かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

3月30日(土)のつぶやき

2013-03-31 | 事例

如何に心配が有ろうが、最近の政府でアベノミクス的の事をやったのは安倍さんだけだ。 株屋だけでなく、給料が増えた人も大勢だ。素直に評価しよう。 弾みを与えてくれたから、うまく生かすのは全員の責任。失敗しても責めたくは無いが、 もう一寸零細企業を心配して欲しいね。


今と全く同じ生活をして支出が2%増える。それで景気が良くなるものならば2%が4%でもよい。今の値上がり状況の情報から見て2%で治まるだろうか。ガソリンも入れて、生活費は10%近くになるでは無いか。インフレと云う言葉でなく支出の増額で示して欲しい。もちろん消費税率の増額も含む。



3月29日(金)のつぶやき

2013-03-30 | 事例

今日で年度変り。我々の仕事は毎年同じテンポで移り変わる。決算前後は仕事が減り、以前は5月から復活したが、ここ数年は遅れ気味で6-7月から又増えてくる。8月など意外に忙しい。今年も同じサイクルか解からないが、景気復活にかかっているだろう。


4月・5月・6月に資金円滑化法の適用期限が切れる人。どうなるか心配で仕方無い。同じ人からも念押しの電話がある。新聞に逆のことがちょっぴり載ったから尚心配だ。心配はないが永久には続かない。之を機に作文でなくて、本当にやる気の経営改善計画を作る習慣を付けたらどうだろうか。



御殿や立派な庭園の処分価格は?

2013-03-29 | 事例
「それにしても立派な邸宅でしょう。」
「はい。考えられる事は全て取り入れました。自分で言うのも可笑しいですがそりゃあ
 内部は立派な物です。」
何しろ500坪の土地に100坪の住宅を建てたのです。

大都会から電車で2時間、中堅都市から車で2時間。山間のコンビにすら無いです。
其処の先祖代々の土地に、どでかい御殿を作ったのです。
土地は親からの貰い物ですが建物は2億4000万を掛けて居ます。
鉄筋2階家ですから、普通高くても100坪、1億でしょう。
其れが2億4000万もかかって居ますから尋常の家では有りません。

どうやって銀行から引っ張り出しかは別として、全部借金です。
不景気の真っ只中、彼のところだけは沸いて居ました。
タイルを作っていたのです。其れを少し安価で都会に卸していました。
もう斜陽のタイル、でも彼のところだけは燃えて居ました。
その時に作ったのがこの馬鹿みたいな御殿です。

其のタイルが急速に売れなくなりました。
ある日突然、話が壊れ、其れが続いたのです。
忽ち経営は行き詰り、借金は返せなくなりました。

会社も家も守る為、必死です。でも、じたばた すればするほど お金は足りません。
それにしてもこの家の維持費がこれほど高いとは身に浸みました。
全館冷暖房で、風呂も何時でも入れるならば月100万は掛かります。
個室で冷暖房は可能ですがそれでも月30万は掛かります。
この維持費すら不自由になりました。

手形は有りませんから倒産は有りません。しかし纏まったお金が欲しいです。
其の財源も有りません。
有るとすればこの家だけです。少し高く売って、若干でも手数料が欲しいです。
最低でも2億以上で無いと信金は承知しないでしょう。

こんな時信金から話が有ったのです。
「自宅を8000万で売りなさい。それ以上に売れた場合は、あなたが其れを自由に使って
 頂いて結構です。」

24000万で作って7年くらいの家を8000万で売れば、借金はチャラになると云う事です。
彼は当初信金は何か間違っていると思いました。
しかし間違って居ても困っている彼が助かる話です。
〆たとばかり、早速動きだしました。

売れないです。
お披露目のときはあれほど賛辞を贈って呉れた不動産関係者も相手にもしないのです。
「幾らだったら興味が有るか。」と聞いても其れすら出ません。

維持費だけで普通の家の生活費以上です。
其れに、近くに役場や医者やコンビニすら無く、町に通うのも車でたっぷり2時間は掛かります。
濡れ手に粟との胸算用の彼の気持ちは簡単に打ちのめされました。

任売で売れなかったので、此処は競売になりました。単純に家屋だけの価格を見ると
再構築価格が㎡26万になって居ます。全体で8000万の評価でした。
基準価格は5600万でした。

それでも買い手は無く,最終には彼は親戚に泣きつき4500万で買い戻して居ます。
最低売却可能価格です。
このとき彼は幾ら物件の内容がよくても、世間の評価とは別物と理解したのです。

同じ様なことが土地にも有ります。
山裾を500坪くらい、うまく利用して自宅を作って居る人達は多いです。
上部を平らにして家を建て、下の方は立派な庭園に作り上げて居ます。
大きな置石がうまく配置され、滝や流れも風情を上げて居ます。

