最近ブログ更新もなかなかテンポ良く行っておりませんが,息子ももうすぐ6歳になるので,娘に続いて成長記録をざざっと書き残しておこうと思います.それにしてももう6歳ですって.信じられない….
実を言うと,息子の子育て6年間経験した中で,この1年が一番大変且つ,今までの母子経験がどんどん形になって現れた1年で,とても面白かったです.
■5歳からのこの1年間は素晴らしい集中力と吸収力だった.
■英語の読み書きは現地校小学1年の半ばを,算数はこちらの1年生を終わる頃,日本語は日本の小学2年生国語を最近終えた.
■習った漢字の書き順は全て正しく覚えている.お陰で小学3~4年の難しい漢字を見ても,自分で書き順が予想できる.
■現地校の勉強は宿題をしただけだが,日本語を頑張らせたのが良かったのか,成績は4段階評価のオール4を貫いた(前回の懇談で成績告知された).大好きな教科はサイエンスとコンピューター.
■「活字好きな子」と日本語先生に言われた.「漢字」は好きだが,それよりも「文章読解」のほうが好き.「文章読解」は「この文章の中に必ず答えは隠れている!」と探偵ごっこを楽しんでいるような様子.算数も計算問題より文章題のほうが好き.
■英語の文章書きも好き.なので,言葉・文章が好きなのだと思う.「書き方をまだ教えてもいないのに,説明文や解説を書くのが非常に上手い!『起承転結』がある」と懇談で担任に褒められた.「マーティン・ルーサー・キングJr.」の伝記を読んで影響を受けたこともあり,「将来は言葉で戦うことの出来る人になる」と息子自身意識するようになった(格闘技で戦うんじゃなくて).
■5歳になって始めた空手は9ヶ月間で「白帯」から「青と黒のストライプ帯」まで昇級した.
■1日のうち30分でもよじ登ったり,走り回ったりと体を動かさないとウズウズして発狂する.
■相変わらず,魔の2歳児からず~~っと手のかかる状態が続いているように感じる…(信じられん).
■遊ぶ姿や内容は相変わらず幼稚過ぎて,呆気に取られる….
■トランプの神経衰弱が得意で,私や旦那が本気でやっても負ける.ハーバード大出の医者相手に勝つほど.
■毎日2時間ほどの勉強(土日&祝日も含む)が定着した.
■口答えが過ぎる.親に対していつも一言多く毎日叱られる(娘もだけど,息子もああ言や,こう言う子…誰似?).
■将来は探偵かFBI捜査官になりたいとよく言うようになった.
■しかし,電気工学の勉強をしたいとも一時よく言っていたので,電力会社の人に直に話を聞きに行ったりもした(最近言わなくなったが).
■すぐ飽きると思っていた「心臓」にはずっと興味持ち続けている(彼是1年ほど).が,なかなかきちんと説明できていない….「実際に触りたい」だの「平面じゃなくて3Dで知りたい」と言うので,高かったが医学用の心臓模型を買ってやった…(大人の心臓実物大).
■ここ最近興味を示しているは,「橋」の造りやデザイン,名前など.
■「昆虫」に関しては,好きな虫を変えながらも年間を通して興味を持っていた.
■「将来こうなりたい」「あんな仕事がしてみたい」と息子自身で考えるようになって以来,「伝記」に興味を持つようになった.
■学校の一般授業は簡単すぎ,やや退屈しているようなので,家でガンガン先に進めることにした.学校の授業内容で目を輝かせて話すのはサイエンスとコンピューターのクラス.
■睡眠時間が9時間に満たない日が3日続くと,必ずといっていいほど発熱するということがわかった.
■寝起きが非常に悪い.睡眠時間が足りていても,足りなくても悪態つく(生後半年からずっと同じ).そばにいて非常にムカつく.
■「ドラえもん」と「名探偵コナン」が好き.日本の戦隊物は全く興味が無くなり,口にすることさえなくなった.
■ジャニーズの「嵐」が大好き.特にリーダーの「大野智」を尊敬しており,自分の苗字を「大野」に変えたいと言い出す始末.
■ゲーム気違い.ゲームのためなら何でもするタイプ….
■息子の願いにより,ここ半年以上「ハリーポッター」を一緒に読んでいる(旦那担当で).
■「学ぶ」ことに関しては興味があるが,日常生活のことに関しては全く興味を示さないどころか,ちゃんとしない(例えば,起きる,食事を摂る,歯を磨く,服を着替える,靴を履いたり脱いだり,風呂に入るなどの生活行動.常に遊びに変わり時間はかかるし散らかるしなので,毎回私とバトルになる….3歳頃は,これも学習行動なんだと歯を食いしばって見守っていたが,さすがに6歳になるまでずっと続くと,こちらの堪忍袋の緒もはち切れる).
