畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

土曜学校復活大反対。

2010-01-14 21:22:00 | 政治・経済
 14日のNHKのニュースで「東京都教育委員会が公立小中学校の土曜日登校を認める」という方針を打ち出したそうな。「土曜登校は月2回以内で、原則土曜日授業は保護者に授業を公開する」らしい。私は絶対大反対。

 肯定的意見としては、新「学習指導要領」実施で教える内容が増えることへの授業数の確保。生徒と教員とゆっくり話し合う時間が確保できる。行事を増やすことができる。というメリットがある。
 一方デメリットとしては、「教員の休みの確保が難しくなる。」という点に尽きる。ただでさえ休日でも中学校・高校の教員は部活動がある。日曜日に部活動となれば一週間連続勤務となる。部活動は勤務と認められていないので、休日手当てもでない。労働時間も多いし、教員の家庭を崩壊させる気か。

 土曜登校を認めるなら、「部活動を勤務と認め、休日手当ての支給」「教員の部活動からの解放」のどちらかが認められない限り絶対反対。
 精神疾患で休職・退職する教員が増えている。過労を防ぐための行政自らが過労・重労働を招くのはよろしくない。

補正予算の無駄使い

2010-01-13 05:49:00 | 政治・経済
 昨日、学校の全教室に今までのアナログテレビが撤去され、いよいよデジタル化へ。入ったテレビはパナソニックのビエラ50型という大型テレビ。4月ごろの麻生政権補正予算で導入が決定されたもの。これからの視聴覚教材の活用と言う点では教室の後列でも見やすい大型テレビというのは納得できる。
 しかし、学校の実情という点ではどうだろう。15年前に建てられた校舎の教室は40人の生徒と机でもう手狭。その中に大型テレビと可動式のテレビ台。もう邪魔でしょうがない。生徒は「邪魔で黒板が見えない」という。これこそ、地域の実情を無視した税金の無駄遣い。それを現場に押し付ける。ああ、はやく「地域主権」になってくれないかな…。

話したがる大人たち

2010-01-11 21:38:00 | 政治・経済
今日のテレビタックルはとても見るに耐えない。

子ども手当てのことで、テレビタックルに出演しているコラムニストのある人が持論を展開する。それに対して政治家が反論する一幕にて。

コ「俺が話している話を聞け(怒)
政「いや、これは聞かない。これは大事な話だ。」
コ「政治家が人の話を聞かないとはどういうことだ(怒)」

 出身も育ちも違う大人が集まれば意見が違うのは当然。自分の意見だけ通すってのはどういうこと?コラムニストも政治家も大人気ない。でも相当乱暴なのはこのコラムニスト。「政治家が人の話を聞かないというのはどういうことだ!」って職業差別じゃないの?じゃあコラムニストは人の話を聞かなくていいのだろうか?コラムニストも「反論する時間をもうけるから、俺に今は話させてくれ」くらいのことが言えないのだろうか。
 人は話し合えばわかる、というのはまやかしだと思う。話し合って気づくのは「相手と自分は違う」ということだ。だからこそ、相手の立場や意見を聞こうとする。それがわかってない大人って多い。そういう私もこのブログで自分の意見を書いて自分の意見を言いたいだけ。大人って話したがる生き物だ。いや、子どもだって話したがる。なら、人間って話したがる生き物なのか。

「能登」ナンバーの導入

2010-01-06 19:41:00 | 能登の活性化提言
 2006年に導入された「ご当地ナンバー」という制度をみなさんはご存知だろうか。小泉内閣時代に行われたナンバープレートの地域名表示を弾力化で行われた施策である。
 石川県内では、それまで「石川」しかナンバーがなかったが、ご当地ナンバーの導入により、「金沢」ナンバーが誕生した。

このご当地ナンバーの基準は、
・一定のまとまりのある、一般に認知された地域。
・単体の市町村ではなく、複数の市町村にまたがる地域。
・対象地域の自動車登録台数が10万台以上。
という基準があり、さらにナンバープレートの名前の基準として
・行政区画や旧国名などの地理的名称など当該地域を表すのにふさわしい名称
・名称が読みやすく、覚えやすく、一般の認知度が高いもの。
・原則として「漢字」で「2文字」で、ローマ字は認めない。

というとてもまともな選定基準がある。
(こういう規定を市町村合併の新市名などの基準にすればいいのに…と思う)

この基準で、「能登」ナンバーをご当地ナンバーに登録するというのはどうだろうか。上記基準なら、ほとんどの条件はクリアできる。自動車登録台数10万台以上という条件が、能登全体の人口が20万であることからも少々厳しいが、ギリギリなら勘弁してもらうとか…。「能登」ナンバーで能登の知名度も向上するし、能登の市民の「能登」としてのまとまり・一体感もでるのではないだろうか。

 そう思ってなぜ、「能登」ナンバーの申請をしないだろうかと思っていたら、「能登の市町などが導入の是非を議論したとき、総意がまとまらなかった」(石川県庁企画課談)という事情があるようだ。つまらないしがらみを捨てないと、能登地域の過疎化は進むばかり。ぜひ「能登」のご当地ナンバーの導入を能登の活性化提言として考えてもらいたい。