かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

モラトリアム、 その後の資金繰り

2010-04-28 | 事例
私は、家族とも板前までを入れて7名の温泉地のホテルの社長です。
普通ならば、昨年末、倒産して居た筈です。
其れが10月に、あれほど応じなかったリスケを銀行は金利だけで、即 認めたのです。
当時世の中、モラトリアムで騒いでいました、その影響が大きかったでしょう。

「Kさん。当分、金利だけでよいです。
 しかし、今までの未払いの、せめてその金利、そして保証協会が
 延期されますから、その保証料は早急に払ってください。
 それに手形貸しの分は、本来は14%の遅延損害金ですが、
 これは普通の金利にさせていただきます。以上、よろしくお願いします。
 其れと今後の改善計画もご提出願いたいですが。」

この言葉が、もう1年早かったら、高利の金を借りるまでも無かったでしょう。
今の資金繰りは随分違っていたでしょう。
リスケなき頃の零細企業の倒産は銀行に返すが為に借りたノンバンクの
返済が原因になって居た事が多かったのです。
兎に角、元金返済の繰り延べは、認められました。
しかし金利や保証協会の追加保証料が130万。払えっこありませんでした。

あの時銀行は、11月末で不良債権にすると言って居ました。
其れがころっと変わったのですから、施行前と云っても
モラトリアム法案の賜物と信じて居ります。

しかし、銀行返済の為に、今まで、固定資産税や社会保険を満足に払ってありません。
1年以上の滞納になって居ますから、電話の口調も厳しいものに変わって居ります。
苦しさは変わりません。
結果はそれらが増えた為、銀行は遅延分は勿論、発生分も遅れる状態でした。

「改善計画を出してください。」と云うのを無視して放っておきました。
試算表だけは2ケ月遅れですが、見せて居ります。
そんな試算表を見ながら担当者は呟いていました。
「社長。このホテル、やっぱり持ちませんよ。
 当行がいくら金利だけにしても、改善の内容は何一つ進んではいませんね。
 それに公租公租の遅れやノンバンクの返済をどうするつもりですか。」

面と向かって強く云われるより、堪えました。
あわてて、コンサルタントに相談を持ちかけたのです。

「トイレの掃除は社長と決めましょう。」
遠慮なくコンサルタントは決め付けます。
削れるだけ削って漸く黒字に成る計画を造り、先ずはこの達成を自分に誓ったのです。

計画が出来て2ヶ月に成ります。
売上達成率は88%です。原価率は非常に少ないですから、資金にモロに影響します。
それにノンバンクはまだ良いですが、公租公課が思ったよりきつく、こちらの
返済計画では了承しません。計画のときはつきの売上が500万有れば回ると
思っていた資金繰りが、600万で無いと回りません。
狂えば銀行に払う金利が払えなくなるだけです。
これで銀行は何時まで承知をしてくれるのでしょうか。

銀行と金利だけは返済しますと約束しながら、支払いは殆ど遣っていません。
それでホテルの経営を持たして居ります。
しかし昨今の売上、更に減って来そうです。
其れが肴屋など業者に響いた時は覚悟せざるを得ないでしょう。

コンサルタントが云って居りました。
「モラトリアムが出来てから、目に見えて相談者が少なくなって来ました。
 その為に事務所まで縮小すると云うコンサルタントが結構多いですよ。」
要は私みたいに銀行にしわ寄せをして倒産する者が少なくなったのです。

統計でも倒産件数は減っているみたいです。
しかし、少なくとも零細企業の場合は、改善では無くて、資金のやりくりで
逃げ場が出来たと云うことだけで、実態はもっと悪くなって居るのでは無いでしょうか。

倒産は、このやりくりが出来なくなった時に発生します。

確かに倒産は減って居るでしょう。
しかし銀行の匙加減一つで、見えなかった倒産が多発する事は十分に考えられます。

来年3月でモラトリ法案も終わります。
銀行だって今のような遣り方はこれ以上持たないでしょう。
万一、銀行が金利や、保証協会の保証料をきちんと回収にすれば、今までの
隠れていた零細企業の倒産は一気に増えるのではないでしょうか。

