私の老後の夢は、ひと月に一回の海外旅行だ。
これは、単なる漠然とした夢で何の根拠もない、出来たらいいな~位の夢である。
三次から新大阪ゆきのバスに乗る。
トイレ休憩の大佐PE、休憩所のテーブルの花瓶のサラリーマン川柳、楽しみの一つだ。
9月は、必要に迫り「ふるさと」に行った。
今月は、所用の為に岐阜へ と2ヶ月続けて出かける事になった。やったー。
国内ではあるが、夢に近づいているかも、とにんまり。(懐は、薄くなりつつ)
夜の岐阜城がお勧め、という事で、出陣、なかなかの夜景、長良川もわかる。
コメダコーヒー店にも足を運び小倉トーストにご対面
この、茶店は、名古屋が本拠地だそうだが岐阜にもあった。
さて最終日、岐阜羽島駅まではどうしてもタクシーのお世話になってしまう。
いつものように、電話で申し込み、玄関先で待つ。
予約した時間ぎりぎり、ドライバーは黒のニットらしい帽子を被っている。
うん、女性ドライバーだ 。さっと、運転席から降り助手席の後ろのドアを開けてくれる。
長身、痩身、髪型は三つ編み、色はグレーがかっている。
運転歴9年、来年還暦を迎えられるそうだ。流しではなく、固定客、
今はお年寄りの通院などが多い、夜勤はしない等、質問攻めにしてしまった。
駅に着きカシャッと料金を100円追加し、運転席から降り、トランクの荷物を出し、
助手席の後ろのドアを閉め急ぎばやに走り出して行かれた。感動の一コマであった。
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集合メンバーが揃う。母を入れて9人である。
姉妹3人、孫6人中、残念ながら2人、婿2人、そして父。
久々にあう顔と顔、大人たちは、それなりに年輪を重ねている表情と体型。
子供達は、幼い頃の面影を残しながらあ~あ,成長ている。
5人のメンバーで、お出かけ。隣町のダリア公園だ。
長女の息子、甥二十歳の運転、車は次女の車。新車だ。
後ろの席は旦那様、私、娘。
話に花を咲かせ、突然甥が、話しかける。思わずドキッとする。
「娘は、天然か?」「そうよ、小さい時から、て・ん・ね・ん」と答えた 。
そうこうしているうちに、ダリア公園に着いた。pから少し歩く。
入口で入場券を買う。旦那様が、全額支払おうとすると、
甥が私に近付いて「旦那さんカッコつけるね。」 目つき鋭く言う。
笑ってしまう。 専門学校2年生の甥だ。
S35年開設のダリア公園、パンフレットによると花形は16タイプ、
品種は1658年の時点で40000種、
花の大きさ花径3cmから30cmだそうだ。花に付けられた名前が楽しい。
5時30分 祭りの日と重なり獅子舞いを見る。家を離れて2度目の祭り。
懐かしい。
家の前で厄除けの、御信心(ごしんじんと読む、八幡さんの厄除けの行為で
獅子が大きく口を開け閉じる仕草、、、ぐーぐる検索)をして貰い
いよいよ、「会食」である。
参加者勢揃いし食卓を囲み、母に米寿の祝いのご祝儀を手渡す。
久しぶりの顔と近況が、ご馳走だ。 電話での参加者もいる。
母の笑顔も穏やかだ。「もう、これで終わりだから。」としきりに繰り返していた。
「もう一度ね、」と勢揃いの次回の声を上げる。道を挟んで祭りの会場が賑やかだ。
明日の朝、早くの帰路に着く私たち、次女は、友達との再会、
甥は、本日の夜行バスでそれぞれの生活に戻る。
ほんの数時間の集合ではありましたが、心に残る大イベントでした。
次回の勢揃いは、ハッキリと日時を決めていませんが、
私の頭にはくっきりと焼印されたように思えた。
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