檜原村内ではいくつかの滝があるが、駐車場から高齢者の足でも十分楽しめるところはたぶん、ここだけ。10分歩くと、氷で真っ白に染まった神秘的な風景に出会った。まさか、真っ白になっているとは思わなかったので、びっくりしてしまった。
檜原村観光協会のホームページによれば、1月8日、10年ぶりに全面結氷(100%)になったとのこと。
今日は水が流れているので、結氷状況は30%程度だろうか。
滝つぼもご覧のとおり。氷が青く光っていて、透明さを物語っているかような。感慨に浸っていると、父が持参した水筒に水を入れようとあわてて滝つぼの近くに降りていった。
「峠の茶屋で蛇口があるから、わざわざここで水を汲まなくていい。鳥のフンとか不純な物質も入っているかも知れないし・・・」
実際に使われた郵便局舎をそのまま手作り工房とお土産のお店として使われている「森のささやき」が開いていたので、中に入ってみた。
かわいらしい木工作品がたくさんあり、このお店の目玉といえるもの・・・・っていうか私の趣味??を発見!
実際に使われた電話機と昭和24年当時の電話番号表。ちなみに檜原郵便局は1番。
私の憶測だけど、村内1~22番の電話番号にかけるときは交換手を通さずにかけられるが、市外にかけるときは「もしもし、青梅の○番をお願いします」と交換手にそう伝え、回線をつないでいたと思われる。昭和24年当時の人口は現在よりも多かったのに、電話加入者は数名だったみたい。
時計を見ると11時近く、朝早く出かけたせいか、空腹感がするようになったので、五日市の「黒茶屋」へ逆戻り。山間を走る檜原街道の風景を見ると、10年前初めて檜原村に来たときと全く変わらない。