私のところも其れまでの寿命と思います。
今からその準備が必要かとも思って居ります。


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零細企業、再生の始まり

2010-04-25 | 事例
Mはほっとして弁護士の事務所を出ました。
何時も頭から離れない倒産が案外簡単に出来そうです。
担保になっている自宅も事務所も取られる覚悟は出来て居ります。
「今は破産も簡単になりました。おそらくこの破産は弁護士費用も
 含めて100万で出来ると思います。それで債務者の会社と保証人の
 貴方を破産します。そうすればもう綺麗な身に成りますから
 安心して次の仕事も出来ます。」
念の為にもいう1軒回りましたが同じような答えです。
「破産をしよう。」Mは決めたのです。

「破産? 儂等、母親や兄弟など、保証人にも迷惑は掛からないのですね。」
保証人は身内です。父親に念を押されて「しまった。聞かなかった。」

今度はインターネットで探したコンサルタントに電話しました。
「破産の場合は一般には直ちに保証人に請求が行きます。破産とは関係ありません。
 保証人も一緒に破産をすれば良いですが、自宅など資産がある方は
 出来ませんし、別個に交渉するより仕方ありませんね。」

それに次のようなことを付け加えました。
「破産は過去の通帳を2年間くらい調べます。その間に内緒の動きはありませんね。」
弁護士はこれも言ってくれませんでした。
「景気の良い頃、別荘を買いました。銀行も知りません。其れを1年ほど前に
 処分して一旦私の口座に入金になって居ます。今は家内に預け、これだけが
 万一のときの隠し金です。」
「多分解ります。不動産や退職金など多額な一時所得は隠し持っていないか
 追求されます。多分解るでしょう。解れば取られます。また時価20万以上の
 車なども取られましから。まっ、一番の問題は、破産をすれば今の仕事は
 出来なくなりますから、今後の生活をどうするかの問題が起こりますがね。」

愕然としました。知りませんでした。破産は出来そうもありません。
法的整理ならば、全部破産と同じで、通帳を経由した隠し資産は守れ無いし、
また保証人には、普通より強い請求が行くとの事です。

翌日、コンサルタントと向かい合っていました。
「何処にも返済をしなければ今の本業で生活できますか。
 生活さえ出来れば、借金の方はどうにでも片つきますよ。」
先ず一声でした。
「借金取りが煩くても、先ず自分の生活を守りましょう。家族のためです。
 借金などその後の問題です。」

今までは返済しか考えずに、破産後などは頭にありませんでした。
「今後の方法はいろいろな手段が考えられますが、全部一長一短があります。
 ただその手段・方法より、今は本業で生活が出来るか出ないかの問題です。」
幸い昨年から更に落ち込んでいた売上は、此処2ヶ月、下げ止まって居ます。
更にリストラをして、厳しく遣れば、返済さえ無ければ、何とか続きそうな感じです。

「出来るなら、もう借金は一切返さずに仕事を続けてください。
 借金は一応返済出来なくなった事だけ、断りましょう。
 それで相手がいろいろ差押えて来ても、早くても6ヶ月以上先です。
 ましてや担保の競売をしても1年以上先です。その間に保証人の対策や、
 自分の今後について細かく手も打てます。しかし、今の時代ならば、
 断りようによればノンバンクだって暫く待ってくれますよ。

 それに会社は、第2会社とか会社分割とかいろいろな方法が有りますが、
 いずれもお金が掛かったり、詐害行為を心配したり、また新たに取引口座の
 取り直しに苦労したりします。特に貴方のところはノンバンクの返済が資金を
 一番狂わせて居ります。煩いノンバンクは個人で借りて居ますから、どんなに
 会社を変えてても貴方に請求は付きまといます。
 今の会社を操業しながら借金整理をしましょう。」

「そんなことって出来るのですか。」
「出来るにも出来ないにも遣らなければ自分の破滅しかないでしょう。
 決して楽ではありませんよ。最悪の場合は全くの無一文に成る腹だけは
 絶えず持って居て下さい。背水の陣ですね。」

兎に角急ぐことは、今月の仕入先の支払いの減額交渉と、保証人の不動産の保全だ、
との事です。続いて、ノンバンクと銀行に、とりあえず今月待ってくださいと
伝えましょう。今まで約束通りに払って居たから、何処も簡単に了承します。
次の支払か、その次には払えないことを云いましょう。

以下細かい注意が続きます。

いたずらに債権者が怖くて、それから逃れることしか考えて居ませんでした。
しかしこうして話してみると何とか成りそうです。
ましてや今の下げ止まりが少しでも上向きになれば助かります。

