かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

2月27日(水)のつぶやき

2013-02-28 | 事例

第3債務者が差押。取下書が7日以内につかないと、困ることが発生する。直ちに、何とか和解にして取下申請を目の前で郵送した。3日くらいで着くと思って居たが5日でもつかない。たまらなくなって裁判所に電話をした。次の日には取下書が債務者に届いた。手違いだったらしい。催促はするものだ。


昨年は大して顔を出さなかったサービサー。所が此処で殆ど毎日のようにどこかで攻めて来て居る。今まで残っていた僅かな債権を片つけるつもりだろう。其の債権は皆10年以上前の債権。其れ以後のものはサービサーの扱いにはない。いよいよ、保証協会一人の舞台の登場の様な気がする。



銀行交渉は付き添い無しで

2013-02-27 | 事例
「それで?」後の言葉を待ちました。
銀行に返済出来なくなった連中の集まりです。
ある男がサービサーに呼ばれ、直ぐに和解が出来たと自慢して居るのです。

男のサービサーに譲渡された額は800万でした。
譲渡されると間もなく、「会いたい」と連絡が有りました。
「伯父と一緒でよいか。」「構いませんよ。」
と言う事で知り合いのコンサルタントと同行したとの事です。

その場で320万で和解が成立しました。
「こうした和解の相場は上がって居て、普通は5割くらいと云っていました。
 そこで思い切って4割を言ったのです。同行を、御願いした先生もよいだろうと目配せが有りました。
 相手は5割を主張しましたが二人で御願いして、これに決まったのです。
 先生にもご一緒して頂いて、助かりました。」

「冗談じゃあない。高すぎますよ。100万でも高いと思いますよ。粘れば30-50漫画よいところじゃないですか。」
喉元まで出た言葉を飲み込みました。
人の遣ったことにケチをつける必要などない。まして二人とも良く遣ったと鼻高々です。其れを
失敗だったなんて言うのは,やっかみと思われそうです。

金融機関が和解などの交渉する時は、普通は第三者の同行を嫌がります。身内とか社員など言って
同行する人が多いけれども必ずお見通しです。
同行した場合は、其の額は必ず相当額高いものなります。
理由はいろいろ考えられますが、この事は知っていて損では有りません。

同じ様な例をもう一つ。
以前、ある男がRCCと直接交渉しました。
この時に、「和解が成立した場合は、元の譲渡銀行に報告する」と男がRCCに言って居ました。
RCCは之を嫌がり、和解は進みません。漸く口にした和解が雲500万と男の言う250万の倍でした。
その時にRCCの同席者が呟いた言葉です。
「普通でしたら250万でよい線と思います。しかしこの場合は銀行に報告するでしょう。
 そんな当たり前の線は出せっこありません。さすがRCCと言われる線でないと、和解も出来ません。」

銀行はRCCに譲渡する時、嫌がる男に言ったのです。
「イヤ交渉の内容を当行に報告するといえば、RCCも高いお金を取るなんて真似は出来ません。」
出任せです。しかし男は信じていたのです。
天下のRCCも余分な第3者が介入すれば、其の交渉を断るか、和解案を自分に有利にします。

この話も、最初からRCCは同席者をお断りして居ました。
しかし交渉人が、自分で報告すると言い出したから戸惑ったのです。
珍しいケースだったでしょう。

保証協会の「同行者お断り」は、今は絶対と言えるくらい強いでしょう。
どう理由をつけようが、本人以外の代位交渉や、または同席を御願いしても承知しません。
最初から終わりまで、本人以外は駄目だという姿勢です。

私はこの方がよいと思って居ます。
資金のこと、会社の存続に関する和解の件など、社長の代わる者なんて居る筈が有りません。

其の点サービサーはまだ甘さが有ります。
どこも、やはり本人が主体です。
ですが事前に本人から、代人との交渉を依頼され、交渉が成立したときは又社長がその内容を認めれば
よいというサービサーも有ります。
最近では2つのサービサーと経験が有りますが、やっぱり本人が交渉するのとどこか違います。
相手も脅しが効かなくなるだけ、遣り難いでしょう。
慣れていなくても本人が交渉するのが一番でしょう。

日本には「士業」と呼ばれる職業が有ります。
本人に代わって代行する職業です。交渉もします。
この制度が進んでいるだけに、一寸難しかったり、嫌な交渉ごとは人にお任せたいという気持ちが
働きます。
しかし借金のことくらい、自分が矢面に立つ事は大きな流れだと思って居ます。


