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糠南駅まにあ

2022-01-13 00:00:14 | 2021_秋_JR北海道_最北端から鉄路

 糠南駅の存在を知ったのは、いつ頃でしたっけ・・・?今から14年前の2008(平成20)年の8月でした。旭川から特急スーパー宗谷号で稚内を目指す途中、一瞬、物置のような小屋が通過。徐行しながらではなく特急の高速走行なので、駅名票が滲んで見えず。確かにあの風景は「駅」かも?と、いろいろ調べたら糠南駅。

 これが駅舎なんてすごいでしょう。もともとは木造の駅舎があったんですけど、1987(昭和62)年の台風でボロボロになり、地元の方が待合室の設置を望み、幌延町役場がそれに応えるために淀川製鋼所製のプレハブ物置(ヨド物置「あぜくら」)を改造した待合所を設置。ヨドコウ物置とも呼ばれています。糠南駅がトップレベルの秘境駅にヨドコウの物置小屋が使われていると、淀川製鋼所に情報が入り、我が社の製品を愛用していただく御礼に無償で補修してくれたエピソードが有名になっています。設置してからもう35年経ちますが、しっかりしています。

 ホームは朝礼台のようで全面板張りです。

 JR北海道さんから見れば、1日の利用客ゼロ名の状態が続くなら、かえって駅としての維持代がかかるので廃駅にしたいお気持ちはあるそうです。でも、幌延町が全国の鉄道ファンに糠南駅という全国でトップレベルの秘境駅に是非とも訪ねて欲しいと存続が決まっていますので、運転士さんも12時11分15秒停車、12時11分45秒発車の行路表に合わせ、停車してドア扱い。鉄道時計の秒針が45を差したところでドアが閉まり、発車。ニッポンの鉄道はそこまで緻密に正確。


 糠南駅のまわりはなーーーーーにもないんですけど、年に1回だけは大勢のお客さんが押しかけます。糠南駅クリスマスパーティーというイベントです。

 またこの地に訪ねるのはいつにになるのなら・・・・さらば、ヨドコウ物置の糠南駅。

 糠南駅を出ると、このような原風景が続きます。次は問寒別(といかんべつ)駅です。

 2018(平成30)年に訪ねたときの話題は こちら

 見比べると、物置小屋の入る前の板張りが劣化していたので、新しくなっていることがわかります。駅の管理は幌延町役場なので、板張りの張り替え費用はもちろん、幌延町の予算から出費。

 

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