マイナスからのやり直し、チャレンジします。


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悪徳弁護士かも

2010-04-22 | 事例
「これで未払いの半分は回収できる。」
M子はほっとした所です。
不払いのY建設が市の工事を落札したという噂を聞き、その真偽を確かめ、
検査が済み、入金間違いないと解ってから,工事代金を差押えたのです。
不払い金額2000万。M土建がやったY建設の下請け代金です。
差押さえ金額は不足ですが1200万です。

丸投げ禁止の土建業界ですが、官庁の工事は丸投げ同然が続いて居ります。
下請けから孫請まであるのが普通です。
M子もY建設の下請けをしたときに、孫請を依頼して居ります。

Y建設はそれに目をつけてきたのです。
全ての入金が終わり、いざ下請け代金の支払いの段に成ってから、
「M土建の行為は、丸投げだ。
違法な事には支払えない。」と云って支払いを中止したのです。
若干負けさせようと思って弁護士に相談したら、全額払わない方が
良いと言われて、急遽、作戦を変えたらしいです。

M子は初めて訴訟を起しました。弁護士も頼めません。
「M土建は必要な日程管理・仕上がり管理をしており決して丸投げとはいえない。
 其れにこの工事は7ヶ月に渡り行われた工事であって、Y建設は孫請に付いて
 疑問や不満があればいくらでも注意が出来た事で有るが、それを一回もしていない。
 それで入金があってから解約を主張するなど、商道徳に反するものである。」

M子の完璧な勝訴でした。
途中の和解にも同意しませんでした。
相手は、上告もしませんでした。
聞くところによると、この弁護士は、弁護士も頼めないようなところを
相手に訴訟を持ちかけ。和解にして、多額の値引きさせると言うにのが
常用手段だったらしいです。

裁判に勝っても回収で来ません。
差押えたくても、相手はこの裁判中に不動産の名義など変えて居ります。
詐害行為の裁判もM子一人では無理でしょう。
相手の受注をジット待って居たのです。
その時期がついに遣ってきたのです。

順調と思っていた差押さえに異変が起こりました。
差押さえが済んで首を長くしているM子に裁判所から届いたのは、
他からの配当要求が有ったと言う通知書でした。
今回のY建設の下請が配当要求を裁判所に提出したのです。

Y建設の売掛金は何処にも担保になって居りませんから、
債務名義を持ったところならば何件でも差押さえが出来、
配当は債権額の比率に成ります。
今回の下請けはY建設と公正証書を結んで居るから、
債務名義をもっているという主張です。
下請けの債権額は1000万ですから、M土建の配当は800万に減ってしまいます。

しかしこんな難しいことを、Y建設や下請けが知っている筈が有りません。
彼等は差し押さえを知ってからあわてて、弁護士に相談したのでしょう。
配当要求書も弁護士名です。

びっくりして落胆したM子でしたが冷静になって考えると、
どうも少しおかしいです。
「弁護士の助言ならば、差押さえがあってから、
 公正証書も結んで居るだろう。そんな事で差押さえに
 いちゃもんがつけれるようならば、世間の売掛金差押さえなど、
 怖さがぐんと減ります。やはりこれも時系列が効いて、差押さえの
 申請後の公正証書作成はこの差押えに対抗出来ないのと違うかしら。」
裁判所に聞いてみることにしました。

電話した裁判所は答えて居ります。
「要求のあった配当要求は、全て差し押さえの執行後、
 発生したものですから何の権利もありません。
 お宅一軒の配当に成ります。」

弁護士の指導は実のらなかったのです。

M子にとってははじめての経験。
その2回とも世間の常識では考えられないことにケチが付いて居ります。
其れが事件を大きくして居ます。ともに弁護士の指導です。
こんな弁護士は全体から見ると少ないでしょうが、M子は2回が2回とも
当たって居ります。と云うことは、こんな馬鹿げた論争が以外に多いかも知れません。

世間を引っ張っていく法曹界の方々、少なくとも弱者相手の無理の
言いがかりだけは自粛してもらいたいと思います。


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相続狙いの破産

2010-04-17 | 事例
「何 ! Kが破産をするだって。」
裁判所から来た1通の書類。
心当たりが全然無かっただけに、内容には愕然としました。
彼の方が10歳上ですが従兄弟です。

都心から一寸外れたこの地区、同じ分家同士で小さい頃から
よく付き合っていました。Kが有名大学を出て、一流新聞社の
経済記者になっても付き合いは続いていました。
そんなKはみんなから好かれて、近く大叔母のところに養子で
入る話が付いて居ります。
大叔母はもう93歳。それで直接の身寄りは居りません。
本家の主が身辺に気を使って居ります。Kの養子のことも、
元はこの主から出て居る様です。
大叔母の資産は本家についで多く、親戚内の話題となって居ます。
一族のエリート・Kがその養子になると聞いて、なんとなくみんな納得したものです。

