Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

ワクワクするのが手に入ったんですよ

2019-09-18 | 大学・仕事

ああ〜〜、最近歯科医院の方が忙し過ぎて、
2週間ほど
デパコスで働けてないんです…。

行きたくて、行きたくて、
禁断症状出そうです。

行こう!
スケジュール無理してでも行こう!

何がそんなに忙しいかと言いますと、

歯科医院でね、
いい患者さんが手に入ったんですよ!

えっ!?
そんな言い方しちゃダメか…。

あのね、
なかなか閑静な住宅街の
患者レベルも高めの医院でお仕事させて頂いているので、
みーんな、お口の中綺麗で、

面白くな〜い!!

もっとひっちゃかめっちゃかで
ドロドロ血が滴るような
開けてビックリ玉手箱!みたいな、
そんなお口の中じゃないと、
ワクワク血が騒がないのです。

ところがその方は突然、
私の元にやって来たのです。

30代前半の男性。
パッと見普通。
眉毛の剃り具合にちょっと違和感。
でも話し方丁寧で、
肌ツヤいいし、ちゃんとした服装だし。

やっぱ見るよね、近距離だしね(笑)。

当院で初検診って事だったので
わたくし、担当させていただきましたが、
もうお口の中見てビックリ!

嬉しくて鳥肌立ちました。

恐らく、歯という歯、
全部要治療(ひゃっほーい!)

歯のエナメル質、全部溶けちゃってる!
奥歯には真っ黒になってる虫歯も数か所。
歯肉、腫れまくり。

どうしちゃったの?
何したの?
と問うも、

「何にもしてないのに、
歯がこうなったんです。」の一点張り。

なるかいっ!そんなもん!

と思いながらも、
言いたくないなら言わなくてもよろしい。

化学薬品扱う仕事してるわけでもないし、
嘔吐の胃酸で溶けちゃう
「過食症」の類いかな〜と思ったけど、
歯の表裏全部溶けちゃってるってことは、
「過食症」じゃないか…

となると、
くし型にカットしたレモンを
入れ歯みたいに口に嵌めるのが趣味とか……(苦笑)

これはちょっと恥ずかしくて人に言えないわな…。

こんな彼ですが、
私費で、全ての歯を、早急に治療したいと言うのです。

す〜んごいことになっちゃうよ、治療費。

そんな大金、どこで手に入れたの?
って、今度はそっちが気になるわ…。

っていうか、
何でこんなになるまでほっといたの?

と、いろいろと気にはなりますが、
治療費払えるんですから治しましょう!

なんとかしてあげたくても、
治療費払えない人には、
何もしてあげれないのがアメリカですから。

そんなこんなで、歯の治療は歯科医師担当ですが、
この方の口腔衛生、歯肉炎改善、
クラウン等の審美的相談等
任されることになったので、
大きなプロジェクト抱えたような感じなのです。

この患者さん帰った後
受付嬢みちょぱ似と議論すること30分!

み:「あの眉毛は描いてたって!」
私:「剃ってるだけでしょ?」
み:「絶対書いてるから!一部分薄かった!」
私:「間違って剃っちゃったんじゃないの?」
み:「違うって!あんな剃り方しないって!」
……

治療計画について議論してっ!!

ぜ〜ったい綺麗にすっぞ〜!

エイ、エイ、オー!!

今日はちょっと近況でした。

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奥さんが顔出す理由

2019-09-15 | 大学・仕事

私とゆきぽよ似が、
ここの歯科医院で働くようになって3週間後、
「女ボス」と呼ばれる人が
ほぼ毎日顔を出すようになりました。

「女ボス」
英語でそのまま「female boss」。

はい、
院長の奥さん。

正直言って…
鬱陶しい。

歯科医院に限らず、
一般の開業医(内科や眼科や外科や)も全て含め、
「奥さんがしゃしゃり出てきたら、
その医院は経営傾く」
っていう、
医療コンサルタントの中では常識中常識、
「開業医あるある」です。

医療の知識のある奥さんだと
口煩いので鬱陶しいですし、
医療の知識がない奥さんだと、
金儲けのことばかり考えてて鬱陶しいですし、
そりゃあ従業員は、
院長の奥さんですから
失礼がないように、笑顔で対応しますけど、
すっごい気~遣うんですね。
場合によっては、
仕事にならないくらい気~遣うんですね。


「また来た!」
「用もないのにまた来る!」
「また〜〜!?」
「鬱陶しい…」
「邪魔」
「全然欲しくも無い物、
差し入れで持って来て、捨て場に困る。」
「院長よりケチ。」
「史上最強のケチ。」

