かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

施行前 貸し剥がしか モラトリアム

2009-10-31 | 事例
Sは、ほっとして居ります。
此れでこの不況も乗り切って行けそうです。
と云うのはかねてから懸案の駐車場が売れたのです。
6億の借入金が4億を割ります。
残金については支店長も当分期間、リスケを約束して居ります。
苦しいとはいえ、本業はここ数年はトントンであり、唯銀行返済が
出来なかっただけです。

「後はリスケの手続きだけだ。」
Sは、銀行に事前の打ち合わせに出かけたのです。
しかし、何と無く雰囲気が違います。
支店長が間の悪い顔をしてSに言いました。
「ほら、私が後でよいと言ったお宅の貸地な。
 あれも処分して貰えないだろうか。本社が無条件の
 リスケには応じない態度で、私も苦しいんです。」
そんな話、最近出たことも有りません。

資産家のSは不景気の為に不動産を売却しては返済をして居ります。
現在まで残って居たのが自宅と工場と駐車場でした。それに何十年と
貸して居る宅地が有ります。
5軒ほど家を建てて居りますが、此れを立ち退かせての売却は大変の事です。
且、実収入も少ないでしょう。
其の物件まで急に「売れ」と云ってきたのです。
其れがリスケの条件とは。

「いや、処分も大変でお金にならないことも解っているが、
 そうかと云って、今自宅を処分してくれとは言えませんからね。」
冗談ではない。そんな事まで銀行は考えて居たのか。

先ず外堀の一番の不動産が売れたから今度は中堀・内堀まで
埋めて銀行は私のところを潰しに入っているのか。

頭にきたSはそのまま帰ってしまいました。
まだ1ヶ月の日にちが有ります。
その間に話が付かなければ返済はストップします。
社運をかける決意です。

Sは銀行の豹変が気に食わず、面識のある県会議員に相談しました。
県議は、県会の商工方面の担当です。

県議にも何故銀行が口約束ながら約束破りをして、
そんな態度を取ったのか解りません。
本業の実績も、借入の返済が出来ない事を除けば、今時立派なものです。

不動産処分は、10年来の懸案でSは良く協力もして居ります。
そんな企業までに、この態度とは 県議が考えても,
ここで銀行がリスケを断わり 一気に自宅や工場の競売も
ある様な気もしてきます。

県議は他の銀行の幹部と会った時に、こんな事も今の銀行は
するのか聞いてみました。

「A銀行さんですね。県議さんからだけでなく、
 最近急に方々で同じような話を聞きます。すると
 間接的には私どもにも影響がありますから私どもも
 弱って居ります。そら、あの銀行さんもあの信金さんも、
 最近のA銀行さんに対して同じようなことを云って居ます。」

「何故?
 此れも貸し剥がしでは有りませんか。
 今時急に何故そんな事を始めたのですか。」

「解りません。
 唯これはモラトリアム構想が出てから始まったみたいです。
 Aさんはしっかりして居りますから、万一此れが施行されたときの
 弊害を考えてやって居るとしか思われないんですよ。」

県議が他の銀行と話しても、何処も同じ様なことを云っていました。
地銀の中でも群を抜くA銀行。周りの銀行は何も言えないのでしょう。

モラトリアム 弱者を助けるよい法案と思っていたが、こんな弊害が
あるとは夢にも思っていませんでした。
どの銀行も、自衛策として貸し剥がしの必要性を説明してくれます。

「よい法案でも其れが施行される前に力の
 無い企業はお手上げになるではないか。」
保証協会のことならば今まで県会の問題にしたことがある県議ですが、
1企業に絞っての攻撃は確証も無いですし、さすがに出来ません。

県議はSにどう説明しようか悩んでおります。

幸い決算が、今期は前期より僅かながらよさそうです。
其の実績を買って銀行でも貸地の売却は見送ってくれそうです。

しかし、若しこの法案の為に何件か借地を明け渡さなければ
ならなくなったとしたら、法の立案者はどう思うでしょうか。





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4年目の請求

2009-10-26 | 事例
届いた1通の手紙、今日の雨模様を一層憂鬱にさせる手紙でした。
あのサービサーからです。
4年前に決着したと思って居たのですが、内容はやはり残額に
対する請求額でした。

実務学校の経営に失敗しました。
廃校の間際の生徒は5名でした。
でも理事長の父親は自分の貯えの中から費用を出し、
きちんと卒業をさせて廃校にしたのです。

個人の預金は廃校までに使い果たしました。
借金は校舎の立替の時の借金がまだ殆ど残っている状態でした。

銀行は地元の信金が1行です。
好意的に見てくれました。
校舎任売の約束もあってか、金利も払わなくても生徒の
卒業するまでの7ヶ月、金利返済すら催促も有りませんでした。
彼も銀行に応えるべき、卒業式と同時に道向うの別棟を任売し、
続いて本校も銀行とも協力して売却、担保は一掃したのです。

