この和室にこんな無粋なものをつけるのか、もちろんそう思いますが・・・
一般に民泊法(住宅宿泊事業法)と言われますが、東京オリンピックを控え、無届民泊のトラブルなどの急増から、6月15日から民泊法が施行されます。
これによって、今までは国の制度として旅館業法の規制を受けていたものが、一般住宅を使っての宿泊が可能となります。
新庄町で準備を進めている「カムの宿」は、当初は旅館業法によるゲストハウスを考えていましたが、新法によって特に消防法の規制等が緩和されることから、民泊として登録することにしました。
規制緩和と言っても、やはり規制はいろいろあります。
一番は、こんな材料を使った和室でもこれか!と思える住宅用火災報知器です。
今日は、届け出に当たり、添付する書類を準備するために法務局、市役所、消防署を回りましたが、消防法令適合通知を頂くために火災報知器が必要とのこと。
その足で、ホームセンターに行って購入し、取り付けました。
住宅用火災報知器そのものはそんなに高価なものではありませんし、取り付けも簡単、でもなあ・・・
お役所って
この度、改めてお役所の仕事を自分のこととして見ることになりましたが、思っていた以上にお役所かもと思えます。
今日、ほぼひと月になるかなあ、やっと忰山紀一著「よみがえる千島学説」を読み終えました。
この本の最後には、医療制度の在り方に言及され、人が幸せになるための医療制度ではなく、国のためとも程遠い制度であるとしていますが、まさに日頃感じているそのままです。
それは、ひょっとしたら、お役所仕事にも通じるんじゃないか、などと。
住民生活を守る、住民の福祉向上のため、そんな枕詞で規制が強化されるものですが、そんな規制がなくても、自らの意思で安心安全な生活環境が可能となればなあ・・・