瀬戸内海に多い海賊衆。それは近畿から九州などへの流通の中心となる地域であり、かつ内海であり小さな島が多いから海賊衆の育成を促したと言える。
一方、北陸への日本海海上交通は、海賊の拠点となるべき島があまりない。そこで、大名らが関銭などを徴収するために、海賊の存在を認めなかったのではないかと思った。
周知の通り、日本海海上交通は民間レベルで活発で、越後の青そ座などがあるほど京都への搬入がさかんだった。また能登の珠洲にある珠洲焼は、海上交通の流通にのり、小浜以東の日本海側(北海道にも)広く流通している。
そこでさらに追加で考えてみたい。北陸と幕府の繋がりから、海賊衆の発生を押さえていたとは言えまいか。海賊衆などによる警護米(けごまい=警護量)を含むと商品の値段が高騰する。さらに北陸は御料所など幕府の土地も多いから、守護請け運ぶ銭が関銭で目減りする心配も考慮していたとは考えてられないか。
一方、北陸への日本海海上交通は、海賊の拠点となるべき島があまりない。そこで、大名らが関銭などを徴収するために、海賊の存在を認めなかったのではないかと思った。
周知の通り、日本海海上交通は民間レベルで活発で、越後の青そ座などがあるほど京都への搬入がさかんだった。また能登の珠洲にある珠洲焼は、海上交通の流通にのり、小浜以東の日本海側(北海道にも)広く流通している。
そこでさらに追加で考えてみたい。北陸と幕府の繋がりから、海賊衆の発生を押さえていたとは言えまいか。海賊衆などによる警護米(けごまい=警護量)を含むと商品の値段が高騰する。さらに北陸は御料所など幕府の土地も多いから、守護請け運ぶ銭が関銭で目減りする心配も考慮していたとは考えてられないか。