かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

執念の差押さえ

2009-11-30 | 事例
「ひゃあ。2億もやられたの。」
11年前、東京近くの町です。
額も額ならば、それより銀行に返済は全然出来ないと騒いでいる人が、
2億もお金があったとは思いもよりませんでした。
相手は町中の金融期間は全てと思われるくらい、方々を差し押さえて来ました。
証券会社は銀行と違うだから大丈夫と、つい近くの証券会社に預けてあったものが
根こそぎやられてしまったのです。

大掛かりというと、東京の私鉄、池袋から朝霞まで、当時沿線に49行の
金融機関があったらしいです。それを全部差し押さえられたことがあります。
沿線のマンションの家賃が毎月800万、どこかに振り込まれて居ると狙いを
つけたのです。
マンションの第一抵当権者は公庫でしたから、直接の差押さえは遠慮して
振込銀行を狙ったのでしょう。しかし寸前、振込銀行と口座名を完全に
変えておいた債務者は、この差押さえは免れて居ります。

先の例も、この例も銀行の差押さえです。やるとなれば途方も無いことを
やってくるんだと思ったものでした。
しかし、豪快で嫌らしさを感じません。

しかしサービサーになってからは、その執念は大掛かりより、
付きまとって離れない濡れ落ち葉的の差押さえを感じさせます。
殆どが担保の無い債権ですから、やむ無いかも知れませんが、
嫌らしさと云うより絶望感を持たせる差押さえです。

2年間サービサーと常に交渉していた人が27万の給料を差し押さえられました。
かってはお坊ちゃまです。今も親戚には金持ちが多い人です。
バブル時の投資が裏目に出て、家から何まですべてを失って今は1介の
運転手です。
しかし「腐っても鯛」とサービサーは見て居るのでしょう。
それとサービサーが何時ごろまた連絡くださいと云うと必ず連絡していた人です。
欠点は何も無いのに非常に差押さえを恐れていました。
それがサービサーにも分かり、疑惑を抱かれたのでしょう。
後日、200万で和解をしたときはおそらくサービサーは自分のやり方に自信を
持ったと思います。

同じような人で、いまは1軒だけの下請けの人が居ります。
その入金銀行を入金日に差し押さえられたのです。
どこかから情報が入ったことは間違いないでしょうが、事件の当時から
3年以上経て居ります。どんな網を張っているのでしょうか。偶然とは
思われません。しかし網を張るにもこんな小さな金額、どうしてこんなに
長く続かせたのでしょうか。

これと似た例で、4年放置してあったところが急に3行差し押さえられて、
2000万近くやられた例もあります。
自宅や会社から離れた銀行です。うち1行は外国銀行です。
差し押さえたのはこの3行のみ。どう考えても分かりません。
日頃から経験している近くの銀行を無作為に差し押さえるのと意味が違います。
何か怖くなります。

「何?29箇所も差し押さえたの。完全に会社を潰す気なんだね。」
ごく最近です。あるサービサーの差押さえでした。
1億2000万の債権。こちらはどう転んでも200万以上払えないというのに対して、
1200万を譲りませんでした。
結果、法的回収に入ると、債権額を2000万にしての訴訟です。
負けは解って居ますが、わざわざ上京し裁判官にも200万で和解を取り持って
欲しいと懇願しました。
しかしこちらの言い分は少しも通らず、相手に債務名義が渡ったのです。
それから3ヶ月目のことでした。

差し押さえたのは販売先も銀行もありました。
実際に取引があるの売り先が2軒しかありません。
しかしその2軒が此処のすべてです。銀行はすべて空振りです。
官庁に対する売掛金200万余が戻りませんでした。サービサーが狙った理由は、
親戚に頼んで買戻しをしたため、自宅も会社もそのまま使用し居た事と、看板も
古いままなのが隠し金が有ると判断させたのでしょう。
それに此処も面子上差押さえを何より嫌っていましたから、尚も狙われたのでしょう。

この場合は、効果の無い差押さえをして企業を廃業に追い込んでいます。

差押さえの中には狙いつけて何処までも追いかける差押さえと、
半ば威嚇もある差し押さえを感じます。
差押さえの数は少なくあってきたが、狙いをつけてやってくる
差押さえが増えつつあると思っています。

それにしても差押さえは企業に対して違う企業が死刑を執行して居るようなものです。
人としてもう少し温かみが欲しい物です。





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失敗した時効の援用

2009-11-27 | 事例
「Sさん。自宅には担保はつけなかったのですね。
 ローンが残っていると云っても担保価値は十分にあります。
 債務者の息子さんはダンプの運転手と云う噂ですね。
 とても払えないでしょう。これで貴方が払わなくなれば
 必ず自宅の差押さえがありますよ。本当は詐害行為と云って、
 やってはならないことですが、大至急担保を付けましょう。」

