「本当ですか。このあたりの相場ならば高くても3000万ですよ。4500万なんて絶対に有りませんよ。」
「そんなこと云ったって君、現に4500万で欲しいという人が居るんだ。売るか売らないかは
此方の意思で直ぐに決まるんだ。」
信じられないことを強く言い切ります。
最近まで小さい印刷屋の社長。78歳と云っても呆けても居ません。
彼は自宅を担保に金融業者からお金を借りて居ます。
期限が来ると切り替えて居ます。
ところが今までの切り替えが総量規制で出来なりました。
したがって、期限までに全額返して下さい。
さも無いと抵当権の実行をせざるを得なくなりますと云われたのです。
検討しましたが売らざるを得ないです。
でもね、此処を売って一人暮らしの息子と住み、ローン残や借金を整理すれば1200万ほど余ります。
之を元手に近日会社を辞める息子と居酒屋をやりたい。これは息子の強い希望です。
それをしても、十分にお釣りが来ます、と云うのです。
家の相場は、不動産屋に聞いたらしいです。
「本当ならば売りましょう。売って、他のマンションを買っても良いですよ。
それから不動産屋に頼むとき、相手は媒介契約書に捺印をお願いに来ますが、この時に
一般媒介契約書にしてください。専任とか、専属とか有りますがこれは絶対に避けましょう。これらの
契約書には捺印しては駄目ですよ。」
彼は、昨年までは大手出版社の専用印刷会社でした。不景気で解約されたのです。
78歳の老齢でしたが、年金だけでは、住宅ローンと、若干ある貸金業の借金が
払えないと焼き鳥屋を始めたのです。
自宅は親子リレーローンで残が2700万有ります。
業者の借金は300万ほどでした。
息子は最近離婚して独り身です。
かって彼の家だった所に住んで居ます。会社が左前で退社が決まって居ます。
彼は、会社を畳んで、彼は資金も掛からず、経験も不要な焼き鳥屋を選びました。
でも少しは資金も必要です。
自宅を第2抵当にして、ある業者から600万借りました。息子は保証人です。
これで今迄の貸金業者の分も清算出来ました。
貸金業者の条件は緩やかでした。例月は金利だけ払ってください。元金は期限一括で良いです。
返済期限の切り替えは何時でもしますと云うのです。彼も既に1回切り替えて延長して居ます。
当分は延長せざるを得ないでしょう。
しかしこう思って居た矢先、業者から連絡が有りました。
「貸金方の改正で総量規制が出来無くなりました。貴方の期間延長は出来ません。
期限までに全額返済願います。
出来ない場合は抵当権の実行をさせていただきます。」
これが二人の居酒屋に対する意思を固めたのです。
しかしながら、今の焼き鳥屋も とんとんか赤字です。
これが居酒屋なんてうまく行くものでしょうか。
でも二人の気持ちは昂ぶる一方です。
そうこうして居るうちに息子は退職、二人は居酒屋計画に走りだしました。
先ず手始めが焼き鳥屋の店舗の賃貸契約解除です。3ヶ月前には云わないとなりません。
次は自宅の売買を依頼です。4500万と云った不動産屋と契約です。
ところが4500万なんて、彼が以前「そのくらいで売れないかね。」「はい努力します。」
の会話が有っただけです。それを彼は買い手が決まっていると信じてしまったのです
しかも結んだのは専任専属契約、販売準備も今からです。
一方貸金業者の方は不動産の売買を自分を通せば売れるまでは利息も無いも取りませんと云いましたが、
今の不動産屋と3ヶ月は契約変更はできません。
では期限がきたら、当社は遅延損害金を頂きますと云うことです。確か29%です。
名の知れた大手の不動産屋ですが、そんなに物件は動きません。
ましてや山の手と云ってもこのあたりは小さな家が密集、其の路地の行き止まりです。
4500万は愚か3000万でも買い手が現れません。
借金すら返せません。
結局3ヶ月内に売れずにこの扱いは貸金業者の不動産部に移って居ます。
何とか手数料や遅延損害金を引いてローンを返し、業者には300万返しただけです。
息子は連帯債務者となり、其の自宅が又担保になりました。
さあ、居酒屋資金が出て来ません。
焼き鳥屋を暫く続けるしか有りません。
しかし、此方は解約申し込みをした後直ぐに後口がきったからどうしようも無いという返事です。
自宅はなくし、今までの仕事は失い、今後の仕事は駄目になり、借金は残る、実に最悪な
ことになったのです。
事の発端は貸金業者の総量規制です。此処から事件は伸展しました。
