(以前桜の季節に一度行ったことがある)に行き、最上階のレストランで食事しながら、大阪城公園全

体の紅葉・黄葉を眺めたいと思ったからだった。

 しかし!

 前に一度行ったことがあるにもかかわらず、森之宮駅を降りたら、KKRへの行き方にチト不安が出てきた。

 そこで、私はサッサと方針を変えて、直接大阪城公園に入ることにした。

 

 

 公園の外周道路を歩きながら、私は目に止まった風景や木々を、写真に撮っていった。

 大阪城公園には、楓(カエデ)の木が少なく、桜や銀杏などの紅・黄葉が主流だ。

    

 

                

 

                 

 

 

 歩いていくと、遠くに、大阪城の天守閣が見えてきた。

 お城の外堀の石垣も。

    

 

 

 歩く道の周りではケヤキなどの木々が色づき、それらはもう、大分葉っぱを落としている。

     

 

                   

 

 

 また別の角度から、天守閣が顔を見せた。

 それにしても、今年は葉の色づきがとてもキレイだ。

     

 

 

 豊国神社の辺りに来て、私は今年初めて、楓(カエデ)の紅葉に出会った。

    

 

          

 豊国神社の前の橋(橋の名前を忘れてしまった…)を渡って、天守閣が建てられている広場まで上って行く。

 その途中で見上げると、石垣に覆いかぶさるように、紅葉が枝を伸ばしていた。

 そして、紅・黄葉に縁取られたお堀が、静かに水を湛えていた。

    

 

 

 

 天守閣のある広場に着く。

 天守閣の近くにある小さな庭園(これも、名前を忘れてしまった)では、(豊国神社にも増して)楓があでやかに色づいていた。

 ここで私は、今年初めて、本格的な?紅葉狩りをした気分になった。

   

               

              

 

 

 天守閣のあるエリアの周りでは、やはりケヤキの葉が色づき、緑の木々と上手く調和していた。

 そこから見下ろすと、お堀が木々の影を静かに映している。

   

 

 

 帰りはJR大阪城公園駅から電車に乗りたかったので、私は、行きとは違う道・違う橋を通って、天守閣の広場から下へ降りた。

 そこから見たお堀と石垣…時を重ねた石垣は、いろんな植物で覆われている。

    

 

 

 振り返ると、今度は紅葉を前景にした天守閣が見えた。

                

 

 

 お昼ご飯も食べないまま、ずっと歩き続けていた私は、さすがにお腹が空いてきた。

 そこで、(ちょっと贅沢だけど)大阪城公園駅近くのホテル・ニューオオタニで食事すべく、公園の外周道路を急ぎ足で歩いていった。

 大分歩いてやっと公園を出ると、ホテル・ニューオオタニはすぐ目の前だ。

 ホテル横を走っている大きな通りの街路樹も、結構キレイに色づいていた。

               

 

 急いでニューオオタニに入る。

                 

                           (ニューオオタニ1階のロビー)

 

 ニューオオタニは、こじんまりながら、清潔感のあるなかなか趣味のいいホテルだ。(と私は思っている)

 私は、なるべく高いところから公園を眺めつつ食事したいと思って、とりあえず、最上階の18階までエレベーターで上がってみた。

 時間は2時を大分過ぎていたけれど、運よく一つのお店が、まだお昼の営業を続けていた。

 私は料理の中味もあまり吟味しないまま、そのお店にとび込んだ。

 そして、そのお店で一番安いコース料理を注文してから、お店の人の許可をもらって、上から眺めた大阪城公園の写真を、やっと撮ったのだった。

             

             

 

 

                

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


神戸へ

2012-11-22 14:19:39 | 日記

 今神戸市立博物館で、「マウリッツハイス美術館展」が開かれている。

 マウリッツハイス美術館は、オランダ・ハーグにある美術館。

 フェルメールやレンブラント、ブリューゲルをはじめとするオランダの画家たちの作品を、多く所蔵している。

 今回の展覧会は、人気の高い、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が来ることで、大きな注目を集めている。

            

 

 私は、一昨日(20日)、その展覧会を観るために、友人のAさんと一緒に神戸に向かった。

 JR三宮駅を降りて、先に昼食をとるため、海岸通りにある「bank」を目指す。

      ※「bank」は、その名が示すとおり、以前銀行だった建物を改装したバー・レストラン。

       もと銀行だけあって、天井が高くレトロな雰囲気が楽しめる。

       お値段は安いのに、なかなか美味しいランチを出してくれるお店だ。

 