まあ、こんな本心を裏で言ってるわけです。
ほんとに。
全く大袈裟に言ってないから。

だから、院長の奥さんってのは
登場しないほうが好感が持てるし
評価が上がるのです。

その奥さんが、
毎日顔を出すようになりました。

で、院長不在だったある日、
この日も奥さんやってきました。

で、奥さん
こう言いました。

「ユウコとゆきぽよ似が、うちの医院に加わってから、
うちの医院が…、

うちの医院が…、

うちの医院が…、

(言葉を選んでる…)

うちの医院が…、

アップグレートした感じ!

見逃さなかったわよ!

「キャバクラ」みたいになったって言いたかったんでしょ(爆)!

「ユウコを筆頭に、
貴方達(私、みちょぱ似、ゆきぽよ似)、
姉妹みたいよね。」
と奥さん。

へっ!?

私筆頭!?

私、ママ的存在?

するとズケズケ物申す、みちょぱ似(ジャプ呼びした受付嬢)が
「ユウコと姉妹だなんて嬉しい〜〜!」
と。

この子、
マジで世渡り上手というか
あざといというか…(汗)。

引き続きみちょぱ似が、
「ユウコの体型見て〜!
マジで羨ましい。
アジア人って、顔も尻も体型も
みーんな扁平足みたいかと思ってたら、
ユウコ、私よりSカーブなの!」

って、
顔も尻も体型も
全部足の裏で喩えやがったよ…(汗)

いちいち言うことが毒舌(笑)。
他人のことは言えないけど…。


まあね、医院の奥で
暇あればスクワッてますから。
2.5ガロン(約9.5リットル)x 2 の
cavicide (消毒液)をダンベル&ケトルベル代わりに
スクワッてますから、
全身偏平足の日本人だって、
多少はカーブしてきます。


背後に監視カメラあったっていうの、
後になって知りましたけど、
別に見たけりゃどうぞ!って感じ…

とまあ、こんなこと言うみちょぱ似ですが
この時、尻下5cmのとこまで
ざっくりスリットの入ったミニスカート履いてましたから。
私でさえも、中を覗きたくなりました…(苦笑)。

すると奥さん、
「そうよね〜。」

そしてボソッと、

「こんな環境の中で

私、

院長が、

院長が、


どうにかならないか


とっても心配……。」


そんな事を心配して、
それで毎日監視しに来てたのね〜と思ってたら、

みちょぱ似、間一髪

「アハハハハ!大丈夫よ!
だ〜れも院長に興味ないから!
何にも起こりようがない!」

そしたらゆきぽよ似、
「ナイナイナイナイナイナイナイナイ!」

って…。
ナイナイ言い過ぎ!


ちょっとは院長に興味持ってやれ〜〜!!

逆に奥さん傷つくわ…

20代って最強。
この職場、毎日コント!

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可愛い同僚達

2019-09-12 | 大学・仕事
週末明けてすぐ、
歯科医院行ったら院長に聞かれました。

「デパートと話し付けた?」って。

なので、
「最低月2日働く約束で
待遇もそのまま
キープしてくれることになりました。
なので、
歯科医院勤務と合致合うことはありません。」
というと、

「なるほどね〜、
そうだろうな〜。」

と言って、

「じゃあうちも、
キミの子供のお迎えとか
学校の後にどこか連れて行かなきゃいけないとか
そういうの優先させればいいから。」
って。

んっ!?

競い合ってんの?

よく分かんないけど、
行く度に待遇が良くなる(汗)。

結局今は、
お迎えの時間だけ、仕事抜け出してもOK。
その後、子供達を医院に連れてって
仕事が終わるまで医院で宿題したり、
お菓子食べたりしててもOK。
早退してもOK。
2カ月間の日本帰省もOK。

こんなに理解のある医院に勤めれて
有り難い限りです。

その数時間後、
医院にどなたかいらっしゃいました。
院長がその方を私に紹介してきました。

「新しく雇った歯科助手!」

げっ!

出たっ!

またギャル!

今度は、ゆきぽよ似。

日サロ行ってんのか?っていうくらい、
全身こんがり焼けてて、
髪の毛ロングで下半分金髪。
カラコンにマツエク。
デコルテも肩も全部出たオフショルに、
ズタズタに破けてる(デザイン)真っ白なジーンズ。
酒焼けしたような声。

また、すんごいの登場!

もう確定!