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2月26日(火)のつぶやき

2013-02-27 | 事例

興信所情報では、倒産・廃業は昨年から激増らしい。私事と比較する。増えて居る事は確か、しかし2月中旬から、相談件数が急減した。早くから、金融円滑化法は、なくなっても助けてくれる、むしろ本業が問題と騒いで居り、相談件数も準じて居たが、もうアベノミクスの影響が出ているだろうか。


零細企業の融資は100%保証協会が噛んでいる。今後はサービサーの出番は無いと決めて居たら3軒続いて請求に見えた。いずれも、7-8年前に流行ったビジネスローンの終末だ。一旦不良債権になれば、其の処理に10年は懸かる。働き盛りの人生の25%を費やす。サービサーって余分だ。



2月25日(月)のつぶやき

2013-02-26 | 事例

経営改善計画、人に見せる為でなく自分のために作ってみよう。之がすらすらと出来るようならば、其の事業は見所がある。難しいと思う事業は計画上でも難しい。しかしやる気満々の熟練した経営者の感覚は、こんな時はすばらしい。計画なんか成り立たなくても実際には続けている。


近くのスーパー、冷凍や繊維に何%オフと謳っているが、元の正価が解からないから、眉唾物だ。唯、絶えず、安い商品が無くなって違う商品に切り替わって居る事は事実だ。デフレでも生活費は高くなってきた。之がマスコミでインフレと騒ぎだしたら、このスーパーどんな事をしてくるのだろうか。



2月24日(日)のつぶやき

2013-02-25 | 事例

自分と二人の息子で家業を守っている親。赤字の連続で息子達は40才を過ぎで無給の独身。このままでは一家全滅も自覚している。話合いで、今月末から息子達は自分で生き方を探す、家業は続けるならば親だけで遣る事にした。電話では進んでいる気配はない。こんな事は話合いでは無理だろうか。


「騙されて保証人になった。直ぐに求償権を発揮して取られた分は取り戻す。」全然関係なき第3者の保証人になった男の決意だ。でも求償権って実に難しい。第一に相手に其れだけの資産が有るかも解からないし、行使すると自分の弁済額は税法で、損失では認められない。でも何かを考えたいね。



2月23日(土)のつぶやき

2013-02-24 | 事例

偶然か倒産防の返済に対する相談が3件続いた。「未払いだったが急に請求を受けた。」「返済額の増額」など突然要望で戸惑っている。独立法人になり倒産防も23年大幅改定があり、機構の姿勢が変ったからで有ろう。きちんとしたルールが出来、其れを知らしめ遵守する事は結構だ。でも手柔らかに。


「銀行は一旦取引が不良債権になり、損害を与えた人とは生涯、取引をしない。 保証協会も同じだ。代位弁済が残っている間は絶対に取引しない。 ともに時効って無い。」破産をして7年ほどで銀行取引を復活し、再度融資を見込んでた事が駄目をわかって落胆。若いのに真面目に生きろ。



国税に差押えられた売掛金

2013-02-23 | 事例
本局のある都市から離れた他県の山里。国税も二人で良く通ったものです。
延滞金まで含めて億近く有ります。
無剰余の担保すら差押、何年来放って有ります。

嘘は言わない経営者です。
申告は毎年赤字かよくて0です。消費税だけは、確実に滞納として増えていきます。
ありの儘の申告で、国税の調査も良く受け入れてくれます。
それだけに始末も悪いのでしょう。

何回調査をしても差押えるべきものは無いです。
1度、金庫に有った30万位のの回収手形を差押えたのが収穫らしい収穫でした。
普段は金庫に1万あれば良いほうです。

しかし、未収税金が有って、事業を続けている以上国税は回収しなければなりません。
ありきたりの事をやっていたのでは駄目だ。
不動産は既に差押済みですが、先順位が大きく、国税には入らないでしょう。
国税は一気に売掛金を全て差押に入りました。

彼の会社は食品加工をして居ます。金融関係の債務も大きい為、其の差押対策として第2会社をつくり、全てを経由する方式を取っていました。
国税は之の今月分の請求を全額、販売会社に差押えてきたのです。

差押です。集まったお金は全て国税に納めなければいけないでしょう。
会社には1円も入りません。
気違いのように彼は周りの無料相談の弁護士から、司法書士、民商まで
助けを求めましたが誰にもどうしてよいかわかりません。
そして国税ですから怖いのです。
全員が、「もうあんたは助からない。」と野辺の合唱です。

悲嘆のどん底に居る彼は、この時に一人の男を思い出しました。
勝手の倒産の時、アドバイスしてくれた男です。
その後、本社不動産が競売になったとき、奇想天外のアイディアで不動産は何処にも渡らず
彼はすんで居ります。中国工場や北海道の子会社の倒産整理など、幾つもの難問を解決して
くれた人です。