一人息子のため保証人になった父親です。
7年くらい前に、息子は携帯の部品を組立工場を裏庭に造ると大騒ぎでした。
メーカーからの話でなく人が持ち込んだ話です。
親に金を出させて、信販の融資の保証人にさせて、結局は稼動も
しないままに工場は閉鎖です。
信販には街中(まちなか)の駐車場を担保にしました。

息子はそのまま家族を連れて家を飛び出ました。
県内でダンプの運転手をしている事は後ほど知りました。
7年くらい前の話です。

家には80才の老夫婦が残ったのです。

このときに相談に見えました。
私は、今の担保だけでは担保力が少なく、自宅に及び可能性があります。
防止策に下位に担保設定を薦めました。
それと「父親は月に1万でも2万でも最小の金額を、自分の名前で払って、
5年持たせたい。時効でうまくすると残債務は払わず、自宅も取られなくて
済みます。」
と訴訟も競売も無ければ、5年で時効になる可能性を説明したのです。

「担当している奴がいやらしい奴で。」
当初は毎月2万づ払ったらしいです。
それでは少ないとうるさく言われて3万となり、2年位前から5万になりました。
さらに上げると云うからとても無理と断わりました。

すると、それならば自宅を担保に出してくれ。
駐車場は任意売却を急ぎましょう。不足があれば自宅も売却します。
それでも残が残ったら、当社はサービサーに譲渡します。
と云われたらしいです。
相手の云う通りにしても良いだろうかと云う質問です。

「時効だ。もう時効になっているよ。あの時私の言った通り、
 郵便局経由で貴方の名前で払っていますね。」
「大丈夫。全部わしが自分で払っているから間違いないよ。」
「息子さんが少しでも払った事は無いでしょうね。確か信販のある町に
 息子さんも居ましたよね。」
「払う筈が無いよ。」
「でも重要なことですからお父さん、一度自分で会って聞いて頂ませんか。
 相手が仮差をしないとは限らないから1日も早いほうが良いです。」
気は進まない様子でしたが、それでも2-3日のうちには聞いてくれることを
約束しました。

結果は失敗でした。
Sからの連絡で息子も一切払ったことは無いと確信した私は念のために
S控えも再確認し、大丈夫と判断して、時効の援用の内容証明を送ったのです。

2年前に息子さんが一回1万円を払って居たのです。支払い証明のサインは
間違いなく息子の筆跡でした。
5万円にする直前でした。居場所を突き詰め、「払えないか」と会ったみたいです。
そのときに1万払っていました。

「お前、払ったことがあるか。」と云う聞き方ならば息子も軽く思い出して
「有るよ」といったでしょうが
「お前まさか1度でも払ったことは無いだろうな。」
という聞き方をされると何か責められるような気がしてつい「無いよ」と
答えてしまうものです。
ましては私が、顔をつき合わせてと言ったのに電話だったらしいです。

1万くらい払っても事実の重大さを知らない息子が、罪悪感も無いままに、
払わないといっても仕方無かったでしょうか。

内容証明を受け取った信販は、かんかんです。
今まで好意的に処理をしてきてやったのにこんなことを考えているとは。
直ちに競売の手続きと同時に自宅を仮差と債務名義の裁判です。
息子が正直に言ってさえくれれば駐車場は手放しても、自宅は
健在だったような気がします。

時効の援用、簡単そうですが以外に難しいです。
完璧を狙っても成功率は70%を切っ居ります。
しかし発生の度合いは増えて居ります。
失敗の都度
「もったいない。この人はどうしてもっと真剣にならないのか」
心から思います。





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夫の失踪

2009-11-24 | 事例
「奥さん。あなたの場合どうしようもありませんね。」
区の相談日です。
弁護士に言われた時、私は夫が居なくなった悲しさ・寂しさより夫に
対して怒りが湧いてきたのです。

結婚15年、2児の母親です。
人も羨む仲のよい4人家庭でしたが2年くらい前から夫婦の間に
隙間風が吹いて居ます。
「経営している文房具店がうまくない。」
と夫がなにやら夜も働くと毎晩遅く帰ったり、たまに家を空けるように
なったからです。手渡される物は少なく私もパートに出るようになって居ます。
でも派手な言い争は、有りません。会話がなくなったのです。
子どもたちも父親の周りに寄り付かなくなって居ました。

そんな夫が、ある日郵便受けに遺書を残して突然失踪したのです。
「会社はもう持たない。持たせるために方々から借金をしたが駄目だった。
 夜のアルバイトも、うまく行って居ない。私はあの世に行く。
 私の保険で借金は清算が出来、お前にも相当残る筈だ。」
主人が借りたノンバンクの明細が付いて居ました。

