Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

海や山や、川や湖を侮るなかれ!

2019-08-26 | 自然遊び(ガーデン・土・水・雪)
我が家で毎年恒例の
アパラチア山脈&湖畔のキャンプに行って帰ってきました。
今年で4年目。
大好きな友達9〜10家族と
1つ屋根の下で過ごす1週間。

ユタ州、カリフォルニア州のサンディエゴ、コネチカット州、ニューヨーク、海外はフィンランドなどなど
年齢も人種も様々で
普段は絶対に会えない私達が
毎年同じ場所に集まります。

今回は我が子達に新しいお友達が出来ました。
レバノンとブルガリアのハーフの子達で、
息子と娘、それぞれ同い年。
もうそれはそれは減らず口の子達で、
見てるには面白いですけど、
もしこれがうちの子だったら……
と思いました。

シャワー後、
パジャマ着て、裸足でロッジ内ウロウロしてて
レバノン人のお父さんが
「寝る前に足だけちゃんと洗ってから
ベッドに入るんだよ。」
と言ったら、
「足だけを洗うって、ここの施設では、とてもし難いんだよ。僕は別に足は洗う必要はないけど、お父さんが洗えって無理強いするから、仕方ないからそうするよ。」
って言うの。

ツベコベ言わずに、「ハイ」って言えや〜〜!
と、
心の中で思っていると、

お父さん座り込んで
「お父さんは別に、無理強いしているわけじゃないよ。」
と始まり、
他人の私から見たら「無駄」としか思えない押し問答が
15分くらい繰り広げられるんですわ…
しかも、お父さん真顔で必死。
12歳の息子はほくそ笑んで余裕(笑)。

っていうか、そこっ⁉︎
問題は足をサッサと洗えよ、っていうか
シャワーした後裸足で歩き回るな!
スリッパ履けよ!
ってとこだと思うんですが、
「父親が無理強いするか、しないか」で言い合い…(汗)

「子供はハイッ!言うて、親の言うこと聞いてりゃいいのよ〜〜!」
と心の中で思いましたけど、
他所の家庭の親子対決見るのって
面白いもんです(笑)。


あっ、
話が逸れた…

「顔は日焼け厳禁」って
Chanelのカウンターマネージャーに
釘を刺されていますので、
資生堂の「Future Solution LX」のSPF 50で
一生懸命ガードしました。
あれ、とってもいい商品です!

で、「大自然の中でのんびり、ゆったり過ごす」
となると
どういうわけか人間って、
というか、外人って?
「人間も自然体であるべきだ」
みたいになって、
超楽チンな格好か、ほぼ水着だけの生活とか、
スキンケアとか一切無関心、
酷いヤツは風呂は湖に浸かる、という感覚なんですよ。
白人って肌の色が白いから、
パッと見、綺麗に見えるけど、
マジで汚え…と思うこともあります。
(一部の人達です)
清潔・不潔の常識がまるでなくて、
まさに「味噌も糞も一緒」状態。

そんな中、
私は例年の経験から学び、
いろんなスキンケア商品持参しましたからね。

あのね、こちらの標高が高いところで生活してると
水が硬質になるようで
肌も手も、ピリピリするほど乾燥し、
その乾燥で、
目の周りがパキパキになって、
見たこともない小ジワが大量発生するんです。

あとは浮腫みが凄い出た年もあった。

あと、便秘になって、吹き出物がポツポツ出て困った年もあった。

あとは、標高が高いと
受ける紫外線がキツいから、
涼しいのに、
日焼け度合いが恐ろしいことも分かった。

なので、それら対策の為の物をこん限り持参。

必死で塗り込みました。

それを見ていた旦那や仲間達が(男ばっか)、

「いくらアジア人がスキンケア意識が高いっていったって、
こんな大自然に来てまで
ケアしなくてもね〜〜。」
と心底バカにするので、

「大自然の中にいるからって、
人間も自然体でいるべきとは限らない。
寧ろ、大自然の中に行くときは
普段以上のスキンケアを意識しないと、
自然が人に優しいと思ったら大間違い!
ケアしなくて後悔したって、
自然のせいには出来ないんだから。
今、自分が出来ることを一生懸命して
何が悪い!
日焼けが気にならない人はすればいい。
私は黄色人種独特の、
日焼け後の元に戻る時の
黄味がかった茶色の肌が
秋服に似合わなくて嫌だから、
その為に今ケアしてるの。

先のことも考えてない、
黄色人種でもないあんた達に
私がやってることを止める権利はない!」

って言ったら、
みんな無言…

減らず口〜〜って言われた(爆)。

アメリカ生活長くなるとこうなっちゃうの?
いや〜ね〜。
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アジア人の肌は不幸色

2019-08-18 | 大学・仕事
デパコスで働いていて、
何が一番楽しいって、
ちゃんとトレーニングを受けた美容部員達と一緒に
肌やスキンケアのことをアレコレ話すときです。

先日はアジア人の肌について語り合いました。

「アジア人は実年齢より若く見えるけど、
どういうわけか
幸薄そう、不幸せそう、生活苦そうに見える人が多い。
あれはなぜだ!?」

というテーマ。

「生活苦なんじゃね?」
と言いたいとこでしたが
確かに
私もずっとそう思ってて
昔議論したことがありました。

多くのアジア人が勘違いしているが
必ずしも「若く見える」=「綺麗」ではない。
「若く見える」が「不幸せそう」の後者の部分は
面と向かっては言えない。
でも多くがそうだ!
なぜだ?

