「いいですか。貴方は今迄返済猶予をおやりにならなかった。
立派な実績です。出来ればやらずに済めば貴方の今後が違ってきます。」
担当と融資の課長の二人ならばまだ解かりますが、もう一人出てきて、
物静かな口調で此方の事を心配して居ます。2回目の話し合いです。
メガバンクの1つです。
保証協会付が2500万、プロパーが2000万、計4500万ですから、
この支店としても小さい取引先ではないかと推測します。
震災の影響か、主力だった東北地方の受注は0に成りました。
それより入ってくるべきお金が軒並み回収できなくなったのが響いたのです。
資金繰りは一気に悪くなりました。
しかし未だ預金残は有ります。普通だったら返済猶予などせず、十分に回ります。
今の状態ですと3ヶ月は持ちません。しかも好転の兆しも全然わかりません。
「震災被害の方に対して、公庫で融資をして居ります。
貴方のところは公庫から借入はまだないし、決算書も悪くないですから
非常に見込みが有ります。返済猶予の前に公庫を当たったらどうですか。
それから、今月は返済日まで日数がなく、事務的にも間に合わないので、
公庫の結果如何に関わらず、ご返済はお願いします。」
前回来たときの話です。
今月から返済は止めたいのです。
元利合わせて110万の返済は今きつすぎます。
又、今は借りても返済のために借りるようなものです。
公庫から借りてメガ銀に返済してもメガ銀は良くてもこちらはややこしくなるだけです。
それより金利だけにした貰えば、たとい注文が全然なくなっても今年一杯は繋がります。
気は載らないが参考のために公庫に聞きました。
売上の割りに借入が多く、難しく、審査にも時間がかかりそうです。
自分で駄目と結論付けて、もう1度メガバンクにお願いです。
そしたら今日は3人で応対してくれました。
「保証協会が間違いなく、今の借入と関係なく、震災用の別枠で貸せるからそれを借りなさい。」と云います。
「其のほうがお宅のためですよ。」と真剣なまなざしです。
彼はこの震災保証の事を新聞で見て、直ちに保証協会に電話をして居ります。
その結果、別枠といっても、売上に対する総枠規制が有り、彼の場合は、
売上減少によって枠が非常に小さくなり、今ははるかにオーバーしている。
震災保証もNOと云う返事を貰って居ます。
しかし今日は、3人の顔を立てる意味で、一旦引き下がりました。
それで、預金を全部他行に移しました。
今度はもう電話で再度お願いです。何か云われても元金は払わない覚悟です。
話は一転して違う人です。
Bは料亭をやって居ます。
信金1行から4億2000万の借入です。
保証協会付きは6000万しか有りません。
2年前に一旦元金0にお願いしました。
1年据え置きで半年毎、支払額を話し合って居ります。
この場合、其の都度30万づつ元金返済を増やして居ます。
しかし此処も昨年から売り上げはガタ落ちです。
次の切り替えは4月末ですが3月からもう1度元金0に返済猶予をお願いしていました。
ところがこれが予想に反して大変でした。
当初お願いした時は、まだ法律もなく、リスケは大変だと思って居たのが以外にすんなり
認められたのです。
今度は法律も出来た居ます。「すんなりだ」と思って居たのが、支店長自らこれに首を
突っ込んできたのです。
「当初の経営改善計画が狂いすぎて居ります。お手伝いしますから、しっかりした計画を
造りましょう。本部が煩いのですよ。」
それから支店長は3回も訪問して、其の都度2時間を費やして居ります。
完全にBのところの内情を掴んだと思います。個人資産までわかったでしょう。
漸く支店長の納得する利益計画は出来ませんが、構築したのはBで支店長は内容について
調べただけです。
それにしても露骨に資産調査をされたような気がします。
こうまでしないと今の金融円滑は出来ないのでしょうか。
「震災後、何処も何の業種もガタ落ちですから、本部も真剣です。」
支店長の言葉は与信のために調べたことを裏付けるようなものでした。
法の延長があってから、まだ実例はそんなに掴んで居りません。
ともにすんなりいって居ないのです。
以前のリスケに戻ったみたいです。
しかし、貸したり、条件変更したりするのはこれが本筋とは思いますが、
延長を依頼する者の気持ちを萎縮させるのは事実です。
