感謝祭ディナー

１１月の第４木曜日はアメリカの「感謝祭」の日です．クリスマスの次に大切な祝日で，日本のお正月のような雰囲気．このときは家族が一緒に集います．こちらのお正月は元旦だけお休みで２日から仕事や学校が始まるのに対し，感謝祭は通常４連休．中には前日からお休みで５連休という人もいますから，どれほど重要な祝日かお分かりいただけるかと思います．一年の抱負を語ったりするのも，お正月ではなくて感謝祭の日にします．２日目の金曜日は「ブラック・フライデイ」と呼ばれ，日本の初売りやデパートの福袋のような，電化製品などの大安売りがあり，早朝６時から店先に長蛇の列なんて光景も目にしますよ．研修生で１人だった頃は，周囲のみんなが家族のもとへ帰ってしまうので，よけいホームシックにかかったりしてあまり好きではなかったんですけどね．

元々はイギリスからアメリカ大陸へ渡ってきた清教徒の人たちが，この国で生き延びるためにと，インディアンから家畜を飼いならし方や，作物を育てる方法を教えてもらったということで，インディアンと大地の恵み，そして神様に感謝するという日でした．なので使用する食材も七面鳥，カボチャ，サツマイモ，クランベリーなど，アメリカ大陸ならではのものを使います．今は神様に，家族に，そしてこの１年に感謝するといった感じです．

昔はそれこそ，全ての飲食店が閉店していたのですが，最近は家で料理をしない人や，実家に帰らない人たちのために，「感謝祭特別ディナー」が食べられるレストランも増えてきました（要予約です）．私もトニーも七面鳥があまり好きではないということと，２人だけの食事に大きな七面鳥を料理しても食べきらないということで，なかなか豪華な特別料理とは行きませんが，それでも雰囲気だけはということで，ちょっとスペシャルに，私流にアレンジしています（そのかわりお節料理は作りません）．

• 牛蒡のポタージュを急遽中止して，レンズ豆のスープ
• 七面鳥ではなくて，小さめの若鶏の丸焼き
• ソーセージと栗のスタッフィング
• 箸休めではなくて，フォーク休め（？）にインゲン豆の茹でたもの
• 芽キャベツのソテー
• クランベリーとクルミのシリアルクッキー
• スウィートポテトは中止して，ブランデーを絡めた栗の甘露煮
• フルーツの盛り合わせ
• １００％クランベリージュースのシャンパン割り
• 赤・白ワイン各種

どれも美味しくできました．思ったよりも段取りよく手早くできたので，来年もこれプラスαな感じでいこうと思います．こんなに沢山の量を夫婦２人で食べきれるのかとお思いでしょう？完食です．夕方から食べたり飲んだりで，な～んにも残りませんでした（笑）．

中国系アメリカ人のトニーの家族ですが，こちらは中華な感謝祭メニューです．中国系の人たちもあまり七面鳥を好まないんですよね．この時期だけ売られる「ヌードルチキン」という去勢された雄の若鶏を，外皮はパリッと中身はジューシーにローストして食べます．ややお醤油風味です．去勢すると何が味の変化に繋がるのか知りませんが，とても美味しいので，中華の鶏料理の中でも，これは私の好物．他には，甘い蜂蜜のかかった叉焼や，中華野菜の炒め煮，漢方の薬草や乾物が沢山入ったスープなどをいただきます．正直言って，アメリカンな感謝祭メニューよりも，中華のほうが日本人の嗜好には合うと思うなぁ．ご飯も進むし．毎年トニーのお祖母さんを中心に，お母さんや叔母さん達など，中国の文化や言語，食文化を受け継いでいる人たちで作っていましたが，義祖母さんの高齢化と，結婚等で家族がどんどん増え（２０～３０代の食べ盛りだけで１５人），皆がひとつのお家に集まれなくなってしまったため，今年から外で食事をすることになりました．こういう時に外食はちょっと味気ないですけどね…．

さあ次は１年の最大イベント，クリスマスを待つのみ！

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師走のような忙しさ

沢山のコメントや個人宛てメールをいただき有難うございます．なんだか今更ながら恥ずかしい気持ちも込み上げてきたりするのですが，皆さんのお言葉はとても励みになります．はじめて書き込みしてくださった方もいっらしゃって，どうぞこれからも宜しくお願いします．