と、突き付けられました。

パッと見、若く見えるのは
おそらく「のっぺりした顔」や「肌の質感」…

でも、若く見えても歳取ってるので
髪質や体の肉質感に年齢が出る。

だけど、顔に関していうならば
やっぱり一番の原因は
年齢による

「黄ぐすみ」

これしかない!という結論に至りました。

「黄色人種」って
誰が最初に言ったか知りませんが
本当にピッタリの言葉で、
私達黄色人種はこの肌の内側にこもる「黄色」と
上手く付き合っていかなくてはいけないんですね〜。

「美白」「ホワイトニング」っていうスキンケア商品は
大抵色白の女優やモデルがCMしているので
あんな白い肌になるのかな?
と思って、高いお金出して購入しても
白くなんかなりませんから、
「ちっとも効果無し!」
となって、
「二度と美白化粧品なんか買うもんか!」
みたいな流れになるのですが、

あれ、化粧品メーカーももっと分かりやすい言い方に変えればいいのになって思います。
よく分かんなけど、
「黄ぐすみ改善」とか「濁り肌専用」とか…
言い方が汚いか…

「黄ぐすみ」は老化現象で
若いうちは大して出ません。
でも歳を重ねるにつれて、
肌、目の白目、歯、爪が黄ばんできます。
なので、この黄ぐすみが一番広範囲の肌は
要注意。

ファンデーションを塗っても、
塗った瞬間は綺麗にカバー出来ても
ファンデはそもそも時間が経つと酸化して
色が濁ってくるものが多いので、
その濁りと、肌の黄ぐすみが合わさると
漫画に描かれるうつ病患者のように
どよ〜んとした、何かに取り憑かれたような顔色になるので、
その辺、注意が必要なんです。

で、ここから

じゃあどのスキンケア商品が良いか?
どのファンデーションが一番アジア人の肌を
長時間綺麗に見せるか?
で議論し合うんです。

結果、いろんなブランドの美容部員全員一致で
日本の高級コスメブランド
クレ・ド・ポー ボーテ のル・フォンドゥタン
という3万円もするファンデーションが一番良いということに!

でも高いわっ!
そんな高いファンデーション使ってるママ友なんか
一人もいなかったわ!
むしろ、ファンデーション塗ってない人もいるくらいなのに!
と言うと、
「それはもう、女終わってるから。」
だって。

じゃあ、もう少しお手頃価格で、
仕上がりがル・フォンドゥタンに近いものはどれだ!
と議論するんです。
デパコス以外の化粧品も含め
ガンガンに語り合います。

楽しそうでしょ?

因みに私は
美容液入りファンデーション
Diorのカプチュールトータルを使ってますが、
(これでも1万円くらいするのよ。)
「なんでそんなの使ってんのよ!日本人なら
日本の化粧品使いなさいよ!」
と言われました…

いつかル・フォンドゥタンを使ってみたいです。
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上手くいかなかった時期

2019-08-17 | 大学・仕事
仕事の話がトントン描写で広がり
まるで仕事運の良い人のように聞こえるかもしれませんが、
デパート美容部員のパートの話が決まる前の約1年は
苦戦しました。

今までの人生で就職活動というのをしたことがなくて
いつもパッと決まっていたので
初めて、求人サイトを見たり、
面接受けてガッカリしたり、
という経験をしました。

体調の悪い時や、生理前だと
精神的にとてもキツくて
自分は全く社会から必要とされていないんだな…と
思ったり、
スーパーでレジしている疲れきった顔したおばちゃんや、
英語が話せない南米の掃除婦を見ては、
「それでも彼女達は社会から必要とされていて、
この国で稼いでいるのに対して、
私はこの国で、1セントも稼ぐことが出来ない、
無能な女なんだな…
ただ自分の子供の母親ってだけの存在なんだな…」
と、ズドーンと凹むこともありました。

自分のこれまでの就職先と
大学で勉強してきたことを生かすのが
当然普通のことなんでしょうが、
今思うに、
あまり固執せず、
ちょっと見方を変えて
自分の好きなこと、興味のあること方面へ
アプローチしていくのも悪くないと思いました。

就職活動当初は
病院歯科と歯科医院だけ狙っていたので、
長いブランクの部分を攻められたら
もうタジタジしていましたし、
(一生懸命子育てしてたのに…、
なんでこんなに悲観的にならないといういけないんだろう。とも思いましたが…)
やっぱり不安も大きかった。

「あれ、出来ますか?」
「これ、出来ますか?」
と質問されても、
「やってました。出来ると思いますが、やってみないと分かりません!」
としか答えようがなくて…
悔しい思いもしました。

評判の良い歯科医院に面接に行って
「アジア人好きじゃない。」
という、差別ではないですけど、
そういう空気を感じるところもあって、
そういうのは私の努力ではどうしようもないですから、
余計にドッと疲れが出ました。

歯科の道じゃないといけないのか?
他へ行ったらダメなのか?
自分は何がしたいんだ?

この歳になって
バリバリキャリアアップする気もないし、
体調崩すほどの大きな仕事を任されても困るし、
楽しく仕事が出来ればいいのなら
自分が好きな分野、何でもいいんじゃないか?

などなど、
ずーっと考えていました。

デパコスの仕事が決まって、
私自身はとても嬉しかったのですが、
「大学出て、この仕事?」
「学歴や職歴と全く関係ないじゃん!」
など、面と向かって言う人もいたので
その辺、かなり葛藤がありました。

でも結局ね、
他人に何て言われようと、
自分の好きな仕事やってるのが一番です。
この歳になって、
楽しくてしょうがない仕事が与えられたということが、
本当に恵まれていることだと思います。

今は、どちらの仕事も
前夜はワクワクして眠れなくて、
大きなイベントなどは、
学園祭準備みたいな感じだしね。

最終的に本業の歯科医院の仕事が決まっても
デパコスの仕事、
どうしても辞めたくなかったですもん。

今は就職活動で苦戦している人の気持ちもよく分かるし
笑いながら愚痴れるし、
もし今後、私の子供達が就職決まらなくて凹んでたとしても
自分の経験を通して
それなりのアドバイスしてあげれるかと思います。

NYという大都会は
年齢も性別も、日本ほど偏見がないのは確かです。
職種によって、それなりの見た目は大事ですが
(老け込んで、負のオーラが出てるとちょっと…)、
やる気と元気があったら、
認めてくれる会社が結構あります。

化粧品に関していうと、
実は私くらいの年齢層が一番重要なんです。
アンチエイジングを本気で考えて、
高い化粧品を購入するのも私くらいの年齢層ですしね。

もし、子育てがひと段落して
就職探してる人がいたら
肩の力抜いて、アンテナ張っててください。
きっと知人の紹介で
ビックリするような仕事の話が入ってきます。

いつからでも、
人生再スタート可能みたいです。
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貿易会社のお話

