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駅としての持続料は幌延町の負担で存続【南幌延駅】

2022-01-03 00:00:21 | 2021_秋_JR北海道_最北端から鉄路


 北海道らしい風景。このあたりは牧場が続きます。稚内市内で販売されている牛乳はほとんど「豊富町産」なので、たぶん、このお牛さんから搾乳されたものなのかも。最果ての牛乳はストレスフリーの環境なので、かなり濃厚な味になっています。

 幌延駅を出ると、次は南幌延駅。向こう側に「南幌延駅待合所」の文字が見える小屋らしきものが見えたので、思わず撮影しましたが、もう手遅れ。存続が決定されたときに、殺風景な待合小屋をリニューアルしたとのこと。
 JR北海道さんが幌延町役場に「幌延駅を残して、利用者の少ない駅をすべて廃止したい」と打診がありました。幌延町内にある駅は8駅もあります。7駅も一気に消滅となると、秘境駅としての町興しができなくなってしまう。7駅のうち、どの駅を残すか検討した結果、秘境駅として名高い雄信内駅、糠南駅は絶対に残すべき。上幌延駅、安牛駅は不要でよろしいではないかと町長さんの決断により、残る5駅(下沼駅・南幌延駅・雄信内駅・糠南駅・問寒別駅)の持続料を町が負担。
 特に町興しとして積極的に利用されているのは物置小屋の糠南駅。糠南駅をクリスマスパーティーの会場として、全国からのファンが殺到しています。昨年、2021(令和3)年のクリスマスは実施されました。大勢の方々が幌延町にお金を落としてくれて、5駅の存続料として還元できればと思います。そんなふうに書いているのなら、私も糠南駅クリスマスパーティーに参加できればいいですが、高齢のジローさんやふてにゃんを抱えている状態で数日間も家を空けるわけではないし、そこんところが難しい。

 南幌延駅って板張りのホームだったんですか。2018(平成30)年、「枕崎 → 稚内」の乗車券でゴールしたあとはレンタカーで旭川まで向かう途中にいくつかの秘境駅に立ち寄ったんですけど、友人が作ってくれたリストでは南幌延駅除外。それでここは初めての対面になります。

 南幌延駅の両隣が廃駅となったので、新たな両隣のシールで覆っています。廃駅前の両隣は、安牛、上幌延。安牛の上に雄信内。上幌延の上に幌延のシール。

 10月半ば頃の北海道はまだまだ紅葉が見られます。今だったら、葉は全部散り、ところどころ、白い雪かな。

 JR北海道では廃駅になってもそのまま放置するわけではなく、しばらくしたらホームも含め、すべて撤去されます。車窓からの眺めでもここが駅があったとは気づかないほどきれいに消え去っています。安牛駅跡を見つけられないまま、次の駅、雄信内駅へ。

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