かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

中小零細企業の皆様、年末・年始も休まず相談いたします

2009-12-31 | 無料相談のご案内
 

今年も残すところ、あと数時間を残すのみとなりました。
年末には、クリスマス商戦・年末商戦を当てにしていた、小売業者・
仕入れ業者からのお問い合わせが、数多く寄せられました。

最近では、中小零細企業でも直接海外取引を行っている企業も
珍しくは無くなって来ました。しかし、為替の関係から資金難に
陥ってくるケースが、多く見られるように成りました。
時代の変貌を感じます。商売が、順調に推移している時は、
良いのですが、少しのミスで、大きな痛手になる可能性も
あります。激動する今こそ、速めの対応が、必要です。

何処にも相談できない、経営者の皆さま。
受注の落ち込みから先が見えない経済状況化でも
必ず打開策はありますので、諦めないで下さい。


ブログをご覧頂いている方限定で、「無料電話相談」を開始致しました。
年末・年始も休まず相談いたします

経営危機に直面している、または危機を迎えようとしている
経営者の皆様、債務全般でお困りの方、どんな些細なことでも
お気軽にお問い合わせ下さい。


お問い合わせは、

 042-483-3604(10時~17時)

※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。


もしくは、こちらのお問い合わせフォームから送信して下さい。




宜しければ、ホームページもご覧下さい。
http://oguchi-keiei.com/





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7年前のことの税務調査

2009-12-30 | 事例
「貴方の会社、E会社は税金の未納が大分溜まって居ります。
 未納の税金を払ってください。」
会社は閉めてから7年になります。あの時税金も払えなかったことは事実です。

閉めてから、事業税の均等割りは2-3年払ったような記憶が有りますが
それも無くなり、今ではすっかり忘れていたのです。勿論、何処にも何の届けも
して居りません。

「何か間違いじゃないですか。うちは信金が破綻したときに、
 RCCに回され、融資も何も無くなり、それで倒産したのです。
 この時、税務署にもう仕事は出来ないから、どうすればよいかと
 聞いたんですよ。そしたら同じ様な人が一杯居るから、
 何もしないでよいと言う返事だったので何もせずに居たのです。」

「いや税務署員が、何もしないでよいと言う事を、云う筈がありません。」

E会社のことでお尋ねしたいと呼び出しがあったのです。
事業閉鎖後、7年も経った会社に、未納の税金を払えと云っても無理な話。
ついでに、私の取引銀行など聞かれましたが正直に答えました

私はこれで済んだと思って居ました。
第一、会社が閉鎖してから7年間、唯の1度も税務署から
言われたことはありません。単に何かの間違いと決め付けて居りました。

「Eさん。貴方の預金、残高を聞いて来た処があります。
 差押が入るかも知れないから気をつけて。」
本当に親しい行員がそっと教ええてくれました。
民間ならば銀行の残高を銀行に聞く、そんな馬鹿のことはしないでしょう。
銀行が教える筈がありません。

「税務署なら?」解りませんがひょっとすれば銀行も教えるでしょう。
売掛金の差押も、民間だったら何も断らずいきなり差押ますが、税務署は、
差押前に、必ず買い手に買掛金の有無を問い合わせ、それから差押するようです。

しかし、私はEであってE株式会社とは違います。
それなのに差押出来るのでしょうか。
名古屋で5年ほど前に、会社の税金未納のために、
経営者の個人不動産を差押られた人が居ります。
これが最近、急に公売を云い出したのです。
しかし経営者には認知証の気配が出ているために、其の長男に、
「会社の税金の未納に何故個人の不動産が差押られ、それが
公売になるのですか。」と聞かれ、税務署員が返事に詰まったと
言う例を知って居ます。これは公売寸前になり、公売がストップして
現在に至って居ります。

このときと同じ様に、経営者には会社の税金未納の責任を
負わされることが出来るものでしょうか。しかし、個人預金の
差押は有りませんでした。以後も出たことはありません。

しかし再び呼び出しがありまいた。
妻が経営しているP社のことです。私は現在其処の使用人です。

「貴方の奥さんはP社を経営しておりますね。E社の倒産時、
 第2会社としてE社の営業を引き継いで居りましたら、
 P社はE社の未納の税金を払う義務があるのです。」

「冗談じゃあ有りません。P社はそれより10年前に作って
 営業していた会社です。お宅にもきちんと申告をして居ります。
 私はE社無き後、働く場所が無いためにP社で働いているだけです。
 それが何故、E社の税金を引き継がなければならないのですか。」

結局、私の云った事の実証を提出することになりました。
幸い税理士のところに、証となる書類があったから良かったです。
「何故今頃」と税理士も頭をひねって居りました。

どうもこの騒ぎは、私がE社の閉鎖を何処にも何の手続きも
しなかった事にあるようです。7年前、税務署に聞いたことは事実です。
何にもしないで良いですと云われて、その気になったのが間違いでした。
しかもその後、均等割りを払ったて居ります。
其の上、現在妻の会社は好業績です。
やはり、けじめはつけておかないといけない、と気がついたのです。