庭の維持費だけでも年額300万では効きません。

この当りは倍率地域で路線価や公示価格も決まって居ない場所です。
500坪と云っても半分は雑種地で逃げて居ますから、固定資産税は僅かなものです。

でも当人はこの庭に絶対の自信を持って居ます。
 何時でも売れる。
 投資した見返りが有る価格で売れる。
こんな気持ちです。

其れが いざと云う時 売れないのです。
自分の思惑の半額でも駄目です。
それどころか、売る為にはきちんと整地をしなければならず、整地料が普通より、
はるかに高いのが普通です。
隣近所の土地の方が高い場合が幾らも有ります。

売らなければならない、と云う気持ちのなって、設定売価がぐんぐん下がっていく場合の
当人の辛さ、本当に思いやられます。

土地でも建物でも幾ら人工の手をかけても売るときは逆に邪魔になるくらいだ。
之が不動産と云うものでしょうか。


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3月28日(木)のつぶやき

2013-03-29 | 事例

3000万の残は有るが150万だけの支払督促。最近特にこうした訴状が目につく。訴状以外の残高は条件付で放棄すると云う意思表示だ。サービサーに回ったばかりの債権にはこのような訴状は無い。サービサーの回収困難の所だ。サービサーの持って居る回収先はこの様なところが多くなったのか。


築100年以上だが、痛み一つ無い立派な建物。評価したところ、同地区の同じ様な環境広さの家屋より価値が低い。一方は築15年で普通の造り。一目で古いほうが良いと解かっても計算の指数が違うらしい。古い家に住んで居た人は趣味がよかっただけの事らしい。不動産評価ってこんなものか。



3月27日(水)のつぶやき

2013-03-28 | 事例

官庁のホームページ、良く目を通す。けれど、其の記事を自分が納得するまで読む事は少ない。どうしても途中で嫌になって止めてしまう。原因は文章だ。どこも読み難い文章である事は確かだ。新聞と同じように斜め読みをして頭に入る文章って書けないものだろうか。一工夫有れば有り難い。


「この人、訴訟で債務名義を取られ、差押まで行く人だな。」顔も見なく5分ほど話せば解かる。自分の話をする時に、一つ一つ話しに弁解が入るような人だ。話すのに、先ず事実を云って最後に自分の感じを云うならば良いが、冒頭から自分が正しいと云う事で一杯、差押をしなければ解らない人だ。



3月26日(火)のつぶやき

2013-03-27 | 事例

返済猶予を申し込んで、そのまま実行して居た。別に文句も無く、全てOKと思って居たら、昨日・今日銀行に呼ばれて、正式にOKですと書類まで貰っている人が、3人ほど居た。中には12月に済んだと思って居た人も居る。何故遅くなったか、今まではどうだったのか説明は一切無い。有っても当然だ。



3月24日(日)のつぶやき

2013-03-25 | 事例

「中小企業、5万社倒産の懸念。」と朝日。資金円滑化法が切れた場合の心配だ。確かに昨年12月まで銀行の対応に不安があったが、今は落ち着いていると思う。金融相の発言も大きかった。殆どが無常件に近い6ヶ月の延長。内容の善悪の分別は感じない。6ヶ月過ぎても大荒れは無く軟着陸か。


これからは中小企業の倒産があっても銀行はダメージを受けない。円滑法倒産が有っても痛くは無いだろう。殆どが保証協会の保証付きだからだ。保証協会も最終税金と云う保険がある。貸せる者は何処も痛まない構図だ。之でよいだろうか。特に保証協会は保証の仕方から債務処理までを見直す時期と思う。



3月23日(土)のつぶやき

2013-03-24 | 事例

18日に支払命令と立ち退き命令が出ている筈だ。判決書が送られた来ても、受け取らずに日にちを稼ぐなんて言って居らず、受け取って、強制執行までの立ち退きを考えた方がよい。あまり小細工ばかり考えて居ると、まともな事は考えられない人になっちゃうよ。


電車の地下化で明らかに調布駅は今のところ不便になった。完成したらと云う希望が有るが完成までに何年かかるか。下北沢駅が地下化で騒いでいる。元々不便な駅だったがどうなったか、それによってあのお店群はどうなったか興味がある。知人の店が立ち直ったばかりなのに、気になるな。



憶測はせず裸になって話そう

2013-03-23 | 事例
「市民税が溜まっちゃって、五月蝿くて仕方ないです。差押と云う言葉まで口から出て
 居ますから放っておくわけには行かないと思います。
 何処か貸してくれるところをご存知内ですか?」
古くに相談が有った人です。

反対しました。
「借りて返すのは絶対に駄目です。ましてや銀行からではないですから尚です。
 市を分割でお願いするか、或いは今方々にして居る返済を組み直して市に返済するか、
 何れかですね。」

それから2ヶ月ぐらい過ぎて又電話が有ったのです。
「先日は有難う御座いました。銀行に依頼して返済を少し少なくし解決しました。
 ところで其の銀行ですが、書き換えの時期です。
 元金返済をを減らしてくださいと云ったせいか、銀行の態度は例年と違います。
 担当の副支店長だけでなく、支店長まで出てくるのです。
 以前は兎も角、ここ数年支店長が商談に出る事は無かったですが。

