昨日、迷い小鳩に、学舎で一泊してもらう経緯までお話しましたが、その続きです。
翌朝、犬との散歩の後すぐに学舎に駆けつけました。そして、はとの様子を見てみました。
ハトの入ったかごを移動させると、中で何やら音がします。移動後覗いてみたら、胸を大きく膨らまして、「俺はこんなにでかいんだぞ。イッチョやるか?」と“おかさん”を威嚇していました。また、ティッシュの上には立派なウンチもされていました。
「おお元気か!」と、ほっとしたとともに、次の手を考えました。そこで、考えたのが、昨日のかごよりも大き目の金網の鳥かご(下の写真)です。この中に、水と食料(大豆グラノーラの残りをすり鉢ですったものとパンくず)を入れ、30分くらい様子を見ました。
しかし、水や餌には見向きもしません。その代わり、覆ってある金網に登って外に出ようとしています。かなり元気そうです。
「これだけ元気なら大丈夫!」と思い、金網の覆いを取り除いてみました。すると、すぐにそこを飛び立ち、学舎の庭の中で一番大きな松の木の中段まで飛んでいってしまいました。
これが飛び立つ直前の写真です。↑
そしてこれが、飛んでいった先の写真です。↑
2階の窓から覗くとこんな感じです。
この松の木に移ってから、時々、ピーピー雛として親を呼ぶ声を発していました。1時間くらい見ていましたが、相変わらずのままでした。仕方がないので、買い物に出かけ、戻ってみてみると、松の木並びに周辺の木や庭の地面の上などには、その姿が見えません。きっと、親あるいは仲間に出会え、学舎を去っていったものと思われます。
無理に自分の手で育てようなどと考えずによかったと思いました。おかげで、今日はすっきりとした気持ちで寝ることが出来ました。たとえハト一羽とはいえ、動物の命を預かるのは大変です。