息子が小学生のときにも、
なんか教えた記憶があるのですが(ここに書いてる)、
今回は中学生の娘です。
どうやらNY市内の高校入試の内容が変わってきておりまして、
多くの高校が、テストの点数や成績だけでなく、
エッセイを書かせて提出させるというのを取り入れ始めました。
まあ、大学や大学院に願書を出すときはエッセイ必須なので、
同じようなことをするのかな?
と単純に考えると思うのですが、
なんでだろう?
と暫し考えました。
もしかしたら、アジア系を弾くためなのかな?
とかも思うわけです。
NY市内の優秀な高校や大学はアジア系ばっかりですから。
アジア系はテストの点数、成績はいいわけですから、
誰を弾くためにエッセイを加算したのかを考えると、
点数だけ良いような学生、
親がアメリカで教育を受けていない家庭に育つ子(親がエッセイの書き方を知らない)
勉強をサポート出来ない家庭に育つ子、
とかになってくるわけです。
まあ、真相はよく分からないけれど、
これまで受け入れて来ていた生徒の層を変えたいから、
エッセイを導入させるのは明確です。
さて中学校ですが、
高校に申請するためのエッセイを書いて、
中学校の英語の先生に訂正やら改善やらしてもらいたいと、
大勢の子が先生にお願いしているようです。
が、先生もボランティアで「赤ペン先生」みたいなことをするわけなので、
希望する全生徒のエッセイの責任も持てませんし、
付きっ切りで指導することも出来ませんし、
参ってるという現状。
お金を払って英文エッセイ書くのが得意な大学生や大人に
書き直してもらったりしているご家庭も出てきております。
まあしょうがないっちゃ、しょうがない。
だって、NYの中学校では
ちゃんとしたエッセイの書き方なんて習っていませんから。
で、そんなこんなで、
私も「子供の英文エッセイ見てくれないか」とお願いされたりするのですが、
う~~ん。
面倒臭い。
なので只今お断りしております。
入学の合否を左右するエッセイを担うのは重い。
こういうタイプのエッセイは
ちゃっちゃと紙面上で訂正するのは無理で、
真横で、付きっきりで、
何を言いたいのか?どういう意味なのか?
もっと内容を膨らまさないといけない部分。
この文章がどういう意味なのか?
同じ単語を繰り返し使わない。
エッセイの質問者の聞きたいことは何か?
などなどを一緒に探っていく作業が必要なので、
だから中学校の授業ではしないだろうな、と思う。
で、娘はどんなライティングをするのだろうと、
ちょっと試してみることにしました。
息子と違って、テーマの決まっていないことを、
ダラダラダラダラと書き流しのように
思いを書き連ねることは好きだった娘なのですが、
まあ、それはそれでいいか…と放っておいたわけですが、
いつまでたっても、きちんとした「ライティング」の基本が身についていない。
今回は練習として、
NYTimesの記事と、NY市の政府関連のウェブサイトの両方を読んで、
環境問題についてエッセイを書かせてみました。
自分ならどう改善するかを書いて纏めてみる。
書かせてはみましたが、
「学校で何習ってんの?」と言いたくなるお粗末さ。
「中学生で、これだけのテーマと骨組みが出来たら上出来だ!」
と褒めておきましたが、
もし私が中学校の先生なら、100点満点中の10点だな。
と思いました。
言わないけど。
「どうしたの?
ちょっと見ない間にライティングレベル落ちてない?
もっと上手く書けると期待してたんだけど。」
と言うと、
「先生が代わって、教え方が変わって、
ライティング好きじゃなくなった。」
とのこと。
また、どうも学校ではコピペが承認されているようで、
すぐコピペ。
そのまんま。
1ページ書かせたら、半分がコピペ。
自分の言葉で書き直して~~~!