会社を抹消しようと登記所に行った、旧債務が残っているから難しいようです。
「駄目か」と思っていたら、「税務署に廃業届けを出せばよいよ」と
教えてくれた人が居りました。

早速、税務署に居って、3枚複写の用紙を貰い提出しました。
受け取ってくれた人は、あの税務官と同じ税務署かと思うくらいに親切です。
税務事務所にも複写を届けるようアドバイスまでありました。

11月に突如起こった税務署の調査は、この為か、静かになりました。
私も、E社のことにはっきりけじめをつけて爽やかです。

「このままでよいよ」と言う言葉を、届けも出さなくて良いと
私は受け取ったのです。拡大解釈過ぎました。
やはり最低のことは、やっておかねばなりません。





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無駄になった400万の着手金

2009-12-27 | 事例
「貴方、この会社簡単に破産など出来ませんよ。
 そりゃ近い将来貴方の会社は何億か損をするでしょう。
 払い切れなくなるでしょう。しかしそれは成るだろうと
 云うことで決定ではないのですよ。それなのに貴方の会社は、
 今、現預金は4000万位ですが、香港の別会社には150万ドルも
 貸金が、あるではないですか。破産をするなら、これを全部
 使い終わってからですよ。」
彼が聞いた人は必ずこうした返事をします。

「しかし、弁護士は破産しかないと言っていました。今のように
 月1000万近くも銀行に払っていれば後2-3ヶ月しか持たない。
 破産を申請するまで余り時間も無いが、至急貸し金の整理をして
 おきましょうと言われました。しかし、破産となれば管財人に
 通帳から帳簿まで調べられるでしょう。簡単にこれだけのお金を
 使うことも隠すことも出来ません。どうすればよいか思案中です。
 弁護士はこのお金を全額為替清算に使用し、払いきれない額を
 確定して破産と言う筋書きを書いているらしいです。」

輸入で実績を上げている会社です。本業はずうっと黒字です。
輸入ですから仕入れる毎に円をドルに代えて支払って居ます。
このレートが110円のときに銀行から薦められて5年間100円で
買えるようにしたのです。
しかもレバレッジとか云って投資額の3倍の効果が上がるような為替でした。

円は値上がりしました。しかし100円までは良かったです。
仕入れ代金は安くなるし、そればかりでなく為替の差益も入って来ます。
銀行には感謝しましたが、やがて100円以下になると大変なことになりました。
毎月毎月莫大なお金を銀行に払わなければなりません。

眠れませんでした。
銀行に打診すると今解約すると5億5000万の損失で、
即銀行に払わないといけないようです。
年額4000万の利益では返しきれるものではないし、
第一、それだけの現金はなんとしても揃いません。

弁護士事務所に駆け込みました。
「為替のお金は本業のお金と違って多分リスケはしません。
 とすると破産は必至です。しかも小額管財の破産も難しいでしょう。
 当職が全て良いように指導しますからとりあえず400万を払ってください。」
普通だたら簡単に払いません。
何時倒産になるか、見えぬ幻影に怯えている最中のために云われるままに
払ったのです。

しかし弁護士は具体的なことを指示するでもなく、「貸金さえ整理が付いたら、
破産申請をしましょう。なんならこのままで破産をしても管財人が債権者に
分配するから、このままでも破産は出来ますがね。」と他人ごとです。
この時に「400万は早かったかな」と言う思いが頭を掠めました。

今はお金はあるが、もう直ぐ無くなって、破産をしなければならない。
そうなると私は家も職も失う。
毎日、こんな想いで居ればたまらないのです。

最近破産をした先輩に打ち明けました。

「馬鹿な、破産など絶対にしてはいけないよ。全て持っていかれるよ。
 それより其の香港のお金は返してもらって、どこかに隠せよ。
 破産さえしなければ誰も帳面も調べないし解りっこないよ。
 万一聞かれたときは個人的な借金を返しましたと言っていればよいよ。
 それより絶対返すから其のお金、3000万ほど貸してくれないかな。」

弁護士の言う事と正反対です。
非常に気になって方々から意見を集めるとどうも先輩の言う通りです。
また、万一銀行と喧嘩をしても差押さえ以上の事は無い。
其の差押さえだって、いくらも対策を取る事は出来ると解ったのです。

「為替は全て解約してください。ただし債務が確定しても当社は
 現在全然払うことが出来ません。当社が立ち直り、払えるように
 なるまで待ってください。また本業でお借りしたお金も当分金利だけに
 してください。為替差損が無ければ今でも立派な黒字です。
 為替の方にお金を回したのが悪かったですが早急に回復させます。

 為替の方が待てない場合は当社も倒産になります。それは覚悟は
 出来て居りますが、出来ましたら希望通り、お願いいたします。」
本業には絶対に自身のある彼が、散々考えた末の筋書きです。

