かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

年末雑感

2015-12-30 | 雑感
もう暮れの30日だ。
この仕事に首を突っ込んでから、足掛け20年。ゆっくりした年末年始はなかった。
逆に通常より忙しい時が多かった。

景気が悪いと騒いでいるが、もう以前のような倒産はない。特に大晦日の不渡りを狙った倒産など聞かない。
 大晦日の日付の手形。不渡りにしても銀行の始まる4日まで時間がある。その間、債権者は、不渡りのことがわからない。
 この時間を利用して倒産はやむをえないが、事態を何とか自分に有利に運ぶ。
こんな倒産は必ずあった。大晦日から正月まで普通より忙しかったが、今はもう、そんな倒産はない。静かなものだ。時間が余る。

そんなだから、落ちつおて、26日、囲碁クラブで打ち納め。上位者3名と計5番打ったが全部白星だ。
これは縁起が良いと、翌日は有馬記念で一日中、パソコンの前。9レースまでに5000円勝った。
さあ有馬記念。アクターもキタサンも入れて5頭のボックスで複、1点500円だから、それまでの貯金を全部つぎ込んだ。結局パー。
頭にきて11レースを3頭ボックスで複、これも負けた。縁起はついていなかったか。

29日、寒いところを散歩に出たら京王閣でグランプリーをやっている。
無料のコカ・コーラが振る舞うスープだけ飲んで帰ろうと中に入った。
小銭入れ、2000円入っている。男心を誘う。まだ少なくてよかった。
競輪って札よりコインが動きが主流みたい。少額でも恥ずかしくない。
結果として、散歩は散歩。電車にも乗れず、自販機からも買えず、夕方寒い中、歩いて帰った。

肝心の問い合わせは、メールも電話もない。
此方が気になって居る未解決のところに電話をしているだけ。

まとまった本を読むには 絶好のチャンスだろうが、なぜか気が進まない。

昔みたいに天神様の初詣、1番を狙って動けば、全身に気合が入るかもしれない。

今は、1番は徹夜でないと難しいだろう。やっぱり無理かな。

皆さん。よいお年をお迎えください。

無剰余物件の強制競売

2015-12-28 | 雑感
押し迫った21日、慌てふためいた電話があった。
「裁判所から、今、自宅が強制競売開始決定という書類が今届きました。
 私は時価より、担保借入の方がずうっと物件時価より多いから競売にはならないと聞いて安心していました。
 それが競売になるって、どういううことですか。本当に売られてしまうのですか。」
半狂乱だ。

聞けば、訴訟があったときに、彼は答弁書も出さないし、口頭弁論に出席もしなかった。
すると敗訴の判決が出たが、よく読まず、放っておいた。相手のサービサーは相当に頭に来たらしい。
また、自宅はローン残が2500万、2番で金融業者から1500万借りている、自宅の時価は欲目に見て2000万に売れれば上出来。
急げば1500万から1800万と思う。

それを聞いて私はすぐに答えた。
「抵当権を組む時に、詐害行為になるようなことは一切していませんね。
 それだったら安心してください。2000万の担保に4000万も借金はあるのです。誰が差押
 さえて競売をしても自分に配当はありません。
 それでも競売をするならば、上位の抵当権者に全額支払う約束をしないと競売は許され
 ません。その分は保証金としてサービサーが裁判所に積まないとなりません。
 自分が配当がなく、上位者にただ2000万払う競売なんてやる人はいません。
 ある時期におなると必ず取り下げになります。
 いくつも実例はもっています。
 ご安心ください。」

この私の説明ではなんで競売が取り下げになるか、よく解らなかったらしい。
ただ大丈夫という事はわかった。

半分解ったが、半分は疑心暗鬼だったと思う。その場の電話は切れた。
ただし、2-3日すぎた23日、また電話があった。

「先生。あれから私も方々聞いたですが、競売は実施に行われるらしいですよ。
 先生の話はうますぎて、長年競売物件を扱っている知人も初耳と言って居ます。
 第一、そうだったら、サービサーがこんな事遣る筈がないじゃあないですか。
 私の知人は今なら出物があるから物件を世話するといって居ます。
 そう動いた方がよいのではないでしょうか。」