此処までの銀行の応対に彼はすっかり金融機関を舐めてしまったのです。
「銀行は借金の取立てがすごいと思ったら、
 全然優しいではないか。今までいろいろな人に
 アドバイスも貰ったが、そんなものは不必要だった。」

しかしそんな彼も廃校後、万一保証人に請求があった時を考えて、
人に教えて貰った対抗策を打って居ます。
父親の自宅を守るべく、結婚20年以上の母に贈与したり、自分の自宅は
妻の実家かかの借金の担保として、根抵当の仮登記をして居ります。

教えてくれた人は、今からでは詐害行為になる可能性が大きいから、
若し此れで成功したら全くの儲け物と思って下さい。
でも成功するように是非こんなやり方をしてくださいと
細かい注意をしてくれましたが、何もして居りません。

そのくせ、彼は此れで保証人対策は全て完全だと思い込んだのです。
「いざと云う時は自己破産をすれば良いでしょう。
 其の覚悟は充分に出来ております。」
彼を心配してくれる人に対する口癖でした。

銀行は担保を処分しただけでサービサーに譲渡しました。

最初の担当者とは和解額を引っ張りだすまで行ったのです。
其の担当者は所得証明を見て所得が無いと信じ、不動産も
打つ手が無いと消極的でした。此れがますま彼を図に上らしたのです。
彼は高くない其の和解額をも蹴ったのです。

ところが直ぐに担当が変わり、彼が顔色を変えることになったのです。

先ず父親の名義変更を詐害行為として責めて来ました。
「税務署だって認めているものが詐害行為の筈が無い。」
税務の恩典を税務署が名義変更を優先的に認めたろと勘違いです。
結局これは時価の半額出して解決しました。
山内一豊の妻の様に母が隠し金を持って居て助かったです。

済んだと思って居たら自宅です。
怪しいと思ったか、サービサーはお金を借りた時の入金の
証明を見せてくれと五月蝿いです。
「現金で何回にも渡って借りたからそんなものは無いよ。」
と云っても承知しません。
結局これは競売になったのです。
妻の実家は何の力にはなりませんでした。
ローンが若干残っていましたがサービサーの取り分は充分にありました。

此れでサービサーは何も云って来ませんでした。
彼は競売までしたから、今度こそ終わりと思ったのです。

幸い知人の伝手で就職も破格の条件で決まりました。
相次いで二人の子供が有名中高校に入学しているのが誇りです。

サービサーからの通知、よい通知で無いことは決まって居ります。
所得証明も出せないし、勤務先も言うわけにはいきません。
彼が口癖のように云っていた破産をして万一勤務先にばれると一寸やばいです。

結局彼は弁護士を立てて和解して居ります。
其の額は最初の担当者が内示した額より高額でした。
自分がやらない交渉はどうしても高くなります。
4年間に渡って払わないとなりません。

彼の勤務先、この不景気でいろいろ噂も出ているみたいです。
少し甘く見すぎた彼、今後もくじけないように祈るばかりです。





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相続狙い

2009-10-23 | 事例
養子縁組をして居る義母が危篤です。
「義母の持って居る資産の1部が手に入るのはもう直ぐだな。」
Kは待ち通しいのです。 
でももう少しです。我慢して待ちましょう。

一代で多額の財を成した父が事務員に生ました子です。
でも父は太っ腹、彼を養子として本妻との子にして
3人兄弟の真ん中にして居ます。実母は檜造りで日本庭園、
会社の近くに建ててもらってKと生活をして居ました。

父は彼が25歳の時に他界しました。
広大な本宅は本妻に、会社は長男に、Kと3男には
会社の株と相当な現金を残しております。
しかも本妻が無くなった時は、不動産は公平に
別けるようにが日ごろの言葉でした。

異母兄は、能力の無いKにも眼を掛けて、会社の役員として使ってくれました。

そんな中でKは思うままに金を使って過ごしております。
「私はまだ袖も通してない背広を100着は持って居る。」
と威張ったのも其の頃でした。
会社のメイン銀行は又幾らでもお金を貸してくれたのです。
会社の景気は絶頂でした。

そうした時にKはゴルフ会員権に手を出してしまったのです。
そんな頃、長兄も急逝して長兄の奥さんが社長に就任したのです。
続いてバブル崩壊、今までお金持ちのお坊ちゃまの生活が一変したのです。

