畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

「能登」ナンバーの導入

2010-01-06 19:41:00 | 能登の活性化提言
 2006年に導入された「ご当地ナンバー」という制度をみなさんはご存知だろうか。小泉内閣時代に行われたナンバープレートの地域名表示を弾力化で行われた施策である。
 石川県内では、それまで「石川」しかナンバーがなかったが、ご当地ナンバーの導入により、「金沢」ナンバーが誕生した。

このご当地ナンバーの基準は、
・一定のまとまりのある、一般に認知された地域。
・単体の市町村ではなく、複数の市町村にまたがる地域。
・対象地域の自動車登録台数が10万台以上。
という基準があり、さらにナンバープレートの名前の基準として
・行政区画や旧国名などの地理的名称など当該地域を表すのにふさわしい名称
・名称が読みやすく、覚えやすく、一般の認知度が高いもの。
・原則として「漢字」で「2文字」で、ローマ字は認めない。

というとてもまともな選定基準がある。
(こういう規定を市町村合併の新市名などの基準にすればいいのに…と思う)

この基準で、「能登」ナンバーをご当地ナンバーに登録するというのはどうだろうか。上記基準なら、ほとんどの条件はクリアできる。自動車登録台数10万台以上という条件が、能登全体の人口が20万であることからも少々厳しいが、ギリギリなら勘弁してもらうとか…。「能登」ナンバーで能登の知名度も向上するし、能登の市民の「能登」としてのまとまり・一体感もでるのではないだろうか。

 そう思ってなぜ、「能登」ナンバーの申請をしないだろうかと思っていたら、「能登の市町などが導入の是非を議論したとき、総意がまとまらなかった」(石川県庁企画課談)という事情があるようだ。つまらないしがらみを捨てないと、能登地域の過疎化は進むばかり。ぜひ「能登」のご当地ナンバーの導入を能登の活性化提言として考えてもらいたい。