1晩経ち2日目も何の連絡もありません。
お芝居と思っていた私も漸く心配になって来ました。
しかし一面、私の心の隅には夫に対する愛情などなく、もし亡くなっても
ローン中の家は残るし、保険も受取人は100%私。何年も暮らせます。
あまりの深刻さはありませんでした。

「お前なあ。俺もよく解らないが、確かにお前の言う通りさ。
 しかし彼の遺体が出ない場合は保険は貰えないよ。
 それに彼は少なくとも会社の社長だろう。ノンバンクのほかに
 銀行の借金が大分有ると思うよ。社長だから勿論保証をしているよ。
 担保は十分ではないだろうからこのマンションも取られるよ。
 彼が居なくなっただけでも、借金取りが此処に押し寄せるかも知れないな。

 それに万一社長の夫人としてお前までが保証をして居ればお前まで
 やられるよ。どうしようもなくなるな。遺体が出てくればまだよいが、
 出ない場合はお前も大変なことになるよ。」

あわてて区の相談に飛び込んだのです。
そしたら「貴方には打つ手がない。」なんて云われてこのときに
初めて大変なことになったと知ったのです。

今までは夫に対する愛情も残っていましたが、この時はもうその欠けらも
有ませんでした。失踪1週間目です。

警察に届けました。
ろくに相手にしてくれません。
「遺書があっても1週間遺体が出ないのなら、たぶん生きています。
 もし帰ってきたらやさしく迎えてください。」
しかし、警察以外に相談した人たちは大変でした。
「遺体が出てくれば処理もしやすいが、出てこない場合は大変だよ。
 保証していなくてもノンバンクはどんどん取り立てに来るよ。」
と怖くなる話ばかりです。

「来年子どもが一人中学。それまで居たいが借金取りは居させてくれるかしら。」
「今の手許のお金は3ヶ月分くらい。保険が出ないと痛いな。
 今のパートはどうしても続けなければならないが、借金取りは
 其処まで私を追いかけて来ないかしら。」
死にたいのは私になりました。

「ご主人が生きて出てきた場合。遺体で発見されたとき。
 このまま何年も帰って来ない場合、それぞれ違いますが。」
説明してくれるのは友達が紹介して呉れた人です。
「ご主人に対しての情愛の気持ちは本日は一切出しません。
 貴方の今後野生活だけを考えて説明します。」
会社の決算書と個人の申告、それに不動産の登記簿を見ながら
説明してくれました。

主人が出て来ない場合は次のような事でした。
「貴方は住宅ローン以外は保証はしていないでしょう。
 もし覚えのない保証が出てきたら。」
と保証に対する注意です。解決の方法も教わりました。
「そして本日以降、ご主人名義の返済は会社も自宅も一切止めましょう。
 時に自宅までご主人の居所を聞いて来ると思いますが正直に答えてください。
 それでも以後何か言ってくるところは教えて頂ければ手を打ちます。
 やがて自宅は競売になります。しかし本日から2年は家賃を払わなくても
 住めます。だから貴方が今抱いている不安はありません。それより1日も
 早くご自分で生活の道を考えてください。」
これが骨子でした。

今日で2週間。
まだ音信はありません。
主人に対する愛情は完全にすっ飛びました。

それまでの区の相談員や弁護士の回答とはだいぶ違いますが私は、
紹介してもらった方の言葉を信じます。
そうでなければ私が参ってしまいます。

それにしても夫婦の一方が失踪して姿を現さないとき、簡単に一人になって、
出直すことはこうも難しいかと初めて知りました。

法律が邪魔になり、決して弱者の見方ではありません。
何か助け道はないものかしら。

主人はこの寒空、どこで何をしているでしょうか。





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未払いの税金と6年目の廃業

2009-11-21 | 事例
「Eさん。P電設はE工業と同じ場所でかつ奥さんが社長です。
 仕事の内容もまったく同じです。私たちから見ると、P電設は
 E工業の後を継いだとと思って居ますが違いますか。」
新しく担当が変わった税務署員は今までと同じ質問を繰りかします。

E工業は今から13年ほど前から、同じ場所に妻を社長としてP電設を
創設しました。これは同じ様な事をする二つの会社があれば利益の
調整などやりやすく、いわば税務対策のために作ったのです。

しかしそれから7年目、E工業は拡大路線のために銀行にリスケを
依頼せざるを得なくなりました。折しも運悪くその銀行は破綻となり、
銀行債務はそのままRCCに譲渡されたのです。
担保はどうの。売掛金はどうのなどの話が嫌になり、EはE工業を
止めてP電設 一本で仕事を続けるようにしました。
今から6年ほど前です。当時第2会社という言葉も流行初めて居りました。
それを見てEは自分はP電設の役員にはならず、社員として裏からの経営です。