このブログは歯科関係者ではない友人や，海外在住者，留学生，国際結婚者，料理好きな主婦など様々な方が立ち寄ってくださっているので，仕事の話は極力避けるようにしています．ただ，仕事を通して得る刺激や，素晴らしい人たちとの出会いが多いので，そういうことは稚拙な文章ですが，触れさせていただいております．

他のところでも質問があった歯科関係者以外の方の雑誌の購入についてですが，可能です．私の記事は学術的，臨床的な難しいことは書いておりませんので，興味がある方は読んでみてください．それから海外在住の方の購入についてですが，お近くの日系書店でお求めいただけます．こういった雑誌はファッション雑誌等とは違い，ご注文後約１ヵ月ほどかかります．またアメリカ本土，アラスカ，ハワイ，グアム，サイパン，カナダ在住の方に限り，「富士山．ｃｏｍ」のこちらよりお求めいただけるようになっております．送料込みで＄２２ほどになるかと思います．

今，アメリカは感謝祭ウィークでして，今週はバタバタとしております．日本でいう年末年始のような慌しさで，先週末からずっと夫の親戚たちに挨拶をしたり，一緒に食事をしたりで昨夜も外食でした（汗）．正直，嫁の立場からして，決して楽しい行事ではありませんが，頬筋を引き攣らせながら嫁の任務を全うしています．ここで頑張っておかないと，それこそ「日本人という人種は…」なんて嫌味を言われる破目に遭うので，外交だと思って，国際結婚をした者の任務と腹を括るしかないですね（笑）．

幸い，今年の感謝祭当日は，結婚後初めて夫と２人でのんびり過ごせそうなので，何か簡単な感謝祭ディナーでも作って１日まったりお祝いをしようと思っています．またディナーをＵＰしますね．その後は，嬉しいような嬉しくないような私の誕生日．そしてこの１カ月間待ち続けていた大事な大事な用事が２日立て続けにあり，尊敬している同業者の方とついにお目にかかる予定や，義祖母の誕生日のお祝い会，義両親をサプライズさせるパーティーも考え中でして，１２月の初めまでちょっと目の回る忙しさになりそうです．歯科学会もあるのですが，さて参加できるでしょうか…（苦笑）．日記は追々ＵＰしていきます．

写真は今晩の夕飯．栗が甘～い栗ご飯，具たくさんの豚汁，買ってきたはまちカマ，大根ステーキです．ああ～やっぱり和食はいいわぁ～．性懲りも無く，今，栗を甘露煮にしている真っ最中．

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医歯薬出版『デンタルハイジーン』１２月号発刊

　　　　　　　　　　
今年の夏，５年ぶりの日本帰国中に承ったインタビューが，医歯薬出版『デンタルハイジーン』の１２月号に特別インタビューという形で掲載されましたのでご報告させていただきます．

まだ私の手元にはないのですが，このブログでは全く触れていない，１８歳の頃から始まる私の歯科衛生士としての渡米準備から，海外研修を経て大学卒業に至るまでを，８ページにわたり掲載していただいております．写真も沢山載せていただき，私には勿体ないほどの出来上がりです．興味のある方は是非お手にとってご覧ください．（定価￥1,260です）

このような素晴らしい機会を与えてくださった藤原さん，丁寧に編集してくださった栗原さんをはじめ医歯薬出版の方々，ありがとうございました．２００６年を締め括る最後の号に，これまでの自分を記事にまとめていただいたき，私にとっても記念に残ります．人生もキャリアもまだまだ中途半端な私ですが，今後とも成長を見守っていただければ幸甚です．

写真は，キャンドルがキラキラと綺麗な今月号の表紙と，目次の一部です．「マンハッタンのまんなかで」という題です．

高校生を対象にした進学情報雑誌も今月中旬に発刊されたそうで，こちらには日本で卒業した歯科衛生士学校の紹介ということで登場しています．

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手作りコロッケ

昨日の肉じゃがの残りは，味付けのコロッケに変身しましたぁ～．バレちゃってたかな？これが美味しいの．数日前から，熱々の揚げたてコロッケが食べたいなぁ～と思っていたので作りました．日本だったら，お肉屋さんやお惣菜売り場で美味しいコロッケが買えるのだろうけど，こっちでは自分で作るしかないからね…．コロッケって，１から作ると手を抜く作業がないんですよね～．かと言って，コロッケだけでは夕飯にはならないし，お芋がメインなわけだから…．でも簡単に作りたいんですよね．なので，肉じゃが活用法はとても助かります．コロッケパンにしても美味しいしね．

