かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

再生への選択

2008-09-30 | 事例
「君、こんな数字でリスケなんて既に手遅れだよ。
 思い切って民事再生に行こう。」
予期しなかった弁護士の一寸威圧的の言葉です。

不思議なことも有るもんです。
借入残は増えないのに、返済額が増えて居るのです。
今までは借りて返済をして居ました。その所為でしょうか。
もう貸してくれるところは無く、三ヶ月前に借りた返済が
今月から始まりますが、ずしっと来る重みです。

「今月払って、もう1ヶ月は大丈夫。3ヶ月目が若干危うい。」
と読んでいますが技術屋集団だけのこの会社、どうして良いか解かりません。

最近変えた税理士が言いました。
「社長、リスケをしましょう。銀行にお願いするのですが、
 社長一人では少し心もと無いから弁護士をお願いしましょう。
 私が紹介します。」

今日その弁護士を訪ねました。
決算書を開くや否、弁護士は冒頭の言葉を吐いたのです。

「君。利益なんて出ている様でも肝心の資金が回らないと駄目だよ。
 今の君の会社は、借金を消さないかぎり絶対に楽にはなりませんよ。
 大丈夫。僕に任せて至急に再生法の申請をしましょう。」

20名のシステムハウス。もう30年になります。
大手企業と組んで巾広くシステム開発の他、パッケージ製品も出しており、
そのレベルの高さは業界にも定評があります。
経費の殆どは人件費です。人材にはお金をかけて高額な給料を出し、
余裕ある陣容を誇っています。

今2億の借金にあえいでおりますが、10年ほど前に、この郊外に
仕事場を新設した残金と、それに6年ほど前にバグを出し、
その処理に6000万ほど掛かった残とが苦しめているのです。

「再生法と云っても倒産と同じでしょう。得意先との契約書には、
 再生法を申請すると取引を中止すると云う条項が必ず入って居りますが。」
「大丈夫だよ。僕に成算があるから。取り引き先は逃げないよ。」
自信ありげな弁護士の言葉。それに再生法の利点を聞いていると
確かに申請した方が良い気にもなります。

半ば再生法を申請つもりで、得意先で創業時代世話になって居る人を
訪ねました。大企業の部長職です。何でも打ち明けられます。
「再生法の申請を考えて居る。」
部長はびっくりしました。でも心配してくれました。
「そうか。でも原因ははっきりしているから、君んとこの技術なら
 何とかなるよ。内の会社の子会社がね、君みたいな会社と合併を
 望んでいるんだよ。そう、思い切ってその会社とM&Aを考えますか。
 僕が仲立ちをしても良いよ。勿論君は絶対に必要人物さ。
 内の子会社ならば取り引き先も口座を切り替えてくれるだろう。」

この言葉に飛びつきました。
しかし数日後、戻ってきた返事にはがっかりしました。
「あの話な。誰もが基本的には賛成して居るよ。しかし邪魔に
 なるのは負債さ。其れまで引き受けるのは一寸きついと云うんだよ。
 君のところの社員が君を含めて一斉に退社し、改めて内に入社すると
 云う様な奇抜のことでもすれば出来るがね。しかしその場合は、
 君たち夫婦には保証人として、責任が懸かっていくよ。
 最も再生法の場合でも金たち夫婦は借金の保証を追うんだがね。」

再生法でも保証人は何処までも追及されるとは知りませんでした。
又今回のM&Aでも借金が問題になって居ます。

再生法もM&Aもうまく行かないみたい。飛び込んだ本屋で1冊の本が、
目に留まりました。第2会社と書いてあります。
早速本にあった連絡場所に電話して会うことにしました。
「第2会社が一番良いと思いますよ。特にお宅の場合は設備も
 何も有りません。コンピューターがありますが黙って第2会社で
 使用しても銀行は何も言いませんよ。第2会社の成功の秘訣は、
 得意先が新口座を開いてくれるかと云うことに掛かっています。
 第2会社の挫折は殆どこの点を甘く見ているのです。
 但し御社の場合はシステムが基になって居ますから、取り引き先は、
 どんな事をしてもお宅と取引せざるを得ないです。」
瞬間あの弁護士が再生法申請しても取り引き先維持は自信があると
云ったことを思い出します。
 
短時間の間にいろいろの会社再生について当たりました。
要はどの方法も再生のポイントは二つ、優良得意先と続けて
取引可能かと云う事と。旧債務は保証人が責任もって処理を
しなければならないと云うことでした。

「結局は第2会社か。それにしてもリスケから出発するのが妥当だな。」
税理士の云う通り、弁護士同行なんて全く無駄、いやマイナスになると
判りました。直ちに銀行と交渉しよう。しかしどうして良いか解からず、
とりあえずがっかりです。

