2千円札といえば、2000年に沖縄で開かれたサミットの記念に発行されたもので、首里城の守礼門のデザインが使われている。
「2000円札で買い物すれば、端数はサービスします。お買い物に必ず2千円札をご用意ください」という文言に惹かれ、ATMで引き出した万札を窓口で両替。
本当は4~5枚程度用意すればいいのに、沖縄県でもっと通用させようとこんなにたくさん・・・(笑)
「本当に千円札ではなく、2千円札でいいのですか?」と念を押して筆談で聞かれたので、「2千円でお願いします」
母に見せると、「旅行の前に両替!?同じ日本なのに、まるで外国のようだね?沖縄県のみしか通用できない特別な紙幣なのかい!?」と目を丸くしていた。
母も2000円札の存在は知っていたが、滅多に見かけないものなので、沖縄県のみ通用する紙幣かと勘違いしていたみたい。
ローソンのATMだけは千単位だと必ず2千円札が付く。
(みずほ銀行のマイレージプログラムは、自行のほか、コンビニのATMでもすべて24時間手数料無料で引き出せる)
千単位の紙幣を収納するスペースが増えるという理由で積極的に2千円札を出納するようにしているみたい。
しかし、ローソンでの買いものに2千円札を使うので、もしかしたら、同じ店舗内でATMに戻し、循環させているかも?
ネットで調べてみると、2千円札の流通率が非常に低く、ほとんど金融機関の金庫で眠っているとのこと。
2千円札自身も次々と人の手に渡り、旅をしたがっているに違いない。
よし、あなたの故郷で流通させてあげよう。
★2千円札にまつわる思い出★
2千円札がこの世に現れたのは2000年7月19日。
その頃の私は図書館ではなく、本庁にいた。建物の中にも銀行が付いているので、新しいもの好きの私は真っ先に両替をしてしまった。
給料日もほとんど銀行振込だが、課内の数名だけ「現金」を希望している人がいた。給料日に現金を受け取り、お金を数え、給料袋に封して本人に渡す仕事も私がやっていた。
私が休んだとき、受取人が休んだときの取り扱いが大変なので、銀行振込を勧めるつもりでわざと全部2000円札にして渡そうかと企んだこともあったが、さすがに実行できず。(笑)