汁気を取り除いた肉じゃがの残りに，新たに蒸かすなり，レンジでチンするなりしたじゃが芋を加え，一緒に潰し，それを丸めて揚げるだけ．中身に味が付いているので冷めても美味しいです．ただ揚げてる途中で気分が悪くなる人なので，それがちょっと…．

今日はコロッケとムール貝入りミネストローネが夕飯です．学校が忙しかった頃は，ミネストローネをアホほど作ってました（笑）．沢山作り置きできるし，野菜がモリモリ食べれるし，スープだと水溶性ビタミンもしっかり摂れるからね．結局，冷蔵庫の中の残り野菜，何を入れても美味しくできるのが魅力です．タマネギよりもリークや長ネギ，牛蒡なんて入れたら美味しいんですよ．今日は１０種類の食材入り．ハーブも数えたらもっとですね．初日はパスタ抜きのスープだけにして，翌日ショートパスタを加えます．週末の前に作っておくと，翌日はあっという間にブランチになるので重宝します．ご飯にかけてチーズもかけて，洋風おじやのようにしても美味しいですよ．今回はお鍋一杯に作ったのに，トニーが３杯もおかわりして，全く残らなかった…．料理って，久し振りに作ると期待以上に喜んでもらえるのよね（笑）．なので，トニーの好物はたまにしか作らない私…．

最後に慌てて作ったデザートのプリンは大失敗！目分量で入れた牛乳が多過ぎたようで，白くて軟らかいミルクプリンになっちゃった．卵もちょっと小さめだったし…．ちゃんとしたカスタードプリンが作りたかったのになぁ…．慌ててちゃ駄目ね．

今日の夕飯もぜ～んぜんお金かかってないや．コロッケは昨日の残りにお芋足しただけだし，スープも冷蔵庫の残り野菜だけだし…．ということは…，２人前で５００円かかってるのかな？わ～い！先月は外食三昧してしまったので，今月は締めていこっと…（苦笑）．

皆さん，良い週末をお過ごしくださいね！

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肉じゃがの秘密

　
仕事でグッタリしてしまった今日は，久し振りにチャチャっと肉じゃが．前回のカレーに使った食材を使いきってしまいたかったからと，実はあるものが食べたくて（こっちが本命）…というのが理由．明日手抜きをするためにも，今日は肉じゃがを作らなくてはいけないんです（汗）！甘めでホクホクの美味しい肉じゃがが出来たぁ！それほど期待していなかっただけに，とても嬉しい．味見の段階で我慢が出来なくなって，お碗に一杯食べました．すると，いい具合にご飯も炊けたので，お茶碗に軽く一杯ご飯も食べて、また煮汁がとっても美味しくて，ご飯にかけて食べる…．で，夕飯はトニーと一緒に普通に食べました（苦笑）．

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが，牛ひき肉を使用しています．アメリカのスーパーは，ご親切に薄切り肉なんて置いていないんですよね．これだけのために，わざわざ日系スーパーに出向くというのも面倒臭いし…ということで，サーロインの牛ひき肉を使用して作ります．私の母から言わせれば，肉じゃがはヒラヒラの薄切りじゃないと駄目なんだそうだけど…．けど，ひき肉で作る肉じゃがだからこそ，翌日美味しい物に大変身できるんですよ．

それから鶏の照り焼き．とっても簡単に出来ちゃいます．キャベツの千切りを山盛りに添えて，照り焼きのタレに絡めながらいただきます．ご飯がすすみますよぉ．

デザートは昨晩から作りかけていたマロングラッセ．もう今年は作らない…（涙）．和で統一して渋皮煮を作るつもりでいたのだけど，最後にラム酒を絡めました．美味しいけど手間がかかり過ぎ！おまけにパクッとお口に放り込んだらもうお終い（涙）．ラム酒がきいてて，ふわ～んとあの世へ飛んでいきそうな美味しさでしたけどね…（笑）．ケーキやチョコレートやクッキーよりも，こういうデザートが大好きです．誰か作ってぇ～．

今日の夕飯は２人で８００円くらいと激安（笑）．肉じゃがは家にある食材で作ったし，写真の倍の量は作っているのだけど明日のために残してあるし，キャベツだってまだ半玉残っているから，実際は８００円もかかっていないかな？こういう夕飯が一番嬉しい．おまけに楽しく料理できて，美味しくいろんな食材が食べれて大満足！さて，明日はいよいよ本命のものを作るぞっ！

