１０分のつもりだったのに。時計を見たらそろそろ４時。うとうと仮眠していた。でも、外はただならぬ風の勢い。気後れがする。さつま芋畑へ行って芋掘りをするつもり。でもでも風が寒そう。
ひゅるひゅる風が吹いている。襟を立てたくなるほど、寒い。日は射しているのに。
葬儀に行って戻って来ました。お棺の中の彼に別れを告げてきました。「お世話になりました、親しくしてくれてありがとう。闘病生活が辛かったね、でもそれもすんで安らかになったね、ご苦労様」の声かけをしました。はっとするほどいい死に顔でした。苦しんだという顔ではなく、はっきりと穏やかな、安らいだ顔でした。長い７２年の人生を閉じるのに際して、こんな顔が出来たらいいなと思いました。僕の番になって、僕はどんな死に顔をするのだろう。心配になりました。遺族を代表してご長男の方が挨拶されました。何度も絶句しながら。温かい家族に見送られて死ねる、そういう人生の幕引きができた彼は幸せ者だったと思います。一緒に行った仲間のT君が弔辞を述べました。これがまた心がこもっていて、立派でした。式の始まる前、もし誰もしないのなら、寂しいだろうから、僕がしてもいいなとちらりと考えていましたが、無用になりました。お棺の中に花を添えてから出棺まで見届けてから戻って来ました。
９時に出発して、帰宅したのが２時４０分。僕の車が８人乗りなので、ゆっくりできるし、僕が車を出しました。帰りに蕎麦屋さんで昼食しました。一日、彼の思い出話も沢山出来ました。
１１月１１日、土曜日。ややあたたかい。夜中に雨の音を聴いた。いまも続いている。音は微かだ。たいした雨量ではないらしい。寂しく聞いた。
昨日夕暮れまでかかって、プランターで種蒔きして育てていた高菜とターサーを畑に移植した。バケツで水遣りはしておいたが、天の雨を受けていよいよ元気を取り戻したであろう。
今日は高校時代の友人の葬儀に参列する。山越えして福岡まで行く。９時に同じ仲間たちが迎えに来る。彼とはよく遊んだ。親しく許容してくれた。寂しくなる。