■娘が「コツコツお勉強大好き派」に対して,息子は「あれこれ好奇心飛びまくりの,好きなこと集中派」ということが5年間の息子観察の末分かった.とに角,興味のあることがポンポン変わる.一つのことに興味を持ち変わっていくのではなくて,一度に3~5つのことに興味を持ち,それらがあちこちに散らばっていくので大変.その興味を持っているときを逃さず教え込むとどんどん知識を吸収する.息子本人が「面白い!」と思ったら,そこをぐんと掘り下げて広げて教える.「5歳だからまだ難しいかな?」という概念は捨て,専門用語でも容赦なくじゃんじゃん教えるが理解できる.なので親の私は,教材の用意や図書館での資料集め,ネット検索などに追われた1年だった.息子を「待たせる」と,その間に興味もやる気も失せるので,準備万端にし即効教え込む.ある意味,学習障害のある子を育てているような気さえすることもある.もし,興味を持ち続けてもらわなくては困るのに興味を失った場合は,息子が興味を持つようアプローチの仕方を変える.例えば実際にあったのは,算数の計算問題.最初はゲーム感覚で楽しんでしていたが,そのうちずら~っとただ並ぶ計算の反復練習に飽きてしたがらなくなった.なので,100マス計算に変えたら暫くは楽しんでしていた.がそれもまた飽きたので,文章題に変えたら喜んでするようになった.次は筆算にしたらまた喜んでするようになった.というふうにしている8ヶ月間,ずっと「楽しい」と思わせながら計算問題に向かうことができ,引き算も,4桁以上の足し算も出来るようになっていた(たぶん5~6桁でも大丈夫).今は掛け算に進みたくてウズウズしてる様子.
正直,シティーワイドのギフテッドプログラムに通わせなかったという選択は間違っていたかな?と思うときもあった.でも,息子の性格からして,毎日学校の課題が多く,勉強の良くできる子ばかりの学校へ通わせることはストレスになるのではないかとも思っている.とに角,遊ぶ姿は幼稚.幸い,「『NYで1番』か『アメリカで1番』にならない限り大したことではないのだから威張るな!」と言ってあるので威張ったり自慢したりはしないが,クラス成績が上位じゃないと彼自身が納得しないタイプでもある.
学校の勉強は力を入れてしなくても常に「1~2番」でいられることと,学校の宿題や授業の予習&復習がいらない分,日本語教育や空手などのプラスαに力を入れることができ,それはそれで息子に合っているのではないか?と思ったりもする.「学校で足りない部分は家で補う」覚悟で一般校を選んだので,それはこれからも続けていくつもり.やはり,一般校では本当に足りないというか,生徒一人一人の能力や興味,吸収時期に対応はできていないというのは,日本もアメリカも同じだと思う.
幸い,息子の学校担任は息子のレベルを把握してくれているので,「では,次はこれだけをお母さんがしてあげてください.」「この先はこんなことをお母さんがサポートしてください.」と声を掛けてくれる.「お母さん,お母さんって私の懇談かぁ~!!」と叫びそうになったときもあったが,そう声を掛けてくれるだけでも有難いのかもしれないと思えるようになった.
息子の大好きなサイエンスとコンピューターのクラスは専門の教室と先生があり,週3日がサイエンス,週2日がコンピューターだったかな?生徒一人一人の能力に応じて深く学ばせてもらっているようなので,それが救いでもある.サイエンスは教室内での鶏卵の人工孵化,ヒヨコの雄雌選別の仕方,卵にライトを当てて卵黄の大きさや双子の確認,木や森のついての学び,再生紙のできるまでについて,自分達での再生紙作り,カタツムリレースなど.コンピュータークラスは,生徒一人一人にMacbookが与えられ,各自テーマを決め,それについての検索と文章タイプ.図や絵のコピー&ペイストなどを各生徒のペースで行っていて,上達によりレベルが上がっていく.こんなことを幼稚園の年長で習わせてもらえる環境には感謝している.
これから7歳までの1年間もきっと,まだまだ吸収力の冴えている時期だと思っているので,反抗期の扱いだけは注意しながら上手く操れサポートできたらなと思っている…(汗).
いつまで続くんだかこんな生活.早く私もラクになりたい…と思う反面,いつまでも手のかかるこの息子のお陰で,子育てって面白いなぁとも思えているんだと思う.
これから5歳のお子さんの子育てをされるママさんには,「この時期は『黄金期』なのでお見逃し無く!」と声を大にして言いたいほど.
「今やっていることの成果は5年後には絶対出る」.これ,息子の子育てから学んだこと.今は息子が11~12歳になるときのことを踏まえながら子育てしてます(因みにこちらは11歳から中学1年生.日本より早いのね).