そんなKに彼は、2000万近くお金を貸して居りました。
株を遣っていると気は付いて居ましたが、お互い、口には出しません。
ただ最近、売上も減少し、資金の詰まった彼がKに返済を求めたことは確かです。
言葉を濁らすKに彼は冗談で言ったのです。
「まっ、いいさ、そのうちあんたも大きな財産が自由に成るだろうから
 その時にごっそりと熨斗をつけて返して貰うから。」

それが急に破産の申請をしたみたいです。
裁判所からの残高の確認で知りました。
「元気と云っても大叔母は93歳。持病もあるらしいから、
 財産は全部Kのものになる事は間違いない。
 だからその前に破産をして借金は全て綺麗にして
 b大叔母の残財産をそっくり我が物にするつもりだな。」

此処から彼も必死でした。放っておけば2000万はパーです。
債権者は銀行も含めて6名です。全くの個人は彼だけです。
全体で1億余です。
業者は破産と聞いて諦めたのか、債権者会議にも出ません。
彼が黙っていればそのまま破産は認められますが、彼一人、
破産に猛反対をしました。近く、全てを弁済しても尚大きく余る
多額の遺産が入って来る者に、破産させる必要は無い、と云う主張です。

其ればかりでなく、彼は大叔母にも直訴しました。
相続財産の中から、彼からの負債を綺麗にする様に約束させてくれと頼んだのです。
また本家の主にも、同じ様なことを、大叔母に取り成して下さいと頼んで居ます。
つい親戚にもこぼして居ります。しかし、みんな冷たいものです。
小さい頃からみんなに好かれていたK、それに近く本家と並ぶ位の
金持ちになる予定のK。大叔母にはもう何も言って解りませんし、
本家も余り拘わりたくない様子です。

彼の異議はあっけなく却下されました。
そしてKの破産は決定しました。
「将来、入るであろうと云う資産を当てにして、
 現在の借金の返済を延ばすということは出来ない。」
何社かの高利の借金を返さないわけには行かない。
破産はやむを得ないというのです。

他の債権者はみんな業者ですから、Kの会社につげ口をすることは有りません。
つまり会社には解りません。一流新聞の経済記者が株で失敗して破産をすれば、
首にはならなくても今の仕事は出来ないでしょう。
Kは業者が会社に告げたりいない事が解っていました。
彼一人位が仮に騒いでも十分に押さえられると思っていたでしょう。
第一、騒ぐ筈が無いと思って居たと思います。

Kの思惑はまんまと成功しました。
と見えたのですが、この養子の件は間もなく破談と成りました。
本家の主が彼からKの破産を聞いて急遽Kの素行について調べたのです。
Kは養子が決まったと言っても余り大叔母のところに顔を見せて居りません。
むしろ本家の嫁や娘が身の周りの世話をしているといってもよいでしょう。
大手新聞の記者、どうしても時間が自由に成らないと言うのがKの言い訳でした。
しかし本家はそう言ってKが遊び歩いていたこと突き止めたのです。
親族会議は本家の主の兄弟3名です。うち一人はKの父親です。

元々、大叔母が決めたのでなく、この3名で決めたこと、Kの父親が
どんなに反対をしても後の二人に押し切られてしまいました。

大叔母を口説いて、よく世話をして居る、本家の嫁と娘に若干を遺贈し、
後を大叔母の一人兄弟の子供、3名が継ぐのが一番妥当な線でしょう。

彼だけは、何時も助かっていません。
Kは遺産が入らなくなってもKの父親には3分の1入ってきます。
しかし、彼は1円すら貰えそうもありません。

彼は何とかして自然にKの破産が会社に知られないかと考えて居ります。


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顧問契約の難しさ

2010-04-13 | 事例
「企業再生」
聞こえは良いです。
しかし、企業を再生できる場合は非常に少ないです。
けれど、企業再生の為と称して顧問契約を結びます。
破綻の時、企業は倒産か事実上消滅してしまいます。
そして、事業再生が始まるのです。契約した顧問。
このときに今までの会社と経営者をどのくらい尊重してくれるでしょうか。