院長、大人しそうな草食系な顔して
ギャルがタイプなんだわ…

いや〜ね〜、男って!

っていうか、
今旅行行ってて休暇中の
会ったことのない歯科助手もいるっていうのに、
こんなにも歯科助手いる!?

と思って、キョトンとしていると、
「だって、キミはすぐに歯科衛生士になるから
すぐ別の助手が必要になるでしょ?
キミが歯科助手しながら、免許更新してる間、
彼女には受け付けの仕事してもらっとくから。」

そしたらゆきぽよ似が
「受け付けの仕事したことないし、
分かんないんで、
さっさと歯科衛生士に返り咲きしてください!」
って。

「そゆこと!」
と院長。

そゆことって言われても…(汗)

この頃から毎日ずっと
デパートに働きに行っても、
歯科医院に働きに行っても、

えっ!?

ってことばっかりで退屈しないんです(笑)

で、ゆきぽよ似が

「◯◯デパートでBA(ビューティーアドバイザー)してるって
本当ですか〜?
実は私、(同系列デパートで)BAしてたんです。
でも凄いですよね〜、
ユウコの働いてるとこ、
ムッチャ採用厳しいんですよね〜。
私はダメで、違う店舗だったんですけど、
友達がユウコと同じとこのクリニークで働いてて、
すっごいキツいって言ってます。
あそこで特別待遇って、
よっぽどじゃないと無理なのに、
ほんと、尊敬する〜〜!
ほんと、凄い〜〜!」

と、
思ってもいなかったところで尊敬されてしまいました。

っていうか、
私のこと、全て知ってる…(汗)。

誰だ?
ペラペラ喋ってるお喋りは!?

「で、
どのブランドでお仕事してるんですか?」
と聞いてきたので、

「関わってきたのは、
クリスチャン・ディオール
シャネル
エスティーローダー
ランコム
クリニーク
資生堂
クレド・ポー・ボーテ
SKII
イブサンローラン
エリザベス・アーデン
オリジンズ
ボビー・ブラウン
ドゥ・ラ・メール
ラ・プレリー
クラリンス」

と答えたら、

「キャ〜〜!!」
言ってました。

って事で、
歯科医院では
ゆきぽよと、
みちょぱ(例の仕事の出来る受け付けギャル)に挟まれて
仕事をしておるBBAです。

非常に楽しい(笑)
若返るわ〜〜(気分だけでも!)
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高級デパートの待遇

2019-09-09 | 大学・仕事
デパコスのコスメ総監督に
正直に話すことにしました。

コスメ総監督というのは
私が勝手に日本語でそう呼んでいるだけで、
本当は化粧品売り場の全ブランド責任者で、
2人います。

ちょうど、
「うちの正社員になれ〜。」
「好きなカウンター選ばせてあげるから〜。」
「本気で美容部員目指してみな〜い?」

毎日ラブコールを受けてた時期だったので
言い出しにくいというのが本音でした。

「実はカクカクシカジカで、
私のキャリアである歯科の世界に
就職が突然決まってしまいました。
なので、デパートでのお仕事の時間が限られてくるのですが…。」

と言うと、
「そっか〜〜」
と残念そうな顔をして
暫く沈黙があったのち、

「じゃあさ、
最低月に2日だけでもいい、
出て来れる?
待遇は今までのまま。
出て来れそう?」
とコスメ総監督。

えっ!?
月に2日だけでいいの(驚)?

週に2日の言い間違い?

そんなのでいいの?

そんなの、デパートに遊びに行く感覚じゃん?

「ユウコにはいてもらわないと困る。
ほんとなのよ。
分かるでしょ?どれだけ私がラブコールしてた?
あなたはデパートにいい風を吹かしてくれてるの。
お客さんからも『いい人雇った!』って
オフィスまで来て言ってくる人もいるの。
最低月2日、
もっと来れるなら来てよ。
それで今まで通りの待遇だから
辞めなくても大丈夫でしょ?」

と言われ、
なんだかこっちが申し訳ない気分。

でもここまで配慮されたら、
ダブルワークで行くっきゃない!

デパコスの美容部員の仕事、
仕事の時は
絶対に一生懸命しよう!

