実は勉強大っ嫌いな旦那も、
勉強することになりました。
と言えば、
夫婦して勉強熱心ね!
という感じになりますが、
大違い!
旦那はね、子供達には、
「頑張れ!」「勉強せい!」「そんなことじゃダメだ!」
「努力が足りん!」と罵声浴びせるくせに、
全然自分は頑張らない人なの。
(頑張らなきゃいけないのは、お前だよ!って、
毎回心の中で思う…)
「学校も勉強も、オレは大っ嫌い!」って開き直ってて、
他人を頑張らせて、それを傍から見てるタイプ。
「学校の勉強が出来るタイプの人間は、
本当の賢い人間じゃない!」
とか言いやがって、
コイツも大して賢くはない。
私は何歳になっても好奇心旺盛で、
常に新しいことを学びたい人だし、
学んでキラキラしている人に興味があるから、
古い知識や技術や資格に満足して、
あとは「ぬるま湯」に浸かっているような生き様というか、
働き方というか、
そういう人には興味も魅力も湧かないの。
(特に男性。女性は家庭や子供を守る立場があるから、
同じ状況にずっといても仕方がないと思う。)
別に人にはいろんなタイプがあるから、
みんながみんな、どんどん頑張り続けるのがいい
とは思っていないけれど、
「挑戦しない」生き様を貫くのであれば、
私に「男として尊敬して欲しい」という思いは抱かないで欲しい。
無理だから。
同じ会社にずーっと勤続するっていうのも
ちっともかっこいいと思えなくって、
ヘッドハンティングもされない程度の力量なのか、
慣れた職場環境から抜け出すのが怖い臆病者か、
どっちかだろうという考えが10代の頃からあって、
そういう考え方は、昔からアメリカナイズドされています。
家族のために「安定した生活」と
男として「未来への挑戦」を
同時進行で行かないと!
夫婦の価値観のすれ違いって、
こういうところにモロに出てきた。
結婚10年目くらいで、ようやく分かった。
(それだけじゃないけど…)
そんな旦那ですが、
旦那の会社、職員が2万人くらいいるんですが、
(いろんな職業、全部合わせてね。)
その中から推薦された25人だけ、
会社が特別に用意した専門家による、
内部事情がっつりのセミナーを
週2日、1回4時間を数か月に渡ってすることになりまして、
旦那が、その25人のうちの1人に選ばれましてん。
もちろん、授業料も会社負担。
オンライン授業です。
一応、「コロナ禍でも不況の煽りを受けていない」と、
ニュースなどで会社名が挙がってはいるのですが、
本当は、やっぱり影響出ていますよ。
だから、去年は新規採用無しだったし、
ボーナスだってカットされた。
「解雇とかもあるぞっ。」って言われていたけど、
あまり噂になっていないから、
どうなのかな?
どうやら今年も新規採用はしない方向性のようで、
外部から優秀な人材を確保出来ないのであれば、
(新規採用はアイビーリーグの大学院出が普通)
内部の見込みのある者を絞って、
ここをもっと優秀な人材にレベルアップさせよう!
という、そういう苦肉の策に出ました。
まるでゲームのようではないか!
幸運にも、そこに旦那が引っかかったというわけです。
私:「断るなよ!」
と言っていたのですが、
なんせ、決断力と行動力が私の3分の1にも満たない上に、
「努力するのは損すること」と思っている人なので、
「う~ん…」
と、曖昧な返事。
あんまり何度も言うと、
すっごく機嫌が悪くなるので、
助言は一回だけ。
「またとないチャンスなんだよ。
他では受けられない特別なセミナーなんだよ。
オンライン授業だから、通学する手間省けるんだよ。
これ受け終わったら、
昇格や昇給の可能性が大いにあるんだよ。
一般職員には知らせない、
内部事情がっつり任されるってことは、
絶対に解雇されることは無いってことなんだよ。
(先を読めよ!)」
っつって、
結構きつめに言わないと、
全然旦那の頭にも、心にも、言葉が突き刺さらないのです。
そう言って、セミナーを受けることを強く勧めたわけなんですが、
3週間経っても、ウンともスンとも言わないわな…。
私:「あのセミナーいつからスタート?」
と尋ねると、
旦那:「ああ、まだ返事してない。」
終わった!
と思いましたね。
いつものパターン。
で、私が旦那の決断力と行動力の無さに対し
軽蔑度がレベルアップするパターン。
「是非、受けさせてください。お願いします!」
と言いさえすればいいんじゃないの?
何を考える必要があるんだ?
翌日、
旦那:「あのセミナー、もう申し込み締め切ったって。
また来年受けるわ。」
来年、また同じチャンスが自分に巡って来ると思うところが、
浅はか!
どうして与えられるチャンスを
逃すようなことをするのか、
他人に譲るようなことするのか。
さっぱりワカラナ~イ!
「頑張ってみるぞっ!」というスイッチが、
コイツの脳内、心の中、筋肉内、
全てに無い。
頑張ることや、新しいことに挑戦することが
損するような捉え方をする。
私にはちっとも理解出来ない。
「一生ぬるま湯に浸かってろ!
私はいろんな湯に浸かるけど。」
と言いたくなるのはそこなのです。
だから、
「浸かる場所が違うってことは
一緒に生きていくのは無理かもね。」
と言ったのです(実際に)。
新規採用で外部から優秀な人材を得られないから
苦肉の策でやる特別企画。
来年もおんなじ事をしてくれる見込みある?
サラッとシンプルに考えずに、深く読み込め!
呆れて、旦那にまともに口利くのもバカバカしく思えて、
何も言わなかったです。
で、翌日、
旦那:「推薦状や履歴書、CV(略歴)、
エッセイ提出しなきゃいけないから、締め切りが少し伸びるって。」
と言うので、
私:「今日中に徹夜で全て用意して!」
と言うと、
旦那:「それら用意するの、どれだけ大変か知ってんの?」
と口答えしかしない。
知ってるよ!
大学に戻るときにも、病院の就職決めたときにも、
どっちにも用意したし、
私は、いつどこに提出してもいいように、
履歴書やCVは、常にアップデートしてる。
で、滑り込みセーフで
受講することが決定しました。
子供達よりも力がいるよ。
頑固さは年々増していくし。
「頑張るな、頑張るな。
ラクして、周りの者に頑張らせて生きていけばいい。
無理するな。一所懸命働くな。
常に80%くらいの力を出せばいい。」
と親からずっと言われ続けて育った結果、
「頑張ること=損な生き方」
「頑張る=嫌いなことを必死でする」
と捉えるようになった典型的なパターン。
親も親でさ、
「頑張らなくていい!」って言うからには、
頑張らなくてもラクに生きていけるだけの
資産や遺産をしっかり残すのが義務だわ。
ないなら余計なこと言うな!
旦那みたいなタイプは、
没頭するとか、学ぶことの喜びとか
一生経験することはないし、
「好きだから頑張る!」
「楽しいから頑張る!」
という経験をすることもない。
その根底の部分が私と真逆。
どうか、死ぬほど厳しい教授で
旦那の根性を叩き直しすようなセミナーならいいのに
と願う。
武道家みたいな教授で、
鞭で打たれればいい!
あいつのことだから、
「知らんかった。セミナーもう始まってた!」
とか言うのがオチなので、
見張ってないといけない…。