10月になってもまだ暑い日が続き、扇風機を出しっぱなしにしていましたが、もう本格的な秋を迎えそうなので本日やっと収納。今度は暖房器具をだ出して、来年の5月頃に暖房器具を収納。そのサイクルが非常に面倒くさいと思えるこの頃。心身もジジィになった証拠なのかもしれない。だったら、家を建てるときにケチケチせず、床暖房を取り入れるとかそうすればよかった。ジローやふてにゃんはエアコンの暖房が苦手だとか、全然付けないんですよ。昭和ながらの反射式石油ストーブ。
---(ここまで話題の切り替え)---
10月からの朝ドラはスカーレット。職場敷地内の駐車場争奪戦はもう卒業。8月から職場近くの月極駐車場に変更しているから、朝早く出かけなくても大丈夫なのに、朝ドラがとっても楽しみなので、8時にはもう駐車場。15分はカーナビのテレビで朝ドラを楽しんでから出勤。
昭和22(1947)年、ヒロイン役は10歳の川原喜美子さんから初登場。幼年時代を演じた子役は2008(平成20)年生まれだというのに、昭和20年代のヘアスタイイルで演出。ふてにゃんが少女時代のときと全く同じオカッパなので、このドラマを見て昭和20年代の自分と重ねていたようです。
やがて、昭和27(1952)年、川原喜美子さんが15歳になり、大阪の荒木荘の女中として勤務。意地悪バーちゃんのもとで見習いとして働き、当時の大学卒の初任給は6千円に対し、支払われたのは千円札1枚。
令和元年度の公務員大学卒初任給は平均18万円。同じ比率で千円は3万円ということになる。あれほど働きながらこの報酬は現代の価値で3万円。無料の住居(光熱費付き)、3食付きの賄い付きとはいえ、少しきついかも・・。
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ドラマに出ていた千円札。昭和25(1950)年1月7日発行なので、ちゃんと時代考証されている証拠。現在でも有効なお札なんだけど、買い物にこの千円札を差し出しても、すんなりと受け入れてもらえるかどうか・・・。
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初任給を崩さず、千円札を信楽の実家に現金書留で郵送。実家で受け取るシーンも出ていました。消印は薄くって読み取れなかったけど、切手は10円3枚+5円1枚の35円分。10円切手は10
00のアンダーバー付き。
1945(昭和20)年8月15日までは、「大日本帝国郵便」のハガキ料金5銭、封筒10銭。銭単位の1銭とは1円の100分の1。前後、激しいインフレが行われ、戦後わずか8年後の1953(昭和28)年、「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」が出来、1円未満の銭単位の通用は停止。終戦後、「大日本帝国郵便」から「日本郵便」に改め、昭和28年までアンダーバー部分は銭単位とする切手を発行。
ドラマに出ているのは昭和27年の世界なので、こういう切手が使われていて正解。切手マニアがもしかしたら、このドラマを見ているかも知れない。小道具担当の方も、その頃に使われていた切手、とちゃんと調べていたところが素晴らしい。映すのはほんの数秒間だけど、ホンモノに近づくように何日もかけて制作したに違いない・・・。お疲れ様です。