と、思ったわけです。
--------------------
その数日後、
デパートに仕事に行くと、
噂を聞きつけた美容部員達が

「ユウコって歯科衛生士だったの?
なんでここで働いてたの?
歯のクリーニングやホワイトニングして欲しいの。
ユウコにして欲しいの。
免許更新するまで待つから
早く更新して!」

となり、

そもそもスキンケアなどの美意識高い系は
100%「歯も命」な人達なので、
多くの美容部員が私の患者希望者になってくれるのでした。
美容部員だけでね、
軽く200人くらいいるの。
(正社員、パート、日勤、夜勤全部合わせて)

ちゃんとした大きなデパートなので
歯科保険もばっちりあるし、
ほーんとに不思議な
全く無駄のない縁がずっと続くのでした。
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仕事掛け持ちの理由

2019-09-07 | 大学・仕事

続いて院長、
もう一つ深妙な表情で尋ねてきました。

「デパコスの美容部員の仕事のことなんだけど、
どういう気持ちでやってるの?
辞める気ないの?」

なので、
「完全なる趣味。辞める気無し!」
と言うと、

先生が
「何で?」
と。

なので、
「正直に言わせてもらいますね。
歯科の仕事は大好きなんです。
人間の健康に関われる仕事というのも好きなんです。
ただ、
月曜から土曜まで、
毎日、人の、口の中の、
歯とか歯肉に焦点当てるだけの人生送ってると、
ふと、空を見上げて、
もっと広い世界に行きたい!と思うようになるのが私なんです。
こーんなに広い世界なのに、
毎日他人の口の中を覗き込むって
超狭い世界なわけです。

しかも一般歯科医院は
従業員の数は知れてますから、
仕事を通して
他人と交わることも少ない。

おまけに一日中マスクして、ゴーグル付けて
メディカルスクラブ着て、
女を楽しむこともない。

それでも安定した仕事だし、
お給料も満足だしと
何も疑問を抱かずに働く人もいるんだと思います。
それはそれでいいと思います。
が、
私は人生に物足りなさを感じて
どこかへ行ってしまうんです。

今は、◯◯デパートという大きい組織の中で
行けば100人近くの同僚達と会って仕事をし、
自分が見られる環境(肌やメイクや服装など)にいると
身が引き締まるし、磨かれるような気がして
楽しくて仕方がないんです。

なので、申し訳ありませんが
デパコスの仕事は辞めたくありません。

デパコスの仕事があるから
歯科の仕事が充実するんです。」
と生意気言うと、

目を閉じて聞いてた先生が、

「分かる!
分かる!その気持ち!」
と。

「全く同じ気持ちなんだよ、僕も。
だからこれから、歯科医院はキープするけどね、
全く歯科とは別の勉強を1からしようと思って、
学校に行き直すんだよ。」
と先生。

一か八か言ってみてよかった〜〜!!
良い方に転がった!
この先生とは感覚が合う。

でも、言われました。
「歯科医院とデパコスと
仕事のスケジュールが重なるってことはないの?
その辺、大丈夫なの?」
と。

そうなのよね…(汗)

この辺りが、私もよく分かんない…

どうやらコスメ総監督に
相談しなくてはいけなくなりました。
辞めさせられるかな〜

つづく

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私の本音

2019-09-05 | 大学・仕事

何だろう?
と思って院長室に入ると
なんか真剣な眼差しの院長。
そして、
こう尋ねてきました。

「一体全体、どういう理由があって
キミは歯科衛生士の免許を更新しないわけ!?
歯科衛生士の仕事、嫌いなの?」

と。

「いいえ、大好きです。
歯石まみれの口腔内や、腫れあがった歯肉見たら
ゾクゾクして鳥肌が立つくらいです。」
と言うと、

「そうだよね。
横で小さくガッツポーズしてたよね。」
と先生。

してたんだ…
それは無意識だったわ…(汗)

「じゃあ何で免許更新しないの!?」
と言うので、

「何でって言われても…
仕事をしなくてはいけない状態ではないことと、
(というより、旦那が私が外へ働きに出るのを嫌がっている)
長いブランクがあるので、
歯科助手からスタートして
歯科の環境に慣れた方がいいかなぁと思って。」
と言うと、

「もう慣れたでしょ?」
と先生。

えっ?まだ復帰して2日目なのに…(笑)。

「あのね、うちの医院は
見習い期間が3カ月なんだけど、
キミはもういいわ。
全部分かってるから、
教えることがない。
こんな歯科助手、今までに雇ったことがない。
あのね、キミ、昇給!
環境に慣れるのは、すぐだから、
心配する必要ないよ。
それよりも、
早急に歯科衛生士の免許更新しなさい!
キミは歯科衛生士に戻らなきゃダメな人だ!
歯科衛生士になったら、
うちで衛生士として雇うから。
給料も全然違うよ!
いい?早急にだよ!」
と、ガッツリ腕を掴まれ言われました。