しかし此処から第2会社にも走らず、借金の完済は諦めながら、
旧会社のまま債権を目指している経営者も少なく無いという事を、
彼はまだ知りません。





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遺産争い

2008-09-27 | 事例
「兄貴、親父がわざわざ3室を区分所有にしたマンション1室づつ、
 俺たちに呉れてもいいじゃあない。」
三男は食い下がっています。

親父が永年の患いから永眠しました。
葬儀も終わった後、兄弟3人と母親を交えての話し合いです。
4棟のアパートを持った親父は10年前に倒産しました、
当然アパートは担保です。抵当権者は地銀一行。
しかし債務の方が時価の倍以上の額です。
母親と長男は全てを保証して居ります。

倒産の時、当然直ぐに任意売却、または競売の話が持ち上がりました。
此処で大奮闘したのは長男です。学校卒業以来親の元で働いて居ました。
競売になると住むところを失います。第一家賃が入らないと当座の
生活も出来ません。
長男は失意の親に代わり、全て任売で処分しますと地銀を
了解させたのです。その間、アパートの家賃は生活費を除き、
全額納めたのです。
そんな態度を見て地銀は好感を持ったらしいです。

任売で売ると云っても当人にその気は有りません。不動産も
下落して居ますから地銀は競売しても残債務は半分以上残ります。
長男が返している額は、17年くらいで元金は返済出来ます。
地銀も算盤を弾いたのか、今では売却のお話は遠ざかって居ます。

しかしもうとっくに期限の利益は喪失されていますし、担保と借入残が
見合うようになった時は、どのように地銀が動いてくるか解かりません。

地銀の支払いばかり気にして他の税金や固定資産税の遅延分はそのままです。
昨年は強く云われました。地銀に泣き込み、毎月150万返済していたものを、
公租公課の未払い残が減るまでと云う約束で120万にしてもらって居ます。

「なんたって兄貴、240万の家賃が入っても、120万返済していれば地銀も
 文句は言わないでしょう。兄貴、それで17年くらい払っていれば借金は
 消えて不動産は残るでしょう。そんな話、一口載せてくれても
 いいじゃあないだろうか。兄貴が親父の面倒をずうっと見てきたことは
 解かるよ。だから全部を公平に分配とは云わないよ。区分所有の処だけを
 一口づつ分けようや。勿論借金が法定相続分、かかって来ても文句は
 言わないよ。」

三男にはうまい処しか見えません。  
支払いして、その残から親父の入院費用や2所帯の生活費、
その他アパートの管理費・維持費も払って居るのです。
3男に分けるのは構わないが、折角地銀と話してうまくバランスを
取っている返済がどこか壊れると全部が駄目になると思うから
渋っているのです。
数字を挙げて幾ら説明しても2男は解かっても3男は解からず、
配分を要求して居ます。
ついには長男が生活費を家賃から抜いて居るのにも 
おかしいと言い出す騒ぎです。
ついに長男も要求どおり不動産を分けることを決意しました。

二人の弟は立派な会社に勤めており、既に自宅も持っています。
次男はもうローンは終わっているらしいです。3男も残りは僅かと
聞いております。地銀とすれば資産のある収入の多い相続人が
増える訳ですから歓迎でしょう。
3男の自宅と云う実質の担保が増え、給料と云う差押債権が
舞い込んで来るのです。

それでも長男は万一うまく行かないことを考えて、不動産の名義変更など、
1年くらい先に伸ばすことを提案しましたが3男は聞きません。
次男は相続を放棄し、3男はマンションの一つを貰い、法定相続分の
借金返済について責任を持つことにしました。
名義変更も直ちに済ませました。相続税は無税です。

地銀は相続方法については何も言いません。
3男の負の相続も長男と母親が保証していることを念押しした後、
返済は別途にする事を了承しました。

しかしこの話は始めてから2-3ヶ月で、あっけなく壊れそうになりました。
3男が毎月の返済を渋りだしたのです。3男は次男が相続放棄の為に、
4分の1の借金を引き受ける事になったのです。返済は20万以下では
地銀が承知しません。
しかし家賃は15万です。此れだけでも大きな持ち出しに加えて
そのほかに毎月他の負担分が有ります。家賃の半分は小遣いに残ると
踏んでいた3男の思惑は大きく狂っていたのです。

名義変更を先にお延ばそうかと云った長男の言葉は、
むしろ思いやりの言葉だったと漸く身に浸みて来ましたが遅すぎます。

払えなくなれば自宅まで危なくなると言う事が頭から離れません。
長男に泣きつきました。しかし今となっては遅すぎます。
長男も最初から一人だけの相続ならば、地銀の返済をもっと少なく
口説けたでしょうが、今更トータル返済が減るのは承知をしないでしょう。
しかし万一3男が返済できない場合は残の分は全てかぶらないとなりません。

