次の手形の決済が、どうしても150万ばかり不足です。
今までと同じです。ノンバンクを利用せずにあらゆる手段を使って切り抜けて来ましたがもう気力がありません。
債権者が押し寄せてくる夢ばかりです。
破産を決意しました。
銀行債務は、父親の物件ですが、担保である現在の会社を売却すればむしろお釣りが来るくらいです。
最近300万のビジネスローンを他の銀行から借りましたが、これも整理できるでしょう。
売掛金は5000万近くあります。それに対し仕入れ債権は8000万です。
未払い税金など、それと給料などに半分の2500万を引いても仕入先には30%の配当が出来ます。
破産でも何とか勘弁して貰えるではなかろうか、とCさんの計算です。
私はその時反対しました。
「30%の配当でも破産をした時は10%にもなりませんよ。
本当に仕入先にことを思っているならば債権者会議を開いてみたらどうでしょうか。」
ただしCさんには126軒の仕入先の前で説明する勇気はありませんでした。
弁護士には400万払いました。
不渡りの2日前です。その日から全ての入金は弁護士に入ります。印鑑も預けました。
不渡りの日に従業員には弁護士から話してもらいました。
Cさんと社長の父親はただ頭を下げて居ただけです。
破産申請は受理されました。
予納金は400万です。管財人も決まりました。
久しぶりにお金がありそうな破産の管財人と云うことで、管財人は大張り切りです。Cさんを捕まえて「回収は訴訟に持ち込んでも全部やりましょうね。」と意気軒昂です。
弁護士の費用・予納金・それに管財人にも費用が懸かるのだそうです。
最初の胸算用とは違って来ました。でも3割出来なくても2割はできるだろう。
案じた回収はむしろ予想以上に入って居ます。完全回収が1ヶ月早く出来そうです。
担保の会社ビルはビジネスローンまで弁済し、4000万の余剰が出来そうです。
他に個人保証はありませんから、父親も老後の資金は出来そうです。
此処までは快調でした。
しかしこれから予想だにして居なかった事が続きます。
税金が未払い分800万のほか、今までの滞納などの延滞金の合計が1200万になる。
どうしても払って貰いたいと云うことです。
その理由はお金があるのではないかと云います。
今まで納税は、散々揉めていました。延滞金が付いて居たのは知って居ました。
しかし弁護士も本税だけ払えば、後は勘弁して貰おうと、若干軽く見ていたかも知れません。
管財人に回って、払わなければならないとの判断になりました。
ついで社会保険です。
200万くらい有ると思っていましたが、なんと延滞も合わせて500万です。
年金基金にはもっとびっくりしました。
滞納が500万と言います。それにもう基金から脱退しなければなりません。
何かよく解りませんが、その費用が700万だそうです。管財人が納得していましたから本当でしょう。
それに対し、仕入先から債権を請求して軒数は83件でした。
後はみんな放棄です。
このほか従業員の給料は払わなければなりません。
この時点で管財人の取り分が約300万だそうです。これ以上破産に時間を掛けても管財人は只働きになります。
そのせいでも無いでしょうが、管財人はそれから直ちに破産を終わらせました。
債権者集会に来たのが4社です。配当はゼロです。
税金は、個人の方でも影響がありました。
担保を売却して保証債務を弁済したのだからそれは税金が掛からないと思っていました。トンでもない間違いでした。
保証はビルの持主の父と息子です。
父の保証分は半分だ。半分は息子分だから、ビルの売却代金の半分は譲渡所得で課税すると言います。息子が破産をしない限り税金をかけるということです。
それと、これも以前父親が不動産売却で滞納になっていた税金が、本税は入金されたが延滞税は本税とほぼ同額のこっているという訳です。
4000万は老後のお金と思っていたのが、1000万以下になりました。
比較的債務者と仕入先には良い破産が出来ると思っていましたが、今までの不徳のために、税金の未払い、延滞税、それに破産に掛かる諸費用で7500万が消えました。