しかし今となっては慰めようも有りません。
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此方の意思で直ぐに決まるんだ。」
信じられないことを強く言い切ります。
最近まで小さい印刷屋の社長。78歳と云っても呆けても居ません。
彼は自宅を担保に金融業者からお金を借りて居ます。
期限が来ると切り替えて居ます。
ところが今までの切り替えが総量規制で出来なりました。
したがって、期限までに全額返して下さい。
さも無いと抵当権の実行をせざるを得なくなりますと云われたのです。
検討しましたが売らざるを得ないです。
でもね、此処を売って一人暮らしの息子と住み、ローン残や借金を整理すれば1200万ほど余ります。
之を元手に近日会社を辞める息子と居酒屋をやりたい。これは息子の強い希望です。
それをしても、十分にお釣りが来ます、と云うのです。
家の相場は、不動産屋に聞いたらしいです。
「本当ならば売りましょう。売って、他のマンションを買っても良いですよ。
それから不動産屋に頼むとき、相手は媒介契約書に捺印をお願いに来ますが、この時に
一般媒介契約書にしてください。専任とか、専属とか有りますがこれは絶対に避けましょう。これらの
契約書には捺印しては駄目ですよ。」
彼は、昨年までは大手出版社の専用印刷会社でした。不景気で解約されたのです。
78歳の老齢でしたが、年金だけでは、住宅ローンと、若干ある貸金業の借金が
払えないと焼き鳥屋を始めたのです。
自宅は親子リレーローンで残が2700万有ります。
業者の借金は300万ほどでした。
息子は最近離婚して独り身です。
かって彼の家だった所に住んで居ます。会社が左前で退社が決まって居ます。
彼は、会社を畳んで、彼は資金も掛からず、経験も不要な焼き鳥屋を選びました。
でも少しは資金も必要です。
自宅を第2抵当にして、ある業者から600万借りました。息子は保証人です。
これで今迄の貸金業者の分も清算出来ました。
貸金業者の条件は緩やかでした。例月は金利だけ払ってください。元金は期限一括で良いです。
返済期限の切り替えは何時でもしますと云うのです。彼も既に1回切り替えて延長して居ます。
当分は延長せざるを得ないでしょう。
しかしこう思って居た矢先、業者から連絡が有りました。
「貸金方の改正で総量規制が出来無くなりました。貴方の期間延長は出来ません。
期限までに全額返済願います。
出来ない場合は抵当権の実行をさせていただきます。」
これが二人の居酒屋に対する意思を固めたのです。
しかしながら、今の焼き鳥屋も とんとんか赤字です。
これが居酒屋なんてうまく行くものでしょうか。
でも二人の気持ちは昂ぶる一方です。
そうこうして居るうちに息子は退職、二人は居酒屋計画に走りだしました。
先ず手始めが焼き鳥屋の店舗の賃貸契約解除です。3ヶ月前には云わないとなりません。
次は自宅の売買を依頼です。4500万と云った不動産屋と契約です。
ところが4500万なんて、彼が以前「そのくらいで売れないかね。」「はい努力します。」
の会話が有っただけです。それを彼は買い手が決まっていると信じてしまったのです
しかも結んだのは専任専属契約、販売準備も今からです。
一方貸金業者の方は不動産の売買を自分を通せば売れるまでは利息も無いも取りませんと云いましたが、
今の不動産屋と3ヶ月は契約変更はできません。
では期限がきたら、当社は遅延損害金を頂きますと云うことです。確か29%です。
名の知れた大手の不動産屋ですが、そんなに物件は動きません。
ましてや山の手と云ってもこのあたりは小さな家が密集、其の路地の行き止まりです。
4500万は愚か3000万でも買い手が現れません。
借金すら返せません。
結局3ヶ月内に売れずにこの扱いは貸金業者の不動産部に移って居ます。
何とか手数料や遅延損害金を引いてローンを返し、業者には300万返しただけです。
息子は連帯債務者となり、其の自宅が又担保になりました。
さあ、居酒屋資金が出て来ません。
焼き鳥屋を暫く続けるしか有りません。
しかし、此方は解約申し込みをした後直ぐに後口がきったからどうしようも無いという返事です。
自宅はなくし、今までの仕事は失い、今後の仕事は駄目になり、借金は残る、実に最悪な
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