寂しがるわたしのための桜山
山鳩暮風
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わたしのいつもの落選の俳句。
無駄死にさせてなるものか、と思ってブログに引き出して来ました。
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山桜がいちばんに咲く。山を飾る。山が賑わいを見せる。
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山を飾るため、山に賑わいを見せるためでもあろうが、しかし、それと相まって、わたしのためのようでもある。
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寂しがるわたしを、豊かな慈悲の心で、それとなくそれとなく、慰撫してくれているようにも思える。
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3月の中半には、裏手にある城山に、山桜が咲き出してくる。それまでは寂しがっているしかない。
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