見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

しまね田舎ツーリズム、正念場?

2018-05-30 21:45:01 | 持続可能社会

 制度が変わるって簡単なようだけど、そうでもありません。
 しまね田舎ツーリズム協議会の講習会があり、参加してきましたが、制度はなるべく緩い方が良いなあと改めて思った今日の講習会でした。


違法かもしれません
 今登録を準備している民泊、これから登録しようと思っている自分には、何の違和感もありません。
 でも、特区扱いだったか?地域の生き残り戦略の一つとして隘路を縫って島根県独自で取り組んできた“しまね田舎ツーリズム”、現場を担ってきた皆さん、民泊法ができると違法かもしれないので、可能なら移行してください、などと言われても、簡単にはいそうですかとは言えないかな?

 現職時代、ずいぶんお世話になった鷺浦の安部さんにちょこっとご挨拶したら、やめなきゃいかんかもしれませんと寂しそうに仰っていました。
 定年を機に故郷に帰った安部さんは、地域の皆さんの「交流人口は少なくても良い」との思いを体しながら、地域存続のために“暮らしの成り立つ経済”創出に汗を流していらっしゃいました。
 その一つが民泊で、空き家の持ち主との困難な交渉を重ね、一軒、また一軒と風が通る家に。

田舎ツーリズム、正念場?
 しまね田舎ツーリズムは、柱はあくまで体験で、宿泊費としては対価を頂けない建前に。
 旅館業法時代に緩く運用させていた田舎ツーリズムですが、民泊法はひょっとしたらその隘路を埋めるかもしれないという意見もある弁護士。
 民泊法では、宿泊者のいるときは管理者がそこにいるか、業者に委託するかという条件も。

 安倍さんたちが取り組む空き家体験は、採算度外視とも思えるリーズナブルさで、近在の熱い人たちの交流の場としても頻繁に活用されていました。
 そして、ややもするとタコツボ化しそうになる地域の人間関係に風を吹き込み、ある意味くすんでいた地域が輝くようになったと感じているのは僕だけではないと思います。
 しまね田舎ツーリズム実践者は、地域を何とかしたいとの思いを持った皆さんが大半です。

 しまね田舎ツーリズムが、その皆さんの思いに本当に寄り添える県の施策としてこれからもあり続けられるのか、ひょっとしたら正念場なのかもしれませんね。


手抜かり続きのイチゴも終わり
 手抜き?手抜かり?続きだったイチゴ、結局シーズンで3回しか収穫作業をせずに終わりました。
 今日はその最後の収穫作業をしましたが、一生懸命実を付けてくれたのに、十分応えもせず。
 でも、虫さんや土壌菌とも共有できたから、それも良し!かな?
 取りあえず、ヘタや傷んだところを取って冷凍室に、さて、何に変身しますか。
 

コメント (2)
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