「銀行に払えなくなりました。返済金の低減で、うまく銀行と話をつけて頂きたいです。」
頼のまれた弁護士は何か銀行と話をしたみたいです。
依頼者は、弁護士から、金利だけは払いなさいと云われました。
「万一銀行が何か言ってきたら直ぐに連絡してください。」
「腕の立つ弁護士」と、すっかり信用して、月10万で顧問契約をして、
そのまま何もなく1年以上。時折「その後銀行が何か言って来ましたか。」と
弁護士からの問い合わせだけです。同業者に聞いたら、この様な返済方法は
当たり前の事で、自分が交渉するのが普通と云われました。
今では、弁護士に払うのを止めて、銀行には金利だけを払って居ます。
無意味にちかい契約を惰性で続けている。双方途中で気付いている筈です。
解約は顧問からは絶対に口にしません。
依頼者はそう気付いたら勇気を出して直ちに断るべきでしょう。

「貴方の会社、債務額が10億、破産余納金が400万です。
 同額、私の委任料を頂きます。会社とその保証人の
 貴方とご長男、3人ですからみんなで2400万頂きます。」
長い付き合いの顧問弁護士です。費用は2000万に負けて貰いました。
顧問契約だったから安くなったと信じて居ります。
が、ちと可笑しくは有りませんか。その破産、いくら掛かっても全部で
500万くらいあれば十分のような感じですが。
いくら親密な顧問契約をして居ても、これが最後の依頼ごと云う場合、
顧問だったから安くなるのではなく、逆に通常より相当高くなる例を
何件も知って居ります。そう云えば、破綻しそうな債務者が一番金蔓と、
以前SFCGの大島社長が云って居ました。

「社長、私を入れて顧問が現在5名。多すぎますよ。
 税理士と私だけで十分ですね。」
月に50万の指導料を20万にするために、再生コンサルタントは
社長に発破をかけて居ります。
他に、弁護士、其れに本業に関するコンサルタントを2名契約して居ります。
「それは良いですが、誰が皆さんに契約中止を言うのですか。
 特に弁護士は古くからの付き合いで、私にはとても云えませんよ。」
結局社長と再生コンサルタント二人が一緒になって、弁護士に云おうと、
二人で訪問したまでは良かったですが、二人とも切り出せません。
非弁活動を意識してか、実行力のないコンサルタントは結構居ります。
そんなコンサルタントに当たって信じちゃった依頼者、次に悲劇が待って居ます。

「私の作った資料、是非経営に生かしてください。」
そんな税理士の作っている資料、出来上がるのが締めてから50日以上かかって居ります。
月次の試算表など、翌月の20日前に出来ないと価値が遥かに薄れます。
でも、税理士に強く言うと必ず翌月20日前後には出来るようになります。
強く言って希望日までに作らせましょうね。
特別費用は不必要です。
遣らない税理士は帰るべきでしょう。

会社分割で再生が得意なコンサルタント。顧問料は月に30万です。
其処の補助員が呟いていました。
「ホテルを分割するってどうするのだろうか。偶数階はこの会社、
 奇数階はこの会社と云うようにするのかな。あるいはどの階も
 半分ずつ使うのかな。」
冗句ではないみたい。
この会社に30万払っていて大丈夫かなと思います。
何も知らない依頼者は顧問の言を100%信じます。
その舵取りが不確かな場合も多いです。
最初の出会い、運とは云え、大切です。

多くの顧問契約の実態を見て居ります。
「良かったな。顧問契約をしていて。」
と思うより「あの契約、無駄ではないだろうか。」と思う時の方が多いです。
顧問契約の少ない私のやっかみだけではない様な気がします。

自分の会社が破綻しそうと云う思いに陥った人は藁でも掴みたいです。
その時の助言は実に有り難いです。そしてそれが安易な顧問契約に通じます。
「顧問契約なんて一種の保険さ。」
ある著名な銀行対応のコンサルタントが云っていました。
そうかも知れません。

でも決してお金があるとは居えない人たちの契約、自分の意志が
はっきり云える人と慎重に結びたいものです。


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再生阻害の一因

2010-04-10 | 事例
何たってこの老舗は次男で持って居ました。
70歳を超えた母親と男の子二人が経営している企業です。
子供はともに40台、しかも長男はまだ独り身です。
ずぼらな長男に比べて次男は良く気が回りました。
コンピューターにも強く、銀行に出す資料など次男で無ければ通用しません。
勿論、銀行は何を話すにも次男です。長男は、銀行と顔を見合わせるのも
億劫だったようです。