どうやら銀行は承諾しそうの雰囲気です。
しかし爆弾を背負うことにはなりますが、彼はまた青年実業家として
敏腕を振るうことが出来ます。

あの弁護士、何のためにお金を振り込んだのでしょうか。
契約も何もありませんし、弁護士に教えてもらったことも有りません。

「若干でも返してくれるかな。」彼はだめもとを承知で申し込む予定です。 





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差押さえ出来なかった相続資産

2009-12-24 | 事例
「奴に何億かの遺産が入る。
 其の中から俺の貸金3000万を返しても良いではないか。
 それを奴は俺にまで返さないつもりらしい。」
彼は相当頭にきて居ります。

奴と彼は従兄弟同士。父親が兄弟です。
本家から分かれた祖父が父親兄弟に資産を分けましたが、彼の父親が
其の資産を守ったのに対し、奴の父親は投機などで全てを失って居ります。
彼は弟のように従兄弟の奴を可愛がって居ました。
が、大人になって、二人の金銭感覚が違うのも幼い頃からの育ちに
有ったものでしょう。

彼は、水産物の輸入をやって居ます。
其れに対して奴は、やがて1流新聞社の経済記者になって居ります。
しかし奴は、自分の知識に溺れて商品相場をやりました。
これが方々に借金を造る原因になったのです。奴の職業と身分は、
借金苦労しなかったと見えます。
彼からも通算3000万借りて居ります。

一方彼の方も、その頃、大量に仕入れた烏賊の、販売チャンスを窺っている時、 
誤って冷凍ボケを作り、大損をしました。
これが元で、彼の資金も回らないように成ったのです。
奴に返済を頼んでも、窮状を説明されると、それ以上追求も出来ません。
逆に励ましてやるくらいです。
しかし本当に苦労しておりました。

丁度こんな頃、奴が大叔母の養子になることを聞いたのです。
本家筋に当たる大叔母は早くから夫とも子どもとも死に別れ、独り身でした。
家政婦頼りに生活していましたが90歳を過ぎ、さらに体調を壊すと心細くも
成ったのでしょう。
小さい頃から可愛がっていた奴を養子にと決めたようです。
勿論奴も、その父親も大乗り気です。
預貯金は解りませんが不動産だけでも何億です。

親戚中に広まりました。
彼は内心、これで俺の3000万は戻ってくるなとホットしものです。

そんなある日彼は裁判所から1通の書類を受け取りました。
奴に対する債権額の報告を求める書類でした。
彼は奴が破産の申請をしている事を始めて知ったのです。

今まであれだけ破産を嫌っていた奴がなぜ?
どんなときでも返せるようになったら返すと信じていた奴が何故?
奴に連絡しても携帯は通じません。自宅に押しかけても居らず、どうしても
会えません。
勿論伝言も伝わりません。
此処で彼ははっきり、「奴は彼からの借金も返済しない決意」を知ったのです。

債権者会議には積極的に発言して居ります。
奴は何より破産を嫌っていた。1流新聞社の経済記者が破産とわかれば
会社も唯ではすまないと思ったからです。
それが養子が決まると急に破産を申請しました。大叔母の莫大な遺産が
入るのは時間の問題と云うことは、誰でも知って居ます。
それが殆ど奴一人に入るのです。

ところが此処で急に破産を申請して、いままでの借金の免責を求めて居ります。 余りにも不合理ではないですか。
本破産を認めず、奴に遺産が入ったら払うように願います。

これは認められませんでした。
奴の破産は認められ、全てが免責になったのです。

現実に奴のものになって居ない資産。
大叔母が全額寄付でもすればどうなるかわかりません。
絶対に確定した資産では有りません。
確度が甚だ高くても、未確定の将来資産は破産の資産とは別らしいです。

今奴は外車です。
新聞社には何事もなかったように勤めて居ります。

彼の資金は、まだ順調に戻っていません。





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帰って来る家出した夫

2009-12-22 | 事例
遺書を残し夫が居なくなった時、おそらく私は一人、半狂乱だったでしょう。
警察に駆け込みました。
警察はろくに相手をしてくれません。現金を持ち出したことがそうさせたみたいです。
「此処に死ぬと書いて有りますよ。」と遺書を見せても「お帰りになったときは
 やさしく迎えてください。」と遺書など見向きもしません。

若干冷静になりました。
考えてみれば、万一夫が他界しても困らない様に設計されて居ります。
ローンは月25万、3600万の残がありますが、これはパアになります。
受取人が私の生命保険も慎ましやかに暮らせば10年以上は持ちます。

しかし、其の安心は一夜にして崩れました。
同じ会社をやっている夫の弟から呼び出しがあったのです。
夫の祖父が始めたお店。レコード店でした。
支店を近隣に5店舗まで増やしましたが、今は従業員まですべて一族です。
しかし今は、大型店に押されて居る上、音源はDVDを買わなくても安く手に
入ります。
経営は苦しく、悪循環となって新曲は並ばず、悪い方向に加速しているらしいです。

弟にも遺書が届いて居ました。
後を頼むと言う文句のほかに、会社の借金と返済額、其れに会社に入れたと
言う個人名義のノンバンクの借入と返済の明細、よろしく頼むとあります。
どうやら、金庫の中の30万、これも持ち出したようです。