2019-08-17 | 大学・仕事
だんだん、私がカウンターに行くと
みんなが喜んでくれるようになって、
各ブランドのマネージャーからは、
「うちの商品使ってみて!」
「この新商品、使ってみて!」と、
デパート内を歩いているだけで
多量のサンプルを手渡され、
(でもそんなに要らないから、
ママ友達にあげると、
喜んで子供達の送迎とかしてくれるんです。)

売り上げを手助けしてあげた子達は喜んで
お菓子やアイスコーヒー買ってきてくれてたり、
なんだか「わらしべ長者」のような感覚で
単に「化粧品に興味がある」ところから
世界や人間関係が面白いように広がっていくある日、

とあるブランドのカウンターで、
よく知らない、優しそうな美容部員が
ゆっくりゆっくり横に並んできて、
「ちょっといい?」
「あなた、貿易会社の仕事に興味ない?」
と言ってきました。

貿易会社?

彼女が言うには、
彼女が子持ちになる以前に仕事をしていた会社だそうで
デパートでは売られていない
世界中の化粧品・基礎化粧品を輸入し、
アメリカ国内の沢山のお店に卸しているそうで、
その中でも日本の基礎化粧品はとにかく重要。
社長が、
日本語と英語が話せて、化粧品の知識のある人を探してると言うことでした。
日本の化粧品は、例えば「FANCL」「雪肌精」「NOV」「エリクシール」「IPSA」「ルナソル」などなど。

「あなたのことは噂で聞いてて、
もう既に社長には話してあるから、
これ、社長の電話番号!
興味あったら電話してみて!
すっごく働きやすい、いい会社なの。」

また不思議なご縁…
しかも人繋がり。
NYってこうなのね。

会社のホームページもあって、
なかなかちゃんとした会社。

ええ〜〜っ!こんなことってある?
と思いましたが、
面白そうだし、電話してみました。

電話の声は、
全然偉ぶってない、気さくな感じで、
とっても質問しやすい社長さん。
40分くらい、電話面接をしてもらい、
「是非、うちで働いて欲しい!」と言われ、
とにかく、一度社内見学に来て欲しい。
と言われました。

ただ…
正社員で仕事をして欲しいと言われたこと、
場所が遠く、通勤ラッシュを考えたら
一体通勤にどれくらい時間がかかるんだろう…
という不安…

仕事はデパコスよりも面白いかもしれないなぁと思ったけど
やっぱり今の私は、
勤務時間と通勤時間を重視しないと、
家の中が回らないことは事実だから…

と一晩考え、
ちょっと引きずる思いでしたが
お断りしました。

社長は
「もうちょっとお子さん達が大きくなって
まだうちの会社に興味があったら、
いつでも連絡ください。
あなたはいつでも採用だから。」
と。

結局お断りしたということで
状況は何も変わっていないけれど
私の知らないところで、
私という存在を認めてくれている人がいるというのは嬉しいことで、
どんな仕事でもきちんとしていれば
評価されるんだって
そう思えた嬉しい日でした。

これがパート始めて2ヶ月経つか経たないかの出来事。
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整理整頓後のご褒美

2019-08-17 | 大学・仕事
10分で200万円売って、
一目置かれるようになって間もなく、
全ブランドの在庫を置いてある広い倉庫の
大掃除と整理をする必要が出てきました。

新たにコスメブランド数社をデパートに入れるため
スペースを作らないといけないんです。

デパコス裏事情になりますが、
基本的に各化粧品ブランドの会社が、
美容部員からは「stack guy」と呼ばれている男性を雇っています。
デパートに雇われるのではなくて、
「Shiseido」「Dior」「Lancôme 」などの各会社が雇い、
店頭に出している商品、
店頭の棚や引き出し等に待機させている商品、
倉庫の商品の在庫管理を任されています。

なので、もし彼らが突然仕事を辞めて
暫く次が見つからない場合、
在庫管理する人がいないのでムッチャクチャな状態になるんです。

売り上げノルマを課されてる正社員の美容部員たちは
売り上げに関わらないことは基本的にしたくありません。
私はガツガツ売るのは苦手なので、
ノルマが無くて本当に有難い立場。

「じゃあ私、整理しま〜す!」
と言って、
広〜い倉庫の整理を始めました。
たまには気分を変えて違うことする方が気晴らしになるし
新たな発見があったりするし。
商品とパッケージとを確実に覚えるには
こういう作業が一番手っ取り早いんです。

それに、自分の好きなものがズラ〜っと置かれている場所って
倉庫だろうと何処だろうと、ワクワクします。

「要らないもの、古いもの、全部処分すればいいから!SK-II もChanel もDior もユウコの判断に任せる!」
とコスメ総監督に言われたので、
これは楽しそう!
容赦無く処分する気満々!

化粧品には全て
暗号のように書かれた製造年月日があるってご存知ですか?
あるんです。
私は見たら分かるんです。
商品によって、その年月から何年以内に使わないといけないとあって、
まあ別に古いのを使ったからといって
大きなダメージはないですが、
酸化して酸っぱい臭いがしたり、
効き目が弱かったりということはあります。

アメリカは賞味期限の切れた食べ物でも
普通に売ってるようなところですから、
化粧品はもっと怪しいですし、
「購入したら付いてくるプレゼント」みたいなの、
あれは怪しかったりするんです。
サンプルやテスターにも
ちゃんと暗号で表示されています。

で、とあるブランドの倉庫の棚が、
恐ろしく無茶苦茶だったので
そこを1日でバシッと整理整頓することにしました。

製造年月日が古いのは処分。
まだ使えるが、パッケージが変わったものも取り出し、
パッケージは大差ないが、リニューアルして中身が変わったものも取り出し、

最初の棚には上から下まで
スキンケア商品全般をラインごとにバシッと並べ、
次の棚には全6種類あるリキッドファンデーション、
クッションファンデーション、2種類のパウダーファンデーション、
コンシーラー等、肌色系をずらっとライン別に並べ(白人、アジア人、黒人の肌色なので種類が多い!)
次はアイシャドウや口紅、マニキュアなどの
色ものを、
次の棚にはスポンジやコットンなど、
お客さんにメイクを施す時の使い捨ての道具を並べ…

