一族の会社、経営に行き詰まり。役員は逃げて、債権者応対を頭の弱い人に押し付けた。
説明も何も出来ない社長の誕生。之が逆に成功、債権者は引き上げて、
折から同業者も無いため注文者が管理の条件で注文が入る始末。もう4年になる。
超危ない会社に変わりないが、これでも生き残りだろうか。
サービサーが話し合いに来てもほっておくのが一番。
相手は其のうちに諦めると教わった債務者。ほっておいたら裁判所から請求の訴訟が届いた。
慌てて和解を申し入れたら今度は相手が受け付けない。
債務者である会社も稼動して居るから、訴訟は取り下げないと言っているそうだ。
此の言い分に疑問を持つ。
債権者は自殺、業界仲間で第三者の保証人は多額の債務。苦労して漸く和解。
其の彼が、和解の帰り、債務者の奥さんに会うと言う。彼女は破産の後大病で入院したまま。
見舞いと報告がてらに、今後の生活費を何がしか渡すと言う。
迷惑を掛けた相手に思いやり、だから県議を5期も続けているのか。
信金は和解かサービサー譲渡か迫ってきた。
勿論和解が希望だが、信金の要求はとても出来ない。
周囲はサービサー譲渡も止むを得ないと諦めるが、本人は粘った。
面子などぬぐい取り、ついに信金希望の4分の1、原債権の3%で和解に漕ぎ着けた。
誰もが不可能と思っていた数字。やれば出来る。
「保証協会の交渉は絶対に代人では駄目です。奥さんでも断ります。社長自ら
交渉しましょう。交渉の内容は推測が付きますから事前にレクチャーしましょう。」
自宅をどうするか保証協会は社長の意思を聞きたい。代人が答えることではない。
概して以前大物だった人が、代人交渉を望む。
市の一等地の自宅は無担保、8年前弟に担保を就けた。
勿論何もかも作為的。金銭の動きも無い。
仮に担保が有効であっても、まだ4-5000万は担保価値がある。
残る債権者は保証協会のみ。譲渡は4年前だ。
が此の不動産については何も言って来ない。
来春5年目。何か言ってくるかだろうか。
近くのSとMの2軒のスーパー。Sは品揃えも価格もMより遥かに勝っている。
しかし顧客はMの方がはるかに多いし、買い物籠も一杯だ。
違いは商品を展示だけのSに比してMは極めが細かい。
本当の生鮮類だけはSに勝ってはいるし、カタログや売出しなどで巧みに顧客を掴む。
売上は価格だけではない。
3行から保証協会付きで融資を受けた。
ところが金利も払えなく、何処も代位弁済。しかしその内容は銀行によってまちまち。
「代位弁済が一番よいですよ。」と最初から薦める銀行。大手に多い気がする。
「代位弁済だけはつつしみましょう。」信金は概して慎重派。
大手は事務的の気がする。
一旦全部を代位弁済して、やり直そうと思う。
銀行3行の同意は得たが、実際の手続きが一致しない。
確かになるだろうが、正式に代位弁済の通知を貰うまで落ち着かない。
何処も代位弁済が済むと、肝心な保証協会と支払いの話がある。
すべては其れにかかっている。それが済むまでは落ち着かない。
株をするならば最低500万は突っ込み信用で無いと株とは言えない。
20万で現物だけなんて、幼稚園のレベル以下だ。此の道の先輩のお説教。
でも、最近の株価の落ち込み、その後の急上昇、今までの無関心が関心に変った。
全体で見れば経済の動きがわかる。でも必用な事は其れより賭博に強いことだ。