 フラワーロードを南下、神戸市役所の前を通って、東遊園地に着いた。

 東遊園地のケヤキ並木も大分色づいている。

        

 

 

 振り返ると、色づいた木々の上に、神戸市役所が、空高くそびえていた。

                    

 

 

 東遊園地は、(阪神大震災からの復興を願って毎年行われている)“ルミナリエ”の、終着点に当たる場所。

 ルミナリエは12月になってからだが、東遊園地では、もうその準備が始まっていた。

     

 

                 

 

 

 そしてこの界隈は、旧居留地でもあるので、(下のような)レンガ造りのレトロな建物も多い。

             

 

 

 東遊園地でだいぶ時間を使った後、私たちは「bank」に向かった。

 東遊園地を通り越して、海岸通りを少し東に行くと、「bank」がある。

 私たちはそこで、1000円ポッキリの美味しいランチをいただいてから、やっと神戸市立博物館へと向かった。

 

 神戸市立博物館の玄関には、今回の展覧会の目玉である、「真珠の耳飾りの少女」と、レンブラントの「自画像」の大きなパネルが、飾られていた。

              

 

 「真珠の耳飾りの少女」の人気もあって入館者はやはり多かったが、それでも入るのに行列を作る程ではなかった。

 

 さて、大人気の「真珠の耳飾りの少女」についてだが…

 私は、自分の容貌に対する劣等感からか(笑)、美しい女性を美しいままに描いた絵には、もともとあまり関心が無い。

 それにこの絵は、以前にも実物を観たことがあり、又テレビなんかでイヤという程見ているので、今回もそれほどの感動はなかった。

 (フェルメールの熱烈なファンの方々、ごめんなさい!)

 それよりも私は、レンブラントの、人間の内面を描き出した作品の方が、やはり好きだった。

 

 

 展覧会を観終わった後、私たちは館内の喫茶室(ここもなかなか雰囲気があってよかった!)で、しこたまお喋りを楽しんだ。

 

 

 

 

 


中津公園の、木々の色づきと“皇帝ダリア”

2012-11-19 18:58:02 | 日記

 昨日(18日)は、所用があって梅田に出たが、用を済ませた後お昼を梅田で食べてから、帰ってきた。

 そして、地下鉄中津に着いたその足で、又々長らくご無沙汰を続けている中津公園に、そのまま行ってみることにした。

 中津公園の木々の色づきは、どのくらい進んでいるのかしら?

 今はどんな花たちが咲いているのかな?

 そうだ!今年は花が咲くか危ぶまれていた“皇帝ダリア”は、どうなっているのだろう?

 私はいろんな思いを抱いて、公園に足を踏み入れた。

 

 その私の目にまず入ってきたのは、、黄色に色を変えた銀杏の樹。

 桜の葉っぱは色づいて,もうだいぶ散っている。

          

 

              

 

                    

 

 

 急いで、“皇帝ダリア”が植わっている場所に行ってみる。

 あった!

 “皇帝ダリア”の花が、確かに咲いていた!

       

 

 もちろん去年とは比べようもないくらい花数は少ないけれど。

 でも、わずかでも咲いただけで、私は本当に嬉しかった。

 これで、手塩に掛けて世話をしてこられたHさんの苦労が、少しは報われるというものだ。

 

 

 公園の片隅では、ツワブキが鮮やかな黄色の花を開いていた。

 そして、頭上高く、真っ赤な実をいっぱい付けた木があった。 (何の木かな?)