と、自分の感覚で
好きなように並ばせてもらいました。

テスター(試供品)棚もサンプル棚も、
バシッと整理整頓しました。
始めると止まらなくなる性格…
あと、色や形を合わせていくのがテトリスみたいで、
ゲーム感覚。

ムキになってやってて、
食事摂るのも忘れるほどでした。

他社ブランドもざっと整頓し、
まだ使えるけど
もう廃盤になった商品や
期間限定だった商品で、もう販売されていないもの
山のようにサンプルがあるけど、現品を販売していないものなど、
使えるのに処分しなくてはいけない化粧品が
山のように出ました。

で、倉庫には防犯カメラもいくつか設置されてありますが
倉庫総監督のおじさんがいるんです。
そのおじさんが
「よ〜頑張ったね〜!!持って帰りたかったら、好きなの持って帰っていいよ。」って。

ええっ!?いいの?

おじさん、商品1つ1つの値段を知ってんだか、知らないんだか…
知ってるけど興味ないんだか、知らないフリしてんだか…
実は1つが$100〜$300(1万の〜3万円)。

えっ?本当に?
じゃあ、これと、それと、あれ。
あれ、もう1つ!
いいの?

「うん、今日持って帰れないんだったら、
また次の時に取りにおいで。
他の人には内緒だよ。」

という感じで、興味のあった化粧品、
$1000(10万円)相当貰っちゃった!

まさに「棚からぼた餅」状態。

おまけに翌日は、
カウンターマネージャーが走り寄って来て、
「長年ここで働いているけど、
あんなに綺麗に棚が整理されているのは見たことがない!
本当に助かるわ!あなた凄いわ!
商品のことよく知ってないと
あんな風には整理できないもの。
本当にありがとう!」

と言ってくれ、
その噂が、デパコスの各カウンターマネージャーの間で広まり始めました…

これが入社してして1ヶ月半、経つか経たないかの出来事でした。
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プロのメイクアップアーティストと

2019-08-16 | 大学・仕事
もう何から書いたらいいんだか、
分かんなくなっちゃう…
くらい、一歩社会に出たらいろんな扉が開いていきました。

デパートの化粧品売り場には
ときどき有名なメイクアップアーティストが
化粧品ブランドの本社から派遣されてきます。

有名な女優やモデルのメイクもしたことのある方で
大体NYは東海岸を担当しているアーティストですね。

で、その日は30代白人男性のメイクアップアーティスト。
ゲイではない感じ。
ワタクシ、彼がどんなメイクをしていくのか興味津々!
こっちのメイクって、
キム・カーダシアンのせいなのか、
マットでバサバサ付けまつげ、
カットクリースというアイシャドウとか
結構主流なんですが、
全ての人種にそういうメイクが似合うわけではないんですね。

さて、いろんな人種が来店するここで、
彼はどういうメイクをするんだろう?って。
間近で見学出来るんですから(仕事中ですが)、
こんな楽しいチャンスはありません。

有名メイクアップアーティストを迎えてのイベント中ということで
フルタイムの美容部員も勢揃いでしたが、
彼女たちはここぞとばかりに自分たちのノルマを達成しようと意気込んでいます。
結構ね、課されるノルマっていうのが厳しいみたいなんですよ…
なので、メイクアップアーティストの存在なんて、
ほぼ無視…。
「そっちで勝手にやってくれ!」
「勝手に本社から派遣されて来たんでしょ!」
みたいな感じ…

あまりにも彼が不憫だったのと、
私は幸いノルマ無しで気楽なのと、
そばでメイクを見ていたいという思いが重なって、
彼のアシスタント役に徹することにしました。

彼にメイクをしてもらいたいお客さんが
常に4〜5人待ってる状態。
彼は昼食どころかトイレ休憩の時間さえないほど忙しかったんです。

一通りメイクの流れを見て、
手順や使う小道具を把握したら、
ずら〜っと道具や化粧品を並べ、
使ったら即綺麗にし、
アイシャドウに取りかかれば専用ブラシを手渡し、
ハイライトにかかると分かるや否や専用ブラシを手渡し、
まるで、手術中の医師にメスとか渡すみたいにテキパキと!

ああ、なんか懐かしいわ〜、このペース。

そうそう、口腔外科や歯周外科で歯医者のアシストしてたノリとよく似てる。
外科のアシスタントに比べたら
悪いけどチョロいもんです。

とにかく彼のメイクテクニックが凄くて、
どんなショボい顔したお客さんも
みんな上品な顔立ちになって
みんなメイクが仕上がったと同時に背筋が伸びて
自信に満ち足りた表情に変わるの。

メイクって魔法だなって、本当にこの時に思いました。

股開いてメイクしてもらってたお客さんが、
かっこよく脚を組むんだもんね〜。

アイラインの引き方や、
マスカラを塗って綺麗にまつ毛一本一本をカールさせる方法、
アイシャドウのグラデーションの仕方。

凄い!!

としか言いようがないほど見事でした。

時間いっぱいまで彼のアシスタントをして
仕事を終えた後、
彼に言われました。

「キミは最高のアシスタントだよ!
どれだけ仕事がスムーズに捗ったかしれない。
本社にお願いして、
キミを専属のメイクアップアーティストのアシスタントとして
一緒に仕事して欲しいくらいだ!」
って。

嬉しかったわ〜〜!!
これが入社して1ヶ月経つか経たないかくらいの出来事でした。

あちこち飛び回るとか無理だから有り得ないけど、
頼まれたわけでもないことを
自分の判断でやってみて、
それが今までに経験したことがないと言って喜んでもらえ、
褒めてもらえる、
このサイクル。

自分の判断力が認めてもらえるようで
誰かの役に立ったようで、
お給料もらうこと以上に嬉しい。

専業主婦してると
こういう感動や
褒められて嬉しい気持ちは忘れちゃいがちなので、
その気持ちをこの歳になって
再び味わえるというのは
とても嬉しいことです。
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10分間で数百万円!