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立派な実績です。出来ればやらずに済めば貴方の今後が違ってきます。」
担当と融資の課長の二人ならばまだ解かりますが、もう一人出てきて、
物静かな口調で此方の事を心配して居ます。2回目の話し合いです。
メガバンクの1つです。
保証協会付が2500万、プロパーが2000万、計4500万ですから、
この支店としても小さい取引先ではないかと推測します。
震災の影響か、主力だった東北地方の受注は0に成りました。
それより入ってくるべきお金が軒並み回収できなくなったのが響いたのです。
資金繰りは一気に悪くなりました。
しかし未だ預金残は有ります。普通だったら返済猶予などせず、十分に回ります。
今の状態ですと3ヶ月は持ちません。しかも好転の兆しも全然わかりません。
「震災被害の方に対して、公庫で融資をして居ります。
貴方のところは公庫から借入はまだないし、決算書も悪くないですから
非常に見込みが有ります。返済猶予の前に公庫を当たったらどうですか。
それから、今月は返済日まで日数がなく、事務的にも間に合わないので、
公庫の結果如何に関わらず、ご返済はお願いします。」
前回来たときの話です。
今月から返済は止めたいのです。
元利合わせて110万の返済は今きつすぎます。
又、今は借りても返済のために借りるようなものです。
公庫から借りてメガ銀に返済してもメガ銀は良くてもこちらはややこしくなるだけです。
それより金利だけにした貰えば、たとい注文が全然なくなっても今年一杯は繋がります。
気は載らないが参考のために公庫に聞きました。
売上の割りに借入が多く、難しく、審査にも時間がかかりそうです。
自分で駄目と結論付けて、もう1度メガバンクにお願いです。
そしたら今日は3人で応対してくれました。
「保証協会が間違いなく、今の借入と関係なく、震災用の別枠で貸せるからそれを借りなさい。」と云います。
「其のほうがお宅のためですよ。」と真剣なまなざしです。
彼はこの震災保証の事を新聞で見て、直ちに保証協会に電話をして居ります。
その結果、別枠といっても、売上に対する総枠規制が有り、彼の場合は、
売上減少によって枠が非常に小さくなり、今ははるかにオーバーしている。
震災保証もNOと云う返事を貰って居ます。
しかし今日は、3人の顔を立てる意味で、一旦引き下がりました。
それで、預金を全部他行に移しました。
今度はもう電話で再度お願いです。何か云われても元金は払わない覚悟です。
話は一転して違う人です。
Bは料亭をやって居ます。
信金1行から4億2000万の借入です。
保証協会付きは6000万しか有りません。
2年前に一旦元金0にお願いしました。
1年据え置きで半年毎、支払額を話し合って居ります。
この場合、其の都度30万づつ元金返済を増やして居ます。
しかし此処も昨年から売り上げはガタ落ちです。
次の切り替えは4月末ですが3月からもう1度元金0に返済猶予をお願いしていました。
ところがこれが予想に反して大変でした。
当初お願いした時は、まだ法律もなく、リスケは大変だと思って居たのが以外にすんなり
認められたのです。
今度は法律も出来た居ます。「すんなりだ」と思って居たのが、支店長自らこれに首を
突っ込んできたのです。
「当初の経営改善計画が狂いすぎて居ります。お手伝いしますから、しっかりした計画を
造りましょう。本部が煩いのですよ。」
それから支店長は3回も訪問して、其の都度2時間を費やして居ります。
完全にBのところの内情を掴んだと思います。個人資産までわかったでしょう。
漸く支店長の納得する利益計画は出来ませんが、構築したのはBで支店長は内容について
調べただけです。
それにしても露骨に資産調査をされたような気がします。
こうまでしないと今の金融円滑は出来ないのでしょうか。
「震災後、何処も何の業種もガタ落ちですから、本部も真剣です。」
支店長の言葉は与信のために調べたことを裏付けるようなものでした。
法の延長があってから、まだ実例はそんなに掴んで居りません。
ともにすんなりいって居ないのです。
以前のリスケに戻ったみたいです。
しかし、貸したり、条件変更したりするのはこれが本筋とは思いますが、
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