バブル崩壊後10年も経てば、さすがにKも遺産では金利は払えなくなりました。
銀行との軋轢も生じるようになりました。
銀行の担当者は女社長にこぼします。
女社長は会社と直接の関係が無いというもののそのために
銀行が会社にソッポを向いては困ります。
次第にKに必要以上にタッチするようになったのです。

Kはついに担保の総檜造りの自宅を手放しております。
幾ら作りを誇り瀟洒な庭を威張っても直ぐに取壊す買い手には
価値は有りません。それでも多額の残債務です。

銀行は普通ならば此処で諦めるでしょうがKが会社の株を
持って居ることを知っています。
其れを狙って会社が此れを買い取り、弁済するように女社長に迫ったのです。
女社長は此処で徹底的にKを嫌いだしたのです。
結果としてはKは株を手放し役員を降格し、単に総務の1員になって居ます。

Kは其れまでまだお山の大将の積りで居て、何時会社を飛び出しても
Kを使ってくれるところは不自由しないと信じていたのです。
株を手放せば役員降格も読めて居ましたから、内々方々をあたってみました。
ところが、何処も相手すらしてくれないのです。
この時にKは自分の実力を知ったのでした。

銀行は株が済んだらサービサーに譲渡です。
サービサーはついに給料差押までになりました。
この時は女社長は子供に代わった居り、この甥社長も
叔父を何より嫌って居たのです。
甥社長は此れを契機に、Kを本社と工場のメール便の運転手に
変えて給料も大幅ダウンに踏み切りました。Kの退社を願いつつ。
行き先のないKは我慢するだけでした。

この頃からKの頭にこびりついていたことが有ります。
「俺は本妻の子供になって居る。本妻は自宅の不動産だけでも
 何億位だ。それに近々も他の不動産を売ったりして相当の
 お金が入っている。この資産を公平な相続で頂きたい。」

其の本妻が他界したのです。
甥社長と母親が同居して居ります。
葬儀の後何か云ってくる筈です。其れが梨の礫です。

10ヶ月近く経ちました。
申告の期限は間近です。Kは何か云ってくると思って
毎日待っていますが何も云ってきません。
此方から言い出すより相手が何か云ってきたからの方が
優位になると思っています。

そんな日、税理士が社長室に入るのを見ました。
「始まった」と思っても相変わらず静かです。
心配になって電車の中で見た無料相談の弁護士に
思い切って電話をして見ました。

「公正証書の遺言状があり、それで全額を長男のお子さんに
 譲るようになって居れば貴方に連絡は不要です。そうなって
 居るんじゃあないんですか。」
充分に考えられます。「
「でもその時も相続人は若干貰えると違いますか。」
「ああ。遺留分ね。其れは頂けます。
 でも自分が請求しないと無理ですよ。
 当方はそうした揉め毎も引き受けて居ますが。」
丁重に礼を云って一旦電話は切りましたが、弁護士の云っているように
公正証書の遺言状があって、彼には配当がない様になって居ることは
間違い有りません。

「遺留分。遺留分を貰おう」と言ってもどうやってよいか解りません。
思い切って甥社長に会うことにしました。

「あの土地は全部担保になっていて、しかも借金のほうがぐんと多いですよ。
 他の不動産は今まで全部処分されていて相続できるものは有りません。
 現金や宝石なども全然有りませんでした。したがって相続されるものは
 何一つ有りませんでしたから特に連絡もしなかった訳です。
 決して一人占めにしようとは思っていません。」

甥は勝ち誇ったように付け加えました。
「おじさん。貴方ももう3年で定年です。
 この際、何もかも含めて会社は1000万出しましょう。
 其れを持って会社を辞めて頂きたいですが。」
続きます。

「貴方とお母さんには充分過ぎる物を差し上げている筈です。
 此れが最後です。
 もう貴方の面倒見は一切出来ません。」

Kは思わず其処に座り込んでしまいました。
彼に反発が出来るでしょうか。





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粉飾決算

2009-10-20 | 事例
粉飾額は、もう3000万を越えて居ます。
無理を承知で此処3年間毎年続けて来ました。
そのために税金は払いますが、得意先の信頼を守るためには仕方有りません。

途中で税務署の監査が1度入って居ますが何も言いませんでした。
当然気はついていたと思いますが、税金を払うための粉飾ですから何も
云わなかったでしょう。
唯いつかは逆に消す日があります。
その時に素直に認めてくれるか心配です。

6名の小企業ですが、鋼材を加工して納入する業者です。
得意先は、何れも大手で5社ほどあります。
納入安定のためか下請けの業績には五月蝿く、決算書は勿論、
半年に1度は試算表を提出して居ります。
当社は仕入先より納入先に気を使っております。

