かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

教授三遷

2015-09-26 | 雑感
まだ東京で講師だった彼に、熊本大医局えの転勤が決まった。
子供が何か名ある幼稚園に通って居る。彼は単身赴任。三人の妻子は東京に残った。

子供が小学校に入る時、一家は漸く熊本にマンションを買った。
その子が高校受験の時は彼も教授になっていた。
子供がラサールに受かった。

妻と、其の子と、弟の3人は鹿児島に住居を持った。彼は一人暮らしだ。
弟がやはりラサールを狙った。その時に彼は今度は山梨大に転勤が決まった。
熊本の家は売って、鹿児島に一軒買った。彼は山梨で独り暮らし。

兄も今年は医大を狙って受かれば当然そこに居も移る。
弟はラサールが落ちたらなんて考えない。
受かってラサール卒業までは根拠地は鹿児島と一家中が割り切っている。

教授は1週間に1度山梨から羽田・熊本経由で鹿児島に帰る。
この生活だけでも、出費は大きいが、その他、学会で国内はおろか海外に行く。
全部自費だ。相当貰っているだろうが足りない。
そこで熊本で内職の診療をしている。鹿児島直行でない理由だ。

医学部教授でなければ出来ないことだ。
当人が優秀だから出来るのであろうが、こんな生活をしていて、
本当に身が入った授業が出来るだろうか。

将来、自分らの面倒なんて全然見てくれない子供、その面倒を自分たち夫婦は犠牲になって
別生活で暮らしている。身の周りにはそんな人多いですね。

お墓

2015-09-26 | 雑感
親父は生前、自分と云うより家系のために立派な墓を作った。銘は唯1字。
三人の男の子がみんな都会に出て、誰もめったに田舎に帰らなかったのが寂しかったのだろう。

残った姉が家も墓も継いだが、これも一人っ子は上京して家庭を築き、連れ合いは他界、自分は老人ホームに入って面倒を見るどころではない。
珍しく最近兄弟とあって、聞いたが、草ぼうぼうで、入ろうにも入れないそうだ。

こう見て、お墓まで何時もきれいにしている人は皆無に近い。お盆・お彼岸に掃除をする家は良い方だ。
自分は出来ないから、子供も出来ない。こう思って私は早くから散骨・メモリアル墓場と決めている。
しかし、世間にはまだまだお墓を欲しい人は一杯いる。
60才になった記念に、お墓を作り戒名まで貰った人もいる。

私の兄弟も誰も田舎の面倒は見ないが、お墓を買って、故郷から分骨している。
自分亡きあと、家族はお墓の面倒をみると信じている。
あの家族がとお云いたくなる。藪蚊の温床にするのが背いっぱいだろう。

実家のお墓まできちんと面倒を見られない人。そんな人にはお墓を待たせない決まりでも出来るべきだと祈っている。



奥さんに多額のお金をやるな。

2015-09-25 | 雑感
旦那は事務所兼自宅の事務所を構え、不動産の口利きをする男。商売ではあたっているが、
会計が不明朗。自分の口座だけではなく唯一人の専従員の奥さんの名義の口座にも入金している。浮かせる予定だ。
奥さんは何もしらず、自分の名義の預金も仕事に必要だろうと、銀行の出し入れをも手伝って居る。

ある日銀行の外務員が、奥さんに御愛想のつもりで云った。
「奥さんのこれだけ預金が溜まってご自分でも安心でしょう。」
「どうして? これは会社のお金で私には関係もありません。」
「そうですか。でも、その預金に権限があるのは名義人だけですよ。この預金も奥さんが
 下ろしたい時には下ろせる。嫌の時は誰が何と云おうが下ろせません。つまり預金はその
 名義人の物ですよ。」
お愛想の一言が奥さんを変えた。

その日から奥さんは自分ん口座に入れたお金は自分の物と信じてしまった。
そして積むのは大歓迎だが下ろすのは渋った。

ついに奥さんはこれを旦那にぶっつけた。
「私名義の口座のお金は全部私の物よ。勝手に下ろさないで頂戴。」
旦那はびっくり、大きな言い争いになったが、最後は結局旦那が折れて家の預金を半分づつ
各人の名義にして、以後の入金は全て旦那名義にすることにした。