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ボストン・レッドソックスかよ…

　　　　　　　　　　　　　　　　
待ちに待ってた松坂大輔のメジャーデビュー．それほど野球が好きなわけではないけれど，松坂には好感が持てるんだぁ．野球の腕も確かに凄いけれど，何よりもあのヤンチャ坊主みたいな顔が好き．ニューヨーク・ヤンキースが有力候補だなんて，ぬか喜びさせやがって…．ヤンキースに入ってくれたら，私，手作り弁当作って応援に行くよなんて言ってたのに（迷惑？），レッドソックスに行っちゃったじゃん…（涙）．本当にがっかりだよ…．彼を応援したいけど，NYに住んでる以上それは無理だ…．

ヤンキースとレッドソックスは本当に犬猿の仲だからねぇ～．ボストンで「ヤンキース」のキャップや服着てたら，集団リンチに遭うといわれているほど…．NYで「レッドソックス」の服着た人は見かけるけど，「糞野朗，ボストン帰りやがれ！」と思われてるし…．

ああ～，あれだけ松坂の魅力をNYの野球ファンに熱く紹介しまくっていたのに（免停事件も含め．それも魅力のひとつ），もう駄目だ…．レッドソックスに決まった途端，あるアメリカ人から電話がかかってきて「ボストン選ぶなんて，アイツ，終わったな」だって．うえ～ん！！そんなこと言わないでぇ～．

隠れ松坂ファンになって，応援しようっと．でも…ヤンキースも頑張れ！！

写真は「The Japan Times」より

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シーザーズサラダのドレッシング

　
前回作ったシーザーズサラダで，皆さんからドレッシングのレシピを！とリクエストいただきましたので，ご紹介します．

リーフ系のサラダも大好きな私．シーザーズサラダのドレッシングの作り方が分からなかったときは，外食で必ず頼んでいました．でも自分で美味しいのが作れるんですね．たまたま見ていたマーサ・スチュアートの番組（事件を起こすず～っと以前）で，「私の娘が大好きなんですよぉ～」と珍しく満面の笑みを浮かべて話し出したので，これはきっと美味しいに違いないと思い，慌ててメモしたものです．なのでマーサ秘伝のレシピ．後にも先にも，私はマーサのレシピはこれだけ．その後，計量とおりに作って食べてみたのですが，実は塩分が多過ぎて手が震えだしたんですよ…．なのでその後自分でアレンジしています．目分量なのできちんとした分量は分かりませんが…．

では前置きが長くなりましたがレシピです．

ボールに新鮮な卵黄１個半（１個でも十分，卵黄の大きさや，濃厚なドレッシングか好きな人はもう半分加えて），塩と引きたて黒コショウをパラッパラッと，アンチョビのフィレ２～３枚を微塵切りにしたもの，粒マスタード小さじ１ほど？（好きなだけ），おろしたニンニク１片（お好きな方はもっとどうぞ），ウスターソースをチャラっと（テーブルスプーン１くらい？），それからレモン汁を半個～１個分絞り入れます．よく交ぜて，ちょっと味見．もう少し塩・コショウが必要なら足してＯＫ．それから，ドレッシング用の交ぜ器，なければフォークを２つ一緒に持って，右手でず～っとかき混ぜながら，左手でエクストラバージン・オリーブオイルをチラ～っと糸のように垂らしながら，オイルを加える前の全材料と同量かやや少なめくらいまで入れます．右手は止めない．交ぜ続ける．で，もう一度味見をしてみて，塩・コショウで調整し出来上がり．黄色っぽく濃厚な，とっても美味しいのができますよ．アンチョビも塩分効いているし，卸しニンニクも粒マスタードもしっかりパンチがあるので，塩は少なめから調節していってください．

だけど，サルモネラ菌に敏感で生卵に非常に煩いＮＹでは，オーガニックの地鶏の卵を買ったときしか，なんだか不安で生の卵黄が食べられない私です．妊娠中の方や幼児に生卵使用するのもどうかと思うし，生卵はダメというアメリカ人は非常に多いんですね．お家で一緒に食事をしても，このドレッシングをサーブするのは不安だったんです．何かで代用できないかなぁと気になっていたのですが，ははぁ～～ん，分かった分かった．マヨネーズだ！ということで，卵黄を使用する代わりにマヨネーズを使ってもできます．