しかしそのためか、昔から現預金は多く持っておりました。
4-5,000万は、常時あります。
1500万もあれば充分です。
唯、設備投資の返済がかなり大きいので、今の業績でこのままの
返済が続けば半年後くらいからピンチがやってきます。

受注は予想以上に急ピッチで減って行きます。
半年もすれば必ず資金難になります。
個人のお金は有りませんから、いざと云う時は此処から
少し抜いておきたい気もします。あれこれ考えると今の内から
銀行にどうしてもリスケを依頼しないとなりません。
リスケをしても充分では有りませんが手持ちの現預金が有りますから、
控えめに見ても1年以上は大丈夫です。

「そうだリスケをお願いしよう。」
しかし考えて見ると、簡単にリスケを承知するとは思いません。
だって試算表は今でも黒字にして居ます。手持ち現預金は充分にあります。
此れでリスケを承知してくれるなんてとても思えないのです。
明日から売上げは減るんだと云っても論拠にはならないでしょう。

5ヶ月前に試算表は見せております。
それに対してはるかに悪くなった試算表なり決算書を見せるしか有りません。

ただしそうして業績を落とすと、業績に五月蝿い納入先が、
いちゃもんを付けるかも知れません。
取引が出来なくなれば粉飾も何もあったものでは有りません。

納入先は、注文が減っていることは承知ですから若干の赤字は、
認めてくれるでしょうが大きな額になれば上場企業だけに五月蝿いでしょう。

おまけに今まで大きな粉飾が積み重なって居ますから、
どうも上手く行きません。業績はプラスになるように
粉飾し、資金はマイナスになるようにしないとリスケは
出来なく、6ヶ月後には大きな問題にぶっつかりそうです。

いろいろのことが浮かびます。
・現金買いの材料の出物があったら、つい過剰仕入れをした。
・海外の取引会社に投資せざるを得なかった。
・利益率が大きく下がったが、逆に売上げの増収で利益がカバーされて居る。
 原価先行の分資金が使われて居る。
・引っ掛かりと言う事で一過性の赤字にしよう。
 其れながら納入先も認めるだろう。架空取引と引っ掛かり。
など頭が痛くなるほど考えました。
しかし、どの案も税務と関連つければ気が進みません。

過去3年間、在庫など増やして簡単に粉飾して居ましたが、
場合のより浩難しいとは思いもかけませんでした。

結論は思ったより簡単にリスケは出来ました。
若干現金買いの在庫を増やしたものの正直に見込みを
書いて銀行にぶっつけたのです。
「この在庫が元通りの額になれば又正常になるわけですね。
 3ヶ月間のリスケは認めます。
 その後は又話し合いましょう。」

やはり下手に粉飾でなく、自分の感じるままに動いたほうが
よかったみたいです。
しかし、3ヶ月後はどうするか考えは纏まっていません。





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中小零細企業の経営者のみなさま

2009-10-19 | 無料相談のご案内
 

今年も残すところ、2ヶ月少々となった来ました。
年末には、景気の冷え込みが一段と厳しさを迎えるとの
報道もあります。

政権交代し、臨時国会が間もなく開催されます。
与党が提出する予定の法案の柱の一つに
「中小企業の返済猶予法案」が、あります。
この件に関しては、賛否がありますが、過度の期待を
するのも頂けません。また、第二会社・会社分割での
相談を受けますが、安易な考えで実行しても上手く
行きません。

何処にも相談できない、経営者の皆さま。
受注の落ち込みから先が見えない経済状況化でも
必ず打開策はありますので、諦めないで下さい。


ブログをご覧頂いている方限定で、「無料電話相談」を開始致しました。


経営危機に直面している、または危機を迎えようとしている
経営者の皆様、債務全般でお困りの方、どんな些細なことでも
お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせは、

 042-483-3604(10時~17時)

※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。


もしくは、こちらのお問い合わせフォームから送信して下さい。




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和解額を教える代わりに

2009-10-17 | 事例
地方事務所からの妙な一本の電話が始まりでした。
「お宅、倒産なさったのですか?」
差押が有ったために現在の買掛を至急本部に報告しなければならないと言うのです。

「Iサービサーだ。」
直ぐにピンと来ました。
しかし担当者は「最終の当社の和解額をご提示します。」
と固い約束で電話を切っております。
「あそこまで約束して破るとは。」
夢にも思っていませんでした。

当社の売掛は県が400万、市が50万、此れで全てです。
後2日すれば入金が有り、5名の社員の給料と下請けの支払いに回る予定でした。
眠れぬ眼を無理に閉じて過ごした翌朝でした。

