車内放送
「まもなく茅野に到着いたします。シート、ポケットなどにお忘れ物はないでしょうか。茅野駅に到着前に今一度身の回り品の御確認をお願いいたします。本日は特急あずさ13号をご利用くださいまして、誠にありがとうございました。この列車は茅野を出ますと、次は上諏訪に停まります」
茅野駅停車中。ここは長野県茅野市、となりの上諏訪駅は諏訪市にあります。両駅の間はわずか6.7キロ。平成の大合併により、広域を一括りにしない理由はおそらく、住民サービスのアンバランスがあり、住民投票により合併破談する地域もあるようです。
茅野駅前にホームに沿って細長い駐車場も併設されていました。ここに車を停めて、便利なJRを使いましょうという意図もあるかも知れません。茅野駅は特急「あずさ」の停車駅なので、車で新宿に向かうよりもここに停めて出かけたほうが渋滞知らずで便利かも。
茅野駅を出て数分後、上諏訪駅停車。向かいの湘南色213系は「海カキ」と車両に記載されており、JR東海大垣車両区所属のものです。飯田線は辰野を起点としていますが、JR東海の車両が上諏訪まで乗り入れています。
JR東日本の長野支社に所属している211系も、2022(令和4)年11月に「首都圏本部」に組織改正。「長ナノ」から「都ナノ」に改称。交通系ICカードの「スイカ」も長野県内に拡大し、東京から遠く離れた長野県でも首都圏ですかね。
首都圏本部の211系が飯田線の飯田駅まで乗り入れ、JR東海およびJR東日本が車両の相互貸出しにより、使用料は精算されているようです。
2006(平成18)年頃に、東海道本線の211系が千葉の内房線、外房線、東金線、総武本線に転属。京浜東北線の209系が房総各線に転属するとともに、過剰となった211系は長野方面に転属して、昭和40年代の古い113系は淘汰されました。上諏訪駅を出ると、次は岡谷駅に停まりますと放送がありました。上諏訪から岡谷までそんなに離れていないのですが、岡谷駅は岡谷市です。