すっごい押される感じ…(汗)

それから始まったのです。
私の高速免許更新が!!
美容部員と歯科医院の仕事、
プラス24単位習得、
子育て&家事。

目の回る忙しさ!
でも充実してる。

それにしても面白い。
私が宣わっていたことが現実になった。

NYで歯科界復帰の就職活動をしていた時
(デパコス美容部員前です)、
よく叫んでたことがあった。
お酒飲んで酔ってる時も、酔ってない時も。
日本に帰省して
歯科衛生士の友達と食事したときも、
親にも、旦那にも。

(以下、相変わらずガラ悪いですから、
閲覧注意!!クレーム受け付けません!)

「とにかく、1日雇ってみ!って話。
1日私を雇えば分かるのよ、出来る女ってことが!
よく分かんないけど、根拠のない自信がすっごいある。
この自信が、どこから来るのかわからないけど、
どんなに医療がデジタル化されて、
10年前と器材がごっそり変わっても、
基本的にやってることは一緒なのよ。
1〜2回やれば出来るに決まってんじゃん!
患者の口の中は、
今も10年前も変わってないんだから。
あんだけ熱意持って勉強しまくって、
実習しまくった私が
忘れるわけないっちゅうの!!

だけど、『使ったことありますか?
出来ますか?』
って面接で聞いてくるわけ!

10年現場にいなかったんだから、
使ったこともないし、
使ってみないと出来るか出来ないかも分かんないっつ〜の!
バカじゃないの?
そんなくだらん質問するな!って思うわけ。

それがさあ、
バカな歯科医師ばっかでさ、
ブランクが何年間か、
何歳の子供が何人か、
週に何日何時間働くことが可能か、
何歳か(年齢を聞かれないアメリカでも
履歴書に書いた大学を卒業した年から逆算すれば、すぐに年齢が分かる。)
気にするのは数字ばっか!

歯科医院経営なんて
医療でもあるけど
接客業の部分が大きいんだから、
紙切れ(履歴書)から読み取れる数字ばっか意識する程度の経営者で
どうすんの?って思うわけ!

面接受ける度に
こいつも理系のバカだったかって
がっかりさせられるわ!

こんな歯医者のとこで仕事したら
1日に何人の患者を診たか?
一人の患者に何時間費やしたか?
売り上げがいくらか?とか
数字ばっか気にして、
追われるような仕事させられるだけだから
こっちからゴメンだわ!

バカばっかで、やってらんねーわ!

マジで、
ゴチャゴチャ言わずに、
とりあえず一回、私を雇ってみ?って話。

そしたら、
絶対うちで働いてくれ〜〜って
縋り付いてくるわ!
(アハハハハッ)」

って、
本気と冗談と負け惜しみが入り混じって
よくホザいてた。
夜空に向かって叫んだこともあった(日本で)。

ブランクの年数も
子供の年も数も、私の年齢も、
努力で変えられない部分をネチネチ責めてくる歯科医師が
想像以上に多くて、
興醒めしてた。
本気で、こういう視野の狭い歯科医師とは
一緒に仕事したくない。
けど、出会うのはそんなのばっかりだった、

嫌な思いさせられてまで
歯科界に戻る必要もないし。
だから、歯科界で働かなくても
働きやすい環境が他にあるなら、
そっちで働いていいんじゃない?って
そう思うようになった。

高級デパートも
化粧品売り場も
美容部員も
女が中心の職場で、
しかもガッツリ接客業なので
紙切れ(履歴書)上の数字は一切尋ねられなかった。
というか、履歴書を提出していない。
面接で受ける、その人の印象と
化粧品の知識だけで決まった。
そんな企業もあるんだ…と
正直救われる思いがした。

私の周りにいる人は
私の性格をよく知ってるから、
どんなに私がホザいても、
苦笑いして、
「そうだ!そうだ!」って言って、
付き合ってくれてた。

えっらそう言ってるわ〜と思うでしょ?
でもね、
技術職は(医療系、美容系、アート系に関わらず)
これぐらいの自信がないと
仕事は出来ないと思う。

まあ、こうやってホザいて発散させてたわけです。

それがどうよ!
私の言ってたとおりになったじゃないの。
ハッハッハッ!!
習得したスキルってこういうもんです。

技術や資格、学歴や言語などは
習得したら失わない。
誰も奪えない。
そういう強みがあるってことを実体験で味わいました。

つづく

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