「熱い近代」、うまいこと言ったもんだなあ(@@
日本は明治維新以後、大戦前までと終戦後、高度成長期の2度「熱い近代」を経験してきたけれど、人口減少社会の局面でも「熱い近代」を志向している、いや確かに。
県や市町村、勿論国も、総合計画なるものはバラ色の「熱い近代」再来を熱望して描かれやすいのかなあ。
また、企業家の皆さんもやはり「熱い近代」を志向しているし、多くの国民もその“幻想”を捨てきれずにいるのでしょうね。
人口減少が進むこれからの社会は、マイナス成長を前提とした“定常化社会”をどう創造していくのかということでしょうか。
「人口減少社会の未来学」最後の章の著者は姜尚中、「『斜陽の日本』の賢い安全保障ビジョン」というテーマでの寄稿ですが、「熱い近代」、巧いこと言うもんだと。
この本で特にインパクトの強かったのは、政治・行政に未来をデザインするセクションがない!こと、婚外子比率がほぼゼロの日本、そして「熱い近代」。
福沢諭吉の『学問のすゝめ』
昼食の準備をしていると、突然の吹き降り、慌てて洗濯物を取り込んだものの、少し濡らしてしまいました(><
午後から、雷を伴って猛烈に降るなど、ずっと雨、こんな時に買い物に行かなくてもですが、やっぱり濡れて、、、しっぽり濡れるのはロマンがあるけどね(^^;;
ということで、雨でもあるし前書を読み終えたので本棚に行き、、、
何年か前に買っていた橋本治の「福沢諭吉の『学問のすゝめ』」、ちょっと気になっていたので手に取って読み始めました。
橋本治、好きな作家ですが、最後まで読めせてくれるかなあ?どんな内容だろうと開いたのですが、、、
言ってみれば『学問のすゝめ』の解説本ではあるけれど、やはり!橋本治、読ませますねえ、いや、引き込むのがうまい。
当意即妙というのか、学者じゃなく作家の、しかも江戸・明治を深く研究でもしている?市井の僕たちが読むのにもってこい。
しかも、橋本治の解説がいいこともあり?今こそ“人口減少社会”における「学問のすゝめ」を痛感させるもので、諭吉先生の普遍性に敬意を持ちました。
もう一つ、明治の時代背景や歴史を辿ることもでき、こんな視点を持った近代史を中高生にも伝えたいものだと。