と思う。
「習っていない」と娘が言うので、
ここ数日間かけて教え込みました、英文エッセイの書き方。
ニュースも読まない、テレビも見ない。
ゲームとSNSとYouTubeの中学生には、
社会問題や環境問題について書けと言われても語彙力が足りないし、
文章での表現力も乏しいし、
そもそも社会も世界も見えてない。
また、新聞や雑誌の記事を読ませても、
「そこに著者がもう最善の言葉を並べて、
最も読者が納得する単語で上手く表現しているから、
これを弄って自分の言葉でより良く書き直すなんてこと出来ない。」
と言うので、
その点も自分の言葉で書き直す方法を伝授。
アメリカの高校、大学、大学院の求めるライティングというのは、
書き方のパターンというか決まりがあって、
その通りに沿って書けば100点か満点に近い点数がもらえます。
だって基本は自分の意見や考えを書くわけだから。
これといった正解はないのだ。
英文エッセイは好きになったほうが得です。
とにかく書いて書いて書かされるから。
これが苦痛だと、学校生活が楽しくない。
その点、私、いい歳超えて大学と大学院に入学して、
毎日毎日嫌と言うほど読み書きさせられているので、
学校が、教育現場が、教授がどういう意見を求めているかが見える。
自分の意見がなければ、
こういう意見を書けば喜ぶだろうなと思うことを書けばいいのだよ。
正解はないんだから。
ということを、子供達に自信を持って教えられるという点は、
本当に良かったと思う。
結局、娘の骨組みを基礎に肉付けして、
お手本のエッセイを書いて読ませましたけど、
「母さん、普段は口煩いだけのババアだけど、
なかなかやるな。」と思わせることが出来たようで、
母の威厳が保てたので良かった。
私のライティングレベルも、
2~3年前に比べたら確実に上達していると思うから。
なんか、学んで分かって明確になったのが嬉しかったのか、
その後ずっと私の横で学校の話、授業の様子、
習ってること、クラスメイトのことなど、
いろいろ話してました。
専業主婦してたときは、
もっとこういう時間もあったけど。
時間があると思うとなかなかできないのよね。
とてもプロダクティブな母娘の時間を過ごせました。
クリックしていただけると励みになります
どうやらNY市内の高校入試の内容が変わってきておりまして、
多くの高校が、テストの点数や成績だけでなく、
エッセイを書かせて提出させるというのを取り入れ始めました。
まあ、大学や大学院に願書を出すときはエッセイ必須なので、
同じようなことをするのかな?
と単純に考えると思うのですが、
なんでだろう?
と暫し考えました。
もしかしたら、アジア系を弾くためなのかな?
とかも思うわけです。
NY市内の優秀な高校や大学はアジア系ばっかりですから。
アジア系はテストの点数、成績はいいわけですから、
誰を弾くためにエッセイを加算したのかを考えると、
点数だけ良いような学生、
親がアメリカで教育を受けていない家庭に育つ子(親がエッセイの書き方を知らない)
勉強をサポート出来ない家庭に育つ子、
とかになってくるわけです。
まあ、真相はよく分からないけれど、
これまで受け入れて来ていた生徒の層を変えたいから、
エッセイを導入させるのは明確です。
さて中学校ですが、
高校に申請するためのエッセイを書いて、
中学校の英語の先生に訂正やら改善やらしてもらいたいと、
大勢の子が先生にお願いしているようです。
が、先生もボランティアで「赤ペン先生」みたいなことをするわけなので、
希望する全生徒のエッセイの責任も持てませんし、
付きっ切りで指導することも出来ませんし、
参ってるという現状。
お金を払って英文エッセイ書くのが得意な大学生や大人に
書き直してもらったりしているご家庭も出てきております。
まあしょうがないっちゃ、しょうがない。
だって、NYの中学校では
ちゃんとしたエッセイの書き方なんて習っていませんから。
で、そんなこんなで、
私も「子供の英文エッセイ見てくれないか」とお願いされたりするのですが、
う~~ん。
面倒臭い。
なので只今お断りしております。
入学の合否を左右するエッセイを担うのは重い。
こういうタイプのエッセイは
ちゃっちゃと紙面上で訂正するのは無理で、
真横で、付きっきりで、
何を言いたいのか?どういう意味なのか?