最近、地銀に噂が立っています。
業績芳しき無く、近くの地銀に合併されるらしいです。
その時に3男の件で揉めたりしていれば、全部が競売に
おなってサービサーへ譲渡される公算も大と見ています。
あるいは3男の自宅まで担保と評価すると負債と資産が
見合うのはそんなに遠くでは有りません。

遺産争い。
其れは遺産だけでなく、自分たちが築いた財産まで
根底から覆すこともあります。





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負の相続人

2008-09-22 | 事例
変な手紙が舞い込んだ時、叔父は頭にきたそうです。
「Jさんのご不幸に対しまして謹んで哀悼の意を表します。
 早速ながら貴方はJさんの相続人になって居られますので、
 Jさんが保証しました、債務を引き継いで頂くことになります。
 貴方が既に相続放棄をお済でしたら、その書類をコピーして
 送って頂けませんか。若し相続をしていらっしゃますならば
 今後のお支払い方法を打ち合わせたく、1度ご来社を願います。」

Jの店は事実上倒産をして居ます。
銀行債権は全てサービサーに譲渡済みです。

「Jは俺の兄貴だ。奥さんも居るし、子供も居るではないか。
 俺は相続人じゃあない。其の俺に相続人なんてトンでもないことを
 言う。何も貰っていないよ。」
早速叔父は文句の電話を入れました。
勢いの良かった電話は次第に声が小さくなり、終わった時は
叔父の顔色は蒼白でした。

「子供が全員相続放棄をして居て、且Jの親も居ないときは、
 兄弟が相続人になるって。奥さんは相続をしようがすまいが、
 関係ないって。」

子供も親も居ないときは兄弟が相続人になることは知っています。
しかし、子供が相続放棄をし、妻が全部相続をした場合、
親が居なければ兄弟も相続人になる事は知りませんでした。

何も遺産を貰わなくても、借金などマイナスの遺産は、
放って置くと相続人に降りかかることも知っています。
だから1年前に祖父がなくなった時、全てをJが相続をして
叔父たち兄弟は相続放棄をしたのです。Jは父親と共に
然借入を保証して居ましたから、放棄をしなくても同じです。
其のJも膵臓癌になりました。
転移が早く、知ったときには手遅れ。4ヶ月で亡くなったのです。

祖父は創始者です。
このあたり、いや県下では有名店になりました。
其れを兄のJだけが継いだのです。
今は店も大型店に食われて如何に老舗と云っていても、倒産同様です。
銀行借入は何処も不良債権になって居ます。
それに比して、叔父たちは勤人でした。
結構良い地位まで上って今は自宅のローンも終わり、
最近、正式に退社し、今は嘱託勤めです。

祖父の時に負の相続がある。此れは資産の配分通りの相続でなく、
法定配分で相続があり、正式に相続放棄以外は返済の義務があると
聞かされました。
ですからこの時は保証人でない叔父は直ぐに相続放棄をしたのです。
負の相続の厳しさは知っていました。

あのときは被相続人の子供であったから当然としても、
今回は子供は居るし、普通ならば相続権は無い身です。
其れが叔父の身で相続しなければならないなんて、思いもよりません。
それに、そう相続放棄の3ヶ月の期間はとうに過ぎていました。

次の日に叔父は晴れやかな顔をして居ました。
「負の相続は死亡から3ヶ月では無く、其れを知ってから3ヶ月で
 良いそうだ。相続の時に何も貰ってなければ相続放棄が出来ると
 云う事です。儂は勿論何も貰ってないから、放棄が出来ると思うよ。
 知ったのはサービサーからの書類で知ったとしてもおかしく無いものな。」
弁護士に聞いたのでしょう。
早い方が良いと云うので早速家庭裁判所に申請をしに出かけました。

大誤算がありました。
尋問で叔父の相続放棄は却下されたのです。
負の相続放棄が出来るのは知ってから3ヶ月です。
死亡前から知って居れば普通の相続と同じく死亡から3ヶ月です。
叔父は祖父の時に相続放棄をした。理由は負債があったからです。
その負債は全て兄ガ引きました。
ですから兄に負の遺産がある事を知らなかったと云っても
認めがたいと云うのです。

又子供が放棄すれば、叔父・叔母に相続が移るなんて
知らなかったと云っても、
「法で決まっています。法を知らなかったと云って
 許されるものでは有りません。」
と当然の返事が、戻って来ただけだと云って居ました。