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今までと同じです。ノンバンクを利用せずにあらゆる手段を使って切り抜けて来ましたがもう気力がありません。
債権者が押し寄せてくる夢ばかりです。
破産を決意しました。
銀行債務は、父親の物件ですが、担保である現在の会社を売却すればむしろお釣りが来るくらいです。
最近300万のビジネスローンを他の銀行から借りましたが、これも整理できるでしょう。
売掛金は5000万近くあります。それに対し仕入れ債権は8000万です。
未払い税金など、それと給料などに半分の2500万を引いても仕入先には30%の配当が出来ます。
破産でも何とか勘弁して貰えるではなかろうか、とCさんの計算です。
私はその時反対しました。
「30%の配当でも破産をした時は10%にもなりませんよ。
本当に仕入先にことを思っているならば債権者会議を開いてみたらどうでしょうか。」
ただしCさんには126軒の仕入先の前で説明する勇気はありませんでした。
弁護士には400万払いました。
不渡りの2日前です。その日から全ての入金は弁護士に入ります。印鑑も預けました。
不渡りの日に従業員には弁護士から話してもらいました。
Cさんと社長の父親はただ頭を下げて居ただけです。
破産申請は受理されました。
予納金は400万です。管財人も決まりました。
久しぶりにお金がありそうな破産の管財人と云うことで、管財人は大張り切りです。Cさんを捕まえて「回収は訴訟に持ち込んでも全部やりましょうね。」と意気軒昂です。
弁護士の費用・予納金・それに管財人にも費用が懸かるのだそうです。
最初の胸算用とは違って来ました。でも3割出来なくても2割はできるだろう。
案じた回収はむしろ予想以上に入って居ます。完全回収が1ヶ月早く出来そうです。
担保の会社ビルはビジネスローンまで弁済し、4000万の余剰が出来そうです。
他に個人保証はありませんから、父親も老後の資金は出来そうです。
此処までは快調でした。
しかしこれから予想だにして居なかった事が続きます。
税金が未払い分800万のほか、今までの滞納などの延滞金の合計が1200万になる。
どうしても払って貰いたいと云うことです。
その理由はお金があるのではないかと云います。
今まで納税は、散々揉めていました。延滞金が付いて居たのは知って居ました。
しかし弁護士も本税だけ払えば、後は勘弁して貰おうと、若干軽く見ていたかも知れません。
管財人に回って、払わなければならないとの判断になりました。
ついで社会保険です。
200万くらい有ると思っていましたが、なんと延滞も合わせて500万です。
年金基金にはもっとびっくりしました。
滞納が500万と言います。それにもう基金から脱退しなければなりません。
何かよく解りませんが、その費用が700万だそうです。管財人が納得していましたから本当でしょう。
それに対し、仕入先から債権を請求して軒数は83件でした。
後はみんな放棄です。
このほか従業員の給料は払わなければなりません。
この時点で管財人の取り分が約300万だそうです。これ以上破産に時間を掛けても管財人は只働きになります。
そのせいでも無いでしょうが、管財人はそれから直ちに破産を終わらせました。
債権者集会に来たのが4社です。配当はゼロです。
税金は、個人の方でも影響がありました。
担保を売却して保証債務を弁済したのだからそれは税金が掛からないと思っていました。トンでもない間違いでした。
保証はビルの持主の父と息子です。
父の保証分は半分だ。半分は息子分だから、ビルの売却代金の半分は譲渡所得で課税すると言います。息子が破産をしない限り税金をかけるということです。
それと、これも以前父親が不動産売却で滞納になっていた税金が、本税は入金されたが延滞税は本税とほぼ同額のこっているという訳です。
4000万は老後のお金と思っていたのが、1000万以下になりました。
比較的債務者と仕入先には良い破産が出来ると思っていましたが、今までの不徳のために、税金の未払い、延滞税、それに破産に掛かる諸費用で7500万が消えました。
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