「私は会社を守ります。会社の借金は私が払います。
 しかし、個人名義の物は、請求書も自宅に届くでしょう。
 会社では払いきれません。義姉さん、お願いします。
 万一それが、払えないときは自宅など差押さえがあるかも
 知れませんが、仕方無いでしょう。その時は自己破産でもしてください。」
さっきまでは夫が死んでも経済的には大丈夫、むしろ今よりリッチに暮らせると
思っていたのが急に逆様になったのです。

借金取りが私に押しかける。怖いし、且つマンション中に知れ渡り、
すぐに立ち退くことに成りそうです。
一旦マイナス思考になると、もう駄目です。すべて悲観的な
ことばかり浮かんで希望なんてこれぽっちりも有りません。

夫懐かしい。どうしているだろうなんて思いは吹っ飛びました。
こんな思いをさせる夫は許しておくことが出来ません。
明日にでも離婚手続きをします。

本人確認、この五月蝿さを始めて知りました。
夫が出て来ないかぎり、離婚は出来ません。何年か経たないと駄目です。
自宅はローン残より時価が高いです。差押さえに成りそうだから、私の
名義に変えようと思っても夫本人か、其の死亡が確認されない限り駄目です。
すべての事が夫の死亡確認か、本人で無いと出来ません。

もう10日も経って居るのに何処からも夫の噂は入りません。
夫に対する憎しみがつのるばかりです。

会社も同じでした。
借金の返済が出来ないから、弟がリスケをお願いしたら「協力します。
ただし社長さんでないと駄目です。」と云われたらしいです。
代表者印の在り処も分からず本当に困ったらしいです。
それらは親戚中に知れて、「夫は怪しからん。会社を除籍する。」
と言う声になって居るらしいです。しかし、本人が居ないとすべてが
どうにもならず、甚だ困っているらしいのです。

居なくなって20日目、現金書留が届きました。
中に手紙とともに30万入っていました。
「死に切れなかった。しかしこうなっては家にも戻れない。
 生活費に30万を送る。まともに働いたお金だから心配するな。」

「以前から準備して居ない限り、家出をして20日くらいで30万作れる筈がない。
 何か悪い仲間に入ったのではないだろうか。」
など考えていると尚も夫に対して憎しみが湧いてきます。

しかしそれと同時に違う感情も芽生えてきたのです。
「こんな事をしてまでも、あの人は家族を思ってくれて居るのかしら。」
「この寒いのにどうしているのだろう。子どもたちにはパパは、
 長い出張になったのよと誤魔化しては居るが、一度一緒に寝かしたいな。」
など、今までと全然違った哀れみの情が出てきたのです。

やがて、若し帰って来たら、優しく迎えてまず風呂に入れ、味噌汁を作って
ゆっくり休ませると言う考えに変わってきたのです。
其の一方で帰ったら離婚して自宅を慰謝料にもらい、今後のローン代は
子どもたちの養育費と言う名目で貰おうと言う気持ちも強く残って居ります。
私自身の気持ちが乱れに乱れてきたのです。

しかし、弟を中心とする親戚一同は直ちに社長除籍だ。
と当然起こる保証人交代のことなど忘れて硬化して居ります。
会社が持たないかも知れません。

25日目深夜、夫から初めて電話がありました。
お互いに喋りたいですが、旨が詰まって喋れません。
「明日の深夜帰る。」
それだけは分かりました。

弟に云おうか迷って居ます。云わないことにします。
しかしこれから会社にも家庭にも夫婦にも本当の問題が発生します。

25日間の失踪、周囲の者を余りにも巻き込み不幸にして居ります。






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出したかった廃業挨拶

2009-12-19 | 事例
「ところで年末をもって廃業する旨を改めて関係するところに
 出したいのですが、どんな文句が良いでしょうかね。」

観光港町の一角、この地方の肴を珍味としてみやげ物・贈り物を
主として先代が戦後直ぐに始めた店です。
2代目の息子ももう60代の前半、今年の暮れをもって廃業を覚悟しております。

店もだんだん大きくなりましたが一方では其の代償として借金は、
何倍か残って居ります。そんな返済が滞ってもう10年、銀行には
何回頭を下げたか分かりません。

売上の減少は止むことなく、昨年からは特にすごいです。
懸命に協力した妻もうつ病になりました。
これが彼が廃業を覚悟した理由です。

銀行の借金を除いて綺麗に片つきます。
銀行は3行、億近く借りて居りますが、不動産をうまく任売すると
3-4千万に減りそうです。それも保証協会が殆どになります。
銀行の1行はまだ取引が浅く、保証も担保も無く、プロパーだけですが
残は300万程度です。

年内一杯のために11月から閉店セールもしました。
メイン銀行は気づいでしょうが、幸い何も言って来ません。
他の銀行は訪問すらありません。
12月に入ったら銀行には云うつもりでした。
売出しのほうは、特に12月になってから売れて、
彼は久しぶりにまとまった金を掴めたのです。
この分ならば300万の銀行は綺麗になりそうです。