相続人を免れそうも有りません。
サービサーが、どんな回収をしてくるか判りません。

しかし腹を決めました。
何をやっても詐害行為にはなるだろう。
刑事問題にはなるまい。
こうなれば自宅は全部妻に贈与しよう。
2000万の控除だけで杷不足で、若干贈与税を払うようになるが、
やむを得ません。預金は全て少し離れた銀行に名義を変えて預けました。

サービサーに云った骨子です。
「何も遺産は貰っていません。しかし放棄もして居りません。
 放棄をしないとこの様なことになるなんて知りませんでした。
 知っていたら当然やります。第一子供が相続放棄をしたか
 教えてくれるところなんて現実には無いでしょう。 
 しかし、と言ってもお宅は私に返済を希望するでしょう。
 今の私には資産はありませんが、200万だったら都合できます。
 此れでご勘弁をお願いできないでしょうか。」

負の遺産。
トンでもないところに迷惑を掛けます。
法をもう少しうまく改正できないものでしょうか。





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自宅の名義

2008-09-19 | 事例
支店長は磊落の方でした。
「担保さえ売却して頂ければ、其れ以上は保証人としては、
 当行は追求しませんよ。保証の相続で自宅を手放すのですから、
 お気持ちは充分にお察しします。我々も辛いのですよ。
 ですからそれ以上は我々では情としても追及は出来ません。
 双方の痛み分けで済ませましょう。」

債務者の残債務は6500万。自宅は高くて3500万でしょう。
後3000万なんて払える物では有りません。
思い切って今日信金の支店長に会いに来ました。
「自宅を直ちに売却します。信金でも売り先を探してください。
 そを持って保証人としての責任は免除してください。」
と頼みに来たのです。
支店長は此方の事情も知って居て、此方が充分に口を開かないうちに、
自宅さえ手放せばそれでもう追求はしない様な口ぶりです。

人の好い、亡くなった父親が「大恩のある人の息子ががビルを建てる。
其の保証だ。」と云って保証人になったばかりか、
自宅まで担保提供したのです。自宅を手放すような事になるとは
全然考えなかったのでしょう。其の父親が亡くなって、母一人子一人の家庭、
それでも、担保と保証人の義務はしっかりと残ってしまったのです。

父親同士の付き合いはもう有りません。それでも債務者は1度謝りに来ました。
事情を聞いてびっくりしましたが、母子とも何も云えませんでした。
間もなく届いたのは会社も本人夫婦も破産するという通知でした。

其の頃から信金の担当が顔を出すようになりました。
相続の保証債務で、自宅を失う親子の様子を見張って居たのでしょう。
「自宅、買戻しでも結構ですよ。」
思いやりのある言葉態度に、絶対に自宅は手放すまいと決めて
居た二人の心は次第に諦めと変わり、やがて自宅を一旦手放すのは
止むなしと云う考えになって行きました。然しそれでも3000万以上の
保証債務が残る。此れだけは何とかならないかと銀行に相談に来たのです。

支店長の同意を得て親子の気持ちは固まりました。
自宅だけは手放したと云う事にして買い戻そうと決めたのです。
買戻し価格も3100万ならばと信金の意向もわかりました。
さて、最終に残るはお金の問題だけです。

銀行も何行か当たりました。
息子のローンしかありません。息子は30才を越えたばかり、独身です。
飛び込みのためか、自宅の買戻し資金を融資してくれるところは
有りませんでした。
漸く有ったのはノンバンクでした。名義は息子のの名義にして
勿論第1順位の抵当権。母親も連帯保証をお願いと云う
極一般的の条件です。

此れですんなりと決まると思った話が決まりませんでした。
信金がいちゃもんをつけたのです。

「買戻しも良いけれど、其れが息子さんの名義では駄目です。
 家を買うお金があると言うことになります。其れならば其の
 お金を弁済して頂き、自宅は自宅で違う人に売却をお願いする
 ようになります。どなたか違う人の名義でお願いします。」

どうせ自宅を売却すると保証人もなくなる。縁が切れるのだから
同じではないかと云って、どんなにお願いしても駄目です。
それどころか自分の名義にするならば、も云う1度差押も出来ますよと、
予想だにしない言葉が出て来ます。
そして、其の挙句、離れたところならば兎も角、信金のエリア以内で、
すぐに自分名義の自宅を持つ様な事があれば困ると言い出す始末です。

名義を頼める様な人は居りませんし、仮に居たとしても名義が違えば、
ノンバンクは融資をしなくなります。
信金の言うのは全く知らない人に売却して自分らはどこか借家に
済んでくれと云うのです。
最後の最後でお情けが何処かに消えてしまったのです。

「どうせ駄目ならば、もう競売まで居よう。」
気持ちも変わりました。
蜜月と思われた信金との関係も実にぎすぎすした関係に変わり、
担当以外の人は電話にも出ません。
其の支店長も交代しました。

