薄く薄くきってある。これがコツ。白ご飯の上にのせる。薫りがくんと引き立つ。カリカリ借りの歯触りもいい。漬けてから3週間目。いい味が出ている。今年は隼人瓜が僅かしか実をつけなかった。だから、貴重品。一飲みにはしない。噛んで転がして薫りを確かめて、食べる。やって来た友人にも、帰りにビニール袋に包んで、分けて上げた。
隼人瓜も先日の霜ですっかり縮れてしまった。葉の色も変わった。今年はこれでお終いだ。棚を作ってあげなかったので、畑に這うしかなかった。それで実のツキが悪いのだ。
薄く薄くきってある。これがコツ。白ご飯の上にのせる。薫りがくんと引き立つ。カリカリ借りの歯触りもいい。漬けてから3週間目。いい味が出ている。今年は隼人瓜が僅かしか実をつけなかった。だから、貴重品。一飲みにはしない。噛んで転がして薫りを確かめて、食べる。やって来た友人にも、帰りにビニール袋に包んで、分けて上げた。
隼人瓜も先日の霜ですっかり縮れてしまった。葉の色も変わった。今年はこれでお終いだ。棚を作ってあげなかったので、畑に這うしかなかった。それで実のツキが悪いのだ。
今夜は割と温かい。着ているものを一枚脱ぐ。それでも火照る。もう一枚。両足はお蒲団の外に出している。これなら毛布も要らないかな。
なんだあ、まだ宵の口かあ。寝たかと思ったら、一時間で目が覚めた。今夜も夜が長いぞ。
左手の人差し指を。チョットだけなのに、おお、いてててて。たちまち赤い血がたらたらりと噴き出た。生きてた! 消毒して、カットバンを貼ってもらった。落ち着いた。お昼のことだ。夕方には今度は親指の爪をガリガリリー。注意してたのに。またしても手元が狂っちゃった。これも痛い。力強くノコギリを引いていたのだから、柔らかい指は、災難だった。
夜更けに目が覚めた。生傷のカットバンオジンを眺めているところ。
朝方の9時15分から夕方の17時まで、ノコギリを手から離さなかった。お昼はパンを食べ食べ作業した。
友人が来て、自分が言い出して、我が家の西側の境目のどんだに茂っていた女竹や雑木を、大きなノコギリとよく切れる鎌で、がさがさごそごそ切り倒してくれた。お陰できれいさっぱりになった。暗く鬱蒼としていたのが、途端に日が射して来た。ここは隣家との境目。竹や雑木が畑に覆い被さっていた。
切り倒された女竹と雑木を、主の僕がノコギリを使って小さくした。山が幾山もできた。
彼は用事があって、午前中11時には引き上げていって、午後3時にまたやって来た。その間に、竈にそれを適宜集めて燃やした。火事にならないように少しずつ慎重に。午後に入って、いよいよその境目のどんだがきれいさっぱりした。どんだは崖になっているので、怪我をしないように転げないように、気を付けてもらった。彼は16時には引き上げた。助かった。彼の親切が有り難かった。
燃やして燃やして燃やして、すべてを燃やし尽くした。背中に汗を掻いた。へとへとになった。