此処で彼は思いついたのです。
「長年、商売をやってきた。此処で銀行を除きすべて綺麗に清算出来る。
 せめて正式に廃業の挨拶くらいは出すべきではなかろうか。」

この辺もシャッター店が増えて居ますが、廃業挨拶なんて、
同業者からも近所からも貰った事がありません。だからこそ、
彼は挨拶状を出したかったのです。

彼は妻の名義で古くから郊外に貸家を持っていました。
其処に住む予定です。同じ年の妻との年金も後3年です。
それをつなげる生活費さえ手にすれば後はすべて銀行に支払うつもりでした。
最終完全にはならなくとも、人にも自分にも納得できる廃業をしたかったのです。

300万の銀行の返済日は12月5日。来てもらい、閉店を告げて、年明けに
全部清算が出来ると思うから、12月の支払いも待ってくれるように
依頼しました。なぜかこんな簡単で当然と思われるようなことを其の銀行は
断ったのです。待つ代わりに、その間の担保を要求したのです。
この行員は支払い寸前に云った彼を信用できなかったのでしょう。
思わずかっとなって言い争い、もの別れで終わりました。

12月も9日、彼は1通の裁判所からの通知を受け取りました。
なんとお店が仮差押になったのです。
12月の支払いがない翌日に手配しております。
おそらく、物件は任意売却するだろうから其のときに仮差を抜く条件で
残額回収は可能と見たのでしょう。

彼の理性は吹っ飛びました。

「任売は止めて競売にする。300万銀行には1円も入らないようにする。
 それのみか、仮差の保証金だって簡単に返さないようにする。
 債務名義を取ってきたらこちらは逆に仮差の損害賠償をする。」
少し意地になった見たいです。

妻がうつ病になり、店を閉めなければならない。迷惑を掛けるのを最低に
しようとこぼす相手もなく、懸命にやってきた良心を裏切られた怒りです。

挨拶状は止めます。
少しおかしいが年賀状を利用して挨拶にします。

少し残ったお金、これを半分くらい銀行に戻して仮差銀行も綺麗に
するつもりでしたがこれも止めました。すべて自分のために貯蓄します。
残債?
出たとこ勝負で行くことにしました。





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返済が出来無くなった時の助言

2009-12-16 | 事例
唯でさえ急に売れなくなった上に、追い打ちをかけて
中国生産の食品に対する世間の反発がありました。
本業は全滅かと思いました。
それだけならばまだ良かったですが円が110円のときに100で
為替予約をしておいたのが裏目に出たのです。円は90円近く、逆ザヤです。
よせばよいのにレバレッジで投資が何倍かの効果を出すように期待したのも、
悔やんでも悔やみ切れません。私は2倍で買って居ました。それで差損が、
毎月100万から150万発生し、その損を銀行に入金しないとなりません。

1年前までは何もかも薔薇色に見えた周囲が突然変貌したのです。
持ち金が底を突き、倒産を覚悟しました。
1年前。平成8年の10月です。

弁護士やコンサルタント、友達、力になりそうな人には、
すがる思いで助言を求めました。
皆さん親切で、自分のことのように心配してくれましたが、
一様に言う事は決まって居りました。

「営業で借りたお金は、リスケと云って銀行は元金返済を待って呉れますよ。
 ただし為替予約の損失は別でしょう。とすれば毎月150万の現金をこのために
 返済しないとなりません。返せる筈がありません。破産しかありませんね。」
信頼していた弁護士さえも云いました。私は完全に覚悟を決めたのです。

「会社と、保証人の貴方とお父さん。全部で300万以内で収めます。
 唯お父さんは自宅をお持ちですが、これを売却して置きましょう。
 そのほうが破産も安く簡単です。」
父親の家を売れって、私、どう父親に説明したらよいでしょうか。

兎に角そこで弁護士に200万渡しました。
今まで相談した人たちも、やむを得ないだろうと云う見方でした。

丁度そんな頃、Gさんを紹介されたのです。
其の経緯、Gさんの略歴はともかくとして、Gさんのアドバイスは違いました。

「破産?やっても良いがその後どうやって食べていくの?
 一般業者に迷惑さえ掛けなければ、こんなこと平気よ。」
要は銀行には為替差損を含めて返済は出来ないでしょう。
それならばしないと割り切りましょう。 
それで銀行がなんと言っても、びくつかず、本業だけを頑張ってください。
銀行だって直ぐには差押などやりません。
お父さんの家は担保になっているし、売掛金は無いと思うが、
少し注意をすれば、銀行だってどうしようも有りませんというのです。
しかし、対応策はこまごまと教えて呉れました。

「200万払っちゃったけれど」
と云うと「もう返って来ないよ。」の一言です。

3行から借りて居ります。うち1行が為替を取り扱って居ます。
何処の銀行にも暫く金利すら払えないことを正直に言いました。
「2-3ヶ月で金利はお支払いが出来るようにします。
 しかし、為替の損失については何も返せません。」

全部解除すれば損失が1億6000万。
何としても返済できるお金では有りません。
しかし解約しました。

「3月の決算時でサービサーに譲渡する事になるでしょう。」
為替の銀行はこう云って居ました。

しかし本業は頑張りました。
「いざと云うとき、本業は頼りになるし、本業しか頼りにならないよ。」
と云ったGさんの言葉に従ったのです。
「どうしてもの時にお願いします。」と、破産は後回し。

