今日はバレンタインデー。チャングムからチョコレートを頂きました。
開けてビックリ!純和風のチョコレートと西洋風チョコレート。
さすが宮廷料理の女官なので、まろやかな味と美しい商品を見つけるのは得意らしい。
檜原村のお土産に野いちごクッキーを届けただけで、こんなにたくさん!!
檜原村のお土産に「野いちごクッキー」を選んだのは理由があった。
「チャングム」の2話と21話の場面を思い出しながら書こう。
チェ一族の陰謀により、チャングムの母、ミョンイに毒を飲ませ、処刑させた。しかし、ミョンイの親友だったハン尚宮の計らいで解毒剤を忍ばせておいたので、辛うじて死を免れる。身分を隠しながら生活し、1人娘をもうける。
ある日、偶然にもチェ尚宮がミョンイの姿を目撃。
死んだはずのミョンイを生かしておけば、チェ一族が危ない…と捕らえる事に。
チェ一族の手下達に矢で襲われてしまい、毒の盛った矢がミョンイの胸に的中。
自分の命は長くないとそう感じたミョンイはチャングムにこう話しかけた。
「もし私がいなくなったらどうするの?死ぬのかい?」
「いえ、死にません、お腹が空いたら野いちごを食べ、病気になったら、薬草を食べます」
そう答えるチャングムに、安心したようなミョンイ。
母の息が苦しそうなので、「もう話さないで」と、摘んできた野いちごを口元に運び、食べさせた。
「おいしいわ…」そう言って息を引き取ってしまった。
それでもチャングムは、自分が病気の時に母がしてくれたように、噛み砕いて、口元に運んだが、すでに帰らぬ人になってしまった。
石を運んで、母の上に重ねていくチャングム。
8歳の幼い子供なのに、可哀想すぎます。
20話から21話にかけてチェ尚宮とハン尚宮が最高尚宮を目指し、料理の腕を競うはずだったが、チェ尚宮の指示で材料の調達に出かけたハン尚宮を拉致し、蔵を閉じこませてしまった。それでハン尚宮は棄権したとみなし、チェ尚宮が最高尚宮に就任するはずだったが、チャングムが「私がハン尚宮の代わりにやります」と候補。
やはり、チャングムの勝利です。
国王と皇太后(国王の母)が「最高と言えるものは、どの料理だ」とチャングムの問いかけると、素朴な野いちごのお菓子。
「えっ、何でこのお菓子が最高の料理と言えるのか?」とびっくりしていたが、「私の母が亡くなるときに最後に口にしたものが野いちご。素朴なものだけど、国民の父たる国王に母の心を知っていて欲しい。野いちごの砂糖漬けが王に一番食べて欲しい料理です」
その言葉に国王も皇太后も大感動。
そんなエピソードにあやかり、チャングムに野いちごのクッキーのお土産。
母がチャングムから頂いたチョコを皇太后(国王の母)みたいにゆっくり噛み味わいながら「うむ、これは・・・・チョコレートの上にオレンジとは斬新な味だね」と評価を下す。(笑)