         

 

 

 昨日は、とてもいいお天気。

 色づいた木々の向こうの、白い雲を浮かべた青空が、きれいだった。

              

 

            

 

 

 

 

 


“初恋の人”に会いに‥「興福寺特別公開」へ。

2012-11-19 17:10:56 | 日記

 中学の何年生だったかハッキリしないが、美術の教科書に載っていた阿修羅像を一目見て、私は恋に落ちた!(笑)

                 

 少年の憂いに満ちた面立ち。

 その中で、何かを必死に探し求めようとする、強い意志。

 教科書の中の阿修羅像は、その表情ゆえに、ちょうど思春期にさしかかっていた私の心を、切なく強く捉えたのだった。

 

 その阿修羅像をはじめとした興福寺の仏像たちが、仮金堂と国宝館で、11月25日まで公開されている。

 私は、16日(金)の午後になって、急ぎ奈良へ向かった。

 

 奈良に着いた私は、すぐには興福寺境内に入らずに、まず猿沢の池を一巡りすることにした。

 猿沢の池を巡っていると、池の向こうに、興福寺の五重塔が見えてきた。

 そして目の前の池には、甲羅干しをしている亀がいっぱい。

          

 

 

 五重塔の左側には、かなり色づいた木々があって、池にその影を映している。

                 

 

 

 池を3分の2くらい廻ると、五重塔の前景は、松林になった。

 その姿も池に映っている。

          

 

 

 私は池を一巡りした後、興福寺の境内へと上って行った。

 石造りの小さな塔と、紅葉とバックの常緑樹の取り合わせが、なかなか綺麗だった。

              

 

 

 やっと、特別公開の場所に着いた。

 私は、まず仮金堂の仏さまたちを拝観し、その後国宝館で、ゆっくり阿修羅像たちと対面することにした。

           

 

 仮金堂では、釈迦如来坐像をはじめとした、大きな仏さまたちが、ゆったりと私たちを迎えてくださった。

 無神論者を自認する私だが、これらの仏さまの前に来ると、自然に手を合わせ、この世の平和と幸せを祈る気持ちになってくる。

 

 国宝館には、大きな仏さまを始め、阿修羅像を含む八部衆立像のような比較的小さな像など、沢山の仏像が安置されていた。

 夕方で拝観者の数が少なかったこともあって、国宝館の中は静かさに満ちていた。

 私は、心静かに、心ゆくまで、仏さまを拝み、さまざまな仏像たちと対面することができた。

 久しぶりに対面した阿修羅像は、やっぱりステキだった。

               

 

 そして、阿修羅像を含む八部衆立像は、それぞれに表情豊かで素晴らしかった。

 中でも、下の写真の右2体の像は、とても可愛く、心和む像だった。

           

 

                   

 

 

 心ゆくまで、仏像たちとの対面の時間を過ごした後、私は興福寺を後にして、紅葉を求めて辺りをちょっとぶらついた。

 先日正倉院展に来た時も、奈良の紅葉は思ったより進んでいて、驚かされた。

 今回は当然ながら、紅葉は、(まだ見頃とまではいかないけれど)更に華やかになっていた。

               

 

        

 

 

 ブラつきながら写真を撮っている間に、夕暮れが迫ってきた。

 私は友だちからチケットを貰っていた、もう一つの展覧会=「絹谷幸二展」を急いで観た後、夕暮れてきた奈良を後にした。

               

 

            

 

 

 

     

 

 

 

 

 


Kさんのお見舞いの後、「北斎展」へ。

2012-11-15 18:42:37 | 日記

 友だちのKさんが、肝臓の数値が上がって、先月の30日に、急遽入院された。

 病名は自己免疫性肝炎とのことで、現在、ステロイド剤を服用されている。

 彼女はお元気なのだが、ステロイド剤の量が多いと感染症に罹る危険性が大きいため、それを避けるための入院なのだそうだ。

 昨日(14日)は、前からの約束で、Kさんから頼まれていた数点の品物を渡すために、病院を訪れた。

 病院は、NTT西日本大阪病院。

              

 私は初めて行く病院だったが、JR桃谷駅からすぐのところにあり、便利もよく、きれいな建物だった。

 昨日は、ホントは30分くらいは病室でお話する予定だったが、私が前日の夜から少し風邪気味になり、彼女にうつすと大変なので、面会室で荷物を

手渡すだけにした。

 同時に、彼女が行くつもりで買っておられた2枚のチケットを、(私が代わって行くために)受け取った。

 

 

 そのうちの1枚が、天王寺美術館で行われている「北斎」のチケット。

 私は昨日は風邪気味だったとは言えそうひどくはなかったので、病院のある桃谷から近い所にある美術館へ、病院の続きで行くことにした。

 

 いつものように、美術館へは、天王寺公園を通って行った。

 天王寺公園の入り口付近に置かれている、(いつも見ている)オブジェのてっぺんに、蝶が止まっているのを、昨日初めて知った。

              

