今週は金融機関のいろんなデータ入力などいろいろ忙しい。私のミスで振込ができませんでした、ごめんなさいでは済まされない世界。ダブルチェック、トリプルチェックなども入ります。そんなときに、夕方4時頃、ふてにゃんからLINE。「お父さん倒れました。明日、病院に連れてください」明日じゃねーよ!まずは、119番でしょ!?と遠隔で見守る君のカメラで様子を確認。確かに横たわっている。以前から、めまいがするとか、日中は眠くって仕方がないと寝てばかりなのはちょっと異変を感じていたので、119番通報。電話リレーサービスの「緊急」ボタンを押せば、通訳のオペレーターさんが間に入り、双方を通訳してくれるのは知っているが、ちょっとパニックになると、目の前にいる同僚に通報を依頼。
家に向かう途中、救急隊から電話を受けた同僚がLINEで「お父さんは救急車に乗るのを拒んでいるため、緊急搬送することはできません。息子さんが帰ってくるまで、救急隊は家で待っています」はあ??緊急事態だというのに、素直に乗っていけばいいのにっ!!
様子を見たら、ジローさんは「私は何事もありません!!」と元気を見せるような素振り。ふてにゃんも「元気になったので病院に行かなくていい」といろいろな言い訳を作っていたけど、「命が大切ですからね」と緊急搬送。救急車に同乗してしまうと、帰りの足がないので、私はマイカーで。救急車はサイレンを鳴らしながら緊急走行。私は一般車両なので、救急車の後ろをくっついて走行はできぬ。私はあとから病院にかけつけると、時間外の「救急外来」に案内され、待ってみました。音声認識アプリのUDトークを通じて「貧血の疑いがあります。便が黒かったとか、そういった話は聞いていませんか?」(驚いた表情で「ええ、初耳です」)「そうでしたか、今から精密検査です。今夜から入院の可能性があります」何で胃腸に穴が開くのか、思い当たることはないか、考えてみました。肩が痛いからと痛み止めのロキソプロフェンを医者の許可なく投与し、トイレが近いからと飲んでも水を少ししか飲まず。強い薬品が胃腸に留まり、溶かして穴が開いてしまった可能性。
コロナ対策のため、入院の前にPCR検査。中国ウイルスの検出はなかったので、大事を取り、今夜から入院。入院に関してのいろいろな質問があり、ジローさんは日本語の読み書きができないんです。意思の疎通は、身振りか、子どもでもわかるような言葉で。ひらがなだけではわからないので、漢字で書いてくれれば通じることもできます。うんぬん・・・。
「便が黒かったって本人に伝えてもらえますか?」と話があったので、手話通訳。「黒かった。ひじきや、黒豆を食べたから、便も黒くなるのでは?」とジローさん。それをそのまま救急外来のお医者さんに伝えたら、思いがけない回答に笑っていました。「それは違いますね、血便といい、便に血が混じっていると黒くなるんですよ」
コロナ対策のため、入院中の面会はできず、看護師さんとやりとりし、意思の疎通や確認したいことの回答が得られないときは私に電話で連絡が来ることになっているので、まるで動物病院にジローさんを預けている感じ。ジローさんもスマホを持っていて、LINEテレビ電話で意思の疎通ができたら、看護師さんにドコモの見える電話で文字を音声にして伝えることもできるんですけど、スマホは持っていない。ふてにゃんはスマホが使えるので、看護師さんに伝えたいことを手話で読み取って、私がドコモの見える電話で「今の体調はどこも悪くはなく、先生からいつ頃退院できるか何かお話はありましたか?」「えええー早く退院したいってことですか?」「そういうことです。テレビ電話で訴えています」「主治医の先生に確認して、折り返し電話をします」で、急に退院ってこともありました。
とりあえず、緊急を要す事態ではなく、まずはほっとしたんですけど、いつもとは様子が違うなあと思っても「高齢者だから」と片付くのではなく、何かのサインが出ていると早くキャッチする必要があると今回の教訓。もう1つの教訓は薬を飲むときは、たっぷりの水を飲んでいるのを見届けてから。
緊急の通報をしてくれた職場の同僚、救急隊員の皆様、救急外来のお医者様、LINE、UDトークアプリ、ドコモの見える電話などなど・・・これらの協力がなければ、手遅れになるところでした。