一応目的を果たした奥さんは大喜び。しかし次第に物足りなくなった。
つまりその後の入金が無いか、自分の預金が増えないのである。旦那に云っても取り上げない。
ついには仕事を手伝うのが馬鹿馬鹿しくなった。

あれだけ受話器を早く取り、的確に応対した電話も次第に投げやりとなってきた。
旦那はそんな事は知らず、外を飛び回った居るが、そうした苦労も、内からどんどん崩れる
状態になってきた。

旦那がおかしいと気付いた時は、折角の商売の顧客が離れた後だった。
奥さんがいるため、その復活も難しい状態。業績は極端に落ちた。

其のうえ、急速な売り上げダウンに疑問を持ったのか税務調査。
奥さん名義の口座もばれてしまった。

多額の追徴。どうしても奥さんの取り分からも出さないとまずい。
預金を分けてから、この追徴決定までに約3年。
自分のお金だと仕切って居るお金が人の持っていかれる。

男のやり方全てまずかったが、特に女にお金をやった事が上手くない。
他人の事だ。笑って勉強になる。

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2015-09-24 | 雑感
金木犀が一斉に咲きだした。これも彼岸花のようにきちんと咲く日を決めているみたいだ。
この花の香りが秋を教えてくれる。

田舎から出て、在京組の同期会を楽しみにしていた知人が、もう今後は出ないと沈んでいた。

旧制中学が高校になったため、250名ほどの人員はクラスが違っても、6年間と云う時間でみんな顔見知り。
半分は東京にいるらしい。
隔年置きの同期会は彼らを励ましている。

みんな定年や、仕事を後継者に譲るようになって、尚同期会は盛んだった。
ところが当初80名くらい集まったメンバーが、みるみる減りだしたそうだ。80名が60名・50名になり前回は30名だったみたい。その代わり顔触れは何処に出しても恥ずかしくない顔触れ。

大会社の重役、親譲りだけれど中企業の社長。その他弁護士も居れば、大きな病院の院長も居る。大学教授と話している人は、あの大学の学長だった人。
30名くらいの同期会だが、出席メンバーの顔触れは何処に出しても大威張りの顔触れだ。

知人は都立中学の先生で校長・教頭にもなった居ない。
当初はこんな職も多かったが次第に減って、前回は普通の職は知人一人だったらしい。

一人、官庁の技官で春の叙勲を貰った人が居る。
其れを中心に、みんなが 人を持ち上げ、反面、さりげなく、へりくだって自分を自慢しだしたらしい。
世間的に偉ければ偉らい人ほど、勲章や世間の評価が気になるらしい。
みんな相手の功績を湛え、案に自分をPRしている。

知人は相手が持ち上げようもない。
結局は一人さびしく片隅でしょぼくれて居たらしい。

「人格的には素晴らしい人ばかりですが、こうした雰囲気は以前からあったのでしょうね。
 だから、私みたいな名も功も無い人はもう同期会には出なくなっていたのです。
 私も今後は出ません。」

是正する幹事役も居ない。

どんな職業だってみんなが働いているうちは世の中仲良く上手く回る。
仕事を止めたあと、過去を威張りたい人が現れるようだ。






天神様のお祭り

2015-09-23 | 雑感
年に1度の天神様のお祭りだ
町内毎の張り合いだ。
以前は山車も神輿も勢いがあったが近年は段々すたれ、3日間の祭りが正味半日となり、
神輿は子供神輿が取って替わった。
町内毎の寄付の張り紙も申し合わせたように5000円一本。たまに1万円が2-3本有るだけで
其れ以外の金額は見当たらない。

それでも人は楽しそう。調布ヨサコイと年に2回実施される歩行者天国を楽しんでいる。
昔を偲ぶより、今をあるだけ満喫している。
だからこそ、お祭りも続いているのだろう。
そして人々はそれでもこれを伝統のお祭りと言うだろう。