このときにEが直ちに廃業届けを出しておけばよかったですが、
Eは会社解散と間違えて登記所に行ったのです。
負債が一杯あるから清算をしなければ解散が出来ないと言われ
そのままになっています。

一方税務署は残っている税金の催促状をEに送付しております。
これをはっきり払わなければよかったです。払わないと今は時効に
なっています。ところが、これを僅か払って居るのです。
以後催促がある都度ほんの少し払って、逃げています。

税務署はこれを見て事実上E工業はまだ生きていると見て居ります。
こんな事を続けていても埒が明かず、何度もEを呼んでは協議しております。
その都度Eの説明でその場の納得をして居りますが、また担当者が
変わったりすると請求書を送ったり、呼んで事情を聞いたりして居ります。
こんな関係がこんなに長く続いたのはE工業くらいのものでしょう。

Eはよく解りませんが、P電設がE工業の後を継いだとなれば、
残の支払いがPに回って来そうな感じを持っています。
税務所の追及に乗りません。それに事実を言っていれば、
税務署につつかれることは無いと信じて居ります。

しかし6年以上たった今日も同じ事を言われるとさすがに気になります。
請求があっても、2-3年まからは完全に払いを止めて居ります。
にも拘わらず税務署から聞かれるのは、税務署にはっきりとE工業の
廃業を届けていないからだと思うようになったのです。

「解散届けを出したいですがどうすればよいですか。」
Eは最寄の税務署に言って聞きました。
「解散届け?本当はうちではないですよ。登記所に言って尋ねてください。
 銀行借り入れなども全部清算しないとなりませんから簡単ではないですよ。」
税務署は場違いと言うような顔をしながら丁寧に教えてくれました。
「何だやっぱり事業を止めるときは税務署に届けても駄目なんだ。
 じゃあlいったいどうしたらよいんだ。」

「解散と廃業とは似たような言葉だけれど大違いさ。」
詳しい知人の言葉です。
「解散は法務省。廃業は税務署の言葉、全然違っています。
 解散は借金なども清算しないと受け付けないが、廃業は正式に
 仕事を止めると税務署に届けるのが義務の筈です。
 必ず受け付けます。用紙は税務署に行くと簡単にくれます。
 おそらく「異動届出書」と云う様なタイトルになって居るでしょう。
 これに2-3書き込み、定款と謄本をつけて提出すればよいです。
 廃業を届けた時点の決算書を要求されることもありますがE工業は
 6年前から創業して居りませんから出せないでしょう。言って事情を
 話しない。」

「行ってきました。係りの人に今までのことを全部説明し、ついでに
 税務事務所まで提出するようにと注意されましたからそれも届けて来ました。」

届けたばかりです。
効果のほどはまだわかりません。
しかし、もう呼ばれてP電設との関係や請求書が送られてくることは
ないと信じて居ります。





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家族の預金まで拘束

2009-11-18 | 事例
「私の預金。銀行は降ろさせてくれないです。」
妻は債務者でも保証人でも、また会社の役員・社員でもありません。
しかし会社のメイン銀行に5000万以上の預金があります。

若干、気にはなって居ましたが、債務者・保証人以外の預金は、
大丈夫と聞いて居ましたから安心して居りました。
ただ気になって居るのは、この銀行には担保を全然入れたなく、
この預金も担保にはなって居ないと信じて居ります。

「おばあちゃんと叔母さんの預金も有ったな。
 確か二人で3000万位あった筈だが。」
心配していたその預金も銀行は解約には応じませんでした。

Kの会社は輸入品を扱って居て、優良会社でした。
取引は地元の銀行1行です。何時も相当額の現預金残があります。

そのKが、昨年末には急速な悪化のために、銀行に返済も
不可能になったのです。本業の急激な極端の落ち込みと、
銀行に薦められるままに買った外貨オプションの差損です。
まだ現実の損失が全部は出ませんが、仮に90円が続くと4億は損をしそうです。
本業が立ち直ったとしても全額返済は無理です。
それより現在は、毎月1000万以上の現金が無くなって行きます。
もう底を突いて、返済不能になってもおかしくありません。

Kは、会社の整理を覚悟して居ります。
4億からの為替損はどう転んでも返済不可能です。
会社も自宅も借家。失うものはありません。

会社は整理しますが、何も関係ない家族の預金は手つかずでないと困りまさす。
名義が違うから、気にはしないと言っても気になります。
もっと早くによその移しておくべきと思っていたのですが、
言うのが気が引けて居たのです。
反面、名義が違うからは大丈夫。降ろせる筈だ。と多寡をくくっていたのです。