内容は上と全く同じ，卵黄がマヨネーズに変わるだけ．マヨ自体にオイルが含まれているので，流し入れるオリーブオイルの量は少なめです．こっちは白っぽい色で，クリーミーで，ＮＹのレストランにより近いドレッシング仕上がりになります．（右上の写真はマヨネーズ使用のものです）

食べる前に，ロメインレタスの上にたっぷりのパルミジャーノレッジャーノをかけてお召し上がりくださいね．クルトンがお好きな方は，クルトンもどうぞ．私は嫌いで，あっても絶対食べないので作りませんが…．試してみてね．

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女医さん達と，ベイビーと

２時間の睡眠時間しか取れなかった昨夜は，起床から眼球の奥が熱かったんですよねぇ．ちょっと今日はきついかなぁと思ったのだけど，ＮＹ在住のお兄様＆お姉様達にお会いしてきました．なかには大昔の，私が歯科研修をしていた頃から知っている方もおられるんです．現在コロンビア大学で血液の研究をされている「Ｙ姉さん」(面白い女医）とも久々にお喋り（イニシャルがＹの人って多いですね…）．今日はまた，別の女医さん（膠原病内科ご専門）ともお知り合いになりました．日本の医療や医師の本音，現状など，いろいろと伺っちゃった…．女性医師ってなかなか逞しい．　　　
　
　
おまけに夜からはまた別の女医さんとお食事．以前，他の日記でご紹介したＹｉちゃん．ハーバード大学付属病院の小児科の先生で，ボストン旅行の際にもご一緒した子．彼女も私の研修時代からのお友達なのだけど，この度トニーの従弟と婚約しまして，不思議なことに親戚関係になってしまうのです．しかもまだ２０代半ばなのにバリバリの専門医．産婦人科にも長いこと勤務していた彼女です．Ｙｉちゃんが，ちょっとの間ＮＹに戻っているということで，お友達を集め計９人でイタリアンのお食事をしてきました．みんな私が全く英語が話せなかった頃からの知り合いです．いろんなものを食べましたよ．写真はほんの一部です．カプレーゼに牛のカルパッチョ．ムール貝のトマトソースかけ．ホームメイドパスタに，貝のリゾット，仔牛とチーズのラビオリ．他にもウサギの煮込みや仔牛のスキャロピーニ，ロブスターラビオリなど．ワインも飲んだ飲んだ．デザートは一応全種類オーダーしたかな（笑）？
　
　　　ツンツンツン！　　　　　　　　　　大笑いの私と迷惑そうなベイビー　　　　　　　疲れも忘れて遊んでる私
さて，生後６カ月の赤ちゃんアンドリューと初対面．ふふふっ．プクプクほっぺが可愛い．みんなから「祐子はいつになったらベイビーを作るんだ！」と総攻撃を受けました（汗）．Ｙｉちゃんなんて，妊娠前から栄養摂取が大切と言って，ビタミン剤まで持ってきてくれて…．赤ちゃん抱っこしたら胎が開くとか，母性や父性が芽生えるとか思ってくれたみたいで，とにかく，ず～っと私とトニーに抱っこさせるの…（笑）．不妊症とか，子供を作るのを怖がっているとか，どうもそんなふうに思われているみたいです…．そういうことではないんだけどねぇ（苦笑）．皆それなりに頼りない私たちを心配してくれちるようで…（涙）．ベビーカーをしっかり私の横に付けて遊びながら，でもがっつり食べてた私．ママのジーニも，本心は気が気じゃなかっただろうにね…．確かに可愛い．写真よりも，実際の表情や動き，感触や赤ちゃんの匂い加わると，堪らないのよ，これが！特にこの子は賑やかなレストランの中でもクスとも泣かないし，お利口さん．トニーもヨダレを拭いたりしながら，嬉しそうにあやしてました．赤ちゃんと遊んでたら厭きないねぇ～．何時間でも遊んでいられる．おうちに連れて帰りたくなりました．
　
　　　ドキドキ　　　　　　　　　　　　　　　ヨダレを拭いてっと…　　　　　　　　　　　このオジサン誰だ？
Ｙｉちゃんが「祐子の子供は私が取り上げてあげるから，安心して妊娠しなさいよ！子供が生まれたって，何かあったら２４時間いつでも連絡くれたらいいからね！私が専属医師になるから．」って，なんとも心強いことを言ってくれるの．ＮＹで医者の友達を持つと頼りになるわぁ～と思った．だけど，そう言ってくれる気持ちが何よりも嬉しくって，ちょっと涙ぐんだ私でした．食事よりも赤ちゃんの放つオーラで，お腹も心もいっぱいになった今日でした．