中国離れも75日、消費者の気持ちは元に戻って居たのも幸いしました。
赤字だった本業が期待を上回る業績になりそうです。

金利すら払ってない銀行も好意的でした。
特に本業の奮闘は皆さん誉めてくれました。
不良債権には、しそうもありません。

そうこうしているうちに、あの為替銀行が逆に再建案を示してくれたのです。
「一旦落ちた営業面が元に戻るまで当行は全力で応援します」
1億5000万以上の為替差損は借りていることさえ認めてくれれば、
当分金利すら要求しません。一般の返済は当分金利だけでよいです。
しかも其の金利も一律1.5%にしましょうと、サービサー譲渡の話など
忘れて居ります。他の2行もこれに追従。金利が少しでも助かったのは
嬉しかったです。

「私の言った通りになったでしょう。」
Gさんは笑って居ました。
でも、あの200万はどんなに交渉しても戻りませんでした。

あの時私に破産を勧めた友達の中には、早まって自分が破産をした人も居ります。

私は小細工など一切使わず、万一銀行が何かやって来たら其れに身を
まかせるだけと覚悟して本業にいそしんだのです。

其れにしても世間の思惑など本当に宛てに出来ないと思います。
それとこんな時の200万、返済の道があっても良いではないでしょうか。 





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司法書士が洩らした詐害行為

2009-12-13 | 事例
「このあたりの司法書士の半分以上は皆さん銀行からの仕事です。
 睨まれるとお飯の食い上げですが。
 それに司法書士の仕事でも、あれは誰がやったと直ぐ分かるものなんです。
 そんな銀行に過去にやった仕事を聞かれると嘘はつき難くて。」

もう60になるかと思われる司法書士は汗を浮かべながら彼に言い訳をして居ます。
彼が司法書士に登記を依頼した件が1年後に詐害行為で銀行から詐害行為で
訴訟を受けたのです。
何と無くおかしさを感じた彼は依頼した司法書士を訪ねたのです。
勿論、司法書士が仕事上で得た個人の情報は他に漏らしてはなりません。

小さな田舎町、彼の兄が経営するする工場が大きい方です。

彼の自宅は父親からもらったものです。
300坪の敷地です。
会社ばかりでなく、近所でも常務さんと云われて、
週一のゴルフは彼の絶好調の証でした。

工場の借入れは保証人になって居りますが、兄と違って担保は
提供して居りません。
会社がおかしくなるにつれて、自宅が心配の種です。
会社はリスケもしても、手形の決済は漸くになって居ます。

資金の話のときに、露骨に兄に、弟の家の担保提供を
要求する銀行も出ていました。もう放っては置けません。
兄に勧められて半分だけを結婚35年の妻に贈ることにしました。

其れに、運よく、丁度その頃、会社は輸入関係で3000万の支払いがありました。
漸く工面をした兄は、その金を弟のために一時動かしてやのです。

そのお金を兄弟の叔父に振り込み、彼は叔父から3000万を借ります。
担保は自宅です。そして彼は直ちに会社に振りこみます。会社は
支払いに回します。一連のお金の流れがすべて裏づけと共に出来たのです。

彼は直ちに、この二つを登記したのです。
町で古手の司法書士に依頼しました。
この時に、気の緩みか、それとも大丈夫と云うお墨つきが欲しいのか、
彼は今までのいきさつを、ぺらぺらと司法書誌に喋ったのです。
司法書士は何も云わず忠実に登記だけを完全にしてくれました。

「結婚20年の税法の恩典。これを受けれるような贈与は銀行など
 差押さえはしてこないさ。それももう半分は、担保でお金の流れも
 きちんとしているし、手もつけれないさ。」

それから日を得ず会社は任意整理で倒産しました。
銀行は担保処分も終わり、彼のところも訪ねて来ましたが、
「払いたいが払えません。」と云う彼の言葉に、おとなしく下がって居ます。
彼はこれでケリは付いたと思って居たのです。

ところが地元の信金だけは彼に返済をせがむのです。
「払えません。」と云うと「奥さんに贈与した分でも何とかならないか。」
と云うのです。
傷に触られるように思って、思わず彼の怒鳴った記憶があります。

しかし、それから1ヶ月経たないうちにこの不動産を全部仮差しと
同時に、奥さん贈与分も叔父の担保分も詐害行為で有るから、
取り消しを求める訴訟があったのです。

裁判が進行し、法廷や相手の準備書面から彼は少し疑問を持ってきたのです。
彼が司法書士に喋ったようなことが、よく出てきます。
「なぜ今頃急に奥さんに贈与したのか。」「叔父は貸した3000を
 どうやって工面したか。」など「突っ込まれるとこちらも弱いが」
なんて確かにこぼした言葉です。
彼はそこで司法書士を訪ねたのです。

「儂ら司法書士はそれが違法とわかっているときに
 その仕事を請けてはならないのです。貴方の依頼は、
 直ぐに詐害行為に引っかかると思いました。
 受けてはいけなかったですね。それを銀行につつかれると
 私も返す言葉もありませんでした。そこである程度のことを
 喋ってしまったのですがおそらく参考になったのでしょう。
 詐害行為の訴訟はそれから直ぐの様ですからね。」

