<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

如意輪の意のごとくなる

2006年07月08日 12時11分07秒 | Weblog
 如意輪の意のごとくなる風うごき空動きつつありたたす寺  薬王 萌

      *

 如意輪は如意輪観世音菩薩。如意宝珠と輪宝をもって一切衆生の願望を満たし、苦を抜き楽を与える変化(へんげ)観音。多くは六っつの手肘を持つ。如意とは、意のままに、とは、なんぞ? 観音様の如意とは、われわれ衆生のそれではない。風が動く、空が動く。そのままが観世音の救済の姿であった。

      *

 変化(へんげ)とは、さまざまに姿を変えること。救うべき人におっともふさわしい形をとって観音はその人の前にあらわれてくる。そして、苦を抜き楽を与えてゆく。風も空も、観音の変化身でありうる。わたしの前に立ったあなたがまさに観音様なのかもしれぬ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする