売掛金に戻る前に、何故不動産が競売にならないのかを説明します。
会社は1番が地元信金と保証協会の担保。2番が担保でないけれど権利は国税の差押えです。
3番の権利者は政府銀行の担保です。
ただ会社は全部借地です。しかも建物は古く、且つ消防法違反のために1Fしか使えません。
今までに競売に2回かかっています。
最初は14年に信金が競売をやってきました。その時は2600万の
競売最低価格でしたが落ちませんでした。
2回目は3番の政府銀行がやってきましたが競売基準価格は560万と信じられない安さになって居ます。無剰余で取下げになりました。
恐らく幾らであっても、更地にする費用の方が高く、不動産はお金にはならないと思います。
後は売掛金くらいしか お金になる物はありません。
だから差押えてきたのでしょう。
売掛金全部を差押えられた時、頼みになる相談相手は誰も居ませんでした。
自己破産を薦める弁護士、自己破産をするくらいならば、
平成12年の不渡り2度発行の時にして居ますと叫びたいです。
少しでも可能性がある知人の言葉が頼りになりました。
この時の知人の言葉は、他の人と違いました。
「このままでは会社は潰れる。先ず、潰れることを覚悟して下さい。
その腹を作ったら、今後の折衝をやりなさい。
先ず、今後毎月払って行きましょう。
その場合、払える最大限の金額は幾らですか。その額を決めてください。
其れを決めたら1ヶ月分を持参して国税局まで行きましょう。
電話では駄目です。面談に限ります。誠意を持って先方へお伺いしましょう。
そして持参した金額をその場で払いましょう。此れが肝要です。
そして今後、毎月其の額を払うから、今回の差押えの解除を
お願いしましょう。」
払える額と云っても毎月50万も払えません。頑張りに頑張っても20万です。
毎月続くか自信はありません。
その20万としても完納まで52年掛かります。そんな事を承知をするとは
思われません。
「3500万差押えたと言っても、差押えて現金を手にしたわけではないですよ。
実際に販売会社がそれだけ払えるお金はあるの。無いでしょう。
ただ数字上差押えたと言って居るだけで、実際に幾ら入るか国税も
解からないでしょう。そのくらいならば、此れが最高額と思われるような額を
毎月払ってくれる方が国税としても良いと思うよ。駄目ならば、
当初の決心の通りに会社は潰れればよいことだ。手をこまねいていても
同じことだ。やって見よう。」
其の一言で私の心は決まりました。
又其れしかやる方法がありませんでした。
毎月20万は痛い。
でも最低でもこのくらいでしょう。
20万を持って、電話をして国税に出かけました。
「売掛金は手付かずであるでしょう。」
「其れが、通知が来た時は既に回収済みにのものが多く、
又、不良も含まれていて あると云っても無いような状態でして。」
しろどもろどです。それでも毎月20万の支払いで、売掛金の差押えは
解除してくれるように懸命に頼みました。
「よく解からないが、売掛金は確かにあるが、この分は販売会社で直ぐには
払えないと解釈してよいかな。販売会社は、毎月20万づつ会社に払う。
其れをそのまま収めてくれるという事と思ってよいかな。」
暫く担当官も考えて居ました。
「仕方無いな。では次の書類を送ってください。それでお宅の言う通りに
しましょう。一つは会社と販売会社との間でと取交わした売掛金はあるが
毎月20万しか払えないという覚書、ただし当初は20万でも良いが、事情の
好転とともに増額すると言う一筆をつける。」
後2通、計3通の書類を要求されましたが難しい書類はなく、
簡単に認めていただきました。
様は売掛金の差押えの解除はしないが、この分だけ販売会社は
自社の都合で月20万しか払えない。会社は払ってもらうと全額納入すると
いうことにしたのです。
18年7月の事です。
その後、国税から2度くらい電話がありました。
様子伺いと云う感じでした。
7月に増額の話があったのを丁重にお断りをして漸く済んだ処です。
銀行債務 12億8000万
仕入れ債務 3億4000万
公租公課滞納 1億8000万
給料遅配 8200万
従業員 47名で売上月商3000万くらい。
当面は回っていきます。
第2会社にする事は国税から釘を刺されています。
破産は出来ません。
ただ一つ怖かった国税とも話が付きましたが、明日の希望がない企業です。
一体これからどうなって行くのでしょうか。
宜しければ、クリックして下さい
会社は1番が地元信金と保証協会の担保。2番が担保でないけれど権利は国税の差押えです。
3番の権利者は政府銀行の担保です。
ただ会社は全部借地です。しかも建物は古く、且つ消防法違反のために1Fしか使えません。
今までに競売に2回かかっています。
最初は14年に信金が競売をやってきました。その時は2600万の
競売最低価格でしたが落ちませんでした。
2回目は3番の政府銀行がやってきましたが競売基準価格は560万と信じられない安さになって居ます。無剰余で取下げになりました。
恐らく幾らであっても、更地にする費用の方が高く、不動産はお金にはならないと思います。
後は売掛金くらいしか お金になる物はありません。
だから差押えてきたのでしょう。
売掛金全部を差押えられた時、頼みになる相談相手は誰も居ませんでした。
自己破産を薦める弁護士、自己破産をするくらいならば、
平成12年の不渡り2度発行の時にして居ますと叫びたいです。
少しでも可能性がある知人の言葉が頼りになりました。
この時の知人の言葉は、他の人と違いました。
「このままでは会社は潰れる。先ず、潰れることを覚悟して下さい。
その腹を作ったら、今後の折衝をやりなさい。
先ず、今後毎月払って行きましょう。
その場合、払える最大限の金額は幾らですか。その額を決めてください。
其れを決めたら1ヶ月分を持参して国税局まで行きましょう。
電話では駄目です。面談に限ります。誠意を持って先方へお伺いしましょう。
そして持参した金額をその場で払いましょう。此れが肝要です。
そして今後、毎月其の額を払うから、今回の差押えの解除を
お願いしましょう。」
払える額と云っても毎月50万も払えません。頑張りに頑張っても20万です。
毎月続くか自信はありません。
その20万としても完納まで52年掛かります。そんな事を承知をするとは
思われません。
「3500万差押えたと言っても、差押えて現金を手にしたわけではないですよ。
実際に販売会社がそれだけ払えるお金はあるの。無いでしょう。
ただ数字上差押えたと言って居るだけで、実際に幾ら入るか国税も
解からないでしょう。そのくらいならば、此れが最高額と思われるような額を
毎月払ってくれる方が国税としても良いと思うよ。駄目ならば、
当初の決心の通りに会社は潰れればよいことだ。手をこまねいていても
同じことだ。やって見よう。」
其の一言で私の心は決まりました。
又其れしかやる方法がありませんでした。
毎月20万は痛い。
でも最低でもこのくらいでしょう。
20万を持って、電話をして国税に出かけました。
「売掛金は手付かずであるでしょう。」
「其れが、通知が来た時は既に回収済みにのものが多く、
又、不良も含まれていて あると云っても無いような状態でして。」
しろどもろどです。それでも毎月20万の支払いで、売掛金の差押えは
解除してくれるように懸命に頼みました。
「よく解からないが、売掛金は確かにあるが、この分は販売会社で直ぐには
払えないと解釈してよいかな。販売会社は、毎月20万づつ会社に払う。
其れをそのまま収めてくれるという事と思ってよいかな。」
暫く担当官も考えて居ました。
「仕方無いな。では次の書類を送ってください。それでお宅の言う通りに
しましょう。一つは会社と販売会社との間でと取交わした売掛金はあるが
毎月20万しか払えないという覚書、ただし当初は20万でも良いが、事情の
好転とともに増額すると言う一筆をつける。」
後2通、計3通の書類を要求されましたが難しい書類はなく、
簡単に認めていただきました。
様は売掛金の差押えの解除はしないが、この分だけ販売会社は
自社の都合で月20万しか払えない。会社は払ってもらうと全額納入すると
いうことにしたのです。
18年7月の事です。
その後、国税から2度くらい電話がありました。
様子伺いと云う感じでした。
7月に増額の話があったのを丁重にお断りをして漸く済んだ処です。
銀行債務 12億8000万
仕入れ債務 3億4000万
公租公課滞納 1億8000万
給料遅配 8200万
従業員 47名で売上月商3000万くらい。
当面は回っていきます。
第2会社にする事は国税から釘を刺されています。
破産は出来ません。
ただ一つ怖かった国税とも話が付きましたが、明日の希望がない企業です。
一体これからどうなって行くのでしょうか。
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