創業者の祖父も、また父も相継いで昭和の終わりに世を去って居ります。
以後母は必死になって暖簾を守って来ました。二人の子供は其の母に、
ただ付いてきただけです。
幾つになっても甘さは抜けて居りません。

昭和30年代、40年代は花形でした。オーディオ・ビデュアルを
先取りした経営は県下どころか近県にも鳴り渡っていました。
しかし女手の悲しさ、量販店にもなれず、ただ1軒の店舗にしがみついて来たのです。
それに、銀座通りといわれた商店街も今は駅前に取られて人通りも有りません。
ただ店と同時にやっていた、音楽塾で何とか全体を回して居りますが、これとて
提携しているメーカーが今は組織丸取りを狙って居ります。

店は先細り、ついには借入返済の為に、自宅まで売却しました。
会社の1部を手直しして母と長男は其処に住み始めて居ります。
店舗も今までビルの1Fと2Fでしたが今は1Fのまとめ、
商品も音楽関係だけに絞って居ります。

「このままでは遠からず、お店は整理をしなければならないでしょう。
 その時に一家みんながこの店にへばりついて居ますと、みんなが悲劇になります。
 幸い次男の方はパソコンに詳しく、商店会でも講師などやっているみたいですから、
 このビルの2階でパソコン教室を開いたら如何ですか。それで、すっぱりと
 この店から手を引いて、後を長男とお母さんとがやって行きましょう。」

コンサルタントのGが薦めた裏には兄弟の確執も大きな要素でありました。
兄は何にもやっていないのです。
本当は兄が独立して呉れれば一番よいですが、出来ないのです。
今までも勤めに出たことが何度もありましすが、続いて居りません。
50才近くになってもまだ甘えがあり、「俺は音楽関係のCDやDVDに
ついては誰にも負けない。」と豪語しているだけで、危機を実感して居りません。

次男と長男とは互いに相手を嫌って居ります。
「私が居なうなると銀行折衝は誰がするのですか。
 細かい塾の管理をどうするのですか。母も兄貴も
 塾の管理など1度もやった事はありませんよ。」
次男は次男でこの会社のブランドに未練があります。

「このままでは必ず潰れる。3人居ても1人分の力も出せない。」
強引に口説いて兎に角パソコン教室を開かせました。
手広く音楽教室を遣って居た為に、開設費用は掛かりません。
折込広告だけですが老舗の強みか最初から30人近く応募があったのです。
やっていけそう。
次男は漸くその気になりました。
母の「お前は一人で遣っていけるが長男は未だ私が必要よ。」
と云う言葉も踏切らせて居ります。

銀行も驚きました。当然後を継ぐと思っていた次男が独立すると云って、
戦列から抜けたのです。
後には塾の講師の時間管理と給料計算さえ難しい二人です。
さすがの長男も、深夜まで帳簿とにらめっこをしている姿を見て、
少し思いたったみたいです。
これも音楽塾の給与計算に漸く取り組むようになったのです。
三人の力が三人分として現れそうです。

元々店の経理など難しいこと事ではなく、直ぐに慣れます。
そして会社の内容も解ります。
会社の内情を知るに付け、さすがに長男も自覚して来ました。
今までは次男に馬鹿にされると思っていた帳簿なども、今度は
気兼ねなくいじれます。特に長男に背骨が出来て来た事は嬉しいことです。

次男は次男でパソコン教室が繁盛して居ますから、
次男の独立は全体から見ても大成功かに見えました。
ところがお互いに相手は良いと解ると、いがみ合いが尚も強くなったのです。
家賃や光熱費など細かい経費まで次男に請求する長男。
「独立するにも何も援助がなかった。相続や長年の
勤めからしかるべきものを頂きたい。」と主張する次男。
細かいことはそのほか一杯あります。

そんな雰囲気が教室の生徒にわかれば直ちに人気を失います。
しかし同じ小さな建物内、異様な雰囲気は生徒にも感ずかれそうです。
次男が立ち退けば問題ありませんが、次男はいくばくかのものを要求して居り、
それが貰えないならば、自分にもビルの使用権は有ると言い張って居ます。
母親が長男に同調して居る事も、次男に輪をかけて居ります。

「次男よ。要求は一切せずにここを出てくれないか。」
コンサルタントのGは心より祈って居ります。



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システム金融に勝つ

2010-04-07 | 事例
「勇気さへ持ってぶっつかればシステム金融なんて怖くない、
 と云ってもやっぱり怖いよ。万一乗り込んで来たらどうすれば良いの?」
システム金融に返済出来なくなった彼の顔は土色です。