 そして、今までは単に自宅を売れと云って居たのが、今回は計画にきちんと組み入れて
 くださいと云われて居るのです。」

「御社、あのA先生を顧問にして居ましたね。何と言って居ます?」
「あの先生は不動産さえ離せば無借金だと云う信念の方ですから、もうそろそろ
 不動産を手放すのも潮時なんて仰って居るのです。私は嫌です。」

リーマンショック前は年商は9000万、今は徐々に復活中で8000万と云うのです。
個人収入は奥さんと合わせて1800万です。
バブル時代、1億8000万の借金で自宅と診療所を持ったのですが、破綻後はこの借金の返済に追われ続けた様なものです。

銀行に返済で困って居る事を知られれば直ちに不良債権として処分され、診療報酬まで
取られるだろうと恐れた彼は、当時売れっ子のA先生に相談したのです。

「銀行はバブルの時に特に医者を狙って貸して居ます。今其の貸し金が皆不良となって
 其の後始末に躍起になって居ます。
 ですから先生、事実を銀行に喋ってはなりません。
 何処から借りて銀行には返していきましょう。

 診療報酬を除いては、全て銀行の担保です。
 診療報酬は譲渡担保契約で逃げます。どこも差押は出来ません。
 そうこうして居るうちに先生の収入も伸びますから、今くらいの借入は簡単ですよ。」

不足の時は借りて返済する事を薦めたのです。
医者ともなれば結構貸せるところは有ります。
ただし高利です。

其れからは高利と追いかけごっこです。
ついに銀行に返済できなくなりました。

「そうですか、其れならば不動産を手放しましょう。どこもそうなれば追いかけて
 来ません。」
この時にA先生とは顧問契約は解約になりました。

其れからは彼は一人で何とかやって居ます。
あの時は銀行に払えませんでした。競売になるかと覚悟して居ましたが何事もなく。
不足分は分割延期で話し合いが付きました。

しかしこの時彼には大きな疑問が湧きました。
「払わなくても、事情もあまり追求もせず、銀行は助けて呉れるんじゃないか。」

彼のやり方は変りました。
税金や保険料は払い、何にも言わない市税は払わなかったのです。
何とか銀行返済を半額して、高利を漸く解決しました。
ほっとしたところに今度は市税の取り立てです。

市税は葉書督促だけでは払わない多額納税者の彼を悪質と見たらしいです。
最初からきつい態度です。
彼は銀行に金利だけして貰おうと書き換えを待って居たのです。
銀行は驚きました。医院の売上には変り有りません。
陰に得体の知れない金遣いの荒い物があると受け止めたらしいです。

彼と銀行とは長年付き合って居りますが、お互いに全然知らないも同然です。
冷静になって振り返れば、今の銀行残は4500万しか有りません。それに遅延の
公租公課が1200万です。働き盛りで、年収1800万の医者が返せない道理は有りません。
疑いの眼で見ず、助けるつもりで見れば簡単のことです。

正月休みを返上して、医院の利益計画から、彼個人の支出まで全部調べて返済計画を
作りました。
それらが一目でわかる表も作成しました。
もちろん彼も、最後の数字は術t自分で決めました。

「年収1800万と云う人は世間にもそう居ません。
 その人がギャンブルにも女にも手を出さずに、自宅購入の失敗の償いをしようとして
 出来ない筈は有りません。
 今までのやり方が悪かっただけです。
 銀行には隠そう隠そうとして、銀行も知ろうとはしなかった。
 もっとお互い裸になっていれば、話は簡単でしたね。
 同じ事、市にも直ぐに説明しましょう。」

不動産売却の話はどこかに消えました。
今の体制でやって、2-3年で遅延分が全て解決できれば、楽しみも出来ると銀行も解かってくれたのです。
市も解かり延納に背一杯の協力はお願いできました。

「今後は何もかも正攻法で行きます。何か有ったら堂々と真正面からお願いします。」
彼の心境に変化を起こしたようです。




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3月22日(金)のつぶやき

2013-03-23 | 事例

大学の桜・後楽園通りの桜、此処2-3年の間に皆つまらなくなった。全て50年物だ。皆、頭を切り、枝を落としてみるも無残な姿に変えたからだ。こうやって見ると桜は特に土地を使う。しかも年中花弁や落葉の掃除に気を使う。桜の名所は間違いなく減っていく。新しい名所を今から作りたいね。


銀行や保証協会などと交渉する時、細かく交渉の仕方をアドバイスをする。「必ず報告してね。」所が殆ど此方が聞くまで報告は無い。自分の希望通りに交渉ができたからだろう。ただし不味かった場合は即座に報告があり、今後の対応を望む。「便りが無いのは無事だから。」格言にも有るがちと寂しい。