 

 公園には以前から動物たちがそこここに置かれていたが、昨日行ってみると、その動物たちの数がグッと増えていた。

 これは、11日から始まるライトアップに合わせてのことのようだ。

          

 

          

 

 

       

 

 

 以前のブログにも載せた、(高さ日本一のビル)“あべのハルカス”が、外観はほぼ完成に近づいていた。

                    

 

 

 公園でアレコレ写真を撮っていたら、肝心の美術館には、4時前の到着になってしまった。

                   

 

 美術館の閉館は5時なので、ちょっと慌てて北斎の作品の数々を観て回った。

 私は元々は今回の北斎展には行く気がなかったのだが、Kさんにチケットを貰って観てみて、ヤッパリ北斎はいいなあ!と思った。

 観終わった後、私は行けなかったKさんのために(自分のもあるが)、10数枚の絵葉書を買った。

 次はそのうちの何枚か。

            

 

 このところ、日暮れがどんどん早くなっている。

 美術館を出た後、美術館のすぐ傍にある「慶澤園」に入ってみたが、庭の景色はもうクッキリとは見えなかった。

              

 

 

 帰ってから食事を作るのが面倒くさかったので、昨日も天王寺で食事して帰ることにした。

 お店に入った頃には、外は既に暮れなずんでいて、通天閣も青い光に包まれていた。

        


御堂筋(淀屋橋界隈)を、歩く。

2012-11-12 20:51:24 | 日記

 今日は所用があって、淀屋橋を南に下ったところにある、あるビルを訪れた。

 用事を済ませてビルの外に出ると、御堂筋を挟んでちょうど向かい側に、かの「ガスビル」がそびえていた。

 「ガスビル」は、昭和8年に建設された、白亜のビル。

 御堂筋とともに、近代大阪のシンボルとして、長くみんなから愛されてきた。

 そのガスビルには、これまた長い歴史をもつ、「ガスビル食堂」がある。

       

 

 私はかなり以前にどなたかから「ガスビル食堂」の存在を聞いて、その当時は何度か、雰囲気のあるその食堂で、食事したことがあった。

 でも、ここしばらくは、ご無沙汰だった。

 今日、目の前にそびえるガスビルを見たとき、私は、今日の昼食はここだ!と、即座に決めた。

 

 ガスビル食堂は、ゆったりしていて、とても心が落ち着く空間だ。

 食堂に入る前に、大きな控えの部屋がある。

 壁に掛けられた絵や、置かれた花にも、趣味の良さが感じられる。

      

 

 

 食堂そのものも、もちろんとても雰囲気があってステキなのだが、今日は、その雰囲気を伝える写真を撮るチャンスを逸してしまった。

             

 

 

 美味しく食事を済まして外に出ると、いかにも御堂筋らしい光景が、目にとび込んでくる。

      

 

 

 今日はよく晴れて、暑くも寒くもなく、気持ちのいいお天気だったので、帰りは梅田まで、御堂筋を歩くことにした。

 土佐堀川あたりでは、見慣れた光景の中に少し色づいた木々があったりして、それを見ると、思わずシャッターを押してしまう。

       

 

                 

 

 

 先日行ったばかりの公会堂が見えてきた。

 この間も撮ったのに、何故かやっぱり撮りたくなるのは、建物のもつ魅力からかしら?

     

 

             

                 

                  ( ↑ この写真は、上2枚の写真の逆から撮った公会堂 )

 

 私は、梅田で用を済ましたあと、結局、中津まで歩いて帰った。

 ちょっと疲れはしたけれど、それも、心地よい疲れだった。

             

 

 

 

 


ヨーヨー・マのチェロは‥天上の音色♪

2012-11-11 19:06:56 | 日記

 待望の≪ヨーヨー・マ チェロ・リサイタル≫が、9日(金)夜7時から、シンフォニーホールで行われた。

               

 

 ヨーヨー・マは、世界最高のチェリストであると同時に、チェロ奏者の枠を超えて活動されている、世界的なアーティストだ。

 彼の「シルクロード・アンサンブル」の活動などをテレビで見た時から、私は彼に、深い尊敬の念を抱いてきた。

 だから、機会があればぜひ彼のコンサートに行って、彼のチェロの音色を聴いてみたいと思っていた。

 そしてその機会が、一昨日やってきたのだ。

 