担保でもないし、銀行には拘束力はない筈です。
妻の説明を聞いて、早速支店長に電話をしました。
不良債権になってからは支店長も電話に出ません。
担当者が出ました。
「Kさんところの融資は、この3人の預金残高内で
 貸せるということになっています。だから融資の際に
 この3名の残高は必ずチェックをしたでしょう。
 つまり担保も同じです。」
「しかし担保の手続きなどしてなかったではないか。」
銀行が勝手に拘束をするのはけしからん。
それならば出るところに出ましょうと言うやり取りまでになったのです。
おそらく銀行も正式に担保に要求したところでしたが、チャンスを
狙っているうちにKが早くだめになってしまったのでしょう。

すぐに金融庁に電話をしました。
その時は金融庁は正義の味方だったと思いましが、結局は双方で
話し合ってくださいとあてに出来ない返事になったのです。
かっての大蔵省の理財部を思い出します。不良債権になって
居なければ、担保以外の預金は必ず取り戻してくれたものです。

では裁判所だ。と思って居るところに預金者3名と
Kに裁判所から特別送達が届いたのです。

3名にはこの預金は事実上はKのものであるから、Kに返済しなさいと
言ういわゆる詐害行為取り消しの訴訟です。
Kには、この債務名義とともに預金の支払い命令です。

これはまだ結果がわかりません。
銀行は詐害行為というところに確証に近い何かを握って居そうです。
そうでないと、こうした問題にこれだけ強固になって居る事は
考えられないのです。Kの弁護士は早くも和解を考えているみたいです。

債務者・保証人ばかりでなく、会社が借りている銀行には、家族も預金しない事です。
今後も続けましょう。





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銀行の仮差

2009-11-15 | 事例
もう半月で借入の書換です。
前回、50%のリスケをして頂きました。
しかし、1年後の今ではこの50%でもきつく、
今回の書換から元金100万で話がついて居ります。
それで400万の返済が100万になれば相当楽です。

しかし夫が、急に自殺したのです。
若干態度が変とは思って居ましたが、まさか自殺まで。
だいぶ前から資金には苦労していたみたいです。
知り合いから紹介されたのを皮切りに、だいぶ前から
何軒の業者に手を出していたらしいです。
夫のメモには細かくその内容が書かれて居りました。

3年以上前から会社でも個人でも多額の生命保険に入って居ります。
3ヶ月前に会社の保険は受取人を娘に変えて居ります。
この受取人変更、出来ないと思っていたら出来るのです。

その保険が、全部入れば今の裏金融は全部返済できる筈だ。
銀行だけはきれいにならないが、ほかの借金が消えると
会社は利益体質になる。以後の返済は、難しく無いと遺書の言葉です。

野辺の送りも済んで間もなく、市役所で支店長とばったり会いました。
「今後よろしくお願いします。」と言う私の言葉に耳も傾けず
「Mさん、悪いけれどご主人の保険の明細を見せて欲しいんだ。
 そのことについて明日お伺いしますから。」
銀行は多額の保険のことは、決算書からとうに知って居ります。

支店長の言葉は「多額の保険が入っただろうから、それで貸金を
全部きれいにしてください。」と言うお願いです。
1億くらいはその予定でしたから言いましたが納得しません。
裏金融のことも言いました。これには銀行も驚いたらしいですが、
尚も返済を要求するのです。今のリスケも、最終回の今月末に
残金全額返済することになって居ると頑張って居ます。

支店長の言葉に怖さを感じて、このままでは全額取られると
感じた私は、各保険会社にお願いして支払を早めて頂きました。
その受取も県外の銀行にしたのです。
以前娘が転勤で、そのために口座が残っていたのです。

殆どを受け取ったのは、丁度今回の書換予定の次の日でした。
次の日に、裁判所から会社と家族全員に部厚い書類が届きました。
会社と全員に保険金の仮差押です。
対象の保険会社6社は決算書から知っています。

会社も私も娘たちも全員が保険金が入るものとしての仮差です。
申請日現在、相続放棄をしてないから、全員が主人の保証を
相続しており、仮指が出来るそうです。
そしてまだ相続金額は確定して居ないから誰もが残額すべて
仮指しの対象になるみたいです。そのため、全部の仮差が
成功すれば、差押額は債務をはるかにオーバーします。
仮差のときに差押するものが積む保証金が1億をゆうに越して居ました。

それから3日くらい過ぎて、今度は銀行に対して仮差がありました。
どうやら前の差押で、すでに支払い済みと感じた様です。
それが県外の娘の口座までやられて居たのには肝を潰しました。
かって娘が転勤していたころ、この銀行に送金したことがあったのです。
執念の固まりを感じました。