2019-08-14 | 大学・仕事
歯科医院の仕事の話が全然出てこないけど
どうなってんの?と
お思いの閲覧者もいるかと思いますので言っておきますが、
今現在、メインは歯科医院の仕事です。

時系列で話さないと
話がごっちゃごちゃになるので
歯科医院のお話は暫しお待ちください。

デパコスの話しさせて、させて!
もうね、いろいろあるの、このお仕事。
今日もデパコスでオシゴトしてきました。
明日は歯科医院!

で、美容部員のお仕事決まって1ヶ月ほど経ったある日。

珍しく30代のアジア系男性が
化粧品売り場にご来店。
まっすぐ私の方見て、名札を見、「ジャパニーズですね?立ち振る舞いで、日本のデパートを思い出しました。」って(英語で)

聞くと、小さな会社を経営されてるようで
社員の女子にちょっと会社からボーナス的な
プレゼントをあげたいと思っている。と。
で、香水や口紅などのコスメは好き嫌いがあるから
基礎化粧品はどうかと思っているのだけど、
アドバイスしてくれないか?

ということだったので、
「ご予算は?」と聞くと
「ワンセット$1,000(約10万円)」
と言うので、
「それは嬉しいボーナスですね。ではこちらはどうでしょう?」

おフランスブランドの基礎化粧品、
化粧水・美容液・保湿クリーム・アイクリームで
合計約$1,000を用意しました。

ざっと商品について説明し、
どのようにラッピングするかもお見せし、
好き嫌いもあるだろうから、
ギフトレシートもお付けするとお約束しました。

高級ラインなので
自分で買うにはちょっと躊躇うけど、
彼氏に買ってもらうほどでもない。
そんな商品を会社から頂けたら嬉しいと思います!
というか、私は飛んで喜びます!
と言うと、

「じゃあキミを信じて、これでお願い。」と。

「これを、

20セット。」

へっ!? 20セット!?

「うん、女性従業員全員にだから。」

大変だ〜〜!!$20,000 (約200万円)!と大慌て!

本来なら私の売り上げになって、
コミッションもゴッソリ入るのですが、
なんせ新入りですし、
私は売り上げノルマは課されていませんし、
カウンターマネージャーにお譲りしました。
マネージャー、興奮して
何言ってんだか意味不明…

すると、コミッション制であることを知っているんだと思います、
お客さんが、
「僕はキミから買おうと思っているんだよ。なんて控えめな人だ!」
と言うので、
「精算は彼女が担当しますが、
ラッピング等も含め、全て私が責任を持ってやらせていただきますので、
ご安心ください。」と言っている頃には
噂を聞き付けたコスメ総監督がカウンターに顔を出しました。

そして
「数時間後、従業員に取りに来させるから、
その他、商品についてやりとりする可能性があるかもしれないから、
キミの連絡先、教えて。」
とお客さんに言われ、

いや〜〜…それはちょっと…

と思っていると、
横でコスメ総監督が
「教えなさい!教えなさい!」
みたいな顔して合図するので
しぶしぶ教えましたよ…

これでワタクシ、
「10分で$20,000売った女」
「売り上げを譲ってくれる女」
「経営者に見初められた女」
と噂されるようになり
正社員の美容部員のトップからも若いのからも
一目置かれるようになりました。

「できる女」なのか、「持ってる女」なのか、
「あざとい女」なのか、「本当のお人好し」なのか、
「単なるバカ」なのか、「幸運の女」なのか、
みんなが様子を伺うモードに突入。

これが入社して2週間後の出来事でした。

で、連絡先を交換した、この会社経営者ですが
その後、彼の会社の秘書として仕事しないか?
と連絡がありました。
しょっちゅう日本へ仕事で行くそうです。
けど、
なんかピンと来なかったのでビシッとお断りしました。
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パートの待遇の良さ!

2019-08-12 | 大学・仕事
基礎化粧品探求が完全に趣味になってしまった中、
デパコスの美容部員といろいろ話す日も増えましたが
成分やその効能については
私の方が詳しいことが多かったり、
他社ブランドとの比較なども
美容部員より詳しかったりして、
あと、アジア人だから若く見られるってこともあって
ちょいちょい「美容部員になったらいいのに〜」
と言われ出していたのですが、
そんなこと考えたことも無かったのでスルーすること1年。

日本は「日本化粧品検定」とかあったりしますが
こっちはそんなものはありません。
一番大事なのは「語学力」。
バイリンガルである事が前提で、
英語に強い訛りがあったり、
面接官の質問を何度も聞き返すようではアウト。
「話せない=販売力無し」とみなされます。
あと、どんな人種相手でも平気なこと。
あとは、その人の雰囲気と化粧品ブランドが合うかどうか。
実際働いてみて、「英語・スペイン語・中国語」の三ヶ国語を流暢に操る若い子がいて
こういう子は、たとえ学歴がなくとも
無敵だな…と思います。

で、ある日
たまたま買おうか、どうしようか迷ってデパート行った時に
また美容部員と話し込んでて、
パートの仕事探してるってことは彼女にも言っていたので
急に彼女が「今、コスメ総監督いるから、ここで仕事したいって言ってごらん!あなたなら、即採用されるから!」
と、人事課に連れて行かれ、急遽面接。

即採用されたのですが、
パートの勤務時間がちょっと納得行かなくて…
デパートって月曜〜日曜。
時間も夜遅くまでやってますから、
パートっていってもシフトがね…
それからここは、
美容部員の人種が特定化されてて、
アジア人は働き難いかもな〜という印象を受けました。

「ちょっと考えさせてください。」と言って
その足で、同系列の違うロケーションのデパートへ。
いきなり人事課へ行って状況を説明し、
ここはコスメ総監督いなくって、
デパートのお偉いさんに接客業について質問攻め。
その後、デパート同士が電話でやり取りし、
「どっちでも好きな方で働いてオッケイ!」
ということに。
でも何かが気に入らない…。
やっぱり子供達のお迎え時間と合致合うとか、
週末出勤とか…
プラス、ここのコスメ売り場はお客が少なくて活気がない…
お客年齢層も「白人の年配婦人層」という印象を受けました。

