Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

ヘイトクライム(増悪犯罪)が身近で。。。

2017-02-09 | NYの育児・教育事情

昨日は最高気温12℃で、
小春日和だったのですが、
今日は氷点下の吹雪のNYです。

しかも、かなり凄い吹雪で、
真っ白で何も見えません。
NYの公立校は全て休校。
旦那の仕事も自宅で。ということで、
家でまったり過ごす一日となりそうです。


こちらは先週末に友人宅で過ごしたときのもの。
ヤギ肉カレーをいただきました。
わたくしは、和風コブサラダ持参で。
10代、20代にとても気に入ってもらえまして、
レシピ聞かれ捲りました(苦笑)。

ところで、タイトルに挙げた
「ヘイトクライム」ですが、
ここのところ、気持ちが重く沈んでおりました。

明らかにトランプ大統領のせいなのですが、
全米で中東系女性をターゲットにした
ヘイトクライムが増えております。

それはニュースで見たり聞いたりする程度だったのですが、
実際に、私のママ友の身におこりました。
銃を向けられました。

わたくし、
人見知りが無くなり、
英会話の劣等感がなくなり、
世代間のギャップも楽しむようになり、
人種に対する偏見がなくなってからというもの、

中東系のお友達も増えていっております。
正直、イスラム教の教えなどは詳しく分かりませんが、
真面目で、コツコツ頑張る人たちが多いですし、
アメリカにおけるイスラム系の立場を理解して、
家族を第一に頑張る人が多いのです。

そんなママ友の一人におこりました。
ご主人は獣医で、
住んでいるエリアも閑静な住宅街、
貧乏人でもなければ、
ついさっき難民としてきた人でもない、
わたくしよりも遥かに、きちんとした方なのです。

彼女が一方通行の細い道を運転していたのですが、
目の前の車が止まりましたが、
彼女の車が通れません。
暫く待っていましたが動く様子がないので、
「通れないので、もう少し端に寄ってもらえませんか?」
と、車の窓を開けて言うと、
車に乗っていた白人に銃を向けられ、
Fワードと罵声を浴びせられ
「アメリカから出て行け!」と言われました。

その後、警察に報告しましたが、
こちらも白人。
「それはヘイトクライムじゃない。
キミの運転の仕方が悪かったとか、
尋ね方が失礼だったからで、
全く問題ない。」
と、
そう言われたそうです。

「ふ~ん、じゃあ、

気分を害したということで、
銃を向けられたら、
あんたならどうするだろうね?」
と、
その警察官に言ってやりたい気持ちになりましたけど。。。

なんかですね、
こんなことが、
身近で、しかも知り合いに起こるってことが信じられなくて、
悲しみと残念な気持ちと、腹立たしい気持ちが入り交ざり、
とても重いのです。

それに、
彼女だけが可哀相なのではなくて、
それを見たり、知らされる実の子供達はどういう気持ちなんだろう?と、
心配になるのです。
大好きな母親が、
突然、銃を向けられる姿を見て、
今後アメリカで、
どういう気持ちで成長していくのだろう?と、
不安になります。

トランプ大統領は子供達の世代が、
平和に暮らせるような国つくりを、
少しでも意識してくれているのかな?と。。。
目先のお金のことばっかりなんじゃないかと。。。

わたくしに何が出来るかな?と無い知恵絞って考えましたけど、
アメリカに住む皆が中東系に対して偏見を持っているのではないということ、
白人でも、他人種でも、
ちゃんとした考えを持った人はいるということを、
中東系の若い世代に
言葉と態度で示していかなきゃな。。。と、
「おせっかいな、変な日本人のオバちゃんがおったな。。。」と、
そう思い出してもらえるような、
存在になろうと心に決めました。

「恨むなら、アメリカじゃなく、トランプを!」(えっ?!)

今は中東系女性がターゲットにされていますが、
今後、トランプの一声次第で、
アジア系女性、日本人がターゲットにされる可能性も十分あるわけで、
他人事ではない話なのです。

面倒な社会になってきました。

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コメント (3)
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