見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

教育の魅力化って

2019-12-15 11:43:27 | 教育

一昨日の地元紙一面のコラム“明窓”、「教育の魅力化って何?」を読みながら、そうかなあ?って思った僕は脇が甘いのか、、、
隠岐島前高校から始まった島根の教育の魅力化事業、多くの魅力ある大人が関わり、僕が中学生だったら行きたくなるだろうと思えるプログラムがてんこ盛りでした。
その他にも、いくつかの事業に取り組む中山間地域の高校に足を運びましたが、それぞれに工夫を凝らし、ここで学べる子どもたちっていいよなあと思ったもの。

ここには何もない

「ここには何もない」というのは、多くの地域の多くの大人の皆さんに常套句のように語られるもっともポピュラーな言葉です。
子どもの頃から常套句を繰り返し刷り込まれて育ち、そんな大人の価値観に絡め取られたような学校教育を通り抜けていくと、自ずと“良い”大学、“良い”(安定した)就職先こそが頂点にあるような社会観、人生観が腰を据えるようになってしまう。
教育の魅力化って、実はそうした社会や人の既存の価値観を壊し、本当に人が人らしく楽しく、豊かに生きていく、そんな精神の涵養にこそあるんじゃないか。

僕は、今の教育って完全に行き詰っていて、PISAの学力調査で読解力が下がり続けていることに象徴的に表れているのではないかと感じています。
各地域で期限を区切った上での目標設定、取り組みの検証、成果の公表が不可欠だ。地元の子どもたちのための魅力化であることが大前提になる」、行政的にはもっともらしい言葉だけど、そうかあ?
ユニークな取り組みで成果を上げている現場をたくさん見てきたけど、この言葉は常に意識され、もっと大胆にシフト出来たら、もっと成果がでるんじゃないかと感じたもの。

地域の自治権を認めるって
決まり事って両刃の剣かなあ、その決まり事が細かくなればなるほど一方で息苦しくなるし、創造力が発揮し辛くなってくるように思うんだけど。
ただ、政治って、多くの市民が求めているだろうと思える社会の規範を決めるためのものだから、今の在り方が居心地良いんだよなあ。
大幅に地域の自治権を認めた治外法権的な地域を認定し、それぞれが競い合う、そんなことができると日本はもっと面白くなるんじゃないか。

そんな入り口として、島根の教育の魅力化があれば楽しいなあと夢想しました。
そんな現場で働きたい教師はたくさんいそうだし、そこで学びたい子どもや親もたくさんいるんじゃないかなあ。
タブレット配備やプログラミングを教えるより、余ほど意義ありそうに思うけど。

山の景色が変わりました
たった1週間ですが、すっかり山の色が変わりましたね。



上は今日の北山、ほとんど錦の葉が落ちました。
下は1週間前の北山、錦秋の最後。
違いがよくわからない写真ですけどね(^^;;


コメント
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