で、何かしっくり来ないので
そのまま同系列、別ロケーションのデパートへ。
もうこの地点で夜になってたわ…
どうしてもこの日、決着を付けたかったんです。

ここでもコスメ総監督と面接!
総監督2人いて、
どちらも元気なアラサー。
一回会ったら従業員の名前も、
お客の名前も即覚えてる凄い人です。
お忙しかったみたいで、
2時間くらい待たされましたが、
「絶対時間作るから待ってて!」と言われたので
待ちました。
ここで3人と面接。
ここは全米デパコス界で1〜2位の売り上げを誇るところで
活気がどえらい!!
超高級化粧品も取り扱っていて、
ぼーっと突っ立ってるだけなヒマことはなさそう。
最終的に
「日本人だ!コスメの知識がムダにある!」ということで大歓迎され、
とてもいい条件を出してくれたんです。

■ 私の働ける日の、働ける時間帯だけ出勤するスタイルでオッケイ。
■ 管理職専用の駐車場付き。
■ 売り上げノルマ無し。
■ でも売ったらコミッション付き。
■ パートなのに有給休暇あり。
■ 社員割引あり(これがデカい!)
■ デパートと提携している関連企業の割引あり
■ 休憩自由にとってよし。
■ 1社ブランドだけではなく、複数社に関わること。
■ イベントや新商品プロモーションの時は
極力出勤すること。
■ 日本に帰省するための2ー3ヶ月の長期休暇もオッケイ。

「ユウコ、これでどうよ!!」
と言われました。

ってことで、
どうも同じデパートでも採用待遇が全然違うようで
勿論こっちに決定!
もう内部採用みたいな扱いになっていたので、
デパート同士が話しを付けてくれて、
「ユウコの働きたいように働けばいい!」
ということで話が纏まったのです。

ええ〜〜っ!?こんなことってあるの〜〜!?

と思いました。
あるんです、NYって!

で、働き出してから
もっともっと嬉しいこと、楽しいことがあるって分かったんです。
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化粧品成分解明、商品比較が趣味

2019-08-12 | 大学・仕事
えっ!?この人って、化粧品に興味あったっけ!?

とお思いの方も多いかな?と思うのですが、
はい、そんなに興味はなかったんです。

でも私、前回の記事「私のダブルワーク遍歴」でも書きましたが、
18〜20歳の頃が、経済的にとっても豊かだったものですから、
初めて手にして揃えた化粧品は
クレ・ド・ポー ボーテ
日本を代表する超高級化粧品です。
でも、良さとか分からないまま暫く使用。

その後、年齢相応の化粧品に変え
あれこれ適当に使っていましたが、

ニューヨーク大学で学生中に
美意識高い系女子が多くて
クラスメイトに勧められ
SKII をフルラインで暫く使用。

でも、子供産んでからは全然。
全く化粧っ気無くなって
必死で子育てしてました…
毎日外遊びさせていたけど、
日焼け止めの臭いや感触が嫌で塗らず…
おまけに日焼け止めの成分にアレルギー反応起こす肌で、(自分が美容部員するようになって明確になりました。)
日焼け止めを塗ると、
痒みとヒリヒリ、赤く腫れあがるので
塗らない始末…

顔を洗う気力も無く
洗わず寝落ちしてたことも多々ありましたしね…

美容とか、スキンケアとはかけ離れた生活を送っていましたが、

このままではヤバい!と気付いたのが
30代後半。
子供達とプール行った帰り、
もうメイクも剥がれ落ちてて、
そのままスーパーマーケットに寄って買い出し。
「じゃあ帰るよ〜!」と
子供達を見るために
車内のルームミラー見てビックリ!!
日差しの当たる角度が手伝って、
私の肌の奥に潜んでるシミ予備軍が
浮き彫りになって見えたんです!

想像を超えるシミ予備軍で
怖くて鳥肌が立ちました。

そこから「このままでは本当にヤバいわ!」
と思い、
スキンケアについて徹底的に勉強。
よく考えたら、20代の頃と同じ化粧品をずっと使っていたので、
年齢相応の化粧品に変えるため調べまくりました。
いろんな種類の基礎化粧品があるので、
一体全体、
何が違うのか
肌にとって一番取り込むべきものは何なのか、
美容皮膚科医に個人的に聞きに行ったりもしました。
綺麗な肌の人には、ナニ人であろうと
「お肌綺麗ですよね!どんなお手入れされているんですか?」と聞いて、
何か参考になることはないか尋ね、
(みなさん喜んで教えてくれます。)
気になる美容液などは成分分析もして、
表に纏めたりして(趣味です)
こういう性格ですから、
ハマるとトコトン、自分が納得するまで調べ上げないと
気が治らないんです。

そのうち、ほとんどのブランドの1番お高いラインというのは
各社が見つけた特別な植物エキスを配合していることに気づき、
野生植物のソリゴダ、バラの抽出エキス、
霊芝、カカドゥプラム、白牡丹、高山植物、
ホワイトチューベローズ、ジャパニーズ アンジェリカ、
漢方薬の延命草などなど
この植物パワーと
化学者と美容皮膚科医と化粧メーカーのロマンに感動したりして…

本当にどっぷりハマってしまいました。
が、このトコトン調べる性格が
役に立つこととなりました。

人生って不思議です。

ファンデの重ね塗りや
コンシーラーで隠すメイクはやめて、
とにかく基礎化粧品重視!
肌質改善!