 今回のリサイタルのプログラムは、次のようなものだった。。 (と書いたが、ピンボケで見えにくくなってしまった。)

                  

         

 

 演奏が始まる前、私は期待の大きさから、ちょっと緊張気味だった。

 でも彼は、最初の曲(「イタリア組曲」)を、何の力みもなく、本当にさりげなく、弾き始められた。

 チェロを優しく抱きかかえ、弦を滑らかに動かして、美しい音を紡ぎ出していかれる。

 チェロと彼とが一体となって、ある時は、まるで彼の身体から音が流れ出てくるように、思えるほどだった。

 難しい技術を要する部分も、彼は事もなげに、楽々と弾いていかれる。

 

 メシアンの曲では、彼のチェロから紡ぎ出される音は、まるで天上から降りてきた音のように、清らかだった。

 

 そして、この日のアンコール曲は‥‥

              ① 愛の挨拶 (エルガー)

              ② クリスタル (ジスモンチ)

              ③ 白鳥 (サン=サーンス)

 

 2番目の曲は知らない曲だったが、テンポの速い、いろんな技術を駆使した、変化に富んだ曲だった。

 (この曲の演奏も、本当に見事だった!キャサリン・ストットさんのピアノもスバらしかった!)

 そして、その曲を間に挟んで、1番目と3番目は、お馴染みの、静かで美しい曲。

 この3曲の選曲と配列の仕方は、まさに当を得たもので、聴衆の心をとらえるのに十分だった。

 そしてシメ(〆)は、私(だけではないだろう!)の、大、大、大好きな、サン=サーンスの「白鳥」。

 私だけでなく聴衆全員が、間違いなく、「白鳥」に酔いしれていた。

 

 今回のコンサートも、私に大きな満足を与えてくれた。

 また一つ、「幸せの貯金」が、できたかな‥。

 

 

 

 

 

 


中之島、中央公会堂辺り

2012-11-09 13:43:26 | 日記

 7日(水)は、久しぶりの中之島公会堂でのダンスだった。

 地下鉄を下りて公会堂へ向かう路のケヤキの並木も、少し色づき始めている。

               

 

 公会堂も、少しだけだが、紅葉の衣装をまとっていた。 

             

 

 

 公会堂は、天井のシャンデリアが、なかなか綺麗だ。

         

 

 

 シャンデリアの下、いつものように、ドレスに身を包んだ人たちが、楽しそうに踊っておられた。

             

 

 レッスン着にちかいイデタチの私も、しばらくして、踊りに加わった。

 この日の踊りは?

 マアマアってとこかな!?

 マアマアが何より!って思うのは、進歩なのか退化なのか、、よく分からないけれど‥。

 

 

              * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 

 

 ダンスに行った日の明くる日(8日)、用があって、梅田まで出掛けることになった。

 でもその前に、中之島のバラ園に、秋の薔薇を見に行ってみたくなった。

 

 中之島バラ園の秋の薔薇は、やはり春と比べて、花数は格段に少なかった。

 でもその分、ひとつひとつの薔薇を、丁寧に見ることができた。

 次に、印象に残った花を、名前とともに紹介します。

        

     ≪オーナー ド バルザック (フランス)≫                ≪マリリン モンロー (アメリカ)≫

 

 

              

                              ≪藤娘 (日本)≫

 

 

      

         ≪だんじり囃 (日本)≫                              ≪桜貝 (日本)≫

 

 

 公園では、結婚式のカップルあり、絵を描いている人あり、だった。

       

 

 

 再び、薔薇に戻って。

          

              ≪花霞 (日本)≫                              ≪しのぶれど (日本)≫

 

 

       

              ≪高尾 (日本)≫                              ≪マ パーキンス (アメリカ)≫

 

 

              

                  ≪スヴニール ドゥ ルイアマード (フランス)≫

 

                     

                  

                                 ≪ピース (フランス)≫

 

    

 

 

      


