畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

七尾城の活性化提言1

2009-08-18 19:04:00 | 能登の活性化提言


能登や七尾の現在を批評して、未来を悲観するだけでは前進しない。そこで、自分なりに能登や七尾の活性化に関する提言をしていきたいと思います。まとまって七尾城の文化財課に提言メールを出せればいいなあと思っています。

 今回は、「七尾城の活性化提言」として七尾城史資料館と回顧館・飯田家での七尾城に関するお土産について考えたいと思います。
 私はもう5回ほど七尾城史資料館を訪れている猛烈なリピータです。しかしリピーターするほど情報が更新されるわけもなく、私自身「七尾城好きとして資料館にお金を落とさなければ」という半義務感から訪れているという現状もある。私のような物好きが5回も訪れたからこそわかる、七尾城史資料館の欠点は「お土産や刊行物で売り上げをまかなおうとする視点の欠如」である。
 まず上記写真を見ると「七尾城 通行手形 城主・畠山一清」とある。これは回顧館・飯田家で私が買ったお土産である。もはや買った年も、値段も覚えていない。がしかし、不思議なことに回顧館・飯田家のおみやげ物は毎回品物が変わる。これはけっして消費者ニーズと最新のトレンドを意識して品物を変化させているのではなく、私には毎回その時になんとなく品物を作り、品切れになったら違う商品を終了というような気がする。この写真にある通行手形も、木を切って、焼き型で熱で文字を焦がして、ストラップをつけただけのカンタンな仕上がり(と言っても木材加工の素人には面倒くさいが)のものである。

 少なくとも上記くらいしないと、おみやげ物としてはあまり購買意欲がわかないのではないだろうか(お土産の購入トレンドはその顧客の価値観によって大きく違うので一概には言えないが)。また、「七尾城 通行手形」は、その城主にもこだわってほしい。「中世能登で旅人の交通の安全を保障し得る存在」と言えばそれは「能登守護」に他ならない。とすれば、やはり城主は畠山氏の末裔として昭和に生きた畠山一清氏ではなく、やはり畠山氏で一番名君と言われた「畠山義総」である方が史実に近いと言えないか?

 さらにデザインにもこだわりたい。書く文字は「七尾城 通行手形 能登守護・畠山義総」とする。すると、まず観光客は、「七尾城のお土産」として購入するわけなので、「七尾城」という文字が目立たなくては意味がない。そして、「能登守護・畠山義総」は京都市交通局のように印のような字体で朱文字で書いたらどうだろうか。

 一度機械生産に乗せたら大量生産できるので、「七尾城史資料館」だけでは売り上げが心許ないので、「能登食祭市場」や「JR七尾駅」や「和倉温泉の土産屋」まで販路を広げると、それなりの売り上げが期待でき、大量生産=価格の低下が期待できる。この通行手形が一枚300円ほどなら、売り上げも期待できるのではないだろうか。

 今後も七尾城や能登地域のお土産物やイベントなどの提案・提言を考えていきたいと思います。よかったらご意見ください。