競売後、担当者が耳打ちをしてくれました。
「お約束通り、当行は此処で手を引かせて頂きます。
 しかし決まりで、残債務はサービサーと云うところに
 譲渡しなければなりません。其の譲渡価格は嘘のように安い価格です。
 お宅にとって悪いことにはならないと思います。」

支店長が追求しないと云ったのは、追求をやめて債権譲渡を
するといった意味でした。

サービサーからは何の連絡も有りません。
「一軒家よりマンションの方が老人向きさ」
それでも息子は最近自宅を持つ計画です。
此れならば銀行のローンが利用できます。
やがて起こるサービサーの激しい請求を知らず、
親子は自宅を持つ相談をして居ります。





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心の痛む破産

2008-09-15 | 事例
「0が割腹自殺したって。」
噂は極力押さえております。然し不渡りを出せばどうしても広まります。
「会社の会議室で自分の首の頚動脈を切り、腹に小刀を突き立てたって。」

幸い発見が早く一命を取り止めました。
浅かったでしょうが、今時物すごいことをする人もあったものです。
退院まで1ヶ月近く懸かりましたから、下手なお芝居で無かった事は事実です。

田舎から出てきて45年。印刷一筋でした。
お陰で借地ですが5階建てのビルも出来ました。最上階は自宅です。
然し、此処10年は毎日が針の筵でした。
印刷業が下降の一途です。

印刷業は特に設備の変化が早いです。償却に何年も掛かる高額の
機械を導入させ、償却しきれないうちに次の機械を入れないと
商売に負けます。それで居て仕事量はどんどん減っています。
其の上最近立てたビルの返済があります。

ついに手形の決済資金の目処さえ立たなくなっていたのです。
0は何時かは不渡りと覚悟して居ました。
ですから不渡りを出すことを恐れては居ません。
0ガ恐れていたのが自分の倒産により、大恩のある保証人に
迷惑が掛かることでした。

何故か非常に0を面倒見てくれた人です。
この人が居なれば、今日の0は無かったでしょう。
ビルを建てる時、其処まで来た0を何より喜んでくれました。
保証人になったのです。しかも自宅まで担保提供してです。
其の恩人も亡くなりました。然し保証は其の奥さんと息子に変わり、
担保はそのままです。
「自分はどうなっても良い。保証人に迷惑を掛けれない。」
其れが0を1番悩ませたのです。

不渡りを目の前にして考えて居るうちに何がなんだか解からなくなって、
つい机の上のカッターに手を伸ばして居ました。

勿論未遂の翌日、不渡りは発生しました。
奥さんは病院に付きっきり。
最も居ても完全の主婦ですから解かりません。
近くの弁護士に処理をお願いしました。
「破産しかないだろう。全部で200万ぐらいは懸かりそう。手付け30万頂戴。」
然し弁護士も債権者や得意先など何もわかりません。
とりあえず請求だけは止めて後は当人の退院を待とうということになりました。
電話屋手紙は全て弁護士に回るようにして退院を待ちました。

退院です。
帰宅して現状を知った社長は直ちに破産を中止しました。
「破産をすれば即保証人に行く。其れが耐え切れないから儂は
 こんな事をしたん だ。先にビルなどを処分してその間に方法を
 考えよう。破産はしない。」
此れが0の退院後の最初の決定です。弁護士を断りました。
30万は戻ってきません。

あらゆる支払先に話して支払いを待って貰いました。
自殺未遂を知ってか何処も協力してくれます。
漸くビルも売れました。案外早く、退院から10ケ月目でした。
0は引っ越さなければなりません。
45年前の故郷近く漁港のある町に越すことになりました。
此処ならば7万の家賃を払って年金だけでやっていけると思ったからです。
然し何より遠くに逃れたかったという気持ちが強かったのです。

事情は此処から急変しました。
0がビルを売った。事業は完全に止めた。
当人は田舎に引っ越すらしいと解かると今まで
待ってくれた請求が、1度に来るようになったのです。
0は其れを無視して引っ越しました。
請求は追いかけてきました。

固定資産税や社会保険が先ず五月蝿かったです。
それに小口取引先が続きました。彼らはもうこれ以上待てない。
払えないならば破産しろと強気です。

信金も此処まで追いかけて来ました。
商売上の残金の請求です。ローンの残金は保証人に
請求しだしたそうです。最も彼が恐れていたことです。
しかし、保証人が自宅を売却することで信金と話し中と聞いて、
心が痛むと同時に半ばほっとし田事は事実です。
「直接には関係ない保証人の母子。どのくらい恨んで居るだろうか。
 然し愚痴一つ云わずに自宅まで手放す覚悟をして居たんだ。」
あるいは0の自殺未遂の時から覚悟していたかも解かりません。
とにかく0はほっとしました。急に肩ら力が抜けました。

0はあれほど嫌っていた破産を急に検討し始めたのです。
保証人のことさえなければ破産した方が遥かに気が楽です。
同時破産が出来るだろう。そうすれば夫婦で10万以下で破産が出来る。
今までやってはならないと信じてきた破産が急に浮かびあがったのです。

夫婦二人の同時破産は、会社も破産しなければ駄目と云う裁判所の
判断で出来ませんでした。
然し、裁判所の近くの司法書士が全てを20万で請け負ってくれました。

人として大恩のある方に砂をかけてた。そうした思いはありますが、
先ずは他の催促は全て止み、何年か忘れていた安らぎが戻ってきました。

そんなとき、以前の破産通知で住所が解かって居たのでしょう。
1通の手紙を貰いました。
保証人の奥様からです。

「私も子供も自宅を売却しただけでは保証債務の半分にもなりません。
 近く私たちも破産をします。」
0に対する恨み語とは一言もなく、かえって傷跡を心配した言葉がありました。

此処2-3日、0の喋り方が少しおかしいです。ろれつが回りません。
0の奥さんはお料理の包丁すら片つけています。





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破産も出来ない

2008-09-12 | 事例
「社長、留守に運送店が手形を返しに来ました。
 お電話をいただきたいそうです。」
運送店の支払いを2月間、何もして居りません。
五月蝿く、もう出荷は受け付けないと云うので仕方なく
3ヶ月の手形を渡しました。
其れが駄目だと突っ返しに来たのです。

方面に分けて2軒の運送店を頼んで居ます。
1軒の方はまだ集荷停止にまで至っておりませんが
1軒がどうしても云うことを聞きません。
観光地、高速道路等の土産店に直接土産用のお菓子を納入して居ます。
此れで納品が滞るようになれば、彼の菓子製造販売も完全に終わりです。

銀行からの融資が途絶えて8年以上です。
考えればこの頃一旦会社を整理して出直せば、
今はもっと良かったかも知れません。
当時は整理なんて思いもつきませんでした。
整理をすれば全てが終わりだ、会社は絶対に続けなければと躍起でした。
基本方針が間違っていたのです。

其れが続いたのは、運よく手形割引をして、
且、手形帳を出して呉れる信金が有ったからです。
其れと、月々の波は従業員の給料でやりくりして居ました。
其のせいか、此処8年間で従業員給料は8ヶ月分遅配になって居ます。
特に其のうち4ヶ月分は此処1年で増えて居ます。

彼は売掛金の倒産を防ぐために販売会社を作り、
伝票は必ず販社を経由して居ります。
万一のことを考えて取った方法です。
対外的に貸し借りが発生するのは工場です。
販社の売掛金は差押が出来ないからです。

実は2年前に国税からこの販社に対する売掛金を差押えられました。
此れで第3債務者の販社が払えなかったら、販社の個別の売掛金を
差押えるための準備です。
此れでこの会社も終わりかなと思ったのですが、
彼は20万を持って国税に頭を下げて頼みました。
「差押えられた販社の売掛金は全額回収するのに
 90年掛かる売掛金です。毎月20万づつ払いますから、
 販社からの個別の売掛金は差押えないように願います。」
この無茶な論旨を国税は飲んでくれたのです。
会社を倒産させるより良いと思ったかも知れません。

今考えるとこの頃、会社整理をしておくべきだったのです。
この頃ならば、何とか破産費用も払えて、彼と此処で
働いている二人の娘夫婦の所帯の3ヶ月分くらいの生活費を
何とか捻出出来たかも知れません。

今は掛売りとは言えません。納めれば無理を言って直ぐ回収を
お願いします。本来はこの売掛に見合った仕入れの支払いを
すべきですが、もうそんな事は言って居られません。
さすがに此処まで来ると、今まで不思議に辞めなかった
従業員の中にも辞める者が増えてきました。
小ロットですから絶えず2ラインか3ライン並行させなければ
ならないものが出来なくなり、頭数が揃わなくなってきた為に
逆に無駄が多くなってきたのです。

運送屋の件があって、さすがに彼もこれ以上の事業の継続を諦めました。
一番の気懸かりは従業員の給料の遅配分です。
此れを非難を一番少なくするには、破産しか有りません。

飛び込んだ弁護士との会話です。
「社長、破産する会社は二つ、其れとあなた方夫婦ですよ。
 どう少なく見ても500万は必要ですね。」
「其れが1円のお金も有りません。未回収の売掛金などから
 費用用は出ないでしょうか。」
「今の売掛金では難しいでしょう。
 其れより、売掛金は基本的には国税が差押済みの債権です。
 其れに手を付ける事は無理でしょう。」

他にも当たりました。
「200万でやっても良い。お金だけは先に持ってきて。」
一番安くて200万です。しかも前金です。
尚売掛金に手をつけるのは、どの弁護士も国税に遠慮してか、
嫌がりました。

もう直ぐ続けられない仕事でも今はやって居るかぎり、
最低生活は出来ます。其れはじわじわ減ってきますが、
それでどうにもなら無くなるまで、彼は仕事を続けるでしょう。
その後は20万弱の彼の年金で3所帯の生活が始まります。

会社は潰してはならない。
職の無い従業員の首は切ってはならない。
彼の信念はいまや自分の破産すら出来無いものになって居ます。

今後どうするべきか。
どんなに考えても良い案が出てきません。





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保証人の預金拘束

2008-09-08 | 事例
「内緒で教えます。保証協会から指示がありました。
 代位弁済になるようだったら、債務者の預金は勿論、
 保証人の預金も全て拘束してください。と、当行は
 代位弁済の手続き前に皆さんの預金を拘束します。」
担当者からこんな電話が入りました。
拘束するから其の前に預金は全て降ろしなさいと云うことでしょうか。

全額保証協会付の借入です。残はもう1080万です。
何回もリスケをお願いし、今は金利が22000円、元金42000円の
支払いです。他に国金などもありますが。それらがどうしても
払えなくなったのです。

しがない山あいの温泉町の寿司屋。町を歩いている浴衣の
観光客を見かけることなど無くなりました。
何時の間にか地元の常連客相手の商売に変わりましたが、
運転者には飲めない寿司屋なんて売上は揚がる筈がありません。
今は、お店の維持すら難しくなって居ます。

金利も払えなくなって三ヶ月経ちました。
今日銀行に呼ばれて保証協会の代位弁済になることを告げられました。
プロパーは有りません。
「お金は借りれるわけでなし、そうなって、保証協会と
 今後の返済を話した方が、良いかも知れないな。」
そう思っていたところに担当者から電話があったのです。

借入は二口あり、それぞれに第三者保証があります。
一つは義兄、大工で、彼の家のローンも、又借入も
同じ信金のお世話になって居ます。
いろいろな振込みも此処を利用して居ます。
もう一口は旅館の主人で、経営に噂のあるところです。
慌てて二人に連絡しました。
義兄は預金残は何時も幾らも無いが拘束などされて信金が、
利用できなくなるといろいろの振込みに困ると言って居ます。
第一拘束などされれば、保証債務より、自分が借りて返済中の
お金やローンはどうするのと云うわけです。
旅館の方は早くからこうした事は予測し、今信金には、
幾らも残が無く、1年くらいは放置している。どうなっても
良いから心配するなと頼もしい返事です。

それにしても保証人には1円足りとて迷惑は掛けれません。
保証人には事前に何らかの連絡が必要だろう。其れが有るまで
拘束など出来っこないさ。
第一拘束などしなくても信金は全然損はしないのではないか。
それに自分の残高も2000円、結局拘束など出来ないと自分で決めて、
何もせず1日経ちました。

やはり拘束されて居たのです。
大工から電話がありました。今日振込みのお金を
入金しようとしたが受け付けないということです。
勿論降ろせません。担当者の内緒の注意は本当でした。

担当者に傷が付かないように支店長に電話をしました。
「私どもの意志では有りません。保証協会の指示です。
 何なら保証協会に行って交渉願います。」

「一般的に拘束と云う事はあるでしょう。然し今回の件は、
 私どもに債権が移っているわけでなし。私どもにはそんな権限が
 無く、信金に指示など出来ません。それに何も通知せず、
 いきなり保証人の預金拘束は出来ないように思います。」
保証協会は、妙なことを云って来るなと言わんばかりです。

「そうですか、保証協会は何も云わないと言って居ましたか。」
電話の前で、支店長は暫く黙っていました。
「一旦電話を切らせて頂いて後ほどお答え申し上げます。」

1時間後にかかってきた電話は「私と大工の拘束は解きます。
今後も今まで通り利用願います。然し旅館さんの拘束は、
2万円ほどですが此処1年以上後利用も無く当行でも拘束解除の
理由が見当たりません。拘束は続けさせて頂きます。」

保証人の預金はいきなり拘束出来るのかと云う私の質問は、
無視された返事でした。

埒が開きません。金融庁に聞いてみたいと思いました。
インターネットで電話も調べました。
旅館の主人に電話で謝りがてら、其のことを言いました。
「一寸待って。もう10年くらい前かな。まだ金融庁なんて無くて、
 大蔵省の理財局と云うところに銀行の苦情は言えたのさ。」
話は当時、定期預金を拘束された人が大蔵省の理財局に言って
拘束を解いてもらったらしいです。
この事は直ぐ町中の金融機関の知るところとなり、以後は大蔵省に
直訴する彼と言う事で、何処も相手にせず、間もなく倒産に
追い込まれたらしいです。其の後の差押も徹底して居たとのことです。
監督官庁に直訴された銀行の逆恨みを、その人はつくづく知ったと
言う事です。だから金融庁などには電話をするなと云うのです。

漸く、支店長も本部に旅館の拘束も解除するよう申請すると云っています。

其の結果がどうなるかわかりませんが、結局力無い者は善悪が、
解からぬままに金融機関に振り回されなければいけないでしょうか。





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倒産後のローン中の自宅

2008-09-03 | 事例
「住宅ローン、勿論続けられません。 当然近くに競売になるでしょう。」
銀行員の声も意地悪に聞こえます。
サービサーが、このあたりの銀行数行を差押えたのです。
中にこの地方銀行も入って居ました。

この地方銀行からも借入はありましたが残2500万は
つい先日保証協会に代位弁済されたばかりです。
債務は他に大手銀行のビジネスローンがありました。
残3000万で早くからサービサーに譲渡されて居ます。
其のサービサーの差押です。
住宅ローンは時価1300万くらいの自宅ですがもう借入残は、
800万までに減っています。
この自宅だけはどんな事をしても守りたいと考えています。

先日この銀行に行って来ました。
「ローンを払っていれば自宅は競売になりませんか」
「勿論です。然し、担保価値はありますから、他の債権者の競売は可能ですよ。
 当行はローンさえ異常が無ければ何もしませんが、他行にご注意して下さい。」
この時は銀行の担当者がたまらなく良い人と思ったのです。

担保価値が無い、いわゆる無剰余にしておけば、他から差押は無理らしいです。
そのためには何処かからお金を借りて抵当権をつけてもらえば良いとのことです。
詐害行為になるかも知れませんが、その時はその時、親戚にお願いして700万を
第2担保につけたのです。

此れで一安心だと思っていたらサービサーの銀行差押、勿論被害は0ですが
その為に地銀に呼ばれました。

「こんな銀行差押が有れば、貴方の自宅、多分2番の保証協会が
 競売申請をしてきます。そうすれば当行も競売にを認めざるを
 得ませんから、もう不良債権扱いにして競売を覚悟しましょう。
 其れが当行の決まりです。」

「保証協会が2番?」
今まで地銀のローンしかないと信じていたのに保証協会が
あるとは思いもよりませんでした。
今まで地銀には2番で入って居りました。然し保証協会に
代位弁済されて債務が無くなったのですから、当然担保も
抹消されると信じておりました。
此れを知って居れば親戚に頼みはしませんでした。
担保は代位弁済の時に一緒に移るとは知らなかったのです。

今まで800万で自宅は本当に自分の物と信じて居たのが、
急に3800で無いと駄目だ解かったのです。
しかも何時競売ガ有るか解かりません。

然し当面は此処に住むしかありません。
其れが又一番安上がりです。
それに住宅ローンは払って居る限りは、周囲の事情がどうであっても
自ら不良債権にはせずにローンを続けさせて呉れるらしいです。
先ず2番抵当の保証協会に競売をしないようにお願いするよりありません。

丁度その時、代位弁済になってから、初めて保証協会からの
呼び出しが有りました。
「もう1度再起する。そしてお宅には必ず払う。
 今この時期だけ面倒を見て欲しい。」
彼の説得は、必死でした。
「2万円で今後1年間、様子を見よう。1年目に又協議しなしましょう。」
と云うことになったのです。

「住宅ローン、今までと同じように続けます。」
彼が地銀から正式に連絡を貰ったのは其れから間も無くです。

「住宅ローンは一般債権とは別扱いだ。他の銀行借入が
 おかしくなっても、此れがつられる事は無い。」
彼がどこかで聞いて信じていたこと、事実だったらしいです。

さあ、1年間は自宅の競売は免れました。
然しこのまま続けてよいか判断に困ります。
今更、他に自宅は買えません。
何とか保証協会を全額払わなくて免責になる方法、此れを考えないとなりません

彼の思っているようなそんな都合の良い方法なんてあるものでしょうか。





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中小零細企業の皆さま

2008-09-02 | 無料相談のご案内
 

9月になりました。食料品・ガソリン・電気・水道・ガス等、
軒並み値上げとなっています。原材料の高騰の余波で、
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出始めています。

先が見えない経済状況化で、経営に身が入らない方も
チラホラ見られますが、必ず打開策はありますので、
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