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拘りカレーとその理由

　
久し振りに日本のカレー．結婚当初，まだレパートリーが少ない頃は，それほど好きでもないのに週に２回は作ってた…（汗）．そのせいか，はたまた歯科矯正のせいでターメリック系は控えていたせいか，滅多に作らなくなった日本のカレー．でも相当試行錯誤し，拘りレシピを持っているのには訳があるのです…．

それは…「日本のカレーって，変だ！」と言ったトニーのせい．インドやタイやマレーシアのカレーは美味しいけど，日本のカレーって，スパイスを効かせるくせに変に優しくマイルドで，妙なとろみがあって，どう心の準備をして食べたらいいのか分からないと言いやがった…．「その優しいマイルドさは，おふくろ（作り手）の愛情っつうもんなの！」と言っておいたけど，一口食べるたびに「なんだかなぁ～」といったふうに首を傾げる…．糞ぉ～，日本のカレーを馬鹿にしやがって…．絶対に旨いと言わせてやるぞ…（苦笑）．だけど，トニーだけではなく，こういうコメントをするアメリカ育ちの人は多いんですよ．なんか妙なんですって，日本のカレーって！

結論として，日本のカレーは圧力鍋で作るのが一番美味しい！重た～いル・クルーゼで何回も作ったけれど，カレーは圧力鍋が圧勝！（ミートソースやインドのカレーはル・クルーゼのほうがいいです）．圧力鍋だとあっという間に出来ちゃうし，水分がほんの少しですむので濃厚．今日のカレーには，なんと玉葱が３個半も入ってるの．でも全部溶けてしまうので，美味しくないわけがない．お肉だって，安いお肉でも上下の歯が噛み合う前にホロリと崩れるし…．私はニンニクと生姜の微塵切りを絶対に欠かしません．このどちらかを入れないだけでも味が大きく左右されます．それから，材料を炒めている時にインドのカレーパウダーを入れ，お水はコップに１杯だけ．後は１００％の野菜ジュースを少々入れます．でも水分は少しだけですよ．仕上げのルゥは辛口，中辛など数社のルゥを混ぜ合わせ（何処の会社でも構わない），おまけにガラムマサラも入れしまう．そうすると…，激旨カレーが出来るのです（ぬふふ）！！

今日のトニーは，美味しい美味しいとおかわりまでして，１人でご飯１合半も食べました…（絶対に食べ過ぎだと思う…）．今じゃあ，日本のカレー大好き人間で，アメリカ人の友達に紹介してるほど（笑）．夕飯は他に，昨日のはやと瓜のスープの残りと，またまたシーザーズサラダ．それから「ご褒美！」（何のご褒美だろう？）と言って買って帰ってくれた，日系のケーキ屋さんのストロベリー・ショートケーキ．今日も沢山食べた食べた．柚子入りのマフィンも買ってきてくれたので，明日の朝はそれを食べよう．

明日はこの残りのカレーに油揚げや葱を入れ，うどんスープで薄め，讃岐うどんで美味しいカレーうどんを食べるのだぁ（ワクワク）
暫くお料理ブログみたいになっちゃいそうですねぇ～（すみません）

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ドドドッとお料理

どうやら全てが山場を越えたようです…．意味の分かる方は分かると思うのですが…．これからは，もしかすると今まで以上に（？）益々食い意地も出てバリバリ料理も出来そうな気配なんですよ…（笑）怖い…．

私は学生の頃から，試験前日とか，３つも４つもレポート提出を同時に抱えているときにかぎって，どうしても料理をしないと気持ちが治まらない人で，ＮＹの歯科衛生士国家試験前日には手作り餃子１００個なんか作ってた馬鹿です．でもね，お料理すると頭がスッキリするんですよ．で，今回も締め切り真近の提出物があるにも関わらず，こういう時に限って意地でも作るんだわねぇ～．余計に忙しくなるかと思いきや，案外仕事も捗るから不思議です．

　
今日は豚ヒレの香草パン粉焼き．油で揚げている途中で吐き気がする人なのでオーブンで焼きます．そのほうが放ったらかしで出来ちゃうし（私の得意な元祖放ったらかし料理）．バルサミコ酢や粒マスタードでマリネしたお肉に，レモン汁を絞った香草パン粉を乗せて焼くので，さっぱりと食べられます．ヘルシーだしね．