要は、「彼が喋らなくても普通の司法書士には直ぐ詐害行為と分かり、
誰も登記などしなかったでしょう。貴方もあきらめて銀行と和解の道を
探したらどうっですか。」と云う半ば開き直った言葉です。

裁判はあっけなく終わりました。
妻の場合は「いまどき何故、急に贈与したのか理由が曖昧である。
それに妻は何も会社の経営を知らなかったと云って居るが、会社のNO2 の
常務がそんなことを一言も妻に言わない筈が無い。」
また叔父のほうは叔父がどうして3000万を調達したか不明で、
且つこの流れにも如何にもつくり物らしい不審の点がある。信頼できない」
云うことでした。

もう半年、この登記が早かったか、または信金から催促のときに、もう少し
真剣に「払う話」をしていればこの事件は相当変わっていたと思います。

それにしても詐害行為のきっかけを司法書士が作ったとは驚きました。





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これが詐害行為ですか

2009-12-10 | 事例
「君、これ詐害行為ではないの?」
その言葉だけわずかに聞き取れました。上席が部下に聞いているのです。
ある税務署内で彼は心細く上席と署員のやり取りの終わるのを待っていました。

彼は母一人、子一人の娘と結婚しています。
義母は子どもを遠くへ手放すのを嫌がり、勤務医の彼に自宅近くでの
開業を薦めたのです。昭和も40年代です。
開業資金など全然無かった彼に全部を融資してくれたのも義母です。
しかし若くして夫と別れた義母もしっかり者で、きちんとした借用書を取り、
金のの動きは分かる様、このための通帳を作らせて居ります。

人の良い彼には医師といってもお金を残すことなど出来なく、
借金を返していくのが背一杯でした。
しかし、わがままに育った妻は彼に自宅をせがむようになったのです。
豪邸とその時に勧められて不動産投資をしたのがその後の彼を狂わせて
しまいました。

返済が出来なく、義母への借金も止まりました。
こんなときに彼は医師専門の金融業者から借りたことがあります。
このときに診療報酬の譲渡ということを知ったのです。

結果として投資不動産も自宅も全部取られました。
莫大な借金と税金が残ったのです。

このときに、彼は「このままならば診療報酬も取られてしまう。
義母にはすべて返済をしたい。診療報酬は義母に譲渡しよう。」
そして診療所の最低限の費用は義母からまた返してもらえばよい、
としてすべて義母に譲渡したのです。

ところがそれを税務署に差し押さえられてしまったのです。
保険基金は税務署に渡しません。しかし税務署の差押さえだからと
義母にも渡しません。両方の話し合いを見守る態度でした。
案の上、税務署からの呼び出しもあり、本日の出頭です。

25年の前の借金で、きちんとした念書はあります。
以後の返済の記録も確かです。
返済が出来なくなった事情も全部解り、実証もされます。
税務署は詐害行為では無いと認めたのです。
彼は、本当にほっとしました。
でも、この義母に診療報酬の譲渡は、サービサーに渡った債務が
解決をしない限り続けなければなりません。

銀行から譲渡されたサービサーは、評判の悪いサービサーでした。
高い和解金を提示して居ります。
医師というイメージから払えない金額では無いと踏んで居ります。

実際に診療報酬を譲渡し、必要なお金しかもらっていない彼には
手の届く額では有りませんでした。
彼には差し押さえられるものは何一つありません。

しかし、診療報酬は差し押さえられました。
しかし譲渡後でサービサーは空振りです。

しかしこれに納得しないサービサーは財産開示を求め、財産の無い事を
確認した後、この診療報酬を義母に譲渡した理由を細かく彼に聞いて居ります。

彼はこれで漸くすべてが終わったと思って居りました。
しかし、まもなく義母に裁判所から書類が届いたのです。
「診療報酬の譲渡契約を直ちに解除せよ。
 そして、サービサーが差し押さえたときから今日までの
 譲渡された金額を全額返済しなさい。」
つまり、詐害行為取り消しと その支払い命令です。
丁度その額がサービサーの和解の要求金額と見合って居ります。

義母から聞いた彼は直ちに争うのを覚悟しました。
義母の代理人として争うつもりですが、1度は義母も法廷に立つ必要はあります。

若い頃離婚の裁判で裁判所になれていると、85歳の義母は強がって居ります。
この裁判で今までの長い借金の問題は全て終止符が打てるでしょう。

しかし、この義母の強がりがある日を境にして急変しました。
「この争いを続けて居たのでは私は家から何まですべてを失ってしまう。
 早いところ相手と和解したほうが良い。要求されたお金は全部私が
 出しましょう。今日にでも和解をしてくれ。」
打って変わった、気短な年寄りの言葉です。

何で急に変わったか分かりません。
おそらく、誰かの入れ知恵を思いますが、この事を知って居る人は
関係者しか有りません。
相手の弁護士が何か口実を設けて義母に電話をしたくらいしか
予想出来ませんがそんなこと、弁護士がするものでしょうか。
義母が何で変わったか、その理由は云いませんでした。