やっぱり理解はしていないんだ。
「この件を本当に理解するなら有料になりますが1度面談しませんが。
 実例もいくつか紹介して本当にわかるように説明します。
 それをしないで、他の人の言うことを信じても、それは貴方の自由です。そちらの
 言い分に従って、あとで泣いても私とは無関係です。
 会うか会わないか、必ずしも年内でなくて年明けでもよいですから、その気になったら
 電話ください、」

まごまごしていると、知人より買うために手金を打つかもしれない。
それまでに電話があればよいが。

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2015-12-27 | 雑感
正月料理の「おせち」の通販。
草分け的の存在だ。

高価であっても正月にふさわしい商品であるべき。彼は品質味のほかに
商品の品格のにおいても心を配った。

名ある書道家が特別に筆を執り、それをブランドとし、つつましくて派手な商品とした。
この「おせち」は出来上がった。
その後、味、盛り付け、梱包すべにおいて、同じ商品の範になって居る。

ところが、そっくりの偽物が出た。
中身はまだわからない。しかし商品の梱包は「おせち」の書体から梱包まで
そっくりで、NET通販に大きく打ち出した。
彼の乗客も間違える可能性は大きい。
ただし見つけたのが遅かった。11月の終わりだった。

知り合いの弁護士に「本当に商標侵害か。それが争いの基本だ。」と言われて
自分で方々に聞きながら調べた。その結果、訴訟になっても自信があるといえるようになった。
その結果、正式に侵害の警告と直ちに中止の警告書を出したが12月21日だった。

相手の動きがなかったから、12月26日内容証明だ。
自体はここまでだが、これで相手が 素直に販売を中止するとは思わない。

どうやっても年内のNET販売の中止は無理だろう。
その時にどうすべきか。
私が知ったのが25日。12月初めに知っていれば相手の商品は少なくても変えさせていた。
これが昨日知ったのであれば打つ手がない。
このまま引き下がるのは癪だ。
どなたかよい案がないでしょうか。ぜひ教えて頂きたい。

実は、私もあることを思いついた。
年明けて実際にやることを進言しているが、その場合、改めて紹介します。









1億の現ナマ、掴んでみたい。

2015-12-23 | 雑感
一人の老婆が息子に成りすました詐欺で1億をやられたと云う。
詐欺も詐欺だが、この老婆、1億もすぐに現金化できる資産があるのが驚きだ。
そういえばこの種の詐欺はほとんどが老婆で金額も2-4000万は普通みたい。
「老人はお金をもっている。」政府は繰り返すが本当なんだろう。

半面同じ老人でも破産者が増えているらしい。
お金が全くない人たちだ。
この持たない老人層の方が人数的にははるかに多いと思うが間違いだろうか。
要は老人に上下の層がはっきりしているということだ。

若者の層でも、同じだ。正社員と非正社員、殆どの人はこのどちらかの層に属する。
これも、はっきり2つの層に分かれた。

ただ分かれているだけならばよいが、実社会でハンディがあり過ぎる。

無資産と言っても1000万くらいもっている人は多い。
この人たちが、「インフレになる。お金の価値がなくなる。」といくら騒いでも、政治の
大所から見れば問題に取り上げることでないと見捨てるだろう。
しかし資産老人たちが騒げばすぐに税法にも影響するだろう。

「そんな見捨てられた地位にいては駄目だ。何とか這い上がらければ。」

しかし、この年、もうどう転びようもできない。無資産組で通すよりない。
そうだ。子供に期待しよう。
その子供も定年まで7-8年。部長すらなって居ない。
会社帰りのお赤提灯が何より憩い場所らしい。