サービサーが出来てから銀行が担保処分以外、仮差や自分で
債務名義を取って差押したことは見て居りません。
債務名義すら取りません。
それが1億以上保証金を払っての仮差をしてきたのです。

これで娘や私が相続放棄をすれば銀行も支払いの訴訟も起こせません。
すると銀行の保証金はどうなるでしょうか。
実際の進行は、私の方でも買戻ししなければならない担保があり、
銀行の任売同意を取らないとなりませんから和解になって居ります。

しかし、もし銀行がうまくすればあるいは保険金のほとんどは、
銀行に取られていたかも知れません。
銀行はリスケの最終回全額を払わないからという理由で
次の日に期限の利益を喪失し同時に仮差の申請をしています。
そうした可能性のある場合は、今回の保証金のようなリスクを
背負っても果敢と してやってくることも分かりました。

地銀の中でも1流の地銀です。

銀行は法的回収はすべてサービサーに任しているなどと
思っていればトンでもない火傷をするかも知れません。

ご用心を!





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銀行員の証言

2009-11-12 | 事例
「そのような事は一切申し上げた事実はありません。」
端麗な顔の行員がしゃあしゃあと証人席で証言したとき、
Tは怒りを忘れて呆然となりました。
期待していた最も重要な証言です。
これを機にTの勝ち味はぐんと遠ざかったのです。

Tの父親は、15年程前に大手B銀行から融資を受けてテナントビルを
建築しました。当時信金からの融資で考えていたのですがB銀行が、
途中で入り込み、返済期限50年とい考えられない条件で横取りしたのです。

そんなビルでしたが、このビルは着工になってから入ると予定していた
テナントが急に駄目になりました。
そのために返済時期が来ても返済できませんでした。
しかし半年後、さらに質のよいテナントが決まって、以後は返済が
狂ったことはありません。

何もかもうまくいっていると思っていたTに、B銀行が急に他に
債権譲渡をしたいと言ってきたのは7年前です。
世間は不良債権処理で大騒ぎの最中でした。
当初は30億近いと踏んで22億融資した土地、今は6億がよいところでしょう。
融資額はまだ18億以上残って居ります。しかも期限までにはまだ35年あります。

救いは2軒のテントで今は1億5000万の年収がありますがこれも10年の更新、
後35年間、今の条件が続くとは思いません。
そんなところからB銀行は不良債権予備軍と考えたのです。

「うちは正常債権でしょう。それを銀行が他に譲渡することはできないでしょう。
 また私のほうが不同意と言って競売もできないでしょう。」
「もちろん期限の利益は失って居りませんから、競売などはできません。
 だけど、Tさんのところの貸付条件は今は許されて居りませんから、
 支店も困っているんです。」

Tは同意しませんでしたが、B銀行が禿鷹ファンドに譲渡したのは
それから間近でした。

Tはこの時に金融庁まで出かけて聞きました。
「B銀行ともあろう銀行が正常債権を譲渡することなんて出来るのですか。
 銀行が勝手に出来るならば、善良な預金者は預金もできなくなります。」
金融庁の役人は答えました
「確かに感情的にはあなたの無念もわかります。
 しかし、違法ではなく法律的には何の問題もありません。
 ただ、どこに移ろうが、あなたは当初の契約とおりに
 返済していればよく、勿論競売もありません。よいではありませんか。」
おかしいと思いながら、このときにTが債権譲渡で争わなかったのは
この金融庁の言葉が大きく影響して居ります。

Tの債務は禿鷹ファンドに譲渡され、2年後にさらにあるサービサーに
再譲渡されました。
ここでサービサーの態度が思わぬ方向に動いたのです。

サービサーはTに申し込んだのです。
「この債権は不良債権であるから、当社は金利をつけずに、
 年15%の遅延損害金をつけます。すると返済はとても無理で
 しょうから、この不動産を任売る事を考えましょう。」
どう話し合ってもサービサーは言うことを聞きません。
挙句の果てにこの不動産を競売をかけてきたのです。

競売までして争えば今のテナントは立ち退く恐れが大きいです。
そうすればこの不動産の魅力も、価値も大幅に下がります。
サービサーはそんな事、お構いなしです。

無論裁判です。
まず競売の進行を止めて、次に」「不良債権になっていないのだから
競売の権利はない。」と言う訴えです。

今までTは銀行の当時の担当者に期限の利益の喪失の再確認をして居ります。
その都度、担当者は力強く否定してくれます。
心あたりは当初の半年の返済の狂いです。
「そんなもの。当時銀行も承知をしていたし、問題にはなりません。
 また仮に当時問題であっても、あれからもう15年近くたって、
 その間正常債権として通って居ります。
 今更不良とは言えないでしょう。」
うれしい返事です。