銀行ばかりか、無関係の同業者からも、どんどん電話が入るのです。
「家にね。第三債務者として差押が、有ったがどうなって居るんだ。」
親切か興味かの電話に大ショックでした。

入札土建業者間では、お互いに下請けになりっこするために
絶えず取引があります。しかし、当社は8年前からは2社以外とは
取引が有りません。
過っては取引があったかも知れ無い業者、そんな業者を何処で
探し何故差押えてきたのでしょうか。
狭い街、噂になって居るでしょう。信用失墜が一番の痛手です。

下請けの業者が差押命令書を持ってきて見せてくれました。
 役所は県と市、隣の市  計3軒
 銀行が近くの銀行     5軒
 業者が          16軒
 事務所の大家が      1軒
計35軒です。
其れが債務名義は2000万までですから、それに金利を加えて
30万から300万までを第三債務者として分割して差押になって居ます。
本当に売上があるのは、役所が2軒、業者は1軒だけです。
大家にも敷金は有りません。
裁判所も何で関係ない者に全部の差押を知らせるのか、
人権無視も甚だしいと思います。

夫亡き後、頑張って、漸く粉飾なしで黒字が出るようになったのです。
旧債さえなければ。
債権者はサービサー1軒と保証協会、でも保証協会には払って居りません。

サービサーとは5年間の交渉です。
親戚から和解資金300万の用立て保証は得て居ります。
しかしサービサーには払える限度は200万と云って、最初から変えて居ません。
100万は落としどころに必要と思って居たからです。

サービサーの要求は1200万でした。
払えないから、会社にもお二人で見えたことがあります。
見たいという資料は全て正直に見せて居ます。
この時に取引銀行や得意先も把握し、余裕は無いと云う事は
認めて帰って居ります。
しかし、担当はその間4回変わって居ります。

唯交渉してして居た皆さんは同じ事を云って居ました。
「当社は差押のような事はやりません。特に其の会社の存続に
 かかる売掛金の差押はやりません。それだけに誠意を持って
 此方に協力を願いませんか。」
言葉通りでないとして、少し安心していたのです。

又担当が変わりました。最初からの説明が必要です。
態度が今までと違います。
200万と云うと、
「桁が違う。それでは社の信条に反するが法的回収の準備はさせていただく。」
と訴訟を起こしてきました。
其の請求額は何故か1億2000万が2000万になっていました。

裁判にも出かけて200万で和解をお願いしましたが駄目でした。
3ヶ月ほどして電話が来ました。
「200万で駄目ならば一体幾らならよいか、ズバリ教えて下さい。
 それで当社は、最終の判断を致します。」
「其の金額をお答えしましょう。暫く待ってください。」
待ちに待った其の返事、3ヶ月待たせた返事がこの差押でした。

裁判所でも「お金は無い処と認めます。」と云っていました。
其処が最終の和解額を出すと約束したのです。
差押はこの約束に反して居ないでしょうか。

差押はしないと云いながら、特に最後は明確な数字を出すと
約束しながら平気で破ったサービサー。
其の上に、人間の信頼と云うものを踏みにじって再起不能にしたサービサー。
此れが法務所が管轄するところでしょうか。

尤も債権回収者の言葉を一寸でも信じた私が馬鹿だったでしょうか。





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世の中、本当にお金が無くなって居る。

2009-10-14 | 事例
「驚きました。ハウスクリーニング代の2万円、頂いたのが、
 月末の先付け小切手ですよ。事前に聞いていれば兎も角として、
 用事が済んでから、其の支払いが、まだ20日以上先の小切手とは。」
社長が何か特別の仕事をして居るらしく、2月(ふたつき)に1回くらいの
割合で一部屋だけ定期的にお掃除で伺っているらしいです。
決まった出費。其れもたったの2万円。
「15日に母の年金が入るが、其れは生活に回さないといけないから。」
と呟いて居た為に、つい受け取ったとこぼして居ました。

6年前に倒産。第2会社でやって居る社長が居ります。
幸い第2会社は、信金が当座取引をしてくれて居ます。
この当座だけは、守らないと彼は仕事も出来ません。
「いや。前回の倒産はお金がなくて倒産した訳ですが、
 其の頃と今と比較すると、同じお金が無いと言っても
 深刻度が違いますね。今の努力が当時有ったら、
 倒産などしませんでしたよ。」

歯を食いしばって、生き延びているのに懸命です。
当時もたまに給料の遅配があっても直ぐに追いつきましたが、
今は3ヶ月分も遅配しているとの事です。
「それでも誰も辞めないですよ。辞めても他に働き場所が、
 無い事を承知しているんです。」
回って居る会社の社長が、以前の倒産時の方がゆとりが
有ったと懐かしかって居る奇妙な風景です。