顔を見せる事なく、理由も聞かず、電話とFAXだけで貸してくれる業者。
借りるとき、決済が10日置きの小切手を3枚を書留速達で送り、さらに其の
小切手と書留のコピーをFAXすると、その日のうちに、小切手の70-80%の
現金を即時振り込んでくれます。払えなくなっても、担保も保証人も有りません。
ただ小切手が不渡りになるだけです。
巷ではシステム金融と呼んで居ります。
1枚目に小切手は何とか自力で決済します。
問題は次です。殆どが決済できません。
今度は返済の為に借入、また3枚の小切手を切ります。

この追い借りが、ねずみ講の始まりです。
2ヶ月も経つと業者は新しい借入先を紹介し、小切手は2軒に渡ります。
それからは業者数もたちまち増えます。
システム金融の怖さが此処に来て実感となります。

システム金融と戦ったと称する先輩が教えてくれました。
「怖がらず思い切って電話しろよ。
 今回の小切手、どうしても決済できません。
 しかし、これ以上借りても自殺行為です。
 借りれば、近い将来、もっとご迷惑を掛けます。
 今、今後の対策を考えて居りますが、其れが出るまでの3-4日、
 小切手の取立てを止めて頂けませんか。とね。」

「連中は不渡りにすれば、それで後は全部取れないと
 解かっているから承諾せざるを得ないよ。」

「それで3-4日たってまた電話するのさ。何とか今回分だけの金策は
 見通しが付きました。以後はもう落とせません。申し上げ難いですが
 以後の分はご勘弁願えないでしょうか。あまった小切手を送り返して
 頂ければ、今回の小切手は直ちに決済します。出来ないときは不渡りですから、
 私は倒産です。その時の費用にします。相手はもう余り怒らないよ。
 勿論、相手が拒否する腹も作らなければならないが、殆ど成功するね。」
 
「その後の取立てなんて無いよ。唯でさえ違法のものがこれ以上脅しなどしないよ。
 其れよりトラブルを最小限にして、自分達が捕まらないように考えているよ。
 これも小切手を戻せば、打つ手はなくなるが、その小切手を戻してくれる所以の
 一つかも知れないね。」

確かに先輩はこれでシステム金融と手を切ったらしいです。
こんなに簡単にうまくいくとは思いませんが、確かに乗り込んでくることは
殆どないみたいです。しかし、不渡りになる可能性は高い気もします。

それならば小切手の回ってくる銀行に不渡りにしないように頼めばよいではないか。
思い余った彼は銀行に行きました。

「ちょっと詐欺っぽい事に会って、小切手を何枚も書かされた。
 今までは何とか 落としてきたがもう落とせない。
 何かよい方法はないか。」
銀行も彼が高利に追われて居る事には気付いております。

「其れならば銀行預託をしなさいよ。不渡りにはなりませんよ。
 同額銀行に預けてください。相手は裁判を起すより他、取れません。
 詐欺まがいでしたら裁判も起せないでしょう。
 ちと、ややこしい手続きが必要ですが預託金は戻ります。」
銀行預託をするまでもなく、先輩の言う通り小切手は殆ど戻って来ました。
しかし1業者とある業者の1枚だけが戻らず、この分は何とか工面して預託しました。

1週間後くらいに何故か岡山県の銀行から、この1枚の小切手が取り立てに
回ってきました。理由はわかりません。業者間の回しでしょうか。

各業者に電話をしたときに、最近紹介された業者が有ります。ここが飛んで来ました。
東京の業者ですが何故か来た人間は大阪から飛んできました。
「怪しからん。此方は1回も回収してない。詐欺ではないか。」と云うのです。
別にやーさんらしくも無く、普通の人です。

しかし怖いので110番しました。
相手にとっては運悪く、丁度県警でもこうした悪質な金貸しの取締りが
回ってきたばかりだったらしいです。
意外に大袈裟で、参考人として警察まで呼ばれ事情をくどく聴かれました。
其れにしても、此れは彼には幸いでした。

彼が業者から借りた金額と、返済した金額を比較すると、彼は余り損をして
居りません。システム金融も早く遣った業者は良いですが、遅い業者は損を
しているみたいです。でも彼の場合、このほかに銀行預託があります。
ただこのお金。何れは戻ってくるそうですが、銀行は貸金の返済として扱い、
彼には戻って来ません。
どうなっても銀行は損をしません。