「自分の肌質に合う基礎化粧品を探す!」旅は
まだ続いています。
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私のダブルワーク遍歴

2019-08-11 | 大学・仕事
デパコスで働き出して、
もう結構長いんです、実は。

歯科医院の仕事よりも先に働き出したのは
デパートのほうです。

とはいえ、デパートで働くの
初めてじゃないんです、私。

日本で学生してるときに
デパ地下のスウィーツ売り場でアルバイトしてたことがありました。

長年専業主婦だけやって、
その前は学生やって、となると
「この人は働くのは好きじゃないんだな…」
と思われてしまいそうですが、
実は働くの大好きで、
仕事が趣味化するか、
家庭も顧みず仕事に没頭するか、
というタイプの人間なので
あえて子育て期間中は仕事を自分の人生から外しました。

思い起こせば、
昔っからダブルワークも当たり前にやってた…

高校生の3年間は
お金持ちのお宅のワンちゃんのドッグシッター。
大型犬1匹だけで、30分間のお散歩で800円。
(当時、時給600円が相場だったので、とても良かった)
月曜〜金曜。
毛足の長いワンちゃんだったので、
雨の日はお散歩無し。

で、親からも普通にお小遣い貰ってたので
お金には恵まれた高校生活。
でも使うことがない…

歯科衛生士の学校に行き出してからは、
学校の先生に紹介してもらって
当時、地元で最先端の外科治療を行っていた歯科医院で
勉強も兼ねてアルバイト。
学校の後や夏休み中に仕事してました。

で、夏休みや冬休みはデパ地下のスウィーツ売り場の仕事もプラス。
確か、居酒屋でバイトしてたこともありました。
深夜1:00まで。
学校+歯科医院バイト+居酒屋バイト。
楽しかった〜、あの頃。
大将が賄いに刺し盛りとかカニ酢とか出してくれて
深夜に鱈腹食べてて太りました…
世間はバブル弾けて大変な時期でしたが、
医療業界全般、バブルの影響はすぐには受けなかったので
どこも羽振りが良くて、
私も父親から車(中古車)買ってもらって車通学。
お小遣いも父から毎月15万円貰ってたし、
当時付き合っていた彼氏がちょい年上の社会人だったので
どこに行っても全額支払ってくれてたし、
お金を使うことがないのに
なんかジッとしていられなくて働いてました…

社会人になって
最初の病院歯科で働き出して暫くしてから
何か物足りなくて
パン屋で夜の10時頃までのバイトをプラス。
病院の総婦長の許可をきちんと得ました。
この頃から「歯科衛生士として海外で働きたい」という思いが増していったので、
海外進出するにあたって必要であろう費用に当てるためでした。
病院の仕事は5時に終わるので
その後5:30〜10:00pmぐらいまで。
売れ残りのパンは、欲しかったら持って帰っていいとオーナーから言われていたので
結構ごっそり持ち帰って、
食べ切れないの分かってるから
その晩に近所に配る…
みたいなことしてて、
ご近所さんからはとても喜ばれ、
我が家も毎朝ボローニャというデニッシュ食パンで朝食。
太りました…

NYに来てからは、
研修先はフルタイムで歯科医院勤務だったのですが、
それとは別にもう一軒、
違う歯科医院をプラスしアルバイト。

日本に戻って再び病院歯科で働き出してからは
本格的に英語の勉強に打ち込み始めたので
ダブルワークは無し。

そんな感じ…

とにかく、働くの大好きで、
働いてる間は楽しくって、それほど疲れを感じない。
仕事が終わって帰宅してからも
数時間はテンション上がってて眠れないんですけど、
その後、短時間の爆睡。

そして、今
NYにて歯科医院と高級デパコスのダブルワーク!
若い頃に戻ったかのようで、
青春真っ只中!

やっぱり私は働くのが好きだったんだなぁ…
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履歴書とコネクション

2019-08-11 | 大学・仕事
気の向いた時にガンガン更新中ですが、
みなさん、いかがお過ごしですか?

10年以上子育て専業主婦だった私が、
もう立派なババアな私が、
社会から疎まれるんじゃないな〜と内心不安だった私が、
NYで、
最終的に自分の好きな仕事2つも得られた経緯を
思い出しながら載せておきます。

いろんな求人広告、求人欄等眺めました。
勤務時間と通勤時間重視で、
仕事内容に拘らなかったため、
その都度、履歴書を書き換える必要があって、
(英文履歴書は雇用主側によって、書く内容を変えます。)
そういうのが正直言って面倒くさかった…

途中からどうでもよくなってきたりして…

例えば、一般個人歯科開業医に応募する場合と
口腔外科、総合病院内歯科など
同じ歯科界でも
それぞれ履歴書の内容は変わるんです。
あとカバーレターね。
これも面倒くさい…
履歴書に添えて出します。
どうしてここで仕事がしたいか、
どこに魅力を感じているか、
どういう仕事をしていきたいか
みたいな、エッセイ。

「そんなん知らんがな…」って内心思ったりして…

最初の1〜2件だけですね、
気合い入れて作ったのは…

何度、「日本の履歴書の方が楽チンだ〜〜!!」
と叫んだか…

で、今回書きたかったのは
履歴書書くのが大変だったってことじゃあないんです。
まあ、それも勿論書いておいていいんですが、
今回言いたかったのは
やっぱ、コネクション!
なんて言うの?日本語で?
結局、求人欄じゃなく、
人から紹介されて就職決めるのが
一番早くてラク、そして確実。
そして紹介されて即面接ってパターンが多いので
カバーレター無しでも問題なく、
初めて雇用主に会うのに、
まるで会ったことがあるかのような気さくさの雇用主。

おまけに待遇面でもいろいろ考慮してもらえるし、
面接前から
「子持ち専業主婦」という情報が雇用主に伝わっているため
勤務時間を融通してくれることで面接が進むので、
ほんとにトントン拍子!

NYに来て、初めて大学に行った時の
就職活動を手伝うソーシャルワーカーが、
大学1年生の学生を前に
「人脈作りをしてください!
いい仕事は大抵、人伝てにやって来ます。
NYは特にそういう街なんです。
勉強だけガリガリするガリ勉になるんじゃなく、
学生のうちから交友を広め、
人と繋がってください。
自分の興味のある分野に出向いて
それに携わる先輩や
同じ夢を志す人達と繋がっていってください!」
と力説していたのが
蘇りました。

実は今の仕事2つとも、
どちらも公に求人募集は出しておらず、
紹介されて決まったんです。

そういうコネクションがあったということが
只今、人生上昇気流ってサインだと思っています。

自分で言うな!!
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職探しの優先順位

2019-08-10 | 大学・仕事
この年齢になって、
経済的に切羽詰まって働かざるを得ない場合は
あれこれ言っていられませんが、
でも、どういう理由で社会復帰するにしても、
極力長く続けられそうな、未来のある
楽しんで働ける仕事を選びたいなぁと思っていました。