それからシーザーズ・サラダ．美味しいドレッシングが自分で作れるようになった時は，毎日のように作っていたサラダ．暫く作ってなかったなぁ…．クルトンは嫌いなので無し．レストランの味を越えるドレッシングが家で作れるのだけど，それはまたの機会にご紹介します．（じらしてごめんね．今日は書くことが沢山あるので…，またすぐ作るし…）スープは，決して青林檎のスープではありませんよ．お豆腐とクレソン，チャヨーテと生姜のスープ．このチャヨーテは日本の「はやと瓜」と同じです．夏に帰省中，スーパーで売られているのを見かけました．日本ではお漬物にしか使われない瓜のようですが，食べても美味しいんですよ．メキシコ，中国，フィリピンの人達は食べています．ササッと炒め煮にしただけでも美味しいし，骨付き鶏とホウレン草なんかと一緒に煮込んでスープを作ったら最高です．

今日は物凄く集中して作ったせいか，どれも味がバシッと出ていて合格．やっぱり他の事を考えながら作ると，味がぼやけていたりするのかもねぇ～．スープは多めに作ったので明日の夕飯は楽出来そうです．久々に日本のカレーとサラダ，それからこのスープの予定．

　
で，こちらが前日の夕飯．鱈の料理がしたかったんですよねぇ．NYでは「Cod」が鱈ですが,「Scrod（スクロッド）」というマダラの若いものがスーパーで売られています．白ワインとレモンでマリネして，スキレットで焼き色を付けた上に，アンチョビやケイパーのみじん切りを混ぜたソースを塗って，周りにインゲン豆やトマト，ミニオニオンを置き，焦げ目がつくまでオーブンで焼くという料理です．手抜き料理好きな私にはちょっと面倒臭いけど，美味しいのよねぇ～．写真は１人前です．

野菜は前日作ったお芋とズッキーニがあまりにも美味しかったので，また同じものを作りました．それからマッシュルームのスープ．こちらはハンガリアン風にしたので，東欧らしくディルやサワークリーム入り．久し振りに玄米を炊いて食べました．コシヒカリ品種の玄米なので美味しい．でもトニーは白米が好きなのよねぇ～（お米に煩い人です）．はっきりとは言わないけれど，嫌そうなのが顔に出てる（笑）

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ご無沙汰してます

まだ何にもひと段落ついていないのだけど，どうにもこうにも手料理が食べたくて仕方がなかったので，チャチャっと作ってみました．もう，野菜がモリモリ食べたくて発狂しそうだったので…．

和なんだか洋なんだか分からない夕飯ですが，正確には中華とイタリアンです．平目の清蒸という中華料理で，とても上品で美味しい平目の料理．本当は一匹丸々の平目を姿蒸しにすると最高に美味しいのだけど，そんな大きな蒸し器も無いし（昔は半分に切って２回に分けて作ったりしていました），アメリカンのスーパーで買った平目なのでフィレ使用です．酒と生姜で臭みを取り，蒸し上がったら葱と香菜を散らし，上から熱々の油をジュジュジュッと回しかけるだけの簡単料理．とっても美味しくて，ご飯が進むメインディッシュですね．もっと手を抜きたい場合はホイル焼きという手もあるけれど，やっぱりきちんと蒸したほうが美味しいんだよね．

他は，赤皮の小芋とズッキーニをハーブでソテーし，その後チーズをかけてオーブンで焼くだけ．これもへっ？！というほど簡単に出来ちゃうけど，美味しくって野菜がモリモリ食べられます．チーズはパルミジャーノレッジャーノがお勧め．でも暫く使ってなかったらカビが生えていたので，今日はモッツァレラを代用しました．後は新鮮なインゲン豆が手に入ったので，サッと茹でて終わり．ご飯にしらすと高菜をかけて．

ちょっとトニーには足りないかなぁ～と思ったけど，久々の私の手料理を喜んで食べてくれました（笑）．明日，時間と体力があったら鱈の料理がしたいのだけど…．どうかなぁ～？今週末には落ち着くと思います（たぶん）．コメントのお返事はその後ということで…（ごめんね）．これから徹夜かもです…．楽しいお仕事なので，ひと段落つくまで止まりませ～ん（笑）．

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