「エル・グレコ展」と、JR駅ビルの「フラワーミュージアム」

2012-11-09 12:02:48 | 日記

 今週の火曜日(6日)は、Aさんと、国立国際美術館の「エル・グレコ展」に行ってきた。

 国立国際美術館に行くときは、リーガ・ロイヤルホテルのシャトルバスでホテルまで行き、そこで昼食を食べてから美術館に向かうことが多い。

 その日も11時に待ち合わせて、まずホテルに向かった。

 その日のリーガ・ロイヤルホテルの正面には、いろんな蛇の目傘を組み合わしたものが飾られていた。

 あまりにカラフルで綺麗だったので、つい写真を撮ってしまった。

      

 

 

 昼食のあと、国立国際美術館に向かった。

 国立国際美術館は、地下に展示場があり、地上部分は、金属製の棒が組み合わされただけの、ちょっと無機質な感じのする建物になっている。

          

 

 私は、(前にも書いたけど)西洋の宗教画にはあまり興味がなく、今回の「エル・グレコ展」も何が何でも!って感じではなかった。

 でも、初来日の作品もあるらしいし、私は“朝日友の会”に入っていて、タダで観ることができる。

 タダで観ることができるなら、行かない手はない!

 

 私は恥ずかしながら、今回の展覧会まで、エル・グレコの宗教画が、教会の祭壇画として描かれたということを、知らなかった。

 祭壇画として見るなら、彼の異常なほど縦に伸びた人物(マリアさま等だが)の描写も、ごく自然なものとして受け取られた。

 それに、彼の絵は、色彩がとてもきれい!

 特に、赤やブルーなどが。

 私は、エル・グレコの絵に対して、展覧会に行く前より、ずっと好印象を持った。

 

 観終わったあと、いつものように絵葉書(今回は3枚)と、その上に、カラフルなマグカップを買ってしまった。

       

 

 

 絵を観ていたのは1時間半くらいだけれど、観終わると、やっぱり、ドッと疲れが出てくる。

 私たちは美術館の喫茶室でしばらく休憩をとったあと、今度は歩いて梅田に向かった。

 

 先日、ダンスの友だちのNさんが、JR駅ビル6階“時空(とき)の広場”の「フラワーフェスティバル」がとても綺麗だと、教えてくださっていた。

 そこで、梅田に着いた私たちは、帰る前に、駅ビルに立ち寄ってみることにした。

 駅ビル6階に上がってみると、そこには、色とりどりの花が、幾つかの区画に分けて、ビッシリと植え込まれていた。

 “時空(とき)の広場”は、さながら、大きな花壇と化していた。

 自然の中の花壇と違って、ちょっと狭苦しく、人工的な感じは否めなかったが、それでもなかなか綺麗だった。

 

 

 

 

 

 

 

        

 

 

           

 

 

  

 

 

 

 

 


今年も、残り2ヶ月足らず‥。

2012-11-04 20:54:04 | 日記

 10月の終わりくらいから、大阪も急に寒くなってきた。

 確か10月30日だったと思うが、大阪にも「木枯らし1号」が吹いた。

 ホットカーペットにもガスファンヒーターにも、だいぶ前からお世話になっている。

 涼しくて爽やかないい季節が短いまま、冬に突入した感じだ。

 

 今日はもう11月4日。

 今年も、あと2ヶ月を切ってしまった。

 朝、久しぶりに公園に行ってみる。

 公園の桜やケヤキの葉はかすかに色づき、空には下弦の半月がまだ残っていた。

     

 

 

 公園の小菊はまだ蕾、白い秋明菊だけがさかんに咲いている。

      

 

 

 久しぶりに、淀川の堤防に上ってみた。

 堤防の草はつい最近刈り取られたみたいで、ノリ面は丸裸。

 そこからかすかに、干し草の匂いがした。

              

 

 

 堤防の上に上がって淀川を眺めると、葦原はすでに、夏の緑から枯草色に、色を変えていた。

        

 

 

 帰り道の途中(いつもの市営住宅とは違う場所)で、大きなエンジェルトランペットの木を見つけた。

 こんなに大きいと、「エンジェル(トランペット)」と呼ぶのが、なんかふさわしくないような気もしてくる。

        

                

 

 

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 昨日(3日)は、私のウン歳の誕生日。

 朝早くから、友だちや姉たちから、次々と、お祝いのメールや電話が届いた。

 今年は何故か、いつもの年より、その数がずっと多かったように思う。

 人間、歳を重ねると、誕生日の重さがそれだけ増してくるのかしら?(笑)

 

 昨日は、本当は友だちと会う予定だった。

 でも友だちに、やむを得ない急用ができた。

 そこで私は、昨日一日を家でひとり、静かに過ごした。

 強がりでなく、“ひとり”っていうのも、それはそれでナカナカいいものだ。

 私は、Kさんが送ってくださったケーキを、テレビを見ながらいただいた。

 ケーキは上品な甘さで、とっても美味しかった。

             

 

 Kさん、そして、メールや電話をくださった皆さん、どうもありがとうございました!