禿鷹ファンドにも今のサービサーにも、不良債権になるような事は
注意して居ります。
「この上銀行が不良債権でないならば借り入れ条件通り返済していれば
 問題ない筈だ。あの行員を証人として呼ぼう。」
その思惑が真っ向から崩れたのです。
それにしても銀行員ってこんな嘘を平気で言えるものでしょうか。

後で知りましたが、この様な銀行員の証言は珍しくないそうです。
要は銀行側に不利になるような事は絶対に言わないらしいです。

裁判には負けました。
現在控訴中です。

しかし、銀行員ってこんなに信じられないものでしょうか。





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保証人を騙す

2009-11-06 | 事例
「ご迷惑をおかけすることになります。」
県北の業者S社長の前に深々と頭を下げるのは県南の同業者B専務です。
B社長が急病とのことで子供の専務が尋ねてきて居ります。

「いや、800万がどうしても都合付かず、明後日不渡りを発生します。
 今までさんざん面倒を見て頂いただいたのに、何も出来ないうちに
 不渡りとは保証人のS社長様には返す返すもご迷惑の掛けっぱなしに
 なります。今日は、事前に其のお詫びに参りました。」

「用立てて呉れ」とは一言も言いません。
唯、不渡りを出すから、やがては保証人にもご迷惑を掛ける。
と謝っているのです。

「私も何とか助けてやりたいが急にはお金が無いんだ。
 手形ならば切れるが割ってくれるところはあるかい?」

「絞めた。載って来たな。」
しかし、顔には表しません。
「信金さんが、割ってくれます。
 S社長の手形ならば信金さんも大喜びで割りますよ。
 しかし、私の方はそんなこと全然考えて居りません。
 親父も私も覚悟して居ります。」

「いや私も1億から保証をして居るから此れで助かるならば使って欲しいな。」
「本当ですか。助かります。 この山さえ乗り切れば何とかなります。
 来月中にこの金額の集金がありますからそれで必ずお返しいたします。」

S専務に入知恵をした人が居ります。
「良いか。金と云うものは唯借りに行っても、人は決して貸さないよ。
 用心するだけさ。しかし、今お金が不足して遠からずご迷惑を
 おかけすることになりそうです。今日は事前にお詫びに来ました。
 と言い方を変えてみろよ。相手は必ず載ってくるよ。詰り私が、
 倒産すると困るのは貴方ですと云う事を知らしめればよいのさ。」

其の言葉はB専務に焼きついて居ります。
今日は其の手始めです。
それにしても早くも効果が上がりそうです。

B専務が次の集金できちんと返したことは云うまでも有りません。
しかし此れをきっかけにS社長からB社に資金の流れることが
発生するようになったのです。手形を割ったくれる信金にはS社と
取引が出来る様になったと説明して居ります。

この貸し借りは何時の間には常用的になりましたが若干の貸し込みが
増えただけでまあまあ上手く行って居りました。
S社長のB専務に対する信頼は、「あいつは無理も言うがきちんと
後始末はする。」厚くなっていったのです。

其れが狙いだったのです。
B専務は、かねてからに狙いのログハウス事業に手を出したかったのです。
信金は7000万、信金の認める保証人が付けばOKの約束をして居りました。
信金は、かって1億の融資をする時に限定保証をしたS社長の保証を
欲しがっていたのです。

以前は父親とのよしみで1億の限定保証をしたがその後は保証することは
断わられて居ます。何とか保証人にしたいのです。
ややこしいやり方でしたが小1年かかって信用をつけさせたのです。

Sも次第に自分の事業が行き詰っています。
かってのログハウスの旨みも知って居ます。
提携する業者は県下でも有力企業です。
Bのもちこんだ話についつい載ってしまったのです。

このご時勢。セカンドハウス的なログハウスがそんなに売れるわけが
有りません。提携業者も名前だけでした。事業はたちまち失敗です。
用地のつもりで手をつけた土地の整地で、躓いてのが引き金になって居ます。
丁度こんな頃、B専務には彼女が居たという噂も流れた様です。

この時はB専務は露骨にS社長に無心しております。
「私が倒産すれば困るのは私よりむしろ貴方だ。
 だからそうしないために助けてくれ。」と云う論理です。
しかしかっては名門のS社長も今は落ち目。助けようが有りません。
Bは何軒から引いた材木をバッタ屋などにも流しておりますが其れも
続かずついに不渡りを出したのです。

