9cmポットの土だけでトマトやナスがちゃんと収穫できる!!
耳を疑う話ですが、もちろん化学肥料や農薬を使わずにできるようなんですね。
右の写真は、その方がお土産に下さった、ガラスコップにその土を入れ、アブラナ科の種を蒔いて育ちつつあるベビーリーフですが、排水がなくても元気に育つって、、、
大分恐るべし
今日は、お願いしたのですからこちらから出向くのが当たり前なのに、大分から超耳寄りなお話を携えてわざわざ来てくださったのですが、一番肝心な話もそこそこ、その周りの話で驚かされちゃいました。
この土を作っている方は、大分の十時農園さんなのですが、たまたま数日前に読み始めた本の著者赤嶺勝人さんも、自然のサイクルにある土の役割を知り尽くす大分の土づくりの達人、土の達人二人、大分恐るべし。
島根にもスゴイ篤農家が多々いらっしゃいますが、このお二人のような方には出会ったことがありません。
十時農園さんのお話で特に感銘を受けたのは、意識共有できる方には銭金に関係なく、あらゆることを包み隠さず伝えている方だということ。
ここって、ビリビリ感電するような感じ、琴線に触れましたね。
一緒に話を聞かせていただいた方と、夏には訪ねよう!って。
ご縁花
もう一方一緒に来られたのは、わざわざ大分から玉造病院にリハビリ入院している紙折りの達人でした。
写真左の「ご縁花」、中には磨き抜かれた5円玉が入っているのですが、折るのに1時間かかるとのこと。
この「ご縁花」は、基本的に無償、この花をご縁に、全国の工芸家とこの花を飾る台を様々な手法を組み合わせながら作っていらっしゃるとか、そのために、訪ねてくださったお2人は下道を走り、車中泊をしながら全国の工芸家、北は稚内から南は沖縄まで訪ね歩いている。
ちなみに、折られた和紙は出雲民芸紙(人間国宝・故安部栄四郎氏)で、「ご縁花」のプロジェクトは、孫の信一郎さんとのコラボだとか。
https://www.cmo-ai.com/2017/10/25/%E3%81%94%E7%B8%81%E8%8A%B1project/
職人の技の継承が困難になるばかりの今、伝統の技を囲い込むだけでは継承できないとの危機感からなんですが、すごく変な人たちがいるものです。
十時さんは書いた通り“意識を共有できる”がキーワードですが、そこと縁するこのお2人もやはり同じ空気感の中で活動していらっしゃいます。
本当に貴重な伝統の技のようなものは、徒弟制度で伝えられていたように、形こそ違ってもある意味銭金ではない世界で伝えていくものなのかもしれませんね。