もっと内容を膨らまさないといけない部分。
この文章がどういう意味なのか?
同じ単語を繰り返し使わない。
エッセイの質問者の聞きたいことは何か?
などなどを一緒に探っていく作業が必要なので、
だから中学校の授業ではしないだろうな、と思う。
で、娘はどんなライティングをするのだろうと、
ちょっと試してみることにしました。
息子と違って、テーマの決まっていないことを、
ダラダラダラダラと書き流しのように
思いを書き連ねることは好きだった娘なのですが、
まあ、それはそれでいいか…と放っておいたわけですが、
いつまでたっても、きちんとした「ライティング」の基本が身についていない。
今回は練習として、
NYTimesの記事と、NY市の政府関連のウェブサイトの両方を読んで、
環境問題についてエッセイを書かせてみました。
自分ならどう改善するかを書いて纏めてみる。
書かせてはみましたが、
「学校で何習ってんの?」と言いたくなるお粗末さ。
「中学生で、これだけのテーマと骨組みが出来たら上出来だ!」
と褒めておきましたが、
もし私が中学校の先生なら、100点満点中の10点だな。
と思いました。
言わないけど。
「どうしたの?
ちょっと見ない間にライティングレベル落ちてない?
もっと上手く書けると期待してたんだけど。」
と言うと、
「先生が代わって、教え方が変わって、
ライティング好きじゃなくなった。」
とのこと。
また、どうも学校ではコピペが承認されているようで、
すぐコピペ。
そのまんま。
1ページ書かせたら、半分がコピペ。
自分の言葉で書き直して~~~!
と思う。
「習っていない」と娘が言うので、
ここ数日間かけて教え込みました、英文エッセイの書き方。
ニュースも読まない、テレビも見ない。
ゲームとSNSとYouTubeの中学生には、
社会問題や環境問題について書けと言われても語彙力が足りないし、
文章での表現力も乏しいし、
そもそも社会も世界も見えてない。
また、新聞や雑誌の記事を読ませても、
「そこに著者がもう最善の言葉を並べて、
最も読者が納得する単語で上手く表現しているから、
これを弄って自分の言葉でより良く書き直すなんてこと出来ない。」
と言うので、
その点も自分の言葉で書き直す方法を伝授。
アメリカの高校、大学、大学院の求めるライティングというのは、
書き方のパターンというか決まりがあって、
その通りに沿って書けば100点か満点に近い点数がもらえます。
だって基本は自分の意見や考えを書くわけだから。
これといった正解はないのだ。
英文エッセイは好きになったほうが得です。
とにかく書いて書いて書かされるから。
これが苦痛だと、学校生活が楽しくない。
その点、私、いい歳超えて大学と大学院に入学して、
毎日毎日嫌と言うほど読み書きさせられているので、
学校が、教育現場が、教授がどういう意見を求めているかが見える。
自分の意見がなければ、
こういう意見を書けば喜ぶだろうなと思うことを書けばいいのだよ。
正解はないんだから。
ということを、子供達に自信を持って教えられるという点は、
本当に良かったと思う。
結局、娘の骨組みを基礎に肉付けして、
お手本のエッセイを書いて読ませましたけど、
「母さん、普段は口煩いだけのババアだけど、
なかなかやるな。」と思わせることが出来たようで、
母の威厳が保てたので良かった。
私のライティングレベルも、
2~3年前に比べたら確実に上達していると思うから。
なんか、学んで分かって明確になったのが嬉しかったのか、
その後ずっと私の横で学校の話、授業の様子、
習ってること、クラスメイトのことなど、
いろいろ話してました。
専業主婦してたときは、
もっとこういう時間もあったけど。
時間があると思うとなかなかできないのよね。
とてもプロダクティブな母娘の時間を過ごせました。
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