SのBに対する貸金は手形で融通したのは残が1000万くらいですが、
保証債務が1億7000万です。信金はSだけに焦点を絞っております。
幾らSが落ち目とは云え、「腐っても鯛」と見ているでしょう。

不動産は全て担保のことは調査済です。しかし売掛で質の良い大口が、
3軒あることも解って居ます。

それにしてもBは上手かったです。
倒産の寸前は別でしたが、其れまでは貸して呉れとか、
保証になってくれと強く云われた事は1度も有りませんでした。
それで居てSは充分に利用されて居ります。

此れで若し信金が差押でもするとSの信用は目茶目茶になり、
倒産も必至でしょう。

「私に何か有るとS社長さんの方がもっと困りますよ。」
神妙に言ったBの顔を思い浮かべます。





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がむしゃらになったサービサー

2009-11-02 | 事例
Mと交渉して居たサービサーはひどいです。
「私のところは差押はしません。特に売掛金はしません。」
なんて亡夫の後を継いだ女社長を安心させて、和解金額を10%の
1200万を要求して居ました。

女社長は払いたくても払えません。
官庁の入札工事だけの土建業。年間約6000万の工事で4人が
食べて居ますが、それすら減少の一方です。
サービサーなんかと問題を起しているより、何とか兄が
用立ててくれる200万での和解を望んで居ります。
そのために、差押えないと云うから売掛まで全部オープンにして
会社の状態を説明して居ります。

しかしサービサーは全部調査し終えると再び1200万を要求してきたのです。
どうしても払わないと解ると
「お宅だけは当社も例外とさせて頂いて法的回収に移らせて頂きます。」
と取立ての訴訟です。
何も知らない女社長は裁判まで出て懇願したが拒否です。
挙句勝訴すると、電話で、「1200万払えますか。」「とても払えません。」
途端に差押でした。
 
其れが普通の差押では有りませんでした。
県と近在の市町村を計6箇所、仲間取引があると狙ったのか、
面識も無い同業者を18軒、銀行やJAなど5行、それに敷金を
狙って大家、恵30件も差押したのです。
官庁の2箇所を除いては全部空振りでしたが、
2軒で350万やられまし会社の全ての資産です。

「何で売掛金を譲渡担保にして登記しておかなかったか。」
後で知り合いに叱られましたが全て後の祭り。倒産しかありませんでした。
差押えられたお金は1円残らず仕入・下請け・従業員の給料に回るお金でした。
間接的にサービサーはこれらの人から払って貰ったのです。

比較的、紳士的と聞いていたこのサービサー、
何で此処までする様になったのでしょうか。

「えっッ、Yサービサーが訴訟をしてきた?」
比較的お眼にかかるサービサーです。
しかし私の接した例では、今まで訴訟まで進んだケースは有りません。
何らかの和解が成立して居ります。
決して甘いサービサーでは有りませんが、「落としどころ」を
わきまえてお互いに身をすり減らすより早く、落着を計っています。

其処が、ろくに話し合いもせずに訴訟をしてきたと言うのです。
聞いて見ると今まで和解した人たちと全く同じよう名交渉です。
何故か急にサービサーのテンションが上がったみたいです。

「市会議員を降りたら、年金だけになりますから
 払えなくなるでしょう。今、議員のうちに300万払って
 ください。そうすれば私の方は何もしません。」
こう云われてサービサーに300万払った人が居ります。
昨年満期で議員生活を降りました。年金生活になったのです。
もうサービサーは何も云って来ませんでした。

と思って居たら、今年になって急に云ってきました。
「以前は議員の任期中は何もしないと云う約束でした。
 全てが決着する和解では有りませんでした。
 改めて和解の話をしましょう。」
まるで詐欺です。其れが何故今年に入って急に持ちかけたのか。

嫌な話が多いために方々の例を聞いてみます。
何となく一時よりサービサーの和解態度が、
きつくなったいるような気がします。

和解金をなかなか妥協しない。
一時減ったと思った訴訟が又増えて居る。
態度が強くなって居る。それだけに担当者の交代も多い。

普遍的かどうかは解りませんが私にはそう思われるのです。

「不景気の為に、銀行がおいしいところは全て自分で
 やってサービサーには滓しか回らない。そのために
 サービサーには質の悪いところが高い原価で回るように
 なった。リーマンショック以後だ。サービサーとしても
 自分が生きて行くからには、がむしゃらにやるより仕方無いさ。」
と、さも知ったかの様に囁いてくれる人も居ります。

どう転んでも善良な債務者にはよい話では有りません。

皆して助けなければならない仕事の敗北者。そんな人から
生き血をすする職業は、どう考えても好きになれない職業です。
そしてこんな事を国が認めること自体、どこかおかしい気がします。





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