弁護士相手に破産費用の値切る若き女性も居ります。
30万と云う弁護士にお金が無いからと粘り、ついに20万でも
よいという弁護士の口裏を得ました。
破産は直ぐにしないと、複数のノンバンクの請求がきつすぎます。
でも20万でも未だお金が不足です。
「もう少しお安くなりません?」
弁護士は15万の線まで妥協しました。
それでも未だ承知をしません。
「行くらだっらたよいの。」
「5万しか有りません。」
実は同時破産を自分ですれば5万以下で出来ると聞いて、漸く貯めたらしいです。
しかし、裁判所で断わられました。
「会社も破産をしないとなりませんよ。弁護士に相談したら。」
それで来たのです。
弁護士は丁寧に引き取ってもらいました。
彼女は今後何と云ってハイエナの様な債権者に断わるのでしょうか。

こんな失敗をして居る経営者も多いです。
第2会社をに移行するタイミング。あの時ならば順調に移行出来ました。
唯、一部の得意先で口座を作ることをためらっていたのでもう少し時期を
待とうと今日になってしまいました。
もう会社は整理しか方法が無い。
しかし、今となっては、あの頃上手くやって第2会社に
回そうとしていた材料や製品も無くなって居ます。
其れより当座の運転資金がどうしても生まれません。

第2会社も出来ないし、そうかと云って整理も、いや破産すら費用が
無くて出来ません。
こんな会社が今は、増えて居ると思います。

此れまでの例は今に始まったことでなく、10年前も5年前も有りました。
しかし聞いていて何か其の雰囲気が違うのです。
今の方が同じことでも重症度がはるかに大きいような気がします。

それで、この金欠を喋る人が増え、日常の会話になって居ます。
中小企業からお金が抜けて居ることは間違い無い事実でしょう。

以前は山内一豊のような奥さんが多く、夫を助けたものですが
最近では有りません。
妻をひそかに宛てにして居た夫の悲劇も生じて居ります。

お金の無いことは解った。でも世間の人はそれでも明るく生きて居る。
おいらも笑って過ごそうや。
たとい空ろな笑いでも笑顔で明日を迎える。
そんな世の中になって居るかも知れません。





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立派な経営改善計画と思ったが

2009-10-12 | 事例
「お前のところの手形、H銀行で割らないって。H銀行はお前のところの
 メイン銀行だろう。其処が手形も割らないとはもうお前の会社とは取引も
 出来ないと云うことだな。」
もう何年も付き合って居る遠慮の無い仕入先です。
とんでも無い電話が入りました。
振り出し手形を自分のメイン銀行の支店が割らないとは、今後手形を
発行できません。倒産必至です。

支店長に直ちに電話です。支店長も老舗の彼には一目置いて居ります。
「私共は正常に付き合わせて頂いて居ります。
 しかし本店から各支店に注意が回ったらしいです。」

「何故?」
最近、彼のところで悪い噂が出る材料は有りません。引っ掛かりも無いです。
あえて言えば夏場の季節的変動だけで、此れは毎年悪いです。
と云って、其れを彼の会社だけに当てはめて、銀行は考えるでしょうか。

そういえば此処2ヶ月、月末に支店の次長から電話がありました。
「大変な時節ですがどうですか。」
「いや何とか頑張っております。計画とおりです。」
「計画とおりですか。まあ辛いけれど頑張ってください。」

しかし楽ではないので、今はリスケの他に例年して居る季節融資とも
言える融資をお願いして内諾は貰って居たのです。
しかし、この時は書類まで全部提出してから断わられたのです。
「どうしても本店の決済が得られなかった。
 何とか今までのリスケで我慢してくれ。」
と支店長に泣きつかれ 応じたばかりです。

其れなのにこの銀行が何で手形を割らないのか、賦に落ちません。
あるいは次長が月末掛けてきた電話も関係が有るかも知れません。

彼は、いずれにせよ現状の会社を知ってもらうのが第一だと思い
其れからはPRです。銀行も漸く彼の説明を信じてくれたようです。
その時に彼は、銀行を訪れました。

「先日、季節融資の依頼がありましたね。
 あのときの計画書、資金繰り表も経営改善計も
 立派なもので私どもケチのつけようも有りませんでした。」
銀行の1室です。担当の次長と二人きり。
次長は、思いかけない事を喋りだしました。