 これからもできるだけ元気で、残りの人生を楽しみたいと思っています。

 

     

     

                 

 

 


奈良、“浄瑠璃寺”と“正倉院展”

2012-11-04 20:42:15 | 日記

 11月2日は、奈良へ行った。

 私はかねてから、今奈良で行われている「正倉院展」と「興福寺特別公開」に、ぜひ行きたいと思っていた。

 そんな折、奈良在住のWさんから、「一度奈良に来ませんか?」とのお誘いを受けた。

 私はありがたく、そのお誘いを受けることにした。

 Wさんは、(私が行ったことのない)「浄瑠璃寺」をぜひ案内したいと言われ、当日は、まず浄瑠璃寺に行き、その後正倉院展に行くことになった。

 「興福寺特別公開」の方は、まだ会期終了までに時間があるので、私は別途行くことにしたのだった。

 

 2日の日は、11時半に待ち合わせをして、まず昼食をごちそうになった。

 連れて行ってもらったのは、今頃はやりの、民家をちょっと改装して造られたお食事処で、「はな」というカワイイ名前のお店だった。

            

 

 そこのお食事は、デザートも含めて、そのお店ならではの工夫がされていて、とっても美味しかった。

    

 Wさん、おいしいお食事、ありがとうございました!

 

 

 その後、Wさん運転の車で、浄瑠璃寺へと向かった。

 浄瑠璃寺は、奈良と書いたが、実は、奈良と県境の京都にあるお寺。

 有名なお寺だが、交通が不便なこともあって、私は今まで行ったことがなかった。

 

 駐車場に車を停めて浄瑠璃寺に向かって歩いていくと、まだまだと思っていた紅葉が、わずかながらでも見られて、うれしかった。

              

 

 菊の花も咲いていた。

                 

 

 そして一方では、コスモスがまだ花を付けていた。

 コスモスの傍にあった、八つ手の花の形が、面白かった。

         

 

 

 浄瑠璃寺の山門へと向かう。

               

 

 

 山門をくぐると、比較的大きな池の周りに、本堂やら塔やらが配置されている。

 ここにもわずかだが、赤く色づいた木があった。

     

 

 

       

    

               

 

 

   

 

 

 

 浄瑠璃寺をたっぷり楽しんだ後、「正倉院展」が行われている国立博物館へと、とってかえした。

        

 

 

 お昼頃ここを通った時は入場を待つ人の長蛇の列ができていた。

 そこで私たちは、夕方少しでも人が少なくなるのを待って、入場することにした。

 その間、近くをちょっとブラついた。

 博物館のすぐ近くに、ちょっとした竹林があって、その鬱蒼とした感じがなかなかよかった。

             

 

 

 もう少し進むと、若草山をバックに、木々が結構、赤く黄色く色づいていた。

           

 

                 

 

                    

 

 

 4時過ぎになって、私たちは国立博物館に戻った。

 予想的中!私たちは待ち時間なしで入場することができた。

 

 私は今まで正倉院展に対しては、なんか難しくて辛気臭いイメージをもっていて、どちらかと言うと敬遠気味だった。

 でも今回の展示は、「音楽」と「遊び」と「ガラス」を中心としたものだったこともあって、とても面白かった。

 

 今回の一番の呼び物の「瑠璃杯(るりのつき)」を始めとしたガラスの品々は、どれもとても綺麗で可愛かった。

 「一つちょうだい!イヤリングにするから。」と、不埒なことを思わず言いそうになるほど、素敵なガラス玉などもあった。

 また、螺鈿の細工や衣服の模様なども、とっても現代的でシャレているのには驚かされた。

 今から1300年前に、こんな品々を創り出す技術があったとは、本当に驚きだ。

 

           

       「瑠璃杯(るりのつき)」                     「螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)」

 

 予想していたのより、はるかに素晴らしい展示品の数々に、私は大満足で博物館を後にした。