<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

わたしの今日の詩 「もう夕暮れだ」

2021年02月07日 18時06分57秒 | Weblog

「もう夕暮れ」    山鳩暮風


  
わたしを生かそう生かそうとしている力のようなものを感じる
わたしを守ろう守ろうとしている力のようなものを感じる
わたしを助けよう助けようとしている力のようなものを感じる
わたしを導いていこう導いて行こうとしている力のようなものを感じる

感じていようといまいとそれは不変であるだろうが
それをそう感じて涙ぐんでいる
わたしに向かって押し寄せて来るその全体の力のみなもとを
しっかり見据えて把握する力はわたしにはまだないのだが

もう夕暮れだ
山が静かに夕暮れて行く
空が静かに夕暮れて行く
みんなみんなわたしを生かそうとして夕暮れて行くようで
忝くてならなくなって
わたしはわたしの涙の小川の岸辺に
一本の小さなmodestyの木を植えてみる

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わたしの今日の詩 「大きく大きく豊かに豊かに」

2021年02月07日 17時38分34秒 | Weblog

「大きく大きく豊かに豊かに」     山鳩暮風

 

白菜がわたしになる
大根がわたしになる
人参がわたしになる
わたしになってくれる

白菜ではなくなって
わたしになる
大根ではなくなって
わたしになる
人参ではなくなって
わたしになる

わたしはだから
そのみんなの分を
生きることになる
白菜のいのちの分まで
大根のいのちの分まで
人参のいのちの分まで
大きく大きく豊かに豊かに

わたしはだから必然的に
捧げられたいのちの
全体として生きることになる
捧げられた全体を生かしながら
同時にまた
宇宙生命体の一つ一つの個体を
生かしていくことになる

わたしは今日はお昼から
畑に出た
白菜大根人参の種蒔きをした
青く澄んだ大空が朗らかだった

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わたしはそう信じている

2021年02月07日 17時06分07秒 | Weblog

「帰命無量寿如来」             薬王華蔵

 

阿弥陀如来の
もう一つの名前は
無量寿如来
思量することもできないほどの
永遠のいのちを生きている如来
その如来様へ
わたしたちは行き着くことになる
それが誓願されている
それが約束されている
かならずそこへ行き着く
間違わないでそこへ行き着く
行き着いて如来になる
無量寿如来になる
次々にそこに至り着く
約束された場所に赴いて
約束された如来になる
永遠の命を生きる如来になる

もう一つの名前は
無量光如来
時間軸で永遠の命を生きる如来が
空間軸に広がりに広がって
思量することができないほどの
永遠無量の光を放つようになる

だからいまのわたしたちは
その旅の途中にある
いわば途中の姿にほかならない
阿弥陀如来の名を口にするたびに
一歩また一歩と近づいて行く
そしてついには
無量寿と無量光を具えた如来
阿弥陀如来となって行く

だから阿弥陀如来は
わたしの究極の姿なのである
究極の如来も尊いが
途中の姿の途中如来も尊いのである

わたしはそう信じて
阿弥陀如来を仰いでいる
阿弥陀如来に帰命して行くわたしを
大切に大切に思っている

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「鬼は外」 わたしの書いた二月の詩

2021年02月07日 11時34分23秒 | Weblog

「鬼は外」        山鳩暮風

 

「鬼は外」と叫んで

豆を投げますけれど

鬼がみんな此処から外へ

出て行かねばならないとしたら

此処にはいられないのです

わたしだって

 

他者を鬼にしているのも

鬼なんです

わたしなんです

わたし以外を鬼としているこころ

それは鬼のこころです

 

そうしたいのです

そうやって架空の鬼を作って

鬼呼ばわりをしたいのです

 

わたしだけは鬼ではない

そうしておきたいのです

外に鬼を作っておかねば

不安でしようがないのです

不安が世の中を不安にして

戦争を引き連れてきます

 

二月は豆真美の月です

「行き所がなくなった鬼さん

我が家においで下さい」

そういって迎えてもらえれば

鬼さんは泣き出すでしょう

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「鬼は外」 わたしの書いた二月の詩

2021年02月07日 11時34分23秒 | Weblog

「鬼は外」        山鳩暮風

 

「鬼は外」と叫んで

豆を投げますけれど

鬼がみんな此処から外へ

出て行かねばならないとしたら

此処にはいられないのです

わたしだって

 

他者を鬼にしているのも

鬼なんです

わたしなんです

わたし以外を鬼としているこころ

それは鬼のこころです

 

そうしたいのです

そうやって架空の鬼を作って

鬼呼ばわりをしたいのです

 

わたしだけは鬼ではない

そうしておきたいのです

外に鬼を作っておかねば

不安でしようがないのです

不安が世の中を不安にして

戦争を引き連れてきます

 

二月は豆真美の月です

「行き所がなくなった鬼さん

我が家においで下さい」

そういって迎えてもらえれば

鬼さんは泣き出すでしょう

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