「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

知識・経験が味方になったり、敵になったり(知的Gameの日)

2010-04-17 18:19:15 | Weblog
新しい年度を迎え「学舎」にも新しい生徒達が増えました。そんな生徒達が、初々しく「知的Game」の「“おかさん”迷路」などに挑戦してくれています。

今年は、兄弟・姉妹での参加が多いのですが、そんな兄弟や姉妹の「“おかさん”迷路」への反応が面白いので紹介します。

何が面白いかというと、2人同時に「“おかさん”迷路」に取り組み始めると、まず最初に妹の方が第一問目を解いてしまいます。次の第二問目くらいまでも、妹の方が先に完成させます。

この段階では、お兄ちゃんやお姉ちゃんは、妹に負けてしまっているのであせります。しかしやがてコツをつかみます。そして、コツをつかんでしまうと兄や姉の方が、妹さんよりも進みが速くなります。

たまたま二組の兄弟・姉妹を見ていてそうなっただけなのかもしれませんが。この現象を見ていて面白いことに気づきました。というのは、妹さんは問題を配られると、ためらうことなく、問題用紙の迷路に鉛筆を走らせ始めます。しかし、兄や姉は、どうやって良いかわからず、そのやり方を探っていて、なかなか筆を進めないのです。

そうこれを、“おかさん”流に解釈すると、兄や姉は最初、既に持ち合わせていた「知識」や「経験」(何らかの失敗)に邪魔させて試行錯誤に入れないのです。それに対して、「知識」や「経験」に劣る妹さんは、今までの失敗経験も少ないので、すぐに試行錯誤に入ります。

このせいで初期段階では妹さんの方が早く問題を解いたのだろうと思います。ただ何分か経ちコツをつかむと、今度は兄や姉が持っている経験が問題解決に生きてくるようです。急にスピードが増します。


そんなことを考えながら「知的Game」を新鮮な気持ちで見守らせていただいています。
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