「お出しになった計画書ですから、書いてある事は全て事実と思います。
 ところが、あれを見てびっくりしました。あまりも悪すぎて、
 支店サイドでは、助けることなど出来ない企業になっていました。
 融資の内諾の件も有りますから、困って本店にお伺いを立てました。
 本店の見方は間違いなくこの企業は近く倒産するという見方でした。
 此れが全てです。私どもは心配になって、つい月末電話などして
 申し訳有りません。」 

今回の計画書は、自慢の計画書です。
彼は、あるコンサルタントに書類の作成を依頼し少なからずの
謝礼を払っています。
「少し内容を悪くしました。そうすると御社のことだ。
 銀行だって貸さざるを得ないでしょう。」
彼は、コンサルを信頼してその内容には、眼も通して居りません。

「あれだけ立派な書式です。
 我々も外部の人間が作ったろうと思いました。そして、
 それほどの人が作る資料に間違いは、無いと信じたのです。
 今の社長の仰った事をそのまま数字にすれば、何もかも
 平穏だったですがね。本店の方には、私の方から取り計らって
 置きます。近いうちにリスケの切り替えがありますから、
 その時は、社長がご自分で間違いがないと思う計画を願います。」

見かけは立派ですが、中身がいけませんでした。

リスケ以来の改善計画も、以前より銀行も借り手も手抜きに
なったような気がします。
しかし、改善計画の趣旨は経営者自身に必要なことでしょう。

銀行に提出する・しないは問題でなく、経営者として尤も必要な
書類であり、中小企業ならば勿論社長が自ら作る書類でしょう。
其れをアレンジして銀行に提出するのは反対しません。

老舗の社長には、よい薬になったみたいです。





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買い戻してよかった不動産

2009-10-10 | 事例
最後に残った事が、工場の不動産でした。
3年越しで第2会社を作り、難しいと思われていた
得意先の口座も取れて機械設備も全部移しました。
事業の継続は出来ましたが、肝心の不動産だけは片付いておりません。

成形工場なんて都会では極端に減りました。
家は成形機が5台、中に大型成形機まで有ります。
都会のど真ん中で何時まで仕事が出来るか解りませんが、今はこれらの
機械が設置されているこの土地で無ければ仕事が出来ません。
新しいところに移転すると、安くも3000万は懸かるでしょう。
必要資金と言っても、個人の箪笥をかき回しても100万と揃わないでしょう。

銀行は保証協会まで入れて5行、1番抵当は保証協会が1億5000万、
2番はM銀行の8,000万です。
後は、只担保になって居るだけで所謂無剰余です。

最近不動産って相場ががた落ち、この不動産も1億4千万がよいところ。
交渉対象は保証協会1本で考えればよいでしょう。

叔父の旧会社の社長は気苦労からか体調を壊し、
人と交渉できる体では有りません。
甥が経理をして居た彼が新会社の社長で有りながら、
かつ旧会社の交渉役です。根はスポーツマン、経理の頃から
さっぱりした性格が好かれて居たせいか、どの銀行も
そのことに苦情を云わないどころか好意的です。

小当たりに当たった保証協会はある程度の金額を旧会社として
返済を続けてくれれば 競売は当分しないと云う意向です。
「締めた此れで当分は此処で仕事が出来そうだ。他の担保設定者の
 意向も聞き、どうせ無担保であるから今の内にハンコ代で担保の
 抹消を交渉してみよう。」
保証協会で気分を良くした彼は意気貢献、2番のM銀行に交渉に
出かけたのです。

「当行は、そろそろあの不動産を売却して頂こうと考えていました。」
担当は彼の考えとは正反対のことを言い出し始めました。
「売却しても配当が無いのでは?」
「幾らくらいと考えていますか。」
「普通では1億2-3000万、幾ら高くても1億500以下と思います。」
担当の眼が一寸光ったみたいです。
「冗談ではないですよ、当行はあの物件は安くて2億2000万、
 良ければ2億5000万に売れると見ています。」
物凄い見方の相違です。

幾ら近隣の不動産屋の出した評価書をもって行っても納得しません。
挙句の果てが「では私どもが競売を申請しましょう。」と云うことに
なりました。再度土地バブルの到来が来る少し前です。

「お金があったら自分で買いたいな。でも最悪引越しか。」
引越しの覚悟です。其の費用は全然有りません。
第2会社を作って3年になっては居ますが銀行はお金を貸してくれるでしょうか。
好意的な口を聞いたはくれますがどうでしょうか。あたって砕けろ、彼は
旧会社の時に付き合っていた銀行全部と交渉を始めたのです。

世間は甘くは無い。殆どの銀行はお断りです。
ところが殆どが相手にもしない融資の話を、ある公庫が載ってきたのです。
「貴方と貴方の父親の自宅を一緒に担保にしてくれたら2億5000万、
 20年返済で用立てします。それで工場を買い戻したらどうですか。
 不動産価値は私どもも、M銀行さんの見方に賛成します。」