結局はこの事件、サービサーの要求通りに払って翌日解決しました。

当初彼は非常に不透明なものを感じていましたが、その後直ぐに、
サービサーの問題が無くなった開放感で一杯で忘れてしまいました。

平成12-3年頃までは、今で言う第2会社の営業後継を巡って、
詐害行為の裁判も見ましたが、平成15年くら前から全然見なくなりました。
今では詐害行為の裁判と云うと必ず不動産が絡んだ問題と思って間違いは
ありません。

こんな訴訟は、久しぶりでした。
しかも争えば絶対に勝つ自信もありました。
相手はむしろ小金のある老女を脅して、若干でも物にするつもりだったと
思います。

いたずらに詐害行為という言葉で脅すサービサー。そんなサービサーに
対して私は非常に腹が立ちます。





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社長の給料

2009-12-06 | 事例
「当行は社長さんが自らの給料を返上しても、会社を黒字にする。
 そんな社長と会社が好きなんです。日本の中小企業といっても、
 結局は会社も社長のものなんです。経営者は個人の資産・収入まで
 会社と同一くらいに考えたいです。」
3年前に大手の銀行員が言った言葉です。
「今月は、丁度儂の給料くらい赤字になりそうだ。」
気安さからついこぼした彼に返って来た言葉でした。

「冗談じゃあない。いくら自分の会社でも給料まで
 会社につぎ込むことが出来るか。」
内心は大いに反対したものです。

しかしその言葉は強く彼に残りました。

「経営者に個人資産がある場合は、すべて明らかにして
 銀行に交渉しなさい。お金を貸してくれますよ。」
商工会の講演で聞きました。
「社長が給料すら、ろくに貰っていない会社は多いですよ。
 今時、満足に貰える会社は良いですよ。」
税理士の言葉です。
「お前なあ。本当にお金が無い時は、まず自分の給料返上から行くよ。
 それが普通の社長ではないかな。
 部下に給料を払わず自分だけが貰う事が出来る社長は先ず居ないよ。」
親友の言です。

「そうか不景気の時は、まず社長は給料を返上すべきか。」
おぼろげながらの彼の悟りでした。

そんな彼が給料を貰わない時が意外に早くやって来ました。
直前に得意先の倒産に会い、資金手当てが間に合わなかったのです。
彼の給料は工員4人分です。
何とか遅配も欠配も無く過ごせました。

そればかりでなく、赤字と思って居たその月の月次は、
人権費が少ないために黒字になって居たのです。

「給料返上は誰にも迷惑をかけずに、資金繰りを助け、
 おまけに会社は黒字になる。しかも、儂はもっとやらねばと
 云うファイトも沸いてくる。たまには給料の返上もすべきだな。」 
普通給料の返上は資金状態が切羽詰まってやるものですが、
彼の場合は少し違っていたのです。

それから赤字になりそうな時や、資金が不足しそうな時は、
彼はむしろ積極的に給料の返上をするようになったのです。

しかしこれで済めばよいですが、彼だってそんなに給料を貰わないと
妻に文句を言われます。自分の小遣いも有りません。

たまりかねて、会社のお金を少し持ち出します。
その分、返上した給料を少し返して貰ったのでは、面子がありません。
事務員の「仮払いにして置きます。」の一言で仮払いになりました。
今まで社長でも、理由が無いと会社の金など個人で持ち出したことは
ありませんでしたが、こんなに簡単に持ち出せるとは知りませんでした。

それから清算をしない仮払金が増えてきたのです。

不景気が進みます。
彼は自分の持ち出し以外に、時にバッタで買う材料代すら仮払いにしたのです。
仮払金は物すごい勢いで増えました。
しかし彼の会社は万年黒字です。

仮払いが残ります。
時に「清算をしなければ」と、悩む彼を救う事態が起こりました。
税務署の監査が入ったのです。
「何か云われるな。どうしよう。」
と恐れおののいている彼に、税務署はがっちり仮払いの費目を調べながら
一言も云いませんでした。すんなり通ったのです。
おそらく今の処理の方が、税金は多かったのでしょう。
この事は彼を非常に勇気つけました。
「税務署だって認めたんだ。俺のやっていることは正しいんだ。」

しかし銀行は、違います。
1年目はまだ良かったですが、2年目になると首をかしげ、3年目になると
相手にもしなくなったのです。
もう貸してくれません。リスケに漸く応じてくれたくらいです。
実態を何度も聞かれましたが、その実態は彼にも分からなくなって居ました。
要は仮払いの分だけが赤字になる。その仮払いの中身は不詳と云うことです。

今の会社は本当に彼に給料を払うことが出来ない程、体力が落ちて居ました。

「われわれは、自分の収入が欲しいために必死になって働いているのですよ。
 それが給料です。簡単にいじってはなりません。
 最後の最後です。利益調整のためにやるなんて最低です。」
あの頃一人反対したコンサルタントを思い出します。

彼の会社の再建が始まります。
もし社長給料で操作を始めなければ、此処までの落ち込み名なかった様な気がします。





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