だって、ストレスの溜まる、
好きじゃない仕事だなんて
確実にドッと老け込むし、
やつれるし、
「仕事が嫌だ〜」みたいな不穏な気持ちを
家庭に持ち込みたくないですからね。
仕事しだして、若返った!となって欲しいですから。

あと、通勤が苦痛じゃないのも大条件!
どんなに興味のある仕事でも、
通勤時間片道1時間半とか、
もし子供の通う学校から呼び出しがあっても
すぐに駆け付けられませんし、
通勤だけでぐったりするじゃないですか?
大雪の日とか、想像しただけでも泣きそうになります。
そういうところは「縁がなかった…」と
きっぱり諦めました。

「仕事って苦痛なんだ…」
「嫌でも仕方無しに仕事するんだ…」って
子供達に思わせるようなことは絶対にしたくないんです。

「お母さんって、いっつもワクワクルンルンしてる」って思ってもらいたいですから。

自分の優先することが
「勤務時間と通勤時間」と明確だったので、
この2つが満たされるのであれば挑戦してみようと思っていて、
時給とか、待遇、自分のキャリアとかは
後から付いて来れるものだと思っていたので
拘りはなかったです。

何でそんなに社会復帰したかったって?

うん、したくなったから!

そんなに子育てにも手がかからなくなったし、
子育て業のメインがご飯作って、洗濯して、
あちこち専属運転手になって連れて行くって感じになったので、
まあ専属運転手は雇えるし、
家事が今まで通り出来る範囲で、
仕事したいな〜って思うようになり、
その思いが日に日に強くなっていきました。

あとね、
私の人生って大体10年間は1つのことに没頭するんです。
で、1〜2年かけて次の新しい10年の準備して、
そして全く違うライフがスタートします。
今まだ、その準備期間。
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子育て専業主婦の職探し

2019-08-10 | 大学・仕事
子育て専業主婦の仕事探しで
一番大変だったことは
勤務時間!!

一般常識として、
子育て専業主婦が探している仕事はパート。
そのパートとは9:00〜14:30辺りの
子供達が学校に行っている間。
特にNYは、
11歳まで子供達だけで登下校してはいけませんし、
上の子は13歳になるまで、
下の子を連れて下校することも
子供達だけで家でお留守番も許されていないので、
下校前には切り上げられる仕事しか無理なんです。

こんなNY一般常識がありながらも、
それをあえて無視する雇用者が多い、多い!

求人で「パート募集」となっていても
はっきりと勤務時間が記載されていないところの方が多く、
面接して、採用決定後、
「勤務時間は9:00〜18:00。プラス残業」
と知らされるところが多かったです。
「お子さんのことは、そちらでなんとかしてください。」
という、暗黙のプレッシャー。

雇用主側の言う「パートタイム」とは
「週2〜3日勤務」を指してるとこが多くて、
子育て専業主婦に理解のないとこに
がっかりするやら、
苛立つやら…
そんな日々もありました。

あとですね、
子育て専業期間中に
一生懸命学校ボランティア頑張った経験とか、
PTAで頑張ったのとかは
一切何のプラスにもなりません。
「頑張って損した!」とまでは思いませんが、
基本的に「頑張ったことは、必ず未来へ繋がる」と信じてやまない私は
NYにおいても
子育て専業主婦の頑張りを軽視する社会の風潮を知ることになって
正直残念に思うことが多かったです。

履歴書送って面接を受けたのは歯科医院だけじゃなく、
総合病院、政府関連、歯科医院数軒。
それからお洒落カフェや、
雑誌で取り上げられるようなレストランなんかも
調べてはいましたが
この9:00〜14:30とか、10:00〜15:00とかで勤務可能なところって
なかなかなかったです…。

つづく…
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ワーキングママになっちゃいました

2019-08-03 | 大学・仕事

ご無沙汰しております。
今更更新するべきなのか、どうなのか、
ずーっと迷いつつ、
正直言って、ブログの更新の仕方を忘れてしまったっていうのも
本当の話なんですけど…
皆さん、お元気ですか?

「一体全体、この人は今頃何やってんだろう?」と
気にかけて
チラッと覗きに来てくださる方もいらっしゃるかもしれないので
お知らせしますね。

実は完全に職場復帰しております。

しかも2つの仕事。
ガンガンに働いております。

先ず1つ目は、歯科医院です。
歯科医師の趣味もあって超ハイテク化された歯科医院で、
日本人歯科衛生士として、ガシガシ働いております。
卒業した大学、ニューヨーク大学歯学部で教鞭もとっておられる歯科医師に拾って頂いて、
とっても可愛がっていただき、
毎日毎日、褒めちぎって頂いて、
いい歳超えてから完全職場復帰です。
こんなことってあるんですね。
今日も朝から、息付く暇もないほど働きましたよ。
土曜日は患者さんてんこ盛り…

もう1つは、趣味が高じてですね、
ニューヨークの高級デパートの化粧品売り場で
フリーランスの美容部員もしております。
はい、ビックリでしょ?
私もお仕事のお話を頂いた時はビックリしました。
お客として通っていたのですが、
美容部員さんといろいろ喋っているうちに
「あなた、美容部員になりなさいよ!」と言われ、
そのまま人事課へ連れて行かれ、
いきなり、ふざけた格好したまま、
化粧品売り場総監督と面接し、化粧品についての質問攻撃を受け、
デパート支配人と面接し、接客業について質問攻撃を受け、
同デパートの他2店舗にも出向かされ
それぞれ面接を受け、
就職決定!
これが突然1日で起きた出来事だったんです。

日本人なんて一人もいないとこなので
とても珍しがられ、
20代の若い同僚が引っ付き纏い
お客さんがタピオカミルクティ買ってくれたり、
プロのメイクアップアーティストのアシスタントしたり、
大勢の人との関わりが楽しいです。

えっと、高級デパコスブランド数社、
携わらせて頂いておりまして
コスメ売り場の中をたらい回しにされてます。
これがね、楽しいったらないです、この世界。
完全に趣味として楽しませてもらっていますが、
それでお給料、コミッション、高級化粧品頂けるんだから有難い話です。

全く違う職種なので、そのメリハリ感がやみつきになってます。

という感じで、
NYでダブルワーキングママ生活満喫中です。

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