勇気を出して先ず払えない交渉をしないと、事は進まないようです。



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出鱈目の経営改善計画

2010-04-01 | 事例
「昨年9月から金利だけにリスケをお願いして居ります。
 其れでも潤沢でなく、親戚知人から借りて何とかしのいで居ります。
 1月中旬、銀行に呼ばれて話し合いました。銀行はこのままでは
 間違いなく間近く倒産すると云うのです。
 それで、社長が何を考えているか、将来の計画を見せて下さいと云うのです。」

「ほう、そんなひどいこと、本当に銀行が言ったのですか。
 しかしリスケのお願い時に経営改善計画など提出したのでしょう?
 それなのに、また計画書を見せてくれと云うのですか。」

「なんですか。その経営改善計画って。リスケのときは何も云いません。
 何にも提出して居りません。ただ可笑しなことをつぶやいていました。
 半年ほど、返済したお金を別にプールして置き、結果を見るかと云うように
 聞こえました。」
要は今回の銀行の要請にどんな書類を出せばよいか教えてくださいと云うのです。

今までこの地銀は厳しかった様です。何回も申し込んだリスケは全部断られました。
のみならず、最近は、「倒産が嫌ならば、他から借りて返しなさい。」と系列の
ノンバンクを紹介してくれたほどです。
「ひどい銀行だな」と思いつつ決算書を見て驚きました。
月商500万のホテルが1億3000万の債務超過です。銀行からの借入は、
1億5000万殆ど保証協会付きです。
年に2-3ヶ月は黒字ですが後は赤字。そんな業績が何年も続いて居ります。
此処何年かは自分と親戚知人からの借金です。それが億近いです。
遥か以前、ホテルの建築資金の借入が銀行借り入れとなって残り、
以後は個人のお金をつぎ込んでいた結果です。不動産時価は8000万、
銀行としては「死に体」のホテルを閉鎖させて1日も早く処分したいでしょう。

「基本的には板前を除き家族だけにしよう。」
営繕や風呂の掃除どころか、客室まで家族が遣ることにして計画です。
リストラを徹底的にすると今の500万でも黒字で回ります。
お金をかけないアイディアだけの5ヵ年計画が出来上がりました。

それより至近の資金計画が大切です。
特に足元の2月と3月は、入るお金もなく、支払い延期の作戦で、
かんとか借入もなく、これも10月まで作成しました。

説明を聞いて銀行員は喜びました。
出来そうな計画です。
「社長遣れば出来るんじゃあないですか。この通りに是非お願いします。暫くは
 毎月チェックさせてください。プールしてあるお金は直ちに返済に回します。
 特に今月の2月、来3月は出足ですから特に注目されます。達成願いますよ。」
やっぱり銀行は倒産必至と見ていたらしいです。リスケでなく、
不良債権にする一過程として見ていたらしいです。
急いでこの計画を作ってよかったと安堵しました。

2月中旬に予想した2月の売上500万、実績は450万。
早くも初っ端から10%の50万、狂いました。
3月の目標は、社長が「例年の数字です。今年も手ごたえを感じます。」
と豪語した700万。しかし3月19日現在の実績は300万でした。まだ休みが
2回有りますが、今の調子ならば500万も無理ではないでしょうか。

不足資金は親戚に頭を下げても、あれだけ期待してい銀行には頭が痛いです。
22日過ぎに担当からどうかと問い合わせがあったとき、500万内外ですと答えたら
「参ったな。出足の2月・3月が早くも大狂いか。上司から数字合わせをしたのかと
 聞かれたら私はなんと答えればよいのだろうか。未だ少しあるから頑張って。」

「700万は危険ですからせめて600にしませんか。」
何回も薦めたのに、少し格好をつけて700万を通した社長。
未だ事態を理解して居りません。
「俺が、こんなに頑張って居るのに。みんな鳩山内閣が悪いんだ。」
八つ当たりの気持ちです。

計画なんて作ったことのないホテルの社長です。
でもそれを作って目標をしっかり決めたことに対して銀行は、
高く評価して呉れました。
不良債権が一転して再生債権になったのです。

しかし世相は予想以上に悪く、作った月も、その次の月も、全く狂ったのです。
銀行が出鱈目の計画と評価しそうです。

計画書によって、再生の足がかりを得た会社、それが計画書によって
また覆されそうです。銀行がまた「死に体」と評価して、その対応に
変わるのでしょうか。

修正計画を作り、出直しを銀行と協議します。



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