自分ばかりでない、関係の無い父親までを撒きこまねければならない。
其の上毎月150万が返せるだろうか。
引越しとの天秤はどうだろうか。
引越しよりまだ買ったほうがよいでは無いだろうか。

考えても理詰めで決まることでは有りません。
「銀行が担保で貸すと云うからには価値があるだろう。やってみることだな。」
決断したのです。

あれから4年一寸経ちました。
今期の決算も黒字を保てました。

彼の背水の陣の心中を従業員も感じ取ったでしょう。
工場の雰囲気が変わりました。
成形工場らしからぬ清潔です。そして何よりみんなにやる気が出てきたのです。

不動産はあれから上がり、又下がりました。
しかし売らずにもっているならば不動産価格なんて幾らでも構いません。

其れより此れにより会社に筋金がと売ったように思います。
決断の重要性、彼は心から感じて居ります。





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解散しても追いかけるサービサー

2009-10-07 | 事例
裁判所から分厚い封書が届きました。特別送達になって居ります。
中身は見なくても解かっています。Nサービサーから保証人の彼に
譲受金の保証人としての請求事件でしょう。

会社は平成17年に解散届けを出しておりますから、
保証人の彼だけに請求させる筈です。
念のために封を切って見ました。

「おや?」
解からないことが二つあるのです。
一つは請求額です。確か2億以上あったと思っていた債権額が
3000万になって居ります。残りは放棄してくれたのでしょうか。
もう一つは解散した会社も請求されております。只代表者としてでなく、
精算人として請求があるのです。
解散しても借金は請求が出来るのでしょうか。

請求額が違う理由は、又別の時に明らかにします。
「解散した会社に請求があ婁筈は無いだろう。
 頼んだ司法書士が届けてないのかな。」
そう思って登記簿謄本を取り寄せると確かに
「何年何月株主総会の決議により」
と解散が登記されて居ります。
精算人登記は其の少し前に登記して居ります。

彼が解散の時は、只解散登記だけでは意味を為さないと
知ったのは司法書士の処に聞きに行ったからです。
解散登記の以後必ず精算して「精算結了の登記」をしないと
意味を成さないらしいです。
そういえばこの解散登記の時も司法書士が「精算が出来たら
直ぐ教えてくださいね。登記しますから。」と言ったような気がします。
17年の解散登記をして、まだ結了になって居ませんからサービサーは
資産があるだろうと推察して、会社も被告の1員にして訴訟をして
きたのでしょう。

この時は勿論答弁書も出さないし口頭弁論も出なかったために
全面的な敗訴になりました。しかし、Nサービサーは会社にも
保証人も何もせずに、今日までそのままになって居ります。

解散には精算をして結了届けが必要だ。では精算すればよい。
銀行借入さえ消してしまうと、債務超過も消えてトントンになる。
勝手に債務の無い終了決算書を作り、完全に解散手続きを
済ませた会社もあります。
2社知っています。

ところが此れが両方ともばれたのです。サービサーではなく、
公庫と保証協会が気付いたのです。
両社とも支払いの訴状を申請しようとして気付いたのです。
正式に会社が解散しているということは債権債務が消えているという事です。
保証人も現債権が消えているから、保証人も解除されて居ります。
そんな事態ならば、債権者としては一大事です。

只、債権者は実態が無い会社に請求が目的でなく、
保証人の債務名義が取れれば良い事です。
「虚偽の登記をした。刑事罰になる。」2社ともさんざん脅されました。
結果は裁判は出廷して債務名義を取られております。
何かのことを打ち明けたのでしょう。
それ以上のことは有りませんでした。

「どうせ解散は出来ないんだ。しかし、このままでは毎年申告は
 しなければならないし、事業税は均等割りを払わないとならない。
 閉業届けだけでも所轄の税務署に届けよう。」
廃業届けは事業を止めたという届けですから税務署も必ず受け付けます。
念の為に収受印を貰います。

「この通り事業は閉鎖しました。
 解散は、サービサーの方と正式に和解が出来るまで出来ません。
 しかし、会社にはもう何も有りませんから。」
こう云って保証協会・公庫とサービサー2軒に通知しました。

「そうですか。以後は保証人の貴方と交渉するだけになりますね。」
何処も同じことを云って、もう会社を追及することは無いという
意思表示を貰いました。

会社解散などしたくても出来ない人が多いです。
13年何も登記の無届ならば抹消してくれると云う事ですが、
13年では長すぎます。
過っての様に5年間くらいが適当では無いでしょうか。





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