「いい加減に潰れた方が、世の為、人のためだよ。」
軽口を聞きながら真剣に考えて居たのでしょう。
「お前、何としても今日中に現ナマで20万作れ。其れを持って明日朝一番で故きう税に飛べ。
 其の20万を先ず差し出すのさ。それで来月から20万づつ必ず払うからと約束して差押を
 取り下げてもらえ。いいか。土下座しても御願いしろ。」
「そんな事、出来ますか。」
「出来るも出来ないも、遣らねば、会社は完全倒産だ。遣るのさ。お前が遣るんだ。
 20万と云う金額が多いか少ないか解からないが、其れが限度だろう。」

今まで男の言った事に間違いは有りません。
兎に角やあるしか無いさ。
恥も外聞も有りません。
国税に『行ってお願いしたのです。

あっけなく出来ました。
国税も予測して居たような処理でした。
20万を受け取り、「今後間違いなく払うな。」と念をおし、其の念書を提出させました。次々に一番の差押です。
「差押は取下げは出来ないよ。執行を延期してやろう。」と、
「本差押の回収が終るまで50年掛かります。50年間執行延期御願いします。」
と云う執行延期願いを出さして終わりです。

男は彼に言いました。
「言いか、これが最初から販売店直接に差押が有ったならば、こんな事は出来なかったよ。
 其れが、伝票経由の卸店に一括での差押だったろう。
 国税は最初から本気で売掛金の全てを差押えるつもりは無かったと読んだのさ。
 イヤ其のつもりが有っても出来ないと云う事は承知して居たのだろう。

 国税も今は直接、販売店に差押はできない。苦肉の策の差押だったと思うな。
 しかし、この売掛金、仕入支払が悪いから、実際はひも付きで、販売店から仕入先に直接
 送られる分が2/3は有ると聞いている。手元にどのくらい入りそうか国税も調べられない 
 よ。
 そんな無理した差押さ。こうなると最初から計算されていたとは言わないが、
 実際にはそうなったね。」
良くわかりませんが、之で又首が紙一重で繋がったのです。

月20万、延滞金にもなりません。
彼は懸命に続けて降ります。
気のせいか、若干楽にりつつあるように思って居ます。



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2月22日(金)のつぶやき

2013-02-23 | 事例

もう金利すら払えない。銀行に頭を下げた。其の中に先々月借りて今月から返済の始まる債務もある。初めての銀行だが保証協会付。一寸打診したら物凄く怒った。詐欺と同じと云うわけ。第2会社が知られたら怖い。3回支払えばぐんと違うらしい。他の保証協会付を払わず此処だけどうやって支払う。


相談後の質問、しっくりしないと考えたら、相談前と同じ事を言っている。訂正すべき事を直して居ない。聞く内容も相談前と同じで、時間を掛けた相談が無に帰している。老人に多いが本日はバリバリの若手。親から引継いだ会社、助からないと思うがどうし様もない。こんな時に暴力は許されないか。



2月21日(木)のつぶやき

2013-02-22 | 事例

時間が有ったため、目黒から白金台まで目黒通り2kをゆっくり往復歩く。勤め人だけでなく、此処で生活していると思われる人も多く歩いている。皆若くて、歩き方にも覇気があり、老人が多い調布とは雲泥の差だ。日本もまだまだ元気が有るなと思うが、私はここには住みたく無いな。調布がよい。


破産で強制的に会社抹消をするならば兎も角、そうでない場合は債務が多く、抹消の清算など出来る筈がない。税務署に届けて申告義務をなくし、諸税がかからぬようにすればよい。所が税理士が協力せず、あくまで申告をし、事業税を払わせている。決算報酬は貰っている例をみた。税務署の優等生だ。



2月20日(水)のつぶやき

2013-02-21 | 事例

「絶対に無い。」と云っていた債権者破産。昨年秋より2件出くわした。相手も費用倒れで、収穫は何にも無いと思って居たら、今日、早い方の取下げ通知が来た。破産の費用も無かったから、むしろ助かったと思って居たが宛てが外れた。又債務名義を取られるところから始まるだろうが気が重い。


7行より20億の借り入れ、13年かかって、保証協会を除いてすべてがきれいになった。破産をしない人は皆この位時間がかかっている。当人76歳。まだ製造業に未練はたっぷり有るみたい。そんな時、何処で調べたのか電話。「会社再生のお手伝いをします。」真面目な会社らしいが大丈夫か。