ダメだ、孫だ。
でもその孫にかけるお金は段違だ。一方は相続税かからない2000万の贈与も平気で出来る
人たちだ。教育はお金がかかる。大丈夫の連中だ。

一旦落ちこぼれると僥倖が起きない限り再起は難しい。
万人平等の共産主義があった。続いて貧富の差の出る資本主義。 次に何か大きく変わることを夢見て居よう。

それにしても、詐欺で取られてもよいから、一回、1億の現ナマを掴んでみたいな。
でも、そんなこと一生無理だ。


破産はやるべきではない。

2015-12-18 | 雑感
この処、行き詰った人からの電話も増えています。それらの人が、まず100%の人が考えていることは自己破産をしなければならないと思い込んでいる事です。
すでに、弁護士と相談した人も多いですが、これらの人は間違いなくそう信じています。

その時の彼らの理由は、破産をすれば債務がなくなり。心置きなく今の会社に専業できる。
ということです。

実は経営者だけが保証債務の為に破産は許されていません。会社も同時に破産を要求されます。
その結果、会社も保証人も過去何年間の銀行通帳だけは必ず提出を求められます。
この預金通帳を調べられると、過去の金銭の動きは、殆どわかります。

そして会社も裁判所によって解散登記。つまり会社は完全になくなります。

通帳検査より、会社と個人の資産はすべて解り、全部没収され、再起の資金どころか生活のお金すらありません。
そして、最終は会社も破産させられますから、業界紙によって世間にわかるし、再起のお金など、たといあっても、自分には入って来ません。
これだけでも、破産など、遣るべきではありません。


「破産さえしなければ、今の会社を続けてる事ができます。
 また、債務問題は、債権者を納得させればよいこよです。
 その方法は難しいことではありません。

破産をしなければ、今の会社のまま、再起は不可能ではない。
また債権者も必ず説得ができるといっても、当初は皆さん信じません。

でも、誠意をもって説明していると必ずわかってくれます。
殆どの人がs考え直し、再生を考えようということになります。
 
具体的な方法をもっと細かく、詳しく説明をしないといけませんが、会社が行き詰ったとき、自己破産を考えることだけはやめましょう。
バラ色の解決案が待っています。


生き残る会社

2015-12-13 | 雑感
1通のメールを頂きました。
「生き残っています。」冒頭の言葉です。
今年の5月、「7月には営業停止です。準備はすっかりできました。これが最後のメールになると思います。お願いですから、これを最後として、もう、私には連絡はしないでください。」
確かに資金繰りから見ると即時潰れてもおかしくない会社です。整理のためにもう2月店は開いて居よう。というのでした。

「潰れれると覚悟したら恐ろしいものはなくなりました。気も何か楽になりました。
 これだったら、まだ店は潰さないでいける。
 若干周りに迷惑をかけるが、もう少し続けよう。」
と割り切ったら今日まで持っちゃったと書いています。

私は、経営者の気持ち一つで企業は潰れないと信じています。
「どんなことをしても俺は会社を守るよ。」と経営者だ固い信念の会社は奇妙に生き残ります。
しかし、一方では、保証協会には代位弁済に成ったり、サービサーには1回30か所くらいの差押さえを2度3度行われています。それでも平然と店は開いて居るのです。

興信所の倒産の範疇には十分入りますが当人は営業を続けている限り倒産ではないという感覚で営業を続けています。

こんな中小企業はいくらもあります。
強引にすべての負債を相手も承諾に関わらず棚上げをして、企業を続かしているのです。
その報復は平然と受けています。

「それでも倒産ではない。営業をやっているのだから。そしてチャンスを待つのさ。」
そんな会社に金融業者がまた集まってくる場合もあります。

経営者の意志だけです。他人にどう批判されても閉店にしないという意気込みだけです。

何をするにもまず自分の意志さえはっきりさせていること。それが最も重要なこと
と思います。