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新しく生まれ変わった、青ヶ島村立図書館

2010-10-03 01:00:11 | 青ヶ島

 初めて青ヶ島村立図書館に立ち寄ったのは、長年あこがれていた上陸を果たした1999年の夏。
 青ヶ島の存在を知ったのは、中学校の社会地図帳。
 八丈島はひょうたんのような形になっているのに、青ヶ島はゴマ粒のようにポツリと浮かぶ小さな島。
 とんでもない秘境になっているかも?想像を絶するほどの島かも?いつかは行ってみたいな~と子供心ながら思いめぐらしていました。
 当時はインターネットもなく、青ヶ島のことを調べたいと思ってもなかなかできません。
 初めての青ヶ島は、やはりカルチャーショックの連続でした。

 村役場向かいの図書館にも寄ってみたところ、「うわっ!日本図書館十進法に従った並べ方ではなく、無造作。エアコンもなくて蒸し暑い。蚊もいっぱい!!」というのが11年前。
 
201010030009_2  11年前と変わらぬの建物ですが、初めて図書館に立ち寄ったときのイメージを翻るほど、立派な図書館に生まれ変わっています。
 武道館は新しい体育館に移ってしまいましたのに、文字はそのままになっているようです。


201010030001  ここはもともと図書館でした。
 使われなくなった広い武道館を図書館に改修し、ここは絨毯敷きの視聴覚コーナーに生まれ変わりました。
 エアコンも利いているので、夏場はとても涼しい公共スペース。


201010030004  3年前に来たときは、一般書は灰色、小説本は赤色、青少年向けは青色といったように大まかに色分けされていたのですが、今回は内地の図書館に準じた「日本図書館十進法」に従った並べ方に変わりました。
 ここは小説なので、背ラベルは「913」になっています。
 913.6 や 913.68 、著者の頭文字2つ付けるなど細かな分類をつけているところもあるし、ここは3ケタの数字に、著者の頭文字は1つといったような分類方法でした。

201010030002  
 
 館内の一角に設けられた、「歴史&郷土」の展示コーナー。



201010030003  高速インターネットのブロードバンドも導入、携帯電話の大手3社も出そろい、通信環境は本土と全く変わらなくなりました。
 昔は青ヶ島に電話をかけるのに「049969」をダイヤル。
 交換手につながり、話をしたい相手の名前を申し出ます。
 交換台の穴にピンを差し込むと、通話ができるシステムでした。

 青ヶ島の市外局番は「04996」、市内局番は「9」で統一されているので、交換手につながっていたダイヤルをそのまま引き継いでいるようです。
 04996-9に続く下の4ケタの番号を個人に割り当てられ、ダイヤル直通通話ができるようになったのは昭和58(1983)年から。

201010030006_2  見るだけでも楽しい、青ヶ島カルタ。
  青ヶ島 歴史とロマンとユートピア
  池の沢 丸山一周 のんびりと
  牛祭り やいのやいのと 力自慢
  園児も お年寄りも集う おじゃれセンター ・・・・・

201010030005  
 青ヶ島の昔を知る、貴重な資料。 
 島に着任してすぐ逃げる教師が多いさなか、島の子供たちのために10年以上も滞在し、教育改革を施した高津勉先生が寄贈者になっていました。


201010030008 高津勉先生のアルバムより。
 初めての赴任先だというのに鬼ヶ島のような遠景を見せつけられては誰だって「想像を絶するほどこんな辺鄙なところに行きたくない」と逃げたくなってしまいます。
 実際、先生も赴任した日の夜は非常に心細くて後悔の念を抱いていたそうだ。
 昔の三宝港はこの風景なんて、ビックリです。

201010030007  
 これも上と同じく生写真。
 今の丸山はプリンのような形なのに、昔はご覧のとおり。

 青ヶ島に関する資料を読み漁っていたら・・・あっという間に閉館時間になってしまいました。
 今度の青ヶ島(いつになるか未定ですが)は半日でもゆっくり読んでみたいです。

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奇妙な夢

2010-10-03 00:00:00 | 青ヶ島

 明け方、奇妙な夢を見てしまいました。
 目覚まし時計に起こされると直前まで見ていた夢はきれいに消えてしまい、全然覚えていない(または見ていなかった)日が多いですが、目が覚めても見た夢が鮮明に覚えていることもたまにあります。

 夢の中は昔の旧堤(小さな港)に還住丸が接岸するというストーリーから始まっていました。
 三宝港に向かうと、旧堤に人だかりができていて、どれもスーツケースや大きなリュックを背負っています。
 行列の最後尾に並んだ私。この状況から見ると還住丸の定員は45人なので、乗れるかどうか・・・。不安になって、前に並んでいる人に聞いてみた。「これから船ですか?」
 「はい、人が多いので、乗れるかわからないですね」
 はっ!?船が来るのに、乗れないなんて、そんなのあり!?ともどかしい気持ちに・・・。

 還住丸が木の葉のようにゆらゆらと揺れ、船の後ろから入港。

 次々と船に乗り込む様子を見て、「私も乗れますように」と前に進んだ。

 ようやく乗れそうなところで船員さんが両手をバツにしながら、船がそそくさと港から離れて行く光景。

 せっかく目の前に船が来ているのに、青ヶ島に取り残される夢でした。

 「ちぇっ!乗れなかった。帰れないじゃん・・・」と撃沈(落ち込む)。
 「今日は何をしようかな??」と考えているうちに目が覚めてしまいました。

 (乗船の前に受付で氏名と住所を記入し、乗船券を購入しなければなりません。夢の中のように港で並んで船に乗るのはあり得ない話です)

 3年前も、こわい夢を見てしまいました。

 平成流し板トンネルか青宝トンネルのどちらなのかわからないのですが、なぜかトンネルの中を歩いていました。
 天井にオレンジ色の照明がともっているので、とても明るい。
 奥の出口を目指していたところ、トンネルの様子がちょっと変です。
 歩くたびに天井が少しずつ低くなり、道幅も少しずつ狭くなり、最終的に天井と壁にはさまれ、身動きできずに息苦しい~といった夢。

 夢の